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6/15/20’:イージス・アショア配備計画停止

 AHシリーズの途中ですが、イージス・アショア祭り(笑)が開催されたので、今日はこれを。

 突然、河野防衛相が配備計画の停止を発表。技術的な問題とコストが理由というので、だから、SPY-6にしろといっただろ、LMSSRなんか採用するから・・・と思ったら、ブースターを演習場に落とすと地元に約束していたが難しいので停止とのころ。正直、嘘くさいというか、それは口実・表向きの理由だろうよと思います。というか、そんなの無理では?てっきり海に落とす計画だと思いこんでいました。

 SM-3は迎撃ミサイルと言っても、小型衛星打ち上げロケットですからね。また、ミッドコース迎撃なので、まあ、斜めに打ち上げるのではなく、ほぼ上空に打ち上げるとは思いますが。とは言え、狭い演習場の敷地内に落とすのは難しいでしょう。スペースXみたいに垂直に噴射しつつ着陸するならともかく(苦笑)。
 
 地元の反対が強くのは確かですし、誰かがブースターは演習場内に落とすと言って説得していて、それが無理だと山口でも配備が難しくなるというのはあるのでしょう。

 とはいえ、理由はそれだけではないでしょう。やはり、LMSSRに対する疑問が政府内でも持ち上がっているのではないのかと思います。最近、安倍政権内で力関係に変化が起きているように感じます。

 イージス・アショアそのものには賛成です。ただし、LMSSRではなく、SPY-6であるべきでしょう。また、自らを守るためにSM-6の運用能力は持たせるべきです(ロシアなどの難癖つけてくるのは無視。INFはもう死んだし)。

 DDGを本土防空(BMD)から解放すべきです。冷戦期に飽和攻撃に対向するために整備されたイージス艦ですが、冷戦終わり、ソ連崩壊し、飽和攻撃の脅威が無くなってしまって、そのまま整備し続ける意義が薄れた所に北朝鮮のおかげでBMDという新たな任務が得られ、継続整備。が、しかし、中国海軍が拡大し続けている現在、BMDより、本来の艦隊防空に戻るべきでしょう。BMD能力そのものは必要です。もし、ASBMが本当に実用化されてたら、それから艦隊を守る必要があります。

 平時のBMDは、謂わば、安全ではなく、安心のためのものでしょう。であれば、DDGではなく、「アショア」であるべきだと思います。ただ、日本の場合、配備する場所が余りありません。国が好きに用地買収・収用出来るなら話は別です。軍事的合理性からの場所選定をするならば適地はあります。ですが、そんなこと日本では出来ません。
 
 そうであるのなら、レーダー・管制システムの設置場所と発射機を別の場所に配置することも考えて見ても良いのではないでしょうか。海上にリグのようなものを設置するとか。また、CECを適用し、FFMのVLSにSM-3を搭載して数隻遊弋させ、陸上から制御するというのはどうでしょう?更に言えば、建造予定の哨戒艦にVLSを8基程度搭載する手もあると思います。いや、極端に言えば、港に停泊していても良いでしょう。退役予定のDDを改修して良いです。必要なのは大雑把に言えば、VLSと通信装置だけですから。勿論、現段階では存在しないのでこれから開発しないといけませんが。

 何にしても高価かつ有用なDDGをBMDのために貼り付けるのはそろそろやめるべきだと思います。

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