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7/29/20’:F-15J改始動

 正式に誰もF-15J改とは呼んでいませんし、既にF-15は数回(機体により異なる)改装されていますが、過去の近代化改装と異なり、F-4EJからF-4EJ改への改装を越える能力強化なので、勝手にF-15J改と呼びます。だって、F-15J J-MSIP機近代化改装じゃなにがなんだかわからないしF-15J(能力向上)でもしっくりきません。やはりここは、F-15J改でしょう!

https://boeing.mediaroom.com/2020-07-28-Boeing-Mitsubishi-Heavy-Industries-Partner-on-State-of-the-Art-Upgrades-to-Japans-F-15J-fleet#assets_20295_130712-117
ボーイングの発表によりと7月28日にMHIをプライムとして契約が結ばれたとのことです。FMSではなく、DCS(Direct Comercial Sale)とあります。いいですね。FMSの問題はさんざん言われていますが、DCSも増やせると良いのですが。

 さて、このF-15J改は、Jウイング8月号に解説記事が載っています。US側はF-15J改をJSI(Japanese Super Interceptor)と呼んでいると書かれています。それだけを見ると、空対空能力向上型に見えます。AAMを12発搭載(胴体脇に4発、左右の主翼下に4発ずつ)した図も掲載されています。ですが、それだけではなく、JASSM-ER/LRASMの搭載能力も持ちます。これらは最大3発(胴体下、左右の主翼下に1発ずつ)搭載出来るとしています。この時、主翼下左右にAAM-5を2発ずつ、胴体脇にAAM-4を4発搭載出来ると記事ではかかれています。
 当然ながら何をどれだけ搭載するかなその時の状況任務でかわります。増槽を二つ、JASSM-ERを一発もあれば、増槽を一つ、JASSM-ERを二発もあれば、JASSM-ERを三発もあるでしょう。

 今回のボーイングの図では胴体下にJASSM-ERらしいものを1発、AIM-120らしいものを8発搭載しています。AAM-5よりもAIM-120は重いので、この構成だとJASSM-ERは1発だけしか搭載出来ないのかどうかはわかりませんが、可能性はありそうです。
 
 建前は別にして、F-15Jは今後は空対空戦闘よりも空対地・艦戦闘に主とするようになっていくのではないでしょうか。まさにF-4EJ改がそうであったように。F-35は高性能ですが、ステルス性を重視すると搭載力は限られます。長射程ミサイルならステルス性がないF-15Jでも問題ありません。進出距離が短ければ、ミサイル3発搭載出来ると思われますから。

 今中期防では20機の改装が予定されています。防衛白書によると1機35億円とされています(最初のよりは安くなるようですね)。それでも決して安くはないです。しかし、今後F-15J改が20年ほど使われるのなら、高くはないでしょう。もしかすると、更なる改装もあるかもしれませんし(笑)。

 

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