戦史・軍事

水爆?

 昨日の核実験は水爆だと大本営発表がありました。威力からするとブースト型原爆か威力の弱い水爆の境目くらいのようですが、いずれにしても従来よりも威力が増しているのは確かですし、仮に今回違っても、次回は水爆でしょう。デモしていた水爆は実物ではないにせよ、これを今開発中だということでしょう。モックアップを作ってそれから実物を作るというのは製品開発でも普通のことです。どれだけ時間がかかるかは素人にはわかりませんが、このままだとそう遠くない将来にICBM搭載可能核弾頭(水爆)は開発されるでしょう。水爆よりも再突入体の開発の方が時間がかかるかもしれませんが。
 これに対して避難しない人は少ないですが、圧力かけるべき、対話すべきと色々な意見がありますが、北は対米抑止力として核弾頭搭載のICBMが欲しいのですから、圧力だろうと対話だろうと目的を達成するまでやめるとは思いにくいです。それなのに未だにメディアでは交渉に応じさせるためにやっているという意見を述べる人が少なくありません。そういう意見を言う人は自分が北の親分であったとしてもそう考えるのでしょうか?
 解決策はあるか?素人の私には、無い、としか思えません。考えつきません。核以外で体制の安全が保証されれば、核放棄もありえるかもしれませんが、北が安心出来る方法は何かあるでしょうか?在韓米軍が撤退し、米韓が同盟関係を解消すれば相応に安心出来るかもしれませんが、それでもまた米はやろうと思えば北をつぶせます。いや、米韓の同盟関係が無くなった方が韓国という米の軍事力行使への歯止めが無くなる分、やりやすくなるかもしれません。無論、普通の大統領ならやらないでしょうが、トランプ大統領の間だけはわかりません。北よりも行動は読みにくいです。

 結局、現状維持、ではないでしょうか?米本土(ワシントンやニューヨーク)を攻撃出来るICBMを保有したら北は、それ以上の戦力強化に関しては交渉に応じるかもしれません。米が北の核とICBMの保有を先制攻撃には使わない、あくまで報復(抑止)力としてなら認めるとし、国際的な場で北の体制を軍事力で変更しようとはしないと宣言すれば、とまるかもしれません。が、これはNPT体制の崩壊を意味しますから、認められないでしょう。北が認められれば、他に同様に保有を試みる国が出ます。
 軍事力による排除?第二次朝鮮戦争の勃発を覚悟する必要がありますね。戦争には勝てるでしょうが、ソウルはどうなるか?韓国は認められないでしょう。また、北が戦争で敗北し、韓国が朝鮮半島を統一することを中国は認められるでしょうか?今更軍事介入はないかもしれませんが、間接的な支援はあるかもしれません。
 軍事力行使は日本にとっても最悪の選択です。仮に北が核弾頭搭載ICBMを保有してもそれは日本には撃ち込まれません(そんなもったいないことしうない)、IRBM/MRBMまで核弾頭搭載になれば脅威ですが、既に既存の弾道弾だけでも日本へ飽和攻撃をしかけられますし、防ぎきれません。ある意味、対日攻撃力は既に十分です。米が攻撃すれば在日米軍基地への弾道弾攻撃は平気で行うでしょうし、コマンドによる攻撃もあるかもしれません。それこそ、原発を占領したり。外科手術のように北の核や弾道弾だけを破壊出来れば良いでしょうが、現実にはそんなことはありえないでしょう。

 となると結果的に現状維持、認めないが黙認の核付き、が現実的な妥協案かもしれません。後は北の自壊を待つほかないのでは?日本にとってみれば、米が軍事力行使しない限り、現状と大差ないですから。

 ところで、弾道弾防衛ですが、イージスアショアでほぼ決まったようですね。まあ、安心を買うには妥当でしょう。二つあれば日本全土をカバー出来ます。別にSM3ブロックIIも要らないでしょう。日本向けならブロックIで十分でしょう。本気で飽和攻撃に対応するのならばかすか増設しないと駄目ですが。PAC3よりはずっとましでしょう。PAC3は射程短すぎますので、数が多すぎます。THHAD?それもあればいいねえ。お金があれば(苦笑)。ならGBIも買う?まあ、それよりも真面目にレーザー開発した方がいいかも?やっていますが、実用化はまだ先でしょうね。

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空襲警報発令

 朝、相方を車で送って行った帰りにラジオから北朝鮮が弾道弾を発射したと放送が。空中警報だ!Jアラートは今までも作動したことはあるものの、ラジオで聞いたのは初めてです。人生初空襲警報。(^O^)喜んじゃいけないですね。(^^;まあそれに、エリア対象外だったので携帯に通報はありませんでした。その観点からすると他地域に出された空襲警報を聞いた、が正しいかな??家に持ってTVをつけたらずっとそれ。既に通過したと。なら、空襲警報解除しようよ。Jアラートそのものは必要でしょう。まだ不完全な部分もあります。が、ともかく日本上空を弾道弾が通過するなら警報出すのは良いでしょう。日本が目標にされない限り、まず被害は出ませんが。
 問題はその後。通過したらもう被害は出ないし、破片が落ちてくるような状況かどうかもわかりますから、地震の後、つなみの危険はありませんというのと同じで、もう危険はありませんと解除を通知しましょうよ。ただ通過しただけで安全点検で列車をとめるのもやめましょうよ。
 なんというか、何かあった時に避難されるのが嫌だからやっているという感じがしてなりません。もっと効率的にやるべきでしょう。
 なお、今回、5:58に発射され、最初のJアラートは6:02だったそうですね。ラジオで聞いたのは6:07位でしたが。通過は6:07かな?速度やら違うので一概には言えませんが、仮に日本へ撃ちこまれたとして、Jアラートから着弾まで数分でしょう。その間に何が出来るか?確かに大したことは出来ません。が、緊急地震速報の方が時間的余裕はありません。くるとわかっているのといきなりくるのではかなり違うと思います。立っているだけよりもその場で伏せる、丸くなる方が被害は少ないでしょう。屋外にいるよるはまだ屋内の方がましでしょう。地下鉄の駅へかけこめれば、だいぶ違うでしょう。窓から離れるまたは壁際に移動する。机の下にもぐっても椅子に座っているよりはましでしょう。直撃すれば無駄?そうですね。でも、全員が直撃受ける訳ではありありませんからね。それは地震でも同じでしょう。そして仮に、核弾頭だったとしても、もろに爆風放射線を浴びるのと何かしらの遮蔽物の横にいるのとでは生存確率はかなり違うでしょうね。勿論、自分から見てどちらの方向に落ちるかはわからないでしょうから、そこは運不運でその後の運命は分かれるでしょうが。でも、ぼやっとつったていたら確率は下がるのは明らかです。
 ま、実際にそういう行動をとらないといけない可能性は現状では極めて低く、特に訓練や周知徹底も不要かもしれませんが、でも、知識として覚えてく方が良いのではないでしょうか?

 今回のような通過するだけで避難すべきかというと・・・ねえ。Jアラートの仕組みでは、発射されると1.発射と避難の呼びかけ、着弾する可能性がある場合には2.ただちに避難するように指示、な訳ですが、1.で避難するのは余りに無駄が多いのですよね。とはいえ、仮に着弾するとしても1.の段階で対応しないと2.ではもう間に合いません。2.をなるべく早く出せるように工夫はするとしても。やはり国としては出すしかないのでしょう。

 では、どうすればいいか?国へ求めるのは前述の通り、実害無い時は速やかに解除して無駄な安全点検などをせず、影響を最小限度にすることです。個人では?状況から本当に着弾する可能性があるのかどうかを判断するしかないでしょう。無理?まあ、正確には。とはいえ、いきなり北朝鮮はミサイルを打ち込んでくる可能性はほぼないでしょう。なので、ある程度は事前にわかるはずです。半島有事が起きそうな状況、または既に起きている時にJアラートが通知されれば、それは「本番」である可能性があるので対応すべきでしょうね。そうでない時は、それは個人の責任で。私は逃げませんけれど。

 政府発表を信じるなら途中で三つに分離して着水したそうなので、これは「失敗」でしょうね。北の大本営発表がないのはやはり失敗ということでしょうし(明日あるか?)。ハワイ方向へ撃ったことにはなりますが、ハワイ近隣へ撃ちこめばえらいことになるので、その手前が目標地点だったのかと思いますが、いつもロフテッド軌道でテストしている訳にはいきませんから、仮にICBMだったらハワイを超えて、アメリカ西海岸の沖合が目標地点だったかも?ただ、最近の流れからするとグアムに撃ちこむとかいっていたやつでしょうからそれはないでしょうね・・・あれ?三つ?まさか、三発ほぼ収束させて撃ちこんだということはないよね?まさかね・・・。それなら最初から三発だとわかるだろうし。

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関ヶ原の通説ずたずた

 青雲社 高橋陽介著、「一次史料にみる関ヶ原の戦い(改訂版)」の感想です。元々私家版だったものを批判も踏まえて改訂したものです。大変興味深く、面白く、そして恐ろしい本です。もし、一般的な戦国時代について書かれた本(研究書ではないもの)を読んで楽しむのが好きな方は読まない方が良いと思います。それから石田三成ファンも読まない方が良いと思います。イメージ、確実に変わります。ある意味では良い方向に、ある意味では悪い方向に。

 内容はまず一次史料(主に書状、一部当時の人が書いた日記や物語など)を示し、その解釈を列挙しているだけです。「関ヶ原の戦いの真実」とかのようにそれらを全体の流れを記述して、関ヶ原の戦いはこういうものだった、という記述はしていません。ひたすら、当時の資料にはこう書かれている、というのを列挙しているだけです。言い換えると「関ヶ原の戦い」について何も知らないが、当時の文章が読める人が一次史料を読んだら、こうなる、ということを述べている本です。
 当然ながら、一次史料=正しいとは限らないということも述べられています。誤りもありますし、嘘もあります。ですので、一つの史料だけではなく、複数の史料に書かれていて、ようやく確かだろうと考えています。ただし、私には当時の文章はほとんど理解出来ませんので、著者の解釈が正しいかどうかはわかりません。意訳の文章で違和感を覚える部分がなくもありません(全体としての意味に影響はないのですが)。でも、ここでは、正しいと信じる、としておきます。解釈の誤りが今後指摘される可能性もあるとは思います。史学はそういうものですから。

 大きな流れで言えば、以前感想を述べた近代文芸社、白峰旬著「関ヶ原合戦の真実ー脚色された天下分け目の戦いー」(以降、資料1と呼びます)と同じですが、著者の書き方は、方向性はかなり違います。

 さて、その内容は、通説をほぼ全て否定するものです(笑)。一般的に知られている「関ヶ原の戦い」は過半が誤りというか、一次史料では確認できないものだらけです。資料1でなど、これまで既に指摘されている内容も含まれています。一次史料に記述が無いことについては触れていませんので不親切と言えば不親切ですが、これは読者が自分でまとめれば良いのではないでしょうか。このわかることだけ記述するというのは私は好ましいと思います。せっかく良い発見、問題提起をしていても、その上に著者の考え、悪く言えば思い込みで、こうだったに違いない!と書き連ねる本よりははるかに良いです。まあ、ある程度歴史に興味がある人向けで、一般向けの本ではありませんが。資料1には残念ながらそういう部分もありました。

 既に通説が間違っているということが広まっているものもあります。例えば、秀忠軍による上田攻め。これは当初から予定されていたものであり、大きな戦闘が始まる前に家康からの指示で攻略を中止し、家康と合流すべく移動した、というのは、概ね定説になりつつあると思います(私の知る限りでは)。
 また、資料1で提起された小早川秀秋は合戦開始後に裏切ったのではなく、その前から東軍に通じており、関ヶ原の合戦開始後短時間で西軍が崩壊したという話もそれなりに広まりつつあると思いますし、そう遠くない将来に定説になるでしょう。ただし、そのタイミングは本書と資料1では異なりますので、どちらが定説になるかはまだわかりませんが。

 それ以外にも通説は誤りだらかです。ああ、「通説」と「定説」を分けて使っていますが、これは私がこの文章内で意図的にそうしています。「通説」は一般的に流布されている説、「定説」は学術研究上で広く支持されている説という意味で使い分けています。

 石田三成が首謀者である証拠はどこにもないとしています。当時の京の人間が書いたものには三成の名前は処刑された時しか出てきていないそうです。むしろ、大谷吉継が首謀者と見なされていたとしています。石田三成は、精々美濃方面軍指揮官ですが、長束正家の方が格が上で作戦の決定権は三成はもっていなかったとしています。むろん、真田や上杉と連絡をとってはいますが、それも取次に過ぎないのでしょう。書状の中で東軍は統制が取れていないが西軍はもっとひどいと冗談めかして書いていたりして、それは三成の書状で良く見られ、著者は一般的なイメージと異なり、明るく人に好かれるタイプではないかとしています。ああ、ここは珍しく著者の意見が強く出ています。意見が出ているのは、もう一つ、村越直吉は有能な連絡将校だと書いている部分だけです。また、戦術判断は的確でかなり悲観的にみていたとしています。通説では、戦下手とされ、自信家で、楽観的に、勝てるつもりでいた、というイメージですが、書状を見る限り、「西軍劣勢、勝てそうにない」と思っていたと思われます。
 また、当然ながら三成は上杉景勝(直江兼続)と申し合わせて、上杉が挙兵して家康を釣り出し、挙兵した訳でもありません。上杉が挙兵を知っていたと言える史料はないとしています。
 三成は直前まで家康は江戸から動いていないと思っていたようです。当時の三成は結果を知らないと繰り返し述べています。これは歴史を考える時に我々が頭にいれておかないといけないことです。我々は歴史を知っています(ただし、その歴史が本当かどうかはまた別の話ですが)。ですが、当時の人からするとそれは未来の話で知りようがありません。史料を読む際にはその点を忘れてはならないでしょう。
 三成は既に家康本隊が側まできていて、西軍の現状も踏まえて敗色濃厚と考えたのでしょう。毛利が既に東軍と通じている噂もあったかもしれません(少なくとも動きが悪いのは見えていたはずです)。自信満々で決戦の臨んだとは言えません。

 大谷吉継は元々家康に近かったものの宇喜多家での騒動での後始末で家康と対立したとしています。通説では三成の無謀な企てをとめようとしたとされていますが、どちらかと言えば逆で、三成を巻き込んだが吉継かもしれません。また、彼に関するエピソードもほとんど後世の創作だとしています(これは既に定説になりつある)。また、北国口に行ったことを示すものはないとしており、伊勢から大柿に入ったとしています。

 東軍は福島正則率いる福島組(加藤、黒田など西国大名中心)と池田輝政(この本では著者は「照政」と書いていますが、今回は一般的な「輝政}で通します)率いる池田組(東国大名中心)に分かれていたとしており、岐阜城攻は池田組担当で、福島組は岐阜の町を焼き払った後に移動したとしています。一番乗り争いをした形跡はありません。うまく協力してやっている印象です。この二組に分けられたという話は資料1の方が詳しいです。

 小早川秀秋は、松尾山にいた伊藤盛正を追い出して占拠し、この段階で西軍は東軍についたと見なして、大柿城(当時は大垣ではなく、大柿だったそうです)から宇喜多、小西、石田、島津らがこれを討つために移動したとしています。こも通説と異なっています。
 そして東軍の福島組は、小早川の後巻=後詰のために移動し、西軍と戦闘を行ったとしています。この時の西軍の陣地や配置も通説は誤りとしています。証言者により異なっていて矛盾しているのですが、それはどこから見たかの違いによる、相対的なものとしています。
 証言により、配置が様々なのですが、石田がいたりしますが、以下のように解釈すれば矛盾はないとしておます。

 島津  石田  福島組
 宇喜多 小西

  小早川

 つまり、どれを敵、どちらを前線と見なすかで相対的な配置がかわります。遺構とも一致します。当然ながら、鶴翼の陣などではありません。家康含めて東軍は一見、包囲され危機に陥ったりもしていません。これはすっきりしていて納得出来ます。小早川を攻めていたところに横から福島組が殴りかかったのですから、西軍が短時間で敗走しても不思議ありません。

 ここは資料1と微妙に異なります。資料1では先に大谷吉継がいて、大谷吉継救援に西軍主力が動いたとしています。そして、開戦と同時に小早川らが裏切って西軍が混乱して敗走したとしています。それに対して、本書では西軍主力が動いた段階では大谷は大柿にいたとしています。その根拠は池田輝政の書状なのですが、大谷吉継本人がいた証拠とは必ずしも言えないでしょう。大谷勢は大柿にとどまっていたとは言えると思いますが、大谷吉継は一部を率いて関ケ原(ああ、本書では山中というのが正しいとしていますが、面倒なので、合戦場は、関ヶ原のまま通します)に先に移動していたかもしれません。
  さて、どちらが正しいかなのですが、資料1は開戦と同時に小早川秀秋らが裏切り、西軍が混乱状態に陥り敗北したとしていますがこれでは辻褄はありません。大谷吉継救援に西軍主力が動いたということは、大谷吉継は、西軍主力が到着する前に敵と戦闘または対峙していたはずです。そうでなければ、「救援」する必要はありません。大谷吉継と小早川秀秋らが布陣していたところへ、福島組がやってきて、それを西軍主力が救援に行った、というなら理解出来ますが、福島組がやってきたのは西軍主力が山中へ移動した後です。では、大谷吉継は誰と戦っていたのでしょう?それは小早川秀秋としか考えられません。資料1が言うように 大谷吉継が先に山中にいたとしても、その段階で小早川秀秋らは敵でなければおかしいでしょう。ですから、開戦と同時に裏切ったのではありません。大谷吉継がいつ移動してきたかは別にしても、小早川秀秋を攻撃しようとしていた西軍力の横から福島組が殴りかかったので、西軍主力は持ちこらえられず、短時間で敗走したと解釈するのが自然だと思います。
 本書では、大谷吉継がいつ山中へ移動したのか?福島組との戦いで戦死(自刃)したのか?それは触れられていません。ここは難点の一つでしょう。が、わかることだけ述べるというスタンスの本ですから仕方ないですし、それはそれで正しいと思うます。普通なら、資料はないが、こうだったんだろう、状況からこうだと考えられると、と既述されるところですが、そういうことはしていません。

 当然ながら脇坂らの開戦後の連動寝返りもありえませんん。本書ではそもそも脇坂安治は関ヶ原におらず、大津城に籠城してと思われるとしています。そうであれば、一緒に寝返ったとされる朽木、小川、赤座が処分されたのに脇坂だけ当初から通じていたとして処分されなかった、というよりも説得力あります。最初から東軍だったのですから。じゃあ、朽木、小川、赤座はいったいどこでなにしていたの?というのは、触れられていません。資料1でも、朽木元綱、赤座直保は参戦していないのでは?と書かれています。ただし、脇坂安治、小川祐忠、祐滋は、小早川秀秋と共に開戦時に裏切ったとしています。ただし、根拠は近くとはいえ、現場にいなかった人物の書状によるものですので、名前が間違っている可能性もあると思います。脇坂安治の大津城籠城は信じられそうです。その他の人物は?新たなる資料の発掘を待つほかないでしょうね。

 井伊の抜け駆けなんてものも存在していません。そもそもああいう風に対峙して戦闘開始した訳ではありませんから。完全創作だとしています。

 毛利は所謂、関ヶ原の戦い前に徳川と和議を結んだとしています。吉川広家だけではなく、毛利秀元も同意の上ですし、大阪の輝元も同意しています。それなら輝元が大阪城に籠城して徹底抗戦しなかったことがすんなり理解出来ます。それでも領地を減らされたのは輝元が名実ともに西軍の総大将だったからでしょう。

 島津は三成などが西軍首脳と意見対立があり、関ヶ原の合戦開始後、戦闘に参加せず、西軍の敗北がほぼ決まってから前へ中央突破して退却したとされていますが、これも明確に否定しています。当初から戦闘に参加しており、その退却も予定のルートであり、中央突破どころではなく(それが出来るならそもそも最初からそうしている)、精々敵中突破程度。また、島津は伏見城籠城を断られてしぶしぶ西軍についたのではなく、最初から西軍として行動しているとしています。

 北の政所は家康よりだったという通説がありますが、ここではむしろ西軍よりだったとしています。逆に言えば、淀殿側は西軍とある程度距離をおいていたのかもしれませんね。

 実に興味深く、私は知らなかった話は、秀吉の死後、淀殿を家康の正室にするという話があったということです。この話は大野治長と通じて妊娠したのでつぶれたという噂が当時流れたとしています。事実ははっきりしませんが、淀殿を家康の正室にして秀頼の後見とし、秀頼の成長後、豊臣政権を返す、というスキームを秀吉が考えてもおかしくはありません。我々はその後歴史がどうなったかを知っていますが(が、この本を読むと我々が知っている歴史も細部はかなり怪しいとわかりますが)秀吉は知りません。

 他にも盛りだくさんですが、それは是非、この本を読んで下さい。

 家康が勝つべくして勝ったように思えるのは江戸時代に神格化されたためで、負けてもおかしくなった、みたいな主張も見かけますが、本書に示された当時の一次史料からは、勝つべくして勝ったとしか思えません。資料1からは著者は反家康のようにうかがえますが、本書からはそういうバイアスは感じられません。ただ、こう書いてある、と述べているだけです。

 しかし、資料1読んだ時にも有名なエピソードのほとんどは後世(主に江戸時代)の創作だというのは頭ではわかっていても、えー、これもそうなの!?というの連続で、もう怖くなりました(苦笑)。今までどれだけ誤った情報を元に色々言ったり書いたりしたことか(苦笑)。歴史は怖いです。歴史そのものは不変ですが、「歴史」だと認識しているものは常に変わり得ます。しかし、今回はその度合が桁違いで(苦笑)。

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高射砲?

 今日も高速の渋滞は酷かったですね。まあ、午後の上りはGWというよりも普通の週末程度のようですが。という訳では今日は電車で出かけて車には珍しく乗りませんでした。まったく車に乗らない日というのは珍しです。
 夕方、TVを見ていたら、2010年に韓国・延坪島(ヨンピョントウ)を砲撃した部隊を北の若旦那が視察したというニュースをやっていました。でも、映像に映っていたのはどうみても高射砲。見たのはNHKですが、
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20170505-00000020-jnn-int
これと同じ映像でした。これって、懐かしのソ連製85mm高射砲では?(^^;まさか、現役高射砲じゃないよなあ。数撃ちゃ当たると言ってもさすがにねえ。高射砲としてはお役御免になったのを沿岸砲に転用したかな?小艦艇用にはこれでも有効でしょうし、もし上陸してきたらその迎撃にも使えるでしょうから。

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日本らしい(苦笑)

 GWですね。1日と2日は休みじゃない人も多いようですが。今年は私は会社は休みです。相方は仕事ですけれど。高速道路の混雑は今日は大したことはないようですね。とはいえGWに遠出する趣味はないし、とりあえず我が家は通常の土日モードです。

 さて、そのGW初日の今朝、北朝鮮が弾道弾の試験を行い、また失敗したようですが、なんとそれを受けて、一部の路線で安全確認のために運航を見あわせたとか。
https://this.kiji.is/230838182206572023

 理解不能です。なんのためにこんな無駄なことをするのでしょう?平日の7時とか8時でも止めるんですか?着弾どころか上昇中に爆発した弾道弾に反応していたら、近隣でロケット打ち上げした際にもとめないといけないのでは?まったく無駄でしょう。弾道解析から日本に着弾する可能性が高いと判断されて止めるのならまだわかりますが。

 日本では、やるべきことをやらないで、やらなくてもいいことを後からやっていなかったと批判されるのを恐れて無駄と思いつつやるということが時々あります(時々でもないかも)。仕事上もそういう経験が多々あります。正確なリスク判断が出来ないからとしか言いようがありません。

 世界中に恥じをさらしましたよ。

 もちろん、北朝鮮が本気で日本に撃ち込んできた時には全ての交通機関(船は意味はないけど)を停止する体制をとる意味はあるでしょう。トンネルが近い場合にはトンネルへ移動してから止めるべきでしょうね。間に合うか間に合わないかは計算出来るでしょうから、間に合わないのなら即座停止。本気で攻撃してくるのなら、射程内の弾道弾をほぼ同時または連続して発射してくるはずです。そうなれば全てを迎撃することは出来ません。言い方悪いけど、ここだけは守らないといけないという場所への着弾を阻止出来る程度です。弾道弾の数の方が迎撃ミサイルよりも多いのですから。

 無論、そんなことはまず起こりえません。少なくとも、ある朝起きたら突然起きるという確率はほぼゼロでしょう。日本(特にマスコミ)は日本だけを攻撃してくれるという願望かと思えることを言っている人がいますが、北朝鮮にとって日本はそんな価値はないでしょう。大事なのは自らの体制の存続です。弾道弾も基本的には対米抑止力として開発しているはずです。米の攻撃をいかに防ぐか?それが目的でしょう。

 突然、日本を攻撃したら、当然、報復を受ける可能性が出てきます。もちろん、一発撃ち込んだだけで、ソウルなどが大きな被害を受けることになるかもしれない報復攻撃を米がやるかどうかはわかりません。しかし、リスクは残ります、次やったら攻撃するぞということにはなりかねません。更に今はトランプ大統領です。正直、北の一家よりも何やるかわかりません(苦笑)。

 日本が攻撃を受けるとしたら、それは米朝間で戦闘が起きた後です。その時にはソウルからの疎開が始まっているでしょう。日本で鉄道をとめるのはその後で十分間に合うはずですよ。もちろん、体制を整えておくことは必要でしょうし、訓練も必要だとは思いますが・・・今朝の安全確認はまったく意味がわかりません。

 なお、今回のが本当にKN17という対艦弾道弾かはわかりませんが、それは理解出来ますね。北朝鮮は体制維持のために弾道弾を開発しています。対米核報復攻撃可能な弾道弾の開発が最優先でしょうが、米機動部隊への抑止力には対艦弾道弾が最適でしょう。それ以外の方法では攻撃成功は難しいですから(沿岸に接近すれば地対艦ミサイルの飽和攻撃も出来るかもしれないけど)。無論、中国ですら完成されたとは言えない対艦弾道弾を北朝鮮が実用化出来る可能性は低いでしょう。ここで言う、実用化、は弾道弾だけではなく、目標の探知能力も含まれます。空母の正確な位置がわからなければ、対艦弾道弾は機能しませんから。中国なら人工衛星も使えるでしょうが・・・。もちろん、だから大丈夫とバカにしていると思わぬ原始的な手段を用いてくるかもしれません。なので、抑止力としては、対艦弾道弾を開発したようだ、と米が考えてくれれば十分でしょう。

 北朝鮮は何をやるかわからない国、ではありません。やろうとしていることは同意は出来ませんが、意図は良くわかります。

・核開発=>対米抑止力(米が攻撃してら核で報復出来る能力を持つ)
・大規模砲兵演習=>対韓国抑止力(米が攻撃したらソウルを火の海にすると威嚇)
・対艦弾道弾開発=>米空母機動部隊の接近阻止

全て理にかなっています。日本よりもよほど軍事的合理性のあることやっていますよ。

 ただ、対米戦はもう弾道弾しか頼れないので何でも弾道弾になってしまっていて、WWII末期に色々な特攻兵器を開発しまくった旧日本軍を連想してしまいます。

 

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オスプレイと米軍機事故

 オスプレイの事故原因は給油完了後、ホースから離脱した際に乱気流でプロペラブレードへ接触したためと発表されました。納得しない人も多いようですが、私には妥当な報告だと思います。残る問題はこれは1.頻度の低い外的な要因によるもの。2.操縦ミス、3.オスプレイだけに起きやすいなにか要因があるのか、のいずれであるかの特定です。恐らく、1.でしょうし、米軍も1だというでしょう。 3.を疑うとしたらまた空中給油中に同様の事故が発生してからになるでしょう。起きる前に対策を、と言われても、1回起きただけでは困難です。手順を変えて少しでも起こりにくいようにすることは出来ますが、急に横風を受けたりするとまた起きてしまうかもしれません。
 もうオスプレイはそれ位でいいでしょう(例の胴体着陸の調査結果は必要ですが)。それよりも問題は最近、在日米軍機の事故が多発していることです。AV-8Bが落ちて、F/A-18が落ちて、オスプレイが落ちて、胴体着陸して、そして今度はP-8が牽引車と接触して破損。さすがにちょっと多いでしょう。事故は連鎖するとは思いませんが、何か共通する問題があるのかもしれません。追及すべきはそこではないでしょうか?
 F/A-18は日本以外でも事故が続いています。また、海兵隊機の事故も他でも起きています(CH-53Eの衝突とか)。何か原因、少なくとも誘発する要因はないでしょうか?例えば、予算不足で整備に周期を長くとってしまっている、訓練時間が不足している、交換部品が不足し、通常なら交換するはずの部品を状態が良さそうだったらそのまま使っている、海兵隊(米軍)のやり方に何か問題があるなどなど。他にも素人に思いつかない要因があるかもしれません。
 オスプレイは危険だ、飛行再開反対、原因徹底究明と目の前の事故だけにとらわれていると本質を見失うのではないでしょうか?またどこかで事故が起きる恐れはあります。そして今度は大きな人的な被害が出るかもしれません。それを考えれば、オスプレイ危険、ではなく、最近事故多すぎ、なんかおかしい、対策しろ、であるべきです。

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広報の失敗

 オスプレイ祭り絶賛開催中ですね(苦笑)。何にしても負傷者2人で済んだのは幸いでした。おかげでオスプレイ祭りとか言っていられます。さて、結局、ホースが切れてローターに当たったことが原因なので、機体の問題や故障ではないのは明らかです。何故、ホースが切れたかの原因究明は当然必要ですが。極めて珍しい事故だとは思います。
 不時着ではない墜落だと言う声もありますが、不時着して大破だと何が問題なのかはよくわかりません。少なくとも意図して降りたのであれば墜落ではないでしょう。私はそこへ降りるという意思があったのならそれは墜落とは言わないでしょう。むろん、その過程で墜落することもあるでしょう。今回はキャビンは原型をとどめており、乗員5人中2人負傷で済んでいますから、不時着だと思います。ま、どっちでもいいと言えばいいんですけどね。

 さて、四軍調整官のニコルソン中将の会見が批判されていますが、以下で見ることが出来ます。
https://www.facebook.com/IIIMEF/videos/1912492912318019/

 傲慢とか言われていますが、見た限りは、普通、です。アメリカ人には良くいる人でしょう。仕事柄こういう人の話を聞く機会は良くあります。ただ、あの態度はこういう会見には相応しくないですね。腕を組んだり、机に手をついたり。アメリカ人には普通でしょうが日本人から見ると印象は良くありません。話している内容や質問への回答も概ね妥当だと思います。しつこく安全があと言われて切れずにちゃんと説明はしています。ただ、最後の事故には誤るが訓練していることなどは必要で謝らないというのは余計でしょう。
 ただ、通訳はかなり微妙。とはいえ難しいのは確かです。なんですが、意訳や省略が多すぎたように思います。私がわかる位ですからね・・・。警察や海保は調査に参加出来ないのかという質問に対して、出来ないと答えているのに、通訳はそこには答えず、言えるのは・・・とその後だけ訳していました。何故でしょう?記者も突っ込み入れないし・・・。

 会見も含んで今回の事件に対する米軍の広報は大失敗ですね。事故原因が切れたホースがブレードに当たって損傷したためというのは早い段階で把握していたはずなので、正式な記者会見は後にしても何かしらのプレスリリースを出せなかったのでしょうか?そうすればここまで大騒ぎにならなかったかもしれません(まあ、オスプレイだから無理かなあ)。記者会見ももう少し事前にレクチャーして日本向けこうした方がいいとか言えなかったんですかねえ。この辺、下手だよなあ。部下をかばいたくなるのはわかりますが、余り強調すると日本人には受けません。

 さて、それとは別に脚が出なくて胴体着陸も起きていますが、こっちは機体の問題なので原因究明が必要です。まあ、また起きても墜落するような事象ではありませんが。

 しかし、右も左もオスプレイのこととなると盛り上がりますねえ(笑)。何故、オスプレイはここまで人を引きつけるのでしょうね。

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Jー20公開

 珠海の国際航空宇宙ショーで公開されましたね。
https://www.youtube.com/watch?v=ST9PLE7VQPg

 既に出回っていた写真で随分長い機体に見えましたが、やはり長いですね。そして、ステルスなのにカナードがやはりついています。ステルス性を考えればカナードは不利ですし、機動性追求にしても必ずしもカナードは必要ないはずです(あった方が良いでしょうが)。

 背面の写真を見ると空気取り入れ口の後方の半分をエンジンが占めているように見えます。エンジン本体だけではなく、空気の導入経路も含めて、ですが。こうなると十分な容積のウェポンベイを設けるとしたら胴体が長くならざるを得ません。F-22も空気取り入れ口から後方の半分をエンジンが占めているように見えます。単発のF-35はウェポンベイが左右に分かれていますが、これは全長が短いことも関係しているでしょう。
 ただし、エンジンそのものはF-22のF119と比べて極端に長いとは思えないので、空気導入経路の設計に起因している可能性もありそうです。
 ともかく、F-22よりも胴体は長くなっているように思えます。そうすると、機動性が低下するのでカナードで補ったのでしょうか?RCSは大きくなるでしょうが、言われている通りのステルスな狙いの機体なら、従来機よりは大幅に小さく出来ているでしょうから、例えば、F-22/F-35と戦うには不利でも、F-15/F-18となら有利に戦えるという判断かもしれません。F-22/F-35並みにステルスは次世代で実現と。開発に時間をかけるよりも実用化を急いだということかもしれません。
 一方で、個人的にはこれはまだ実用機の試作機ではなく、検証機、実証機ではないかと思えなくもありません。今使えるものを使って開発したのでああいいう風になったのであり、色々なテスト結果を踏まえて、本当の実用機が登場するのかも!?いや、もしかすると既にそれはそれで目途が立ったので、Jー20を公開した、ということがあるかもしれませんね。
 何にしても旧西側各国では新戦闘機がまったく登場しないのでつまらないです。ここは中国に期待したいです!

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宇佐海軍航空隊跡地

 前から行きたかったのですが、ようやく一部ですが行ってみることが出来ました。 城井1号掩体壕を見ました。
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駐車場やトイレなども整備されて史跡公園になっています。
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慰霊碑なども設置されています。
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特攻隊がここからも多数飛び立って帰ってきませんでした。
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 掩体壕の中には複列星形十四気筒エンジンがプロペラ付きで展示されていました。
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栄のようです(調べたら零戦のプロペラとエンジンでした)。航空機のシルエットも描かれていましたが、戦闘機に見えます(翼に20mmクラスの機銃らしい線がつきだしていたし)。
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ただ、ここは艦爆、艦攻の基地だったのですけれど・・・・わかりやすさ重視かな。暑かったのですが、掩体壕の中は涼しいです。そのせいか小さな茶色い蛙がたくさんいました。
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戦争中に突貫工事で作ったであろう掩体壕ですが、予想よりもずっとしっかりしていて70年以上経過していますが痛みは余りありません。部分的にはありますが。
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 掩体壕は周囲にまだたくさん残っていますが、それらは納屋として使われています。すぐそばにも農耕機具が収められた別の掩体壕がありました。
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 飛行場は田んぼや畑になっていて、滑走路の中心部?は道路になっています。
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その道路を走るとあちこちに掩体壕が見えます。近くの宇佐市平和資料館へ。
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近くといっても車で10分以上かかった(道路が混雑していたり、ナビの誘導がアホだったりしたせいもありますが)ので歩いて行くのは難しそうです。エアコンはついていますが、建物に断熱性が無いのでとても暑かったです。エアコンの吹き出し口の前は涼しいですが。
 中に入るとどんと零戦が!
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でも、これは映画(永遠の0)の撮影用に作られたものです。
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なかなか良く出来ています。でも、塗装の汚しはちょっと極端過ぎませんかね?
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なお、タイヤは疾風の実物を流用したものだとか。
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撮影用と思われるコクピットもあり中に座れます。
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私でも狭いですね。これに慣れたら幅の広い雷電だと広く感じるでしょうね。視界は良いですが、風防の枠が意外と気になります。
 桜花も実物大模型も展示されています。
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別府湾で引き上げられた97艦攻のプロペラ。
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無線機やら13mm機銃やら椅子やら。色々と展示されています。
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機銃弾が突き刺さったままの黒板も。
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ガンカメラの実物は珍しいと思います。
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それと城井1号掩体壕から出土した零戦用20mm機銃弾って、あれ?じゃあ、零戦も配備されていたの?

1608152520mm  空襲と桜花についての映像が流されています。句集はこのやられているのはダミーじゃないの?と思う位エプロンに並んだまま銃撃やロケット弾攻撃を受けています。いくら元々練習航空隊とはいえダミーでないとしたらちょっとひどすぎますね。昭和20年ですから!!

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 行ったのはちょうど8月15日だったため、子供連れの来館者は多かったです。まあ、平和うんたらというよりも、「飛行機だあ」というお子様がほとんどでしたが(苦笑)。
 パネル展示も多く、規模のわりには充実しています。

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無料ですし、宇佐市近辺にくることがあったら立ち寄られることをお勧めします。城井1号掩体壕もね。他にも遺跡はあるのですが、相方と一緒でかつ暑かったので断念しました。次回、また行ってみたいと思います。

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尖閣諸島状況

 先週後半から中国の漁船がたくさん出没している、公船(海警船)が多数が領海へ侵入と騒がしいですね。軍艦はともかく、公船が領海に入り、警察行動をとることは容認されませんので、断固抗議すべきです。通過するだけの軍艦とは意味が違いますから。その割に大使に電話で抗議程度。いつぞやは夜中に呼びつけたのに。なんかちぐはぐな印象を受けます。その後はさすがに呼びつけて待たせていましたが。
 さて、それはそれとしてふと疑問に思ったことがいくつかあります。

政府の発表は正しいのか?
 中国の漁船が多数出没しているということですが、これは異常なことなのか恒常的なことなのか、その点はっきりしません。報道からは従来いなかったものが突然大量に出没したという印象を受けますが、例年この時期、やってきて漁をしているということはないでしょうか? 時期的にはちょうど禁漁明けのようです。
 また、海警船に関しても政府発表以外にソースは中国側の発表しかありません。両者とも都合が良い様に報道していないでしょうか?
 被害者が匿名だと本当かわからない情報隠ぺい、統制される疑わいがあると騒いでいる報道機関の方々はこの尖閣諸島関連については同様の疑問を持たないのでしょうか?リスクはあるにはありますが、戦争している訳ではありません。船を出して現地から何故報道しようとしないのでしょう?事件、事故、災害が起きるとむやみにヘリを飛ばして映像を撮ろうとしますが、何故それをやろうとしないのでしょう?上陸しなくても周辺の公海からいくらでも絵は撮れるでしょう?何故しないのでしょうか?不思議です。犯罪者に殺害された犠牲者の個人情報よりもずっと重要な話だと思いますが・・・・。

安倍政権は対中融和派?
 稲田防衛相が極右だとか歴史修正主義者だとか言われていますが、そもそも安倍首相本人がそっちよりの人物なので閣僚にそのような人物を抜擢するのは当然でしょう。そうなれば中韓には従来(特に民主党政権時代)よりも強硬派であるはずなのですが、これまでの実際の政策を振り返って見ると必ずしもそうでもありません。従軍慰安婦問題は双方とも満足出来るものではないかもしれませんが、決着をしかけています。対中外交も強硬一本やりではありません。
 尖閣諸島に関しても海保の尖閣専従部隊増強は従来の方針そのままにすぎません。必要なら海上防衛行動を命じると言ってはいますが、実際にやった訳ではありません(まあそういう状況にまだなっていないですが)。海保に代わって海自を全面に押し出している訳でもありません。外交的抗議はレベルを上げたようですが、常識的な対応の範囲内でしょう。
 また、尖閣諸島は未だ無人のままです。もし、石原(元都知事)政権だったら、海保か警察が常設しているのではないでしょうか?意外と弱腰、とも言えます。

 私は別にもっと強硬に対応せよと言っている訳ではありません。現段階で対応は概ね正しいと思います。中国が間接的(まず「民間人」)または直接的(公的機関)に先に上陸されることを防ぐには日本が先に公的機関に所属する人間を常駐させるのがもっとも有効でしょう。これを日本がやれば中国は武力行使無しには上陸出来ませんし、日本は堂々と防衛出動出来ますし、直接か間接かは別にして米国の支援も得られます。
 しかし、それをやると第三国に日本が先にエスカレーションさせたと思われる可能性もありますし、中国を武力侵攻へ追いやる可能性もあります。中国政府はやりたくなくても突き上げられることもあります。なので、現段階ではまだやるべきではないと思います。

 ギリシャ船籍の貨物船と中国漁船の事故では海保が速やかな救助活動を行いました。事故は不幸な出来事ですが、こういう時にちゃんと対応出来る体制をとり続けることは大事だと思います。それは尖閣諸島が日本のものであることを示しますから。海保は大変だとは思いますが、そのために尖閣専従部隊です。

 安倍政権は左の人から右だ右だと批判されているしてはやっていることは対中強硬派ではないようにも思います。むしろ、対中融和派と右から批判されかねません。これはなかなか興味深いと思います。もしかすると安倍政権(というか安倍首相)が右なのは国内に関してだけなのかもしれません。靖国問題は彼の主観では内政問題であって外交問題ではないのでしょう。なら問題ないという訳ではありませんが。従軍慰安婦問題や歴史認識の問題も彼からすると半分は内政なのかもしれません。それらが絡まない外交問題については、左というのは不適切ですが、案外と穏健派に思えます。
 ああ、これ、褒めていますので、念のため。今のやり方は正しいと思います。

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