音楽

ウインナワルツ・ニューイヤー・コンサート

 三日にMMに聴きにいってきました。毎年年越しコンサートにいくので、ニューイヤー・コンサートはまずいかないのですが、今後はこっちにした方が良いのではないかという相方も意見もあっていってきました。
 15時開演でしたが、ちょっと渋滞にはまって14:30過ぎにいったら、獅子舞やっていました。唐山龍獅総会というところ。なかなか良かったです。写真は撮りましたがやや暗い中で激しく動いたので全部被写体ぶれしてました。(^^;
 演奏は、ヨハネス・ヴィルトナー指揮、ウイーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団です。
La
  一言で言えば、実に楽しいコンサートでした。オーストリアの楽団で指揮者もオーストリア人。ですが、ゲルマンっぽくはなく、むしろラテン的。ドイツ語を話し、人種的にはドイツ人と同じとはいえ、気質は違うのでしょうか?そういえば、昔いったコミカル演奏もオーストリアでした。
 指揮者のヨハネス・ヴィルトナー氏がこれまた楽しいおじさんでした。踊るように指揮しますし、表情も楽しそう。むろん、曲が楽しい感じのばかりだったというのもあるのでしょうけど。挨拶や曲紹介をドイツ語や英語、時には日本語でしていました。元々がヴァイオリニストで、自身で演奏しながらの曲も。
 楽団も統制がびしっと取れているという感じではなく、むしろ好き勝手やっている印象。そのためか、前半も後半も最初はばらけていた気がします。しかし、次第にあっていって一体化していったように感じました。

曲目は前半。

 J.シュトラウス2世:喜歌劇「ジプシー男爵」序曲
 ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル「全身」
 ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「ディナミーデン」
 J.シュトラウス2世:ポルカ「アンネン・ポルカ」
 ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル「ジョッキー・ポルカ」
 J.シュトラウス2世:ワルツ「ウイーンの森の物語」

後半。
 J.シュトラウス2世:ポルカ・シュネル「雷鳴と電光」
 J.シュトラウス2世:ワルツ「酒・女・歌」
 J.シュトラウス2世:「仮面舞踏会カドリーユ」
 ヨーゼフ&J.シュトラウス2世:「ピチカート・ポルカ」
 ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル「休暇旅行で」
 J.シュトラウス2世:ワルツ「美しき青きドナウ」

 アンコールは最初にお正月。その後は、曲目書いたボードを後でみられず、題名がわかりませんでした。打楽器の二人がカッコーの鳴き声がする道具と小鳥のさえずりみたいな音の笛をふいたり。この写真の中で丸で囲った楽器?です。なお、矢印の先の椅子の上においてあるのは、「ジョッキー・ポルカ」で馬の蹄の音を演出した打楽器です。
Kakko
 カッコーはわざとはずして、指揮者がずっこけたり(笑)。終わった後、指揮者が打楽器の二人にお疲れさんとコップのお水を持っていったり(笑)。弦楽器の弦を手ではじくだけの曲とか。また、カッコーの音をした打楽器の人がボールか何かを筒状の空気銃のようなもので打ち上げたりもしました。また、指揮者とヴァイオリン二つがグラスをもらって乾杯し、それを観客席にむかってまいたら、紙吹雪が。いやあ、楽しいコンサートでした。

 年越しコンサートはやめですね。これはここ数年連続してやっているので、次回からはこれを聴きに行くことにします。それと指揮者ヨハネス・ヴィルトナーだったら、我が家は指名買いです!純粋な音楽のレベルはわかりませんが、楽しいことが大事です。

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バリはたいしたことはなかった

 あ、ヴァイオリンの話です。「ストラディバリウス」のことを私は「バリ」と呼んでます。世間一般的では、名器とされていますが、私は基本的にはバリの音が嫌いです(合わない)。
 現代のヴァオリンとの比較試験の結果、現代の物の方が評価が高かったという研究結果の記事が読売新聞にでていました。Web版は以下。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120104-OYT1T00304.htm

 ほほほ、私は正しかった!と言いたいところですが、元の記事を見て頂ければわかるようにこの研究はバリだけではなく、グルネリも試して同様の評価(現代の楽器と比べて優れている訳ではない)になっています。

 まあ、私の「嫌い」は好みの問題であって、絶対的な評価ではありません。古いものですから、保管状態、整備・調律状態によって当然音はかわってくるでしょうし、演奏者との組み合わせで最終的に音は決まるはずです。しかし、「バリ」だから素晴らしいというのは間違いです。私の好み中心とはいえ、ろくでもない音のバリが多く存在しています。

 ただし、逆にバリだから駄目という訳でもありません。ドルフィンとデュランティは確かに素晴らしい音でした。もっともこれも演奏者との組み合わせでの話で、誰がドルフィンやデュランティをひいても素晴らしい音になるとは限りませんが。

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ムノツィル・ブラス

 昨夜、MMホールに聴きに行ってきました。絶品、お勧めです!オーストリアの7人の小さなブラスバンドです。ホームページは以下ですが、日本語版あります。
http://www.mnozilbrass.at/home.html?&L=3

 相方が選んで決めたのでよく知らず、最初は普通の小規模なブラスバンドだと思っていました。小規模なのは過去の例を見ても、安くてなかなか良い演奏のものが多いので、今回も当たりかなとは思っていましたが・・・大当たり・・・超大当たり!

 内容はネタバレになるので書きません。が、とにかく、楽しいです。抱腹絶倒間違いなし!え?コンサートに行ったのではなかったの?はい、そうです。でも、この人たちは普通のブラスバンドではないのです。コミカルバンドというか、ともかく笑えます。パロディあり、曲乗り・・・曲吹きあり、寸劇あり・・・とにかくずっと楽しんでいられます。

 今日広島、明日岐阜、日曜日に三重でやって今回の日本ツアーは終わるようですが、来年の11月にまたくるようです。是非、行って、聞いて、見て下さい。また、広島、岐阜、三重にいけるなら、多分、まだ間に合います。MMでも空席はありましたから(もったいない!)。

 単なるお笑いバンドではありません。演奏そのものも当然ながら一流です。まじめにというか普通に演奏している時、ちゃんと絵が見えます。コミカルにやらなくても、お金が取れる演奏です。であるが故に更に楽しいです。

 日本にはこういうバンドは今は見あたりませんね。英米にはありそうですが。今や、我が家ではノリントンと並ぶ双璧です!勿論、来年もいきます!

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異物混入

 昨夜、MMにノリントンを聴きに行ってきました。が・・・・・異物が混入していて残念な結果に終わりました。

 サー・ロジャー・ノリントン指揮
 シュトゥットガルト放送交響楽団

 前半:
  ハイドン:交響曲 第一番 ニ長調
   ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77

 後半:
  ドヴォルザーク:交響曲 第七番 ニ短調 作品70
 アンコール
    ワーグナー:「ローエングリン」より第三番 前奏曲

 一曲目は良かったです。少数編成で、指揮台には立たず、指揮していました。御大、まだまだ元気でしたし、あのとにかく楽しい音楽は健在でした。生きてて良かった!(大げさ)。

 でも、二曲目で暗転しました。ヴァイオリン協奏曲なのでわかるようにソリストがいます。こいつが問題です。いや、問題は本当は私の方にあるのでしょう。しかし、私の立場からすると異物混入してせっかくの美味しい料理が台無し、としか思えないのです。
 世間での評価は高いようです(ただし、日本ではまだ無名。今回が初来日のようですし)。1992年生まれで、ミュンヘン国際音楽コンクール史上最年少優勝だそうで。しかし、私には、異音をまき散らす邪魔者にしか思えないのです。こんなに楽しみにしていたのに・・・・。なんでこんなの一緒につれてきたかなあ。

 他の観客は評価したようで、前半の終わりですが、ソリストはそれで退場なのでアンコールまで。この時はソリストだけでオケの演奏はないので、耳をふさいで下を向いていました・・・・前から六列目の席で(苦笑)。

 風邪ひいて調子良くないだけにつらい前半でした・・・・。

 しかし、問題の異物は前半だけです。後半はシュトゥットガルト・サウンドだけです。曲目のせいもあって、いつものとにかく楽しいというのとはちょっと違いましたが(でも、このベートーベンの5番でも楽しくしてしまうのですけどね)、それでも、さすがです。前半のダメージをみるみる回復。いやあ、良かった。
 アンコールは一曲だけでしたし(前半で異物がやってしまったしね)、わりと早めに終わってしまいました。もっとも、無駄な三顧の礼(大概、終わったら指揮者は退場し、拍手で再びでてきてを三回繰り返す)をやるよりはいいと思います。タイミングを見て、演奏者に退場を促し、自信は出口にいて、最後におやすみなさいをしぐさをして退場していきました。さすがは楽しいおじさん(おじいさんか)です。

 ただ、次はもうない可能性が高いようなのです。御大もお年ですし、シュトゥットガルト放送交響楽団の主席指揮者から近い将来退くそうで・・・。来日公演はこれが最後、かもしれません。そう思うとますます異物が憎いです。異物無しに聴きたかったです。

 しつこいようですが、異物、と感じたのはおそらく当日、あのホールの中にいた観客の中で私だけでしょう。私はあの手のヴァイオリンの音が駄目なんです。どういう音かというと、私がバリと呼び捨てるストラディバリウスの音です。今回の楽器がバリだったかどうかはわかりません。わかりませんが、私が嫌いなバリの音そのものでした。

 でも、バリであったとしても・・・・。ああ、ソリストが諏訪内氏でドルフィンだったら、ああ、もし、ソリストが千住氏でデュランティだったら、きっともっともっとすてきな時間を過ごせたでしょう。この二つのバリはバリであってバリではないので・・・・。

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ドルフィン

金曜日にMMでのコンサートにいってきました。今回は

 国立ノーヴォヤ・ロシア交響楽団
  指揮:ユーリー・バシュメット

 です。演目は
前半
ショスタコーヴィチ:祝典序曲 Op.96:ロシア革命30周年記念式典のために作曲されたもの
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第一番 イ短調 Op.77:

後半
チャイコフスキー:交響曲第六番 ロ短調 Op.74「悲愴」

アンコール
ブラームス:ハンガリー舞曲第一番
オリヴェラ:ティコティコ

でした。が、正直に言えば、我が家は、ドルフィンを聴きにいったのであり、他はおまけです。二曲目のヴァイオリン協奏曲で、ヴァイオリンをひいたのは、諏訪内 晶子氏で、その楽器がドルフィンです。ご存じの通り、ヴァイオリン界のフェラーリとも言えるのが、ストラディバリウスです。その中でも三大ストラディバリウスと言われるのが、アラード、メサイア、そしてドルフィンです。
 ま、フェラーリというよりも、HM(MH)という感じもしますね(笑)。オリジナルHMというところでしょうか。前にも書いたように我が家ではストラディバリウスは、バリと称され、私は本来はバリの音は嫌いでした。
 しかし、初めてドルフィンの音を聞いた時に、これが本当にバリなのか!という音に感動しました。そして、
デュランティ(300年寝ていたという幻のバリとも言われるもの。)の音を聞いて、これもまた従来のバリとは違う素晴らしい音で、なんだ、バリでも良い音を出すものがあるのではないかと感心しました。ヴァイオリンマニアが聞いたら卒倒しそうなことを言っていますね(笑)。
 まあ、でも、好みの問題なので仕方ありません。名無しのバリの音はとにかく私は嫌いなのですから。

 で、ドルフィン。今回は素晴らしい音色を聞かせてくれました。もっとも、奏者の違いもあるのかもしれませんね。諏訪内氏が他のバリをひいたらどういう音になるのかも興味はあります。

 オケですが、おまけというのは失礼でした。こちらも良かったです。相方はここならまた聴きにいきたいといっていましたし、私も同感です。

 ただ、お客の入りが少し寂しかったですね。前面の高い席はうまっていましたが、二階、三階は空席が目立ちました。うーん、なんででしょう?もったいない。でも、客質は良かったですから、これでもいいのかな?アンコールも二曲やってくれましたし。

 さて、明日は、いよいよノリントンです。久しぶりに生で聞けます。楽しみです。(^^)

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現代音楽を聴く

 ネタはたまっているのに書くのが追いつきません(苦笑)。写真の整理も終わらないし。さて、先週の木曜日にMMにコンサート鑑賞にいってきました。

  指揮は年越しコンサートでおなじみの飯盛範親氏。演奏は神奈川フィルハーモニー管弦楽団と山形交響楽団の混成です。そのせいで、中でミニ山形物産展やっていました。こいうのは始めてです。

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 開演前に撮影。今回は係の人が注意しにきませんでしたね。開演後には撮影したりはもちろんしませんが、何故か、開演前に撮影しているとやってきます。わかっているんてば。しかし、コンデジでフラッシュも使っていないのになあ(フラッシュ意味ないし)、なんでよってくるのだろう?ホワイトバランスがおかしいのは気にしないでくださいな、所詮S620。

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 Just Composed 2010 in Yokohama
 ~現代作曲家シリーズ~

 というタイトルで20世紀初頭の二人のロシアの作曲家の曲と現代日本の作曲家の曲です。
前半
 プロコフィエフ:交響曲第1番 ニ長調「古典」
 武智由香:Loin,bien loin(遠く、はるか遠くへ)

後半
 江原大介:異界 Different boundary for Orchestra
 ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)

 日本の二人は所謂現代音楽です。作曲家本人も出てきて曲を説明し、いくつか部分的に演奏しました。現代音楽は要するにいかに他と違う音を出すか、というもの(乱暴に言えば)なので、編成が変則ですし、所謂クラシックとは違うリズム、音です。一般的にわかりにくいと言われていることもありそのような事前解説がなされました。


 が、要するに聞いてどうか、です。一言で言えば、古くさい、です。現代音楽なのに古くさいとはこれいかに?が、事実古くさいのです(笑)。所謂クラシックを聴いて古くさいと思うことはありません。何故か?聞いて連想するのが1960年代前後のSF映画だからです(笑)。

 前半のLoin,bien loinは、アメリカのSF映画(あくまでイメージですよ、特定の映画の音楽に似ていたという訳ではありません)を連想します。そして部分的に雅楽と日本の古い時代劇(笑)。2001年の委嘱されて作曲された作品だそうですが、編成が大きすぎて、再演はなく、なんとこれが二度目(苦笑)。

 後半の異界は、今度は日本の同時代のSF映画やウルトラQ、ウルトラセブンです。はっきり言えば、こっちの方が音楽としては良かったと思います。左右に分けられたオーケストラが最初はそれぞれがずれています。作曲家曰く、二つのパラレールワールドを表すと。そして、結果的には違う世界だと思ったものは一つの同じ世界だったというオチです。演奏も確かにそのようになりました。Loin,bien loinはパート、パートのつながりが感じられず終始ばらばら。音楽というよりも音の羅列でしたから、ずいぶん違います。異界なら繰り返し聞いてもいいと思います。なお、吹奏楽器の演奏者が自分を楽器にする部分もありました。うたうのではなく、かけ声というか・・・念仏?・・・ああそうだ「りん、ぴょう、とう、しゃ・・・」の類が一番近いですね。そういうのが混じっていました。

 この写真は後半の準備中に撮影したもの。ハープが2台、マリンバが2台(ただし、演奏者は一人でした)。それともう一台の楽器はチェレスタというもの。ハープとチェレスタは前半でも使われました。そちらは開演中に準備していたので写真撮れませんでした。

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後ろにも色々あります。

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 最後の火の鳥の前に、異界の編成が変則で準備に時間がかかるので、その間に指揮の飯盛さんと企画をしたとかいう白石美雪という人とMMホール館長の池辺晋一郎氏がでてきてトークで時間をつぶしました(笑)。結果的には15分ほどおしたようです。池辺氏も元々は現代音楽の作曲家なのですが、他と違う音を追い求めるのが現代音楽で、オーケストラ全員が爪を切るのを考えたが、リハーサルできないのでやめたと冗談交じりにいっていました(笑)。
 火の鳥は良かったです。まあ、石田ファンとしては贔屓目に見ているのかもしれませんが、前半よりも彼がコンサートマスターを務めた後半の方が演奏自体もよかったと思います。アンコールも一曲。現代音楽ということでやや不安もありましたが、思ったよりもよく、楽しめました。
  終わってCD売り場の飯盛さんの本も売られていて相方が欲しいと買いました。そうしたら飯盛さんのサイン会しますよと。余り並んでいなかったので相方サインしてもらいました。写真はちょうどその時のは取り損ねてしまいましたが。(^^;

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ニュウニュウ(牛牛)

 金曜日の夜にMMホールに聴きに行ってきました。12歳!の中国人ピアニストです。一言で言えば、我が家の評価は「もういいや」でした。ただし、周りの他の観衆は大絶賛・熱狂していましたが。
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 少し予定時間よりも遅れて出てきたのは、少年というよりも、男の子、がふさわしい人物です。そりゃそうです。日本で言えば小学六年生なのですから。演奏曲目は以下の通り。これらを全て暗譜でひききりました。

前半の曲
 モーツアルト
  ピアノソナタ第16番ハ長調K.545
  幻想曲 ハ短調K.396
  ロンドニ長調K.485
 ベートーヴェン
  ピアノソナタ第23番ヘ短調「熱情」op.57

後半の曲
 モーツアルト
  きらきら星変奏曲 ハ長調K.265
 ショパン
  12の練習曲
   op.25より 第7番 嬰ハ短調
   op.10より 第12番 ハ短調「革命」
   op.25より 第9番 変ト長調「蝶々」 
   op.25より 第11番 イ短調「木枯らし」

 ドビュッシー
  前奏曲集第1巻より 第10曲「沈める寺」
  前奏曲集第2牧より 第12曲「花火」

 リスト
  ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調

 拍手に答えて、アンコールはなんと6曲。
 ショパン 夜想曲第20番 嬰ハ短調
 リムスキー・コルサコフ 熊蜂の飛行
 唐盤光? 劉陽河(Liu Yang He)(劉の隣に本当は三水あり、変換出来ず)
 チャイコフスキー バレエ「白鳥の湖」より「四羽の白鳥」
 モーツァルト トルコ行進曲(ヴォロドス編)
 さくら

 何故、我が家の評価が高くないのか?まず、相方の感想は、音が硬い、聞いていて疲れる、です。私の感想は、映像が浮かばない、時々ひっかかる、です。この時々ひっかかるは相方も気が付いていました。
 映像が浮かばないというのは、音楽評論家が言うところの表現力が不足しているということなのかもしれません。単に私の好みの音でないだけかもしれません。そこまで評価出来るほどの経験や耳を私は持っていませんのでわかりません。

 問題は引っかかりです。単に下手なだけ、というのがもっとも簡単な答えですが、それは考えにくいように思います。そんなレベルではないでしょう。超絶技巧的な曲はきちんとひけるのですから。
 ひっかかりを感じるのは、そういう難しい曲、激しいパートではなく、比較的ゆっくりした曲、パートです。なので、これは、リズムが合わないのではないかと思います。彼のひくリズムと我が家が期待・予想しているリズムがずれているので、そのずれが出た時に引っ掛かるように感じるのではないかと思います。速いパートだと変化が速いのでずれがあっても気が付きにくいものの、ゆっくりしたパートだとずれに気が付き易いのではないかと。

 そういうことで、我が家は、一度聴けばいいかな、という評価になったのです。ただし、これは「プロのピアニストのソロコンサート」としての評価です。そこには12歳の少年ということは考慮していません。周りで絶賛していた人たちは、恐らくは、12歳の少年がここまでの演奏をする、ということでの評価でしょう。そこが我が家と周りの聴衆との違いです。
 それは言わば、彼をプロとしてみておらず、子供扱いしているとも言えます。

 子供としてみれば、神童、としかいいようがないでしょう。自分のが12歳の時に何をしていたかを考えれば。我が家の評価が厳しいのはあくまでプロのピアニストの演奏としてです。
 ただ、神童と呼ばれていても、大人になってただの人、になる場合もあります。そうならず、名ピアニストになることを期待しています。そして、その上での厳しい評価です。5年後、10年後、我々をうならす演奏を期待しています。

 その後は相方お気に入りのかばのおうどんへ。遅い夕食です。車をそばの駐車場にとめていきました。公営なので安いです。
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  関西風の汁で安いというほど安くはありませんが、妥当なお値段で美味しいです。開演前に少しパンを食べたのにちょっと食べ過ぎました。てんぷら少ないのにすれば良かった。
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こっちは相方の
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半熟卵のてんぷら
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拍手鳴り止まず

 ひゅうがの後はMMでのコンサートにいってきました。エフゲニー・キーシンのピアノリサイタルです。名前からわかるようにロシア人。1971年生まれですが若く見えます。当日券もなく、完売でした。全体的に女性の観客が目立ちます。

 さて、前半はプロコフィエフの曲。まずはバレエ「ロメオとジュリエット」から10の小品 Op.75より、少女ジュリエット、マキューシオ、モンタギュー家とキャピュレット家。うーん、ちょっと私には会わないですね。ただ、二番目のカキューシオはどこかで聞いた曲・・・・名探偵ポアロのオープニングの曲と思い出しました。
 次もプロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番 変ロ長調 Op.84「戦争ソタナ」。これも駄目。あいません。イメージがまったく浮かんできません。。。上手なんだけど・・・。現代音楽風で、音の変化が大きいからでしょう。私は作曲家により合う合わないがあるので・・・プロコフィエフは合いません・・・。でも、ほかの観客は拍手拍手。ファンの女性が多いみたいです。
 後半はショパンだから大丈夫かな?まずはポロネーズ第7番変イ長調Op.61「幻想ポロネーズ」。だいぶイメージが浮かんできました。ただ、途中からイメージが浮かばなくなり、後半混乱。
 続けてマズルカ Op.30-4、41-4、Op.59-1。これは明確。うん、こういう曲は好きです。
 そして、12の練習曲 Op.10より、第1番、2番、3番、4番、12番。この辺はいい感じです。そして、12の練習曲 Op。25より、第5番、6番、11番と続きます。上手ですね。後半は良い感じで終わりました。
 そして、アンコールですが・・・・これが終わりません(笑)。プレゼントを手渡す女性続出。終わって戻って、拍手鳴り止まず、再びお出ましになり、演奏。これが繰り返されました。
 さすがに終わっただろうと思って外にでたら・・・すると拍手が高くなった。で、ピアノの音が。うそ、また?で、中に入って聞きました。4曲目?
 それが終わってもまだ拍手続いています。さすがにこれで終わりだろうと思って私たちはでました。アンコールの曲のはり紙がありましたが・・・5曲でした。
ショパン:ノクターン第八番変ニ長調op.28-2
プロフィエフ:4つの小品Op.4より”悪魔的暗示”
プロフィエフ:歌劇「3つのオレンジへの恋:より行進曲
ショパン:ワルツ第7番櫻(この木片無し)ハ短調op.64-2しょ
ショパン:ワルツ第6番変ニ長調「仔犬」
 いやあ、新記録です、アンコール5曲って。普通は1曲か2曲。多くても3曲でしたから。18時開演でしたが、事実上、三部構成。私たちが帰ったのは20:45でしたから。

 似非クラシックファンでろくに知識もなく、エフゲニー・キーシンという弾き手がどういう人か知らないのですが(爆)、有名人なようですね。そして、上手です。超絶技巧という言葉がふさわしいです。また、来日するようなら聞きにいきたいと思います。

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ヒラリー・ハーン

 MMホールで行われたヒラリー・ハーンのヴァイオリン・リサイタルを聞いてきました。

 席はRB2-1だったので、上から比較的近くで見ることが出来ます。久しぶりにみたヒラリー・ハーンは相変わらず若いというか、やや幼い印象すら受けます。そろそろ30歳なので、白人女性にしては珍しいですね。
 最初は伴奏無しです。イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番 ホ短調 作品27-4。いきなり、快調に飛ばしてくれました。お上手(当たり前だ)。我が家のお気に入りの某バイオリニストは出だし調子いまいちで、だんだん調子が上がってくるのですが、この方は最初からすぱんと立ち上がります。理屈はわかるけどまるで違う音が同時になっているようで見事です。前に聞いた時よりも良いのではないかな?皆の評価も高く、拍手の嵐。曲の合間なのに再度挨拶に出てきました。以降も同じです。
 次はアイヴズのバヴィオリン・ソナタ第4番「キャップの集いの子供の日」。ここからピアノの伴奏あり。ピアのはヴァレンティーナ・リシッツァ。写真だと何人?という感じでしたが(キエフ生まれ)、実物はロシアのおばちゃんに近いお姉さん(失礼)。華奢な感じのヒラリーと比べるとちょっとごついです。問題は曲。何にこれ?ピアノとヴァイオリンがばらばら。アイヴズはアメリカの作曲家らしいけど、近代音楽らしく?めためたな曲です。独創性は買うし、ヴァイオリンの演奏は見事なものだけれど、でも嫌いです。綺麗ではありません。ピアノの音が強すぎるし。これは・・・・いらないなあ。ヒラリーはこの作家が好きで好んで演奏しているそうですが・・・・。
 続けてブラームスのハンガリー舞曲集から、第10、11、12、19、5、20、21番。ブラームスなら大丈夫だろうと思ったらやはり大丈夫。今度はピアノとの同期がとれています。5番はCMにも使われている曲ですね。これは素晴らしいです。これで前半終わり。
 で、後半。イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番 ホ長調 作品27-6。イザイはヒラリーの先生の先生だそうです。これはのどかな曲。田園風景が思い浮かびます。うん、こうでないと。
 続けてイザイの子どもの夢 作品14。ここから伴奏。これものどかな風景。ちょっと夕日っぽいかな?
 次は問題のアイヴズ。ヴァイオン・ソナタ第1番。時々風景が見えるのだけど、すぐにぐちゃぐちゃになります。勘弁して欲しいです。なんでもっと綺麗に出来ないのかなあ。うーん、まあ、意図的なんでしょうね。これじゃ、ピカソの絵です。人は評価しても私は嫌いです。
 最後はバルトークのルーマニア民族舞曲。これよこれ。街の風景だったり、まさしく踊りだったり。そういう風景が思い浮かぶ曲。こうでないと!
 終わって、観客に白人女性が一人いたのですが、多分、その人らしい声で大きな、ブラヴォーが。アイヴズの曲を除けば本当によかったです。アンコールはヒラリーが「xxxのカンタービレです」と日本語で。「xxx」はパガニーニだと後でわかった。これもいい曲だです。作曲家の意図がどうかはわからないけど、こんな映像が頭に浮かびます。夕焼け小焼けで日が暮れて、遊んでいた子供が家に帰っていって、家に明かりがともって家族が夕食を食べて子供が寝て両親がしばし二人だけの時間をすごして寝るというような曲。そういう風景が見えます。
 で、拍手が続いたらもう一曲。ハンガリー舞曲集の5番を再度。これは何故か車で走っている映像が見えます。ワインディングをかっとんだり、集落にさしかかりゆっくり静かに走ったり、またアクセル踏み込んだり。いいねですね。
 いやあ、アイヴズの曲を除けば実に良いコンサートでした。映像の話をしましたが、いつも意識している訳ではないのですけれど、でも、歌詞のない音楽を聴いていると頭に映像が浮かびませんか?無論、実はそれは、例えば映画で使われていてその映画の映像が思い出されていたりすることもあれば、頭の中で勝手に他のイメージと結びついているだけということもあるでしょう。
 でも、私は音楽はそういう部分があるものだと思います。でも、アイヴズの曲にはそれがありません。いや、映像は出てくるのですが、すぐにぐちゃぐちゃになります。だから、ピカソの絵です。私はあの手の絵は好きではないので。写真のような絵であるべきという訳ではないですけれど、動き出しそうな絵、そういう絵が好きです。音楽も同じです。
 ま、曲によってはイメージがコンサートのイメージになる場合もあるのですけどね(笑)。ノリントン先生の指揮のCDを聞いているとノリントン先生が指揮しているイメージが浮かびます。(^O^;ノリントン先生、またこないかなあ?

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バリもピンキリか?

 日曜日に千住真理子プレイズ千住明withスーク室内オーケストラのコンサートを聴いていました。千住真理子氏のヴァイオリンといえば、デュランティ。そう、ストラディバリウス=我が家での通称、バリ(一般的にはストラドと略するようですが、)。私がこの楽器の音色が嫌いなので、「バリ」蔑称といってもいいかもしれません。世間では名器と言われ、もてはやされていますが、私は変な気持ち悪い音がするヴァイオリンとしか思えず、大嫌いです。
 しかし、先日、諏訪内晶子氏の演奏を聞いた時に驚きました。彼女がひいたヴァイオリンもバリのはずです。有名なドルフィン。しかし、ドルフィンの音色はあの私の大嫌いなバリのそれではありませんでした。この時は、今日はドルフィンではないのかもしれないと思いました。
 そして今回。デュランティを聞いて分かりました。これは時々、バリくさい音がします。しかし、その音色は素晴らしいものです。圧倒的な存在感。無論、主役ですから当然と言えば当然ですが、デュランティが鳴り出すと他の楽器の音が消えてしまいます。絶対的な音量の差ではなく、音の存在感が違います。
 相方とも何故、バリでもこんなに違うのか。年末に毎年聞かされるバリのあの嫌な音とデュランティやドルフィンは違うのか?一般的に考えられる原因は、バリでもピンキリで、ただのバリと名前がついたバリはやはり違うか、引き手の技量の違いか、その両方かです。技量の違いはあるでしょうが、とはいえ、嫌な音のバリの引き手も一流といわれる人です。そうするとやっぱり、バリもピンキリなんでしょうね。

 そしてやはり、その名器から素晴らしい音色を引き出せる引き手の技量も評価すべきなのでしょう。有名なだけではやはりありませんね。また聞きたいです。そして、他の名付きのバリの演奏も聞いてみたいものです。

 コンサートは撮影禁止なので写真はお昼のアンチョビキャベツスパゲティ。下ごしらえ相方、製造私。ま、作らされたというのが正しいか?味はまずまず。
 Lunch




 そして街はあちこちに電飾やらツリーやらでてきて、クリスマスモード一色ですね。大野駅にもこんなの出来ていました。写真はいまいちですが。
Tree

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