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7/8/20’:クーガvsメガーヌR.S.トロフィー:その2

 さて、ようやくメガーヌの話。先日試乗したGTは車そのものの乗り味などは良かったのですが、異形ステアリングとコラム固定式パドルが気になりました。ステアリングは同じですが、トロフィーならMTがあり、普通なら電動式パーキングブレーキなのですが、これはちゃんとサイドブレーキがついています。これは珍しいと思います。MTでも電動式パーキングブレーキが普通ですから。

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 ファミリカーとしては、普通のメガーヌと同じです。リアシートはちゃんとついています(笑)。荷物室もCセグなりでまあクーガに近いです。スペアタイヤではなく、パンク修理キットが床板をめくると搭載されています。装備も充実。まあ、我が家に必要なのはオートライトとシートヒーター位ですがちゃんとついています。自動ブレーキや後方警戒センサーやらなんやらも。ヘッドライトはLED。オートマチックハイビームだけはないようです。
 トロフィーなので当然ですが、シャシー・スポールではなく、カップ。カタログを見ても、硬いぞ硬いぞと書いてあります。R.S.だと「ハイレベルな操縦安定性だけでなく、日本の公道独自のアンジュレーション対応も視野に入れて、快適な乗り心地を両立した」と書かれていますが、トロフィーは「公道での快適性を維持しながら、フラットな路面でμが高く、コーナリングスピードが高いサーキット走行を重視したセッティング」と書かれています。この手の車で「公道での快適性を維持」と書かれているのは、翻訳すると「まあ、公道でもぎりぎり乗れる乗り心地」という意味です(苦笑)。ここは試乗で確認します。
 トロフィーにはトルセンLSDがついています。エンジンはR.S.が205kW=279PS/390Nmに対して、221kW=300PS/400Nm。ですが、カタログ燃費はMT効果?で、WLTCモード13.4km/lで、EDC(DCT)のR.S.13.3km/l、トロフィーEDC12.4km/lを越えます。
 タイヤは245/35R19のポテンザS001。

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ちょっと摩耗気味な気がします(走行距離は確認し忘れました)。フロントブレーキはブレンボの4ポット。トロフィーはR.S.よりもホイールが1インチ大きかったりしそうなものですが、まあ、逆に普通のR.S.も19インチです。本来なら18インチであるべきとも言えます。勿論、私はせめて17インチにして欲しいですが。ブレーキからすると18インチが妥当そうです。用品カタログに18インチホイールが載っています。ただし、ホイールだけで24万、別途タイヤも必要なので現実味はないですが。メーカーオプションであれば、18インチを選べば安くなるはずですが・・・さすがにこれでは18インチにする意味はありません。ホイールは恐らくスタッドレス用に用意しているのでしょうね。まあ、トロフィーでホイールが大きくならなかっただけましと考えていきます。GTが18インチだから、差別化の意味もあるのでしょうねえ。
 教祖様が「化石時代」と酷評していたGTのシートとは少し異なり(普通のR.S.はGTと柄違いなだけだと思いますが)、レカロのバケットシート。とりあえず、問題は感じませんでした。相方もこれは好きでしょう。
 ステアリングはやはり中央がずれていて、下側が欠けている異形。GTと基本的には同じものでしょう。サイドブレーキは外側(助手席側)のやや後にあり、私にはちょっと操作しにくいです。左ハンドル用そのままという印象。あるだけありがたいですが。
 ペダル周りは違和感はなし。メーターはLCD。表示形式は変えられます。6200位まで目盛りは白ですが、7000から赤線が引かれていますし、カタログのエンジン性能曲線図を見ても7000位は回せそうなので、昔風に言うなら6200からイエロー、7000からレッドというところでしょうか。

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なお、R.S.と比べるとトロフィーの方が線が綺麗じゃないですね。普通に乗るならR.S.の方が良さそうです。
 なお、私の後にも同じ車の試乗希望者が待っていて時間がなかったので(さっさと試乗に行って戻って譲った)ので、写真はほとんど撮れていません。
 そういう訳で急いで試乗です。ドラポジは問題ありません。視界は前は良いのですが、後はヘッドレスト三つがどんとバックミラーに映っていて邪魔です。もし、この車が我が家にやってきたら普段は後席のヘッドレストは外しておくことになるでしょう。後方視界が悪いのは嫌いなので。
 営業氏にブレーキを踏んでエンジンをかけて下さいと言われたので、え?クラッチではなくてというと、クラッチは踏まなくてもエンジンはかかるそうです。おや、今どきのMTとしては珍しい。これは良いですね。1ポイント追加。残念ながらキーではなく、スタートボタン。まあ、これはもう無理でしょう。回すのはポルシェくらい?
 アイドリング中はエンジンは静かで振動も余り感じませんが、後で、ボボボと排気音が聞こえます。この辺はR.S.(苦笑)。
 1速に入れてクラッチだけで発進。うん?随分つながるのが手前だったような?敷地から道路に出て・・・あれ?別に硬くありません。シャシー・カップのトロフィーということで身構え過ぎていたのかもしれませんが・・・普通です。あれれ?
 ステアフィールはまずまず。教祖様はGTの方がR.S.よりもずっと良いと言われていましたが、私のセンサーはそのレベルに達していないようです。回すと異形ステアリングは気にはなりますが、偏心含めて、思ったほどは酷くありません。むしろエリーゼSCの出っ張りの方が気になると思える位です。勿論、交差点を曲がる時など沢山回すと気になりますが、S660の方につかもうとしたらステアリングが無かった(大げさに言っていますが)というほどではないです。
 シフトフィールもまずまず。ただし、やはりクラッチがつながるのがかなり手前です。発進はクラッチだけじわっとつないで動き出したら離すのでそれほど問題ないのですが、普通の変速の時はこんなものかなと左足を離すとまだつながっていなくてどんとつながってしまったりしました。慣れればなんとかなりそうですが、試乗中に慣れることは出来ませんでした。
 300馬力!400Nmという化け物ではありますが、1.8Lターボであること、ダウンサイジングターボとはちょっと違って、特性上も低速からトルクモリモリというエンジンではないので、発進はそれほど速くは感じません。まあ、クラッチだけで発進してじわっとしかアクセル踏んでいないので当然ですが。やはり2000位は回さないと力が出てこない感じです。どっかんターボという訳ではないですが、どちらかといえば、昔風のターボです。まあ、エンジン性能曲線図通りですね。踏めばちゃんとパワー出てきまし、車の性格からしても踏んで回して乗る車でしょう。まあ、ターボと大排気量NAは違うのが当然ですね。
 同乗の営業氏がモードをNeutralからSportにしてくれました。排気音がかわります。ちょっと踏むと「スポーティー」な音がします。まあ、ポルシェのスポーツエグゾーストほど下品ではないので良いのですが、元々爆音君なので、Neutralでいいかな。パワステのアシスト量も減りました。電子制御系も変わるようですが、街中試乗では違いはわかりません。まあ、音は悪くはないです。それらしい音です。好みの方向性とはちょっと違いますが。
 ブレーキは普通です。違和感はありません。サイドブレーキはやはり使いにくいです。何故か、ウインカーとワイパーをしばしば間違えました。COVID-19のせいで余り乗っていなかったクーガの散歩を兼ねていったので、直前の車の影響はありません。過去にも国産車に試乗した時には良くまちがえますが、輸入車はめったん間違えません。うーん、ロードスターの影響でしょうか?AWはワイパーはレバーではないので、ウインカーは左が標準でしたが、ロードスターは右なので。でも、そのロードスターも最近散歩させている程度なのですけれど。ちょっと不思議です。
 ロードノイズが特別うるさいとは思いませんが、何かごろごろざらざらしたような音がします。アクセル踏むと消えるのですが、排気音でかき消させるだけかもしれません。または、この気になる音そのものが排気音なのかもしれません。それ以外は概ね静かです。
 乗り心地はやはり良好です。シートそのものはクッションは薄めなので、シートが振動・衝撃を受け止めている訳でありません。多少路面が荒れていても不快さはありません。車の動きは安定しています。GTも硬めであるものの乗り心地は良かったのですが、更に良い感じです。タイヤは薄いし、明らかに硬い脚なのですが。これと比べるとロードスターは突き上げによる上下の動きは大きく、酷いものです(苦笑)。帰りにクーガで試乗コースを走らせて見ましたが、クーガの方が路面変化による上下の動きが大きく出ました。当たりは丸いですが。うーん、これは4HCC(4輪ハイドロリック・コンプレッション・コントロール)ダンパーのおかげでしょうか?大きな段差とか連続してでこぼこがあるような路面だとどうなるかはわかりませんが。いや、乗り心地が悪くない、ではなく、かなり良いです。よくある電制ダンパーとは相性悪いのですが、もし、この乗り心地が4HCCのおかげなら、それはどうやら私と相性が良さそうです。電制ではないようですしね。
 ボディ剛感は十分高く、全体的にがっちりしています。前述の通りややうるさいですが、とりたてて振動などは感じません。シートも良好(少なくとも短時間では)。これ。GTもそうでしたが、4WSである4コントロールは街中で乗る限りは違和感はありません。これなら大丈夫かな?
 気になるのは、クラッチです。慣れると思いますが、もう少し奥でつながって欲しいです。試乗で左足が少し疲れました。後はステアリングはやはり気になります。それから排気音はうるさいです。そのせいか、耳障りな音が室内でも聞こえる場合があります。後方視界が見た目よりも良くありません。後は問題ありません。少なくとも街中では快適な車です。
 高速巡航したらどうなるか?やってみないと断言は出来ませんが、感触からすると問題なさそうです。

 おいおい、クーガvsメガーヌR.S.トロフィーって、おかしいだろう?と思われる比較ですが、問題ありません。立派にファミリカーに出来ます。
 という訳でクーガとの比較です。クーガが明らかに優っているのは、いつもの通りのステアフィールとステアリング、それから居住性と荷物の搭載力です。まあ、これらは当たり前ですね。それと後方視界。また、雪道は当然SUVのクーガが上なので、冬の旅行だとクーガが良いです。それから段差を平気で乗り上げていけるので意外と狭い道でも気にしないで走れます。トロフィーは全幅が1875mmとクーガよりも広いで気を遣うでしょう。
 トロフィーが優っているのは、まさかの乗り心地(笑)。勿論、諸々の装備も。エアコンは多分トロフィーの勝ち(世代が新しいので)。そして勿論、ミッションは5ATパドル無しのクーガと比べれば6MTですから、圧勝ですね。車の性能とは関係ないですが、税金もトロフィーの方が安いですね。1.8Lなので。ああ、それから4コントロールのおかげで最小回転半径は5.2mなので、小回りは圧勝です。燃費もトロフィーでしょう。
 総合的に見てどうか?高速巡航が見込み通り問題ないという前提ですが、冬ならクーガ、それ以外の季節ならトロフィーが優っている可能性があります。高速一区画でも良いので試して見たいですね。
 
 ただ、やはり問題になるのは価格。色が黄、白、黒しかなく、自動的に黄色(ジョン・シリウス=R.S.の以前からある黄色)です。これが+16万円の特別色です。トロフィーMTは489万円ですが、黒は絶対あり得ず、白も+16万円なので、どっちにしても515万円。フロアマット、ETC、コーティング、延長補償にサービスパックがついた基本的な見積もりで約600万弱。値引きや下取りは含んでいませんので、これが上限ではあります。それに見合う価値があるのか?そこです。もし、トロフィーのステアリングが真円だったら?かなり魅力的ですが・・・・。

 勿論、そもそもファミリーカーとしては高すぎます。しかし、トロフィーなら早ければ2022年に必要になるかもしれないファミリーカーと趣味車統合計画の候補になる可能性があります。今は、無理です。トロフィーでお山に遊びに行ったりしたらタイヤやブレーキ代でいくらかかるかわかりません(苦笑)。この車で真面目に遊んだら、消耗度合いは981やエリーゼSCよりも遙かに高いでしょう。
 10年位先になると我が家の車はAWともう一台の計2台に減る可能性があります。その時ならトロフィーは最適かもしれません。相方が運転にこだわればBセグの2ペダルになるのでしょうけれど。現在は年に多いと十数回(年により異なりますが)はお山に遊びに行きますが、2022年以降は半減すると思われます。10年先だと精々数回かもしれません。時間は出来ますが、収入は減りますし、体力も無くなります。
 それを考えると、いつ、かは別にして、トロフィーMTが無くなる前にまずはクーガをトロフィーと入れ替えて、更にその後趣味車を減らし、時々のお山は遊びは年に一度はAW、後はトロフィー、最終的には相方号もいなくなり、AWとトロフィーの2台体制というのはなかなか良い案です。
 86でも良いのですが、趣味車よりで、人と荷物の搭載力が劣ります。

 でも、今、と言われると・・・うーん、微妙。まあ、何にしても相方にも試乗してもらってからですね。幸い、メガーヌはもうしばらくは現行モデルが続くはずなので、MTが無くならなければ、2022年の次のクーガの車検がその時かもしれません。

 今回の結論は、保留、です。ともかく、相方がどう思うかですね。E-PACEは私は乗り心地はそう悪くないと思いましたが、相方がげろげろという評価でした。大丈夫そうですが、好みに合わないこともあります。もし、好みに合わなければ、メガーヌは無しです。

 しかし、乗り心地は驚きました。GTがタイヤの割によかったので、そんなに酷くはないかもとある程度は期待しましたが、それもGTからどれだけの悪化(硬くなる)にとどまるだろうか?でしたが、下手するとGTよりも上です。試乗コースで比較すれば、我が家の4台の車いずれと比べてもぶっちぎりでトロフィーが上です。我が家周辺の良く通る荒れた道だとここまで快適ではないでしょうが、他の車もかなり揺れます。どうなってんだろ?これ、リアはトーションビームなんですよね。
 正直、ルノーの車は、乗り心地は余り良いものはありませんでした。過去最高はルーテシア(クリオ3)R.S.でした。あれはトーションビームで最高の乗り心地と言って良いでしょう。次点はトゥインゴGT。ただし、路面によってはかなり悪化することもありました。それ以外は普通か悪いのばかりです。しかし、現行メガーヌGTはルーテシアR.S.に匹敵しましたし、トロフィーはそれを越えています。まさかこの車がそんなに良いなんて。教祖様はGTは良いけど、R.S.はぼこぼこにけなしていましたから(苦笑)。乗り心地は個人差が大きいので、やはり、乗ってみないとわかりませんね。

 なので、念のために最後に書いて起きますが、脚は硬いは硬いです。ふんわり系が好きな方だと乗り心地は悪いと感じるかもしれません。でも、NDの中で試乗した範囲内ではNR-Aが一番良かった、と以前述べたのとは異なり、絶対的に見てもかなり良いです。トーションビーム過去最高です。フィエスタ(の過去最良だった個体)も負けています。我が家の今のフィエスタはやれもあり、乗り心地は落ちていますので、今比較するとどうみても勝てません。

 うん、トロフィーは良いです。良いですけど、これでトロフィーってのはおかしいというか、随分、R.S.も丸くなりましたね。ルーテシアRSだって、良かったのはシャシー・スポールで、シャシー・カップはやはりハードでしたから。これだとトロフィーはまるで昔のシャシー・スポールですよ。まあ、トロフィーRがあるからかなあ??

 しかし、車の出来が良いとなんでルノー・スポールともあろうものがあんなへんちゅくりんなステアリングを採用したのか!?怒りを覚えます。マーケッティング側が「スポーティな」ステアリングじゃないと売れないから、絶対異形じゅないと嫌だとだだこねたのでしょうか?走るという観点からはメリットは何もないですよ。むかつく。アルピーヌもそうですが。

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