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2020年6月

6/30/20’:FX:防空軍派の勝利?FXは空対空重視!?

 以下は河野防衛相が書いた「次期戦闘機」という記事です。
https://blogos.com/article/467704/
 公式にはまだ何も発表されていませんから(少なくとも私が知る限り)、非公式なものですが、現役防衛相が書いたものですから、公式発表に準じるものと考えて良いのでしょう。

 以前も述べたようにF-2後継機=次期戦闘機なのでFXと呼びます。また、F-15JのJ-MSHIP機の更なる近代化改装型はF-15J改と呼んでおきます。まあ、今回で改3型位ですが、F-4EJ改の前例に倣います。


 FXは航空優勢を獲得するため、主として空対空戦闘を行うことを想定し、以下の性能が求められるとしています(引用した上数字は私がつけています)。

1.航空自衛隊や米軍の航空機に加えて、海上自衛隊や陸上自衛隊の装備品とネットワークで連携して戦う能力
 
2.高いステルス性と探知性能に優れたセンサー
 
3.各種の妨害を受けながらも電子戦を継続できる能力

 そして、能力向上の改修を自由に行えること、拡張性の確保が必須だとしています。


 また、F-15J改は約70機とされています。FXの生産数は明記されていませんが、F-2と置き換えなら、FXの生産が完了した時点で
F-35A:5個飛行隊
F-35B:2個飛行隊
F-15J改:3個飛行隊
FX:3個飛行隊
計:13個飛行隊
という体制になるのでしょう。1個飛行隊は機種により異なるのでしょうが、20機前後。
 ただ、新規開発してたったの70機だと1機いくらになることやら。F-15J J-MSIP機は約100機ですから、差し引き30機。DJは改修しないという情報がありますが、数から言えば、改修DJ以外の約70機、そういうことですね。DJをどうするのかはわかりませんが、そのまま教育用(第23飛行隊)と飛行教導隊で使うのでしょうか?それともF-15J改以外は退役させて、その分、FXを生産するのでそうか?それなら約100機生産出来ます。これでもまだ少ないのですが・・・。

 さて、河野防衛相の表現をそのまま受け取れば、FXは言われている通り、空対空用で、国内メーカー主導により新規開発されるということです。つまり、防空軍派が空軍派を押さえたということになるのでしょう。

 ですが、本当にそうなのでしょうか?

 求められる性能を改めて確認しましょう。2.は空対空戦闘に重要な性能ですが、空対地や空対艦でも極めて重要です。「探知性能」が何を探知するかによります。現代の空対空戦闘では、自機のレーダーを目標探知に使う時間は短いはずです。IRSTやF-35のEOTSのようなパッシブセンサーは必須ですが、AWACSなどの支援を得て戦うのが普通でしょう。ですから、これだけを見て、空対空重視とは言い切れません。第5世代以降の戦闘機に必須の能力だと言えるでしょう。F-15J改でも優れたセンサーの装備は可能ですが、ステルス性は無理です。大改装しても現在よりもRCSは小さく出来るでしょうが、第5世代機は当然遠く及びません。元々4世代機で最大級のRCSですから(苦笑)。

 3.は勿論、空対空戦闘に重要な性能です。ですが、空対地や空対艦でも重要です。これは当然ながら現代の戦闘機に必須の能力です。当然、F-15J改にも求められます。

 問題は1です。空対空重視なら「航空自衛隊や米軍の航空機とネットワークで連携して戦う能力」は当然です。しかし、そこに「海上自衛隊や陸上自衛隊の装備品とネットワークで連携して戦う能力」が加わるのは?空対空重視の戦闘機ならこれが一番最初に来るのは不自然です。これは明らかに空対艦や空対地のための能力です。

 つまり、求められている能力は、空対空、空対艦、空対地の全てに優れるマルチロールファイターそのものです。これはどういうことでしょうか?

 再度文言を確認しましょう。河野防衛相は「主として空対空戦闘を行うことを想定」としています。能力として空対空重視とは必ずしも言っていません。あくまで、FXは空対空戦闘を主に行うと言っているだけです。

 以前も述べましたが、FXを新規開発するとしたら、最大の敵はF-35です。運用コストはとりあえず別にして(FXも運用コストが低いとは思えませんし、F-15J改にしても低いとは考え難いですし)、調達費で比較すれば、相対的に安価で、十分な(最上ではないにせよ)ステルス性を有しており、高い能力のセンサーを持っています。F-35は空対空重視の戦闘機ではありませんが、現在の戦闘機でF-35を空対空戦闘で圧倒出来るのはF-22位でしょうが、そのF-22も電子戦装備やセンサーはF-35よりも一世代古いですから、状況によっては、負ける可能性すらあります。F-22が圧勝出来るとすると空自が大好き(イメージです(苦笑))な格闘戦の訓練だけでしょう。
 FXはそのF-35を越える必要があります。ですが、マルチロールファイターとして、F-35を越えるのは恐ろしく大変です。ですから、F-35を越えられるとしたら、重視する性能を絞り込む必要があります。これも以前述べたように空対空に特化した戦闘機か、F-35よりも大きなウェポンベイを有する戦闘機のどちらかでしょう。
 防空軍派が望むのは前者であり、空軍派が望むのは後者でしょう。どちらも難易度は高いですが、強いて言うならば、後者の方がまだ現実味があります。機体を大きくすれば、搭載力はF-35を越えられます。前者は技術的に可能かどうか疑問があります。それはほぼ、現段階では世界最高を目指すに等しいですから。

 次回に続く。

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6/28/20’:クルマ達のお散歩

 梅雨になり、週末は雨ばかり。車庫のクルマ達はずっと寝てました。まあ、白爺は「再生中」だったせいもありますが。土曜日、雨が上がって、AWの再生も概ね終わったので、久しぶりにお散歩に連れて行きました。いつもなら多少暑くても、窓を開けて、4AGの音を聞きつつ走るのですが、いかんせん暑くて、窓を閉めてずっとエアコンオン!が、外気導入だと微妙に効きが悪い感じがしました。内気循環にすれば冷えましたが。まあ、ECOモードだというのもあるかもしれないけど、多少、ガスが抜けつつあるかもしれません。走行中は特に問題なし。古いクルマのくせに暑いよりも寒い方が苦手なので(苦笑)。1時間半ほど走って戻ってきて、バックしたらエンスト。まあ、少し登るので時々あります。少し作業するために暫定的にフィエスタを車庫に入れておいたので、外にとめるつもりだったので、場所を確認するとちょっと前よりだけど、敷地内には入っているので、そのまま作業。
 左リアの部分、塗装の段差が残っていたので1000番で削ってみたら・・・削り過ぎ(苦笑)。再塗装決定。

2006285

左リアのマッドガードを確認。やはりうまくつきません。

2006282 2006283

削ってみたらだいぶましになりました。削った部分含めて塗装しなおしです。

2006286
 両側のドアは写真で見るとまずまず綺麗になったように見えますが、実物はかなりまだ酷く、特に左は狭くて良く見えなかったのですが、塗装の段差が残っていたりします。

2006284 2006281

ここも削り直し。当日は時間切れ。
 車庫にいれるためエンジンをかけようとしたら・・・あれ?かからない。(^^;えっと、これは冬の病気のはずなんですけど。(^^;;仕方ないのでアクセル煽りつつエンジンかけたら、かかりました。ふー。久しぶりだなあ、この現象。しばらくアクセルを少し踏んでいて、それからエアコンをつけて(アイドルアップのため)無事に車庫入れ終了。
 
 日曜日は雨でしたがお昼位にあがってきたので、帰ってきて、Mくんのお散歩。似たようなコースを1時間半ほど。うーん、やはり脚が硬いです。アイドリング中にドラレコが揺れます(苦笑)。走っているとそこまで揺れませんが。問題はそこではなく、アクセルペダル。やはりオルガン式のアクセルペダルはとにかく踏みにくいです。いまだ、ヒール・アンド・トゥが出来ません。空振りしたり、踏み方が足らなかったり。987/981もオルガン式で踏み難かったのですが、NDは更にやりにくいです。いらいらします。これ、慣れるかな・・・・かなり心配。
 戻ってきて車庫に入れたら、ちょっと入れ方がずれてAWとの間の空間が狭くなり、降りるのが大変。仕方ないので窓を開けて出ました。フィエスタを元に戻して、窓を閉めたのですが、フィエスタのようにリモコンでは閉まりません。やっぱ駄目か。手を伸ばして・・・スタートボタンは左側(中央側)にあるので手が届きません。右側だったら良かったのに。キーを差し込んで回すなら右なんですから、スタートボタンも右にあればいいのに。なんとかスイッチを入れて窓をしめて、オフ。ふー。
 MRとFRを同時に入れるとドアの位置がずれるので反対側のドアミラーに当たるのでめんどくさいです。MRどうしだと綺麗にずれるので開けやすいのですが・・・。乗り降りに関してはエリーゼの方が楽でした。これもいらいらの元です。981並にリモコンで幌を開け閉め出来れば良いのですけど、そもそも電動じゃないです(苦笑)。
 ちょっと振動とか、アクセルペダルとか、乗り降りとか、次第にいらいらが募ってきています。良く無い兆候・・・。

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6/25/20’:リアル名車再生!?ほぼ終わりだが、課題が一つ

 雨が降り出して作業が進まなくなったこともあり、報告が開いてしまいましたが、なんとかほぼ終わっています。

 グリルとフロントスポイラーもついて、ドラミラー付け根の塗装も終わり。ボンネットのタッチアップ跡の処理も終わり。右側はほとんど何もしないはずでしたが・・・フロントフェンダーの端の昔の補修跡が気になり、削って塗りなおし。更に右ドアも上を磨いて終わりのはずが、昔の補修跡がやはり気になって削って塗りなおし(苦笑)。まあ、よく見ると酷いのですけど、遠目にはだいぶ増しになりました。
 こうして、塗装すべきところは終わって、最後に2000番の耐水ペーパーで表面の取れない汚れを落としています。後はエンジンフードと後だけです。
 
 しかし、課題が残っています。それは左リアマッドガード。つけようとしたのですが、上のねじをつけると下があいません。下にあわせると今度は上があいません。ここはぐさぐさだったので本来は切り取って板を溶接すべきところ、そんなことは出来ないので、パテを盛って元の通りに修正したつもりでしたが、盛りすぎたようで、ぴたりつかなくなっています。つけて具合を確かめたつもりだったんですけどね。とりあえず、フェンダー側を削ってみましたが(ここも盛り過ぎていたので)駄目です。塗装してしまったので、再度削る気にはなりません。そろそろ決断しないといけないでしょう。なんの決断か?それは上だけねじ止めして、下側は両面テープで貼り付けるのか、それともちゃんとつくように削るか、です。まあ、答えは出ていますね。両面テープでしょう。仕方ありません。いつまでも眠らせておく訳にはいきませんから。
 
 写真は終わって、どこか日光の下で。

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6/24/20’:ジムニー・シエラ:MTとジムニー:AT試乗

 移動制限も撤廃されたし、久しぶりに試乗に行ってきました。相方が興味を示していたジムニーです。

 ジムニー:ATの試乗車があるはずでしたが、たまたま他店舗へ行っているとのことで、シエラ:MTしかありませんでした。まあ、内外装はほとんど同じなので相方に「ジムニー」を知ってもらうには問題ありません。内外装は好評。シートヒーターがついているのもポイント高いです。シートや視界なども良好とのこと。後部座席はまあここは普段はシートを倒して荷物室でしょう。基本的に相方はたいそう気に入ったようです。

 なお、以降、軽のジムニーを「ジムニー」、ジムニー・シエラを「シエラ」と呼びます。

 問題は乗り味です。本命は軽のAT(相方号候補として見に来たので)ですが、まあ、大まかにこれでも乗り味はわかります。という訳で試乗させてもらいました。
 タイヤはDUELER H/Tで、銘柄は軽と同じですが、サイズは195/80R15でちょっと違います。当たり前ながらトレッドも広いです。

200622j1


 タコメーター上6300位からレッドゾーン。ドラポジなどはOK。さて、発進。ふむ、軽よりもトルクがあって発進は楽ですね。40kg重たいですが、トルクがジムニーの96Nmに対して130Nmなので(1.5L NAとしては大したことない性能ですが)。
 道路にでたら・・・あれ?普通です。当たりは柔らかい(タイヤが厚いおかげでしょう)ですが、揺れません。ジムニーもスペックから想像するよりもずっと動きは落ち着いていて快適でしたが、シエラはそれを上回ります。相方の乗り心地が良い、が出ました。
 曲がる時もジムニーのあのぐらっときてから曲がる感じが弱いです。ある程度はしますが、シエラの方が普通です。あれは車高が高くてトレッドが狭いためでしょうか?
 アイドリングではとても静かで、相方からアイドリングストップついているの?と言われた位です。走りだすと相応にエンジン音はしますが、我が家基準では十分静か(我が家の車たちが賑やかすぎる?)。また。ロードノイズが少なくてエンジン音以外は静かです。これまた我が家の車はロードノイズが大きいのが多いので(苦笑)。
 路面が荒れているとやや動きは出ます。また、S字のように左右に連続してステアリングを動かすとやはり普通の車よりもぐらっとした感じはします。とはいえ、全体的には普通です。エアコンももちろん効きます。
 相方の感想も「普通」です。私がちょっと独特の乗り味がして合う合わないがあると事前に言っていたせいもありますが、普通に良い車、とのこと。
 
 戻って営業氏と一緒に会話。ジムニーかシエラか。普通に使うのならシエラの方がよさそうです。ただ、4ATなのでそこが問題かもしれません。色々会話した後に、ジムニー試乗車(AT)が戻ってきたら試乗させてもらうことにしました。最初はでは、来週・・・ということでしたが、もしかして戻ってきているかもと調べにいったところ・・・実はありました。
 という訳で今度はジムニーATの試乗です。運転は珍しく相方。わお。営業氏を後ろに乗せて、私は助手席。ああ、このパターンは珍しいですね。試乗で私が運転しない時は普通は後部座席に座ります。まあ、ジムニーで後ろに乗ることはないのでこれで正解でしょう。
 さて、4ATの軽ですが、どうでしょう?タイヤ同じ名画で、175/80R16です。

200622j2

 さて、発進。あら、意外と普通に走り出しました。回転数はシエラより高くなるので、ある程度音量は大きいですが、街乗りなら平気です。アイドリング中も静かです。ロードノイズはシエラ同様に小さく静かです。踏み込んだ時にエンジンの回転数が高まるだけで、全体的には我が家基準では静かです(え?基準がやはりおかしい?)。。
 シエラと比べると若干路面に凹凸を拾いやすい気がします。とはいえ、乗り心地は良好といえるでしょう。また、曲がる時も自分でステアリングを握っていないせいか、3人乗っている(後ろに過重がかかっている)せいか、先日、MTを試乗した時ほど、ぐらっとした動きは感じません。
 左右に切り返す場所ではやはり少しシエラよりも動きは大きいです。ただ、不快ではありません。問題ないでしょう。そして、相方から「楽しい」「クルマらしい」との言葉が。わお、大絶賛だよ。
 いきなりジムニーが次期相方号の最有力候補に浮上しました。戻ってきておりてから、そうだと再度乗り込んでマニュアル操作の向きを確認しようとしました。運転手としては正しい方向でないと嫌ですからね。ところが・・・PRND2Lしかありません。マニュアル操作無しです。あう・・駄目だよ・・・。
 ジムニーそのものは良いのですが、私はMTでないと、相方はATでないと駄目なので、現実難しいです。相方号なので買ってしまわれたら仕方ないですが。久しぶりにL発進運転をするしかないですね。
 
 ジムニーとシエラ、どちらが良いか?スペックから考えればATならシエラ、MTならジムニーでしょう。スペックからトップギアで100km/h巡航時のエンジン回転数を計算してみました。

 ジムニーMT:3895回転
 ジムニーAT:3817回転
 シエラMT :3131回転
 シエラAT :2633回転

 意外にも4ATの方が低いです。特にシエラはわりとワイドで4速巡航だけ考えれば普通です。ジムニーは軽なので回転は高いですが、とはいえ、ビートよりは低いです。ビートは5速4000回転でやっと80km/hでしたから(当時は軽は最高速度80km・h)。ただ、試乗した感じからするとジムニーはもう少しギヤ比を上げても問題なく走れそうです。ま、我が家は加速力を余り求めないせいでもありますが。

 相方号としてはシエアATの方が良いでしょうが、相方もジムニーの方が楽しいとは言っています。シエラは良くも悪くも普通だと。

 まあ、問題は納期。以前として「約一年」だそうです(苦笑)。フィエスタの車検は来年2月ですから、仮にそのタイミングで乗り換えるとしたら間に合いません。まあ、実際にいつになるかはわかりませんが。

 なお、納期が長いので営業氏は他の車はどうですかと当然勧めてきます。ただ、CVT駄目だというとクロスビーではと。それサイドブレーキないから駄目です(苦笑)。たまたまスイスポATの試乗車もあったのですが、この営業氏は変わっていて、スイスポだとフィエスタと同じような車だから駄目ですねと。普通、フィエスタからの乗り換えばらスイスポが最適ですよと!と勧めるところではないでしょうか。また、何故かアルトワークスの試乗車もあったのですが、あれはAGSだからお勧めしませんと。だいぶ普通のATのつもりで買った人からクレームを受けているようで(苦笑)。マニュアル変速すれば問題ないんでしょうけどね。という訳で、ジムニーかシエラですねと。なお、他の車を勧めると15回に1回位はその車を買ってくれるそうです(笑)。ま、ジムニーはジムニーですからね。普通は他の車には興味を示さないでしょう。

 さて、どうなるのでしょう?帰りにトゥインゴは乗る意味がないね、乗り換えるならジムニーがいい!と言っていました。いやあ、えらい気に入ったようで。うむ、これは時間はあるし、NDで練習させてMTにするのが最良かも?免許はAT限定ではありませんし、本来は運転出来る、はず、ですから。

 ただ、本気でフィエスタをジムニーに入れ替えるとしたら、クーガをどうするかも考えないといけませんね。フォードが2台並んでいるのも変ですが、ジムニーとクーガが並んでいるのも変です。ジムニーがくるとしたらクーガは後席(義父)重視のワゴンかなあ?ただ、フォードが1台もいなくなるのは寂しいです。踏み切れないかな?だとするとジムニーも難しいか。悩ましい・・・。

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6/19/20’:DDG(イージス艦)増勢!?

 まずは、祝プロ野球開幕、祝開幕ライオンズ勝利!
 さて、本題。防衛大臣記者会見を見ると、アショアは停止ではなく、中止ですね。
https://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2020/0616a.html
https://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2020/0619a.html
 防衛省は停止し、官邸・NSCに中止を上申し、決定は官邸・NSCがする、という形式を踏むだけだと思います。元々が官邸・NSCから落ちてきた話ですからね。

 さて、イージス・アショアによりDDGの運用を楽にするはずだった訳ですが、どうするのでしょう?勿論、当座は今と同じです。そして、どうもDDGの増勢を防衛省は考えていると思われます。いや、原因と結果が逆なのかもしれません。特に秋田では地元の反対が強く、いつ実際に配備出来るかわからない状況です。そして、アショアは秋田と山口だと対北朝鮮用で、対中国用には最適とは言えません。対中国ならば、北陸と南九州のどこかに配備すべきでしょう。SM-3はICBMを迎撃出来ませんから、中国本土から北朝鮮を越えて日本に撃ち込まれたらどのみち手が出ません。そうすると相対的に射程の短いIRBM以下の弾道弾に備えるべきでしょう。そうすると目標になるのは南西諸島から九州だと思われます。岩国位はありえるかな?
 トランプ大統領は北朝鮮とは対決ではなく、宥和政策をとっています。自分のレガシーにするためでしょう。それに対して、当初はともかく、最近は中国に対しては強攻策をとっています。であれば、対中国で余り役に立たない現行のアショアよりもDDGの増勢を求めてきた可能性もあります。一般的に言われているのと異なり、アショアはアメリカに買わされたのではなく、アショア中止、DDG増勢がアメリカの要望かもしれません。トランプ大統領の言動と行動、「軍事的合理性」から納得出来る話です(ちょっと陰謀論入っていますが)。私は配備場所を変えて、アショアは継続すべきだとは思いますが・・・・。勿論、コストを理由に外されたSM-6も装備して。

 さて、DDG増勢となると、河野大臣の記者会見からも、個人的には嫌ですが、LMSSR(なんか奇跡的に正式採用されてSPY-7になったらしいので、嫌だけど、SPY-7とこの後は呼びます)がそのDDGに使われそうな雰囲気です。個人的にはとても嫌な展開です。
 いずれにしても9隻目のイージス艦が建造されるなら、それはSPY-1ではありえません。常識的に考えれば米海軍と同じSPY-6であるべきですが・・・・。
 ただ、逆に言えば、どうせSPY-7を使わされるのなら、9隻目以降のイージス艦は従来と異なるデザインでも良いと思います。そうすると思いつくのがMHIのFMF-AAWです。
https://www.navalnews.com/event-news/pacific-2019/2019/10/pacific-2019-mhi-unveils-opv-ddg-designs-based-on-future-jmsdf-frigate/
 これを見た時は、輸出以外に採用見込みがないんだけれどと思いましたが、可能性が出てきました。まさか、これを見越していた訳ではないでしょうが・・・。
 VLSは64+16で現行DDGよりも少ないですが、一回り小型ですし、省力化も期待出来ます。FFMとファミリー化出来れば利点は多いでしょう。

 DDG増勢といっても人はいませんから、乗員の合計は増やせません。なら、DDG/DDをより省力化したものと置き換えていくしかありません。
 4個護衛隊群用のDDは20隻として、むらさめ型9隻、たかなみ型5隻、あきづき型4隻、あさひ型2隻です。これらの乗員数は合計で3645人。これをDDG 4隻、DD 16隻と置き換えて、必要な乗員数を3645人以下にすれば、とりあえず人の話は解決します。とはいえ、将来的には更に減らす必要がありますが。
 FMF-AAWベースの新DDGの乗員数は不明です。まや型が300人ですが、これよりは減らせるはずです、というか、減らすために新型にします。2割減の240人を目標にします。するとDDGで960人です。あきづき型とあさひ型は新しいのでそのまま残すしかありません。この6隻で1260人も必要です。残り1425人。たかなみ型5隻は残すとすると889人。残り536人。5隻ですから、1隻あたり107人。答えは簡単ですね。むらさめ型9隻を退役させ、新DDG4隻とFFM5隻と置き換えます。これで総数はほぼ同じです。現状の30FFMよりは重装備になると思われるので(VLSは最初から装備するし)、若干乗員数は増えるでしょう。
 DDG4隻の建造には予算含めて相応の時間がかかります。まや型は起工から就役まで約3年。予算化から約4年かかっています。
 これから本格的に設計するんで、もし、来年度に予算化できるとしても
2021年予算化
2022年起工
2024年就役
です。まや型は続けて2隻建造しています。FMF-AAWベースだとするとMHIで建造ですが、下請けとして他でも建造は可能でしょう。なので、予算さえ付けば、2021年に2隻、2022年に2隻予算化し、2024年に2隻、2025年に2隻就役も不可能ではありません。とはいえ、アショアの予算を転用するにしてもかなり苦しいでしょう。
 そうすると今の中期防で2隻、次の中期防で2隻予算化でしょうか。設計の時間もあると思いますので、
1番艦:2023年起工、2025年就役
2番艦:2024年起工、2026年就役
3番艦:2026年起工、2027年就役
4番艦:2027年起工、2028年就役
位でしょうか。

 概ね、2030年の護衛艦隊は、「大きな変更」が無ければ
 DDHx1、DDGx3、DD/FFMx4
という編制になるでしょう。
 
 それとは別に現在の予定ではFFMは22隻建造されます。はつゆき型、あさぎり型、あぶくま型の16隻で、2880人です。FFMは3隻に4組の乗員を用意して運用するとされていますが、22隻は3で割り切れないので、3隻ちーずが6個、4隻チームが1個になるのでしょうか。この場合、必要な乗員は2900人ですから、16隻のDD/DEとほぼ同じです。この他削減する掃海艇がありますので、ミッションパッケージを搭載し、それに従事する人員もなんとかまかなえるでしょう。
 
 2030年にはたかなみ型も艦齢は24-27年に達します。2030年代には代艦の建造も必要でしょう。人手不足は深刻になっているでしょうから、これらの置き換えはFFMかその発展型になる可能性が高いように思います。ただし、数を減らして、DDGと置き換えはあるかもしれません。ただし、護衛艦隊の編成にもよるでしょう。
 
 いつまでも基本的に同じ編制の4個護衛隊群という体制が変わらないとは思えません。質的にはともかく数的には減らすことも考えるべきでしょう。BMDはあくまでDDGが担うとすれば、こんごう型は代艦を当座は建造せず、再度改装(最低SM-3ブロックIIとSM-6の運用能力は必要でしょうし、レーダーの換装必要でしょう)して現役にとどまりつづけると思われます。2030年代には艦齢40年に達しますが・・・。

 以前2040年頃の編制を以下のように提案しました。
http://moy.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-b9b8.html
 今回はこれを元に近年の変更などを受けて、2030年代の編制の私案を以下に示します。


第一艦隊
 第一護衛隊群:外洋部隊
  いずも、DDGx4(まや型と新型)、FFMx4

 第二護衛隊群:外洋部隊
  かが、DDGx4(あたご型と新型)、FFMx4

 第三護衛隊群:BMDと日本海部隊
  DDGx4(こんごう型)、DDx2(あさひ型)、DDx4(たかなみ型)

 DDH(CV)x2、DDGx12、DDx6、FFMx8:計28隻

第二艦隊:水陸両用、掃海、近海警備
 第一水陸両用群
  ひゅうが、DDx2(あきづき型)、LSD(新型)x2、FFMx6、MSO/MSCx6


 第二水陸両用群
  いせ、DDx2(あきづき型)、LST(おおすみ型)x3、FFMx6、MSO/MSCx6

 第一哨戒隊群
  FFMx3、OPVx6

 第二哨戒隊群
  FFMx3、OPVx6

第三艦隊:潜水艦隊
 第一潜水艦群
  ASRx1、SSx12

 第二潜水艦群
  ASRx1、SSx9

以上、正面戦力は
 DDHx4、DDGx12、DDx10、FFMx26、OPVx12、SSx21、LSDx2、LSTx3、MSO/MSCx12、ASRx2
です。FFM含めて、「護衛艦」は、52隻で、現在の計画よりも2隻減ります。FFMは現在計画されている22隻にDD置き換え分4隻で26隻(先ほどは置き換えは5隻としていましたが、総数減らすので)。
 全てのDDとFFMにはCEC能力を持たせます。DDGを配備出来ない水陸両用艦隊では、あきづき型が防空の中核となり、CECにより、FFMのVLSに搭載したESSM(やその後継ミサイル)を発射出来るようにします。

 LSDはうらが型2隻の代艦です。おおすみ型よりは大型ですが、LHAのような全通飛行甲板は備えず、ヘリポート程度にとどめ、輸送力を重視します。ひゅうが型は異論もあるでしょうが、対潜用から、ヘリ揚陸艦へ改装します。

 第一艦隊は旧護衛艦です。ナンバー艦隊にしたのは第二艦隊の名称が難しいからです(苦笑)。実際は別の名前でもかまいません。
 第一護衛隊群と第二護衛隊群は、外洋で主に行動する機動部隊で、二群なので完全に常時一群とまではいきませんが、極力一群は行動可能な状態にします。
 第三護衛隊群は舞鶴と大湊を拠点とし、主に日本海を担当し、BMDも担います。常時少なくとも1隻のDDGは日本海で哨戒に当たります。

 第二艦隊は現在の掃海群を基幹にし、護衛艦隊所属艦も一部移籍します。日本の領海や近海の警備を担当し、輸送(揚陸)、掃海、哨戒を行います。建前としては、外洋には行きません(災害支援などは別にして)。輸送・揚陸はあくまで、日本の領土間でのみ行います。契約した民間船(現在のはくおうやナッチャンWorldが該当。この段階ではもっと数は増えているはず)も第二艦隊の指揮下に入ります。

 第三艦隊は独立した艦隊にすべきかどうか悩みますが、前回もそうしたのと他とのバランスを考えて艦隊にしました。なお、12隻と9隻になっているのは3隻を4クルーで運用するためです。
 
 補給艦やらその他支援艦艇は自衛艦隊直轄にしておきます。第四艦隊を教育、訓練、支援部隊として編制しても良いとは思いますが。

 地方隊は存続しますが、所属するのは「艇」や支援船だけに縮小します。現在所属しているDDやDEは第二艦隊へ移籍します(FFMに転換した上で)。

 2040年代へ向けて、おおすみ型は同数のLSDと置き換えます。ひゅうが型の艦齢も30年を越えるので代艦が2040年代後半には建造されるでしょう。この流れから言えば、それはLHAになるはずですが、F-35Bを24機とヘリを搭載する空母を建造し、いずも型をLHAに転用する手もあります。サイドエレベーターがあるので車輌の搭載はやりやすいですから。ま、お金があれば、ですけれど。ま、陸自を10万まで減らして浮いたお金の4000億の家、陸には1000億だけ私、空海で残りを使えばいけるかな(笑)。

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6/17/20’:陸自AH部隊はどうなる?:その4:予算を確保するためにはどうする?

 AH-64Eでなくても、何かしら火力支援のヘリが必要でしょう。では、予算はどうするか?前述の改修と新造でAH-64Eを30機整備するのに1032億円だと想定しました。AHが激減することを考えると、次期中期防中に改修と追加調達を終えるべきです(正確には2025年までに改修するのはもう間に合わないのですけれど)。こんな感じでしょうか?
1年目:198億円:新造3機:改修 3機
2年目:200億円:新造5機
3年目:198億円:新造3機:改修 3機
4年目:200億円:新造5機
5年目:224億円:新造2機:改修 6機
 運用可能なAH-64をある程度維持するために改修の半数は新造機がある程度稼働を始める5年目にまとめていますが、まあ、細かい内訳はともかく、5年間で200億円程度ずつ追加で予算が必要です。

 さて、UH-XやCH-47JAの調達とは別にどうやって確保すれば良いでしょう?陸自予算の増額は無しです。
え?アショア中止で予算が浮いたはず?あれは駄目ですよ。あくまで陸もBMDを担うということで確保されたものであり、陸でやらないのら他に回ります=予算人員が陸自から減らされるはずです。

 陸自予算の内訳は記載されていませんが、本年度予算で全体で
一般物件費:19.6%:9926億円
歳出化経費:38.1%:19336億円
人件・糧食費:42.3%:21426億円
と書かれています。

 定数は全体で24.7万人、うち陸自は約15万人。実数では約14万人。この他即応予備もありますし、定数と実数1万人の差をどう考えるかが難しいところですが、とりあえず、15/24.7万というこの比率で言えば、陸自の人件・糧食費は約1.4兆円です。はい、答えは簡単ですね。人を減らせばいいのです。200億円ならたった1.4%ですよ。約2000人削減すれば200億円捻出可能です。実際には装備の購入はローンで人件・糧食費はその年度の出費なので単純にはいきませんが、大雑把に言えばそんなものでしょう。
 今でさえ人手が足らないのに更に減らすのか!と陸の人に言われるでしょうが、以前も述べたように将来的に陸自定数は減ることはあっても増えることはないでしょう。理由?人がいません。子供は減り続けており、「兵隊」になる人口そのものが減少しています。今でも相対的に「将兵」の高年齢化は進んでいます(27,8歳の新品少尉とか)。
 であれば、人を減らして、機械化、無人機(航空機に限らず、陸上でも)などを進めていく必要があるでしょう。宇垣軍縮じゃないですが、陸自の定数と実数を概ね10万人(充足率はほぼ100%にする)に減らし、人件・糧食費を4000億円減らします。それを原資として、変革を進めます。
 ただし、全てが陸自で使える訳ではありません。空海も人員削減を余儀なくされますが、予算は足らなくても余ることはありません。
 1000億円は海領域、1000億円は空領域に使い、2000億円を陸自の装備改善に使うこととします。「領域」と書きましたが、単純に1000億円ずつ海自、空自の予算を増やすのではないからです。所属は陸でもその任務からすると本来は海自や空自に属すべきとも言える部隊の予算に使います。どういうものか?中期防衛計画にかかれていたLSVやLCU、V-22が海領域、イージスアショアと中大型UAVが空領域です。LSVやLCU、V-22は島嶼防衛用ですので、まあ、まだ、陸が運用してもおかしくはないのですが、イージスアショアは完全に押しつけられ案件です。なので、減らした分の予算をこちらへ振り向けます。UAVはグローバルホークは共同の部隊とされていますが、数はもっと必要でしょうし、リーパー級の中型UAVの導入も必要です。これらも島嶼防衛向けです。
 陸自向けも新装輪装甲車ファミリーの導入、96式の後継車など多数の装備調達が今後必要です。人を減らす分機械化率を高めて、普通科は基本的に何かしら装甲車で移動出来るようにすべきでしょう(軽装機動車は含まず)。予算はいくらでも必要です。
 2000億円の内、300億をAH部隊の再建(AH-64E 30機)やUAV含めて航空機調達に、700億を地対空、地対艦、地対地ミサイルを含む陸上装備の調達に、残り1000億円はそれらの維持費に振り分けます。 これにより防衛費の総額は増やせなくても、装備は充実出来ます。
 OH-6は謂わば、空飛ぶ軽装甲機動車のようなものす。私は陸自に必須だと思います。ただ、適当な機体がほとんどありません。新規開発しない(時間がないし)とすれば前回述べたように事実上H135しかないでしょう。武装キット込みにすると価格は上昇します。余り高いとAH-64Eの輸入の方が良いではないかということになってしまいますが・・・。とりあえず武装キット込みで20億としておきます。年10機、5年で50機調達出来ます。トータルで100機は欲しいですが、全てに武装キットをつける必要はないでしょう。
 
 とはいえ、次の中期防で一気に10万人に減らすというのは無理でしょう。あくまで将来的にはそこまで減らす必要がある(というか、ほっといでも人手不足で減っていく)ということです。なので、徐々に減らして行くことになるでしょう。まずはその第一弾として減らした分でAH部隊を再建しましょう。合わせてH135の導入も!

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6/16/20’:陸自AH部隊はどうなる?:その3:AH-64Dをどうする?

 AHをどうするのかは、個人的にはOH-6の後継をどうするのかと深く関わると思います。前回述べたように時間をかければ、今の予算でも、AH-64Dの改修とAH-64Eの新規調達は不可能ではありません。ただ、改修新規合わせて28機の調達に15年かかります。
 その場合、今の中期防から4期で調達される航空機は以下の通りです。
UH-X 150機
CH-47JA 12機
AH-64Dの改修12機
AH-64E 16機
合計178機+改修12機

過去の4期では
V-22 17機
CH-47JA 26機
UH-1J 52機
UH-60JA 23機
OH-1 29機
AH-64D 13機
LR-2 4機
YH-480B 28機
計192機
でした。数としては似たようなものですが、OH-6の後継は完全に無くなりますし、UH-60も調達終了ということになります。果たしてそれで良いのでしょうか?
 AH-64Eの調達はUH-XとCH-47JA以外のヘリを調達しないことを意味します。それでいいのでしょうか?
 また、改修は早くて2024年以降ですから、古い機体だと20年、もっとも若い機体でも10年経過しています。AH-64がどれだけの期間使えるかはよくわかりませんが、30年だとすると改修後の寿命は10年から20年です。なので、AE-64Eが30機揃う前に初期のAH-64Eは退役を始めるでしょう。また、そもそもAE-64Eのサポートがいつまで続くかもわかりません。AH-64Dの例からすると当座は問題ありませんが、米軍の新規調達は早々に終了とするとAH-64Dと同じことが起こりえます。AH-64Eももう10年ほど経過しています。後、17年先にも製造されているでしょうか?買いたくても買えなくなっているかもしれません。なので、本来は今の中期防で改修して、次の中期防で新造機を追加、位のスケジュールであるべきだったと思います。
 
 もし、他を優先し、30機のAH-64Eを調達しないとして、既存の、12機のAH-64Dはどうすべきでしょう?選択肢は三つです。

1.そのまま使える限り使う
 ただし、サポートは2025年で終了です。2025年になったらいきなり運用出来なくなる訳ではないにせよ、そう長期間は使えません。部品の買いだめなどはしてがんばるとしても、2030年位まででしょう。初期ので25年、後期ので15年位、大雑把にいって平均20年位使えます。AH-1と比べると短いですが、まあ、平均20年使えれば、それほど酷くはありません。

2.売却する
 新車が40億円、改修に26億円と仮定していますが、現実味は別にしてボーイング(というか、米軍になるのかな?)に買い取ってもらって、Eにアップグレードしてどこかに30億円位で売却するということも理論上はあり得るでしょう。ただ、下取り価格は極めて安く、1機数億円レベルになりそうです。10億だと改修後の売値が36億円で新車と大差ありません。ああ、買ってくれるのなら、米陸軍に買ってもらうのが一番面倒が少ないでしょうね。
 1機20億円位で、AH-64Dのまま買ってくれるところがあればそれが一番良いですが、難しいでしょうね。後、ライセンス生産品なのでどこまで共通性があるかが不明確です。それも考えるとDのまま売却は無理に思えます。
 12機売却しても精々40億円程度にしかなりませんが、追加の費用はかからなくなります。ただし、AH-1が朽ち果てつつあるので、陸自からAH部隊は消え去ります。

3.Eにアップグレードして使う
 一番妥当なのはこれでしょう。AH部隊はたったの12機だけになってしまうので、水陸機動団の火力支援専門=艦載機として運用する位にしか使い道がありません。逆に言えばそれなら12機でもそれなりに使えます。搭載するプラットフォームが限られますから(実質、いせとひゅうがの2隻。いずもとかがはF-35Bを搭載するから)。DDHに4機ずつ、4機は予備・訓練教育用としましょう。12機なら例えば前回述べたように次期中期防でなんとか出来ます。

 どうなるのか?2は実質的にはありえないでしょう。すると1か3です。前回述べたように年225億円の航空機購入予算が確保出来るのなら、3でしょう。それすらないのなら、1です。建前というか、現時点で改修も追加購入も計画されていない(少なくとも外から見る限りは)を考えると現在の路線は1だと言えます。

 なんにしても、10年先はともかく、近い将来、AHは12機だけになってしまいます。AH-64を水陸機動団専任にするとして、他の部隊はどうすればいいでしょう?UHを武装化するしか選択肢はありません。UH-60なら既存品がありますし、元々武装化の検討もされています。まあ、問題は価格。武装キットとそれを取り付けられるように改装していくらなんでしょうね?それだけで20億円とか言われると・・・AH-64Eの方がましでしょうね。UH-60Jも40機しかありませんし。
 UH-Xも70mmロケットと機銃くらいならそうコストをかけずに装備は出来そうです。ヘルファイアを積めればもっと良いですがお金もかかりますね。

 将来的には無人AHを有人機で管制するという方向にいければ良いです。AH-64Eを中核にする手もあります。1機が4機のUAVを管制すれば、AHは全部で60機はなります。まあ、UAVも安くはないですが(苦笑)。

 UH-Xの選定で道を誤ったとしか思えないです。AH-64DとOH-6後継をどうするのか?それも踏まえて考えるべきところ、単にUH-1の後継機調達にしてしまったので崩壊しつつあります。素人目にも調達計画が戦略的ではありません。そこに上から降ってきたV-22のせいで、色々なことが吹っ飛んでしまっています。

 いずれにしても、AHをどうするか、だけではなく、OH-6後継は完全に無しなのか、OH-1をどうするのか?UAVをどうするのか?それらも含めて検討すべきでしょう。どうすべきか?私はAH-64Eはこのまま後しばらくつかえるだけつかって、退役。OH-6、OH-1とAH-64Eを置き換える「ヘリシステム」を導入すべきだと思います。次期は?なるべく早く。勿論、次期中期防以降ですが、新規開発ではなく、既存機とUAV(これは国産化どうかは別にして新規開発)の組み合わせで置き換えであるべきだと考えます。つまり、AH-64DとOH-1は延命せず退役させます。OH-1は大好きですし、もったいないと思いますが、使い道がもはやありません。AH-64Dは12機だけEにアップグレードして使い続けるにしても数が少なすぎます。であれば、新しいシステムと置き換えるべきです。勿論、AH-1も退役です。
 AH-1、AH-64、OH-1の現段階での正確な稼働数はわかりませんが、2019年の段階でAH-1は55機保有していることになっているので、約100機でしょう。
https://www.mod.go.jp/j/publication/wp/wp2019/html/ns009000.html
 この100機を軽輸送攻撃偵察ヘリと置き換えます。また、偵察と攻撃用のUAVも合わせて導入します。

 機種は?新規開発は無いので、H135しかないでしょう。海自が既にTH-135を運用していますし、民間でも多数使用されています。問題になるのは軽攻撃ヘリとして使う時の武装キットです。これは後になっても良いと思います。H145でも良いのですが、UH-Xとの差が余りないのと価格が高くなるのでH135が良いと思います。武装キット無しなら1機10億以下だと思います。
 2024年からの中期防でH135を50機(年10機)、2029年の中期防でH135を10機、UAVを40機導入します。武装は機銃と70mmロケット弾、何かしらのミサイルを装備します。UAVはヘルファイアかブリムストーン(可能ならスピア3)か、スパイクNLOSの装備が望ましいです。
 UH-Xを40機、CH-47Jを3機調達し、年225億だと残りは340億です。H135が1機6.8億なら340億なので、ちょうど年225億に収まります。

 まあ、でも、武装キットの予算はどこからかひねり出さないと駄目ですね。UAVを後回しにする手もありますが・・・。武装キットの予算をひねり出すためには数を40機に減らす必要があるかもしれませんし、UAVもとりあえずは20機位に減らさないといけないかもしれません。 

 AH-64DをEにして、AH-6を導入する手もあるとは思いますが、AH-6(UAV)と組み合わせる手もあるとは思いますが、それを選ぶと軽輸送ヘリがなくなります。まあ、AH-6の有人飛行という手もあるにはありますが・・・・。

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6/15/20’:イージス・アショア配備計画停止

 AHシリーズの途中ですが、イージス・アショア祭り(笑)が開催されたので、今日はこれを。

 突然、河野防衛相が配備計画の停止を発表。技術的な問題とコストが理由というので、だから、SPY-6にしろといっただろ、LMSSRなんか採用するから・・・と思ったら、ブースターを演習場に落とすと地元に約束していたが難しいので停止とのころ。正直、嘘くさいというか、それは口実・表向きの理由だろうよと思います。というか、そんなの無理では?てっきり海に落とす計画だと思いこんでいました。

 SM-3は迎撃ミサイルと言っても、小型衛星打ち上げロケットですからね。また、ミッドコース迎撃なので、まあ、斜めに打ち上げるのではなく、ほぼ上空に打ち上げるとは思いますが。とは言え、狭い演習場の敷地内に落とすのは難しいでしょう。スペースXみたいに垂直に噴射しつつ着陸するならともかく(苦笑)。
 
 地元の反対が強くのは確かですし、誰かがブースターは演習場内に落とすと言って説得していて、それが無理だと山口でも配備が難しくなるというのはあるのでしょう。

 とはいえ、理由はそれだけではないでしょう。やはり、LMSSRに対する疑問が政府内でも持ち上がっているのではないのかと思います。最近、安倍政権内で力関係に変化が起きているように感じます。

 イージス・アショアそのものには賛成です。ただし、LMSSRではなく、SPY-6であるべきでしょう。また、自らを守るためにSM-6の運用能力は持たせるべきです(ロシアなどの難癖つけてくるのは無視。INFはもう死んだし)。

 DDGを本土防空(BMD)から解放すべきです。冷戦期に飽和攻撃に対向するために整備されたイージス艦ですが、冷戦終わり、ソ連崩壊し、飽和攻撃の脅威が無くなってしまって、そのまま整備し続ける意義が薄れた所に北朝鮮のおかげでBMDという新たな任務が得られ、継続整備。が、しかし、中国海軍が拡大し続けている現在、BMDより、本来の艦隊防空に戻るべきでしょう。BMD能力そのものは必要です。もし、ASBMが本当に実用化されてたら、それから艦隊を守る必要があります。

 平時のBMDは、謂わば、安全ではなく、安心のためのものでしょう。であれば、DDGではなく、「アショア」であるべきだと思います。ただ、日本の場合、配備する場所が余りありません。国が好きに用地買収・収用出来るなら話は別です。軍事的合理性からの場所選定をするならば適地はあります。ですが、そんなこと日本では出来ません。
 
 そうであるのなら、レーダー・管制システムの設置場所と発射機を別の場所に配置することも考えて見ても良いのではないでしょうか。海上にリグのようなものを設置するとか。また、CECを適用し、FFMのVLSにSM-3を搭載して数隻遊弋させ、陸上から制御するというのはどうでしょう?更に言えば、建造予定の哨戒艦にVLSを8基程度搭載する手もあると思います。いや、極端に言えば、港に停泊していても良いでしょう。退役予定のDDを改修して良いです。必要なのは大雑把に言えば、VLSと通信装置だけですから。勿論、現段階では存在しないのでこれから開発しないといけませんが。

 何にしても高価かつ有用なDDGをBMDのために貼り付けるのはそろそろやめるべきだと思います。

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6/14/20’:陸自AH部隊はどうなる?:その2:陸自の航空機購入予算

https://www.mod.go.jp/j/yosan/yosan_gaiyo/index.html
 にある過去の予算から陸自の予算、装備購入費、航空機購入費と装備購入費に占める割合を出して見ました。2002年度予算は数はあったものの個々の金額が無かったので、2003年度から今年までの18年分です。また、装備購入費のほとんどはローン払いなので、予算額との割合は出していません。
 普通なら後になるほど増えるのですが、幸か不幸か日本の防衛費は一時期減少しており、またデフレもあり、余り変わっていません。この18年分で

陸自予算
 平均17787億円、最大18627億円(2003年度)、最小16929億円(2013年度)

装備購入費
 平均1695億円、最大2935億円(2019年度:イージスアショア1733億円込み)、最小1058億円(2013年度)

航空機購入費
 平均306億円、最大899億円(2017年度:V-22x4、CH-47JAx6)、最小36億円(2014年度:CH-47JAの改修のみ)

航空機が装備購入費に占める割合
 平均18.1%、最大42.7%(2017年度)、最小2.4%(2014年度)

です。2017年度は例外でしょう。通常ならV-22調達のおかげで、、他の調達はありえませんが、何故か、CH-47JAも6機も予算が取れています。当たり前ながらV-22は高いので2015年度から2018度までは金額が多く、装備購入費に占める割合も高いです。極端に低い時もありますが。また、2019年度はイージスアショアの1733億円が含まれているので装備購入費がふくれあがっています。それを除けば1202億円。

金額は億円(小数点以下は四捨五入)、割合は%
年度   陸自予算  装備購入費 航空機購入費 割合  内訳
2020 18173 1293   228 17.6 CH-47JAx3
2019 18450 2935   163  5.6 UH-Xx6
2018 18310 1301   393 30.2 V-22x4
2017 17706 2105   899 42.7 V-22x4、CH-47JAx6
2016 17489 1752   447 25.5 V-22x4
2015 17677 1493   516 34.6 V-22x5
2014 17690 1480    36  2.4 CH-47JA改修x1
2013 16929 1058    96  9.1 AH-64Dx1、UH-60JAx1
2012 17723 1564   194 12.4 AH-64Dx1、UH-60JAx1、CH-47JAx2
2011 17817 1517   238 15.7 AH-64Dx1、UH-60JAx2、CH-47JAx1、TH-480Bx28
2010 17439 1638   241 14.7 OH-1x4、UH-60JAx3、CH-47JAx1
2009 17314 1823   312 17.1 OH-1x2、UH-60JAx1、CH-47JAx4
2008 17325 1399    92  6.6 OH-1x2、UH-60JAx1
2007 17504 1603   338 21.1 AH-64Dx1、OH-1x2、UH-1Jx16、CH-47JAx1
2006 17578 1663   308 18.5 AH-64Dx1、OH-1x2、UH-1Jx4、CH-47JAx1、UH-60JAx1
2005 18254 1902   339 17.8 AH-64Dx2、OH-1x2、UH-1Jx3、CH-47JAx1、UH-60JAx1
2004 18164 1951   309 15.8 AH-64Dx2、OH-1x2、UH-1Jx2、CH-47JAx1、UH-60JAx1
2003 18627 2026   362 17.9 AH-64Dx2、OH-1x2、UH-1Jx6、CH-47JAx1、UH-60JAx1

 V-22の調達が終わった現在では、航空機購入費は18年間の平均よりも少なく、200億円前後と考えられます。V-22調達開始前の数年もそんなものでした。AH-64Eを30機整備(改修含め)するに1032億円と仮定しましたが、単純計算で年206億円で5年です。そしてその5年間は他の航空機(実質ヘリだけですが)の調達は出来ません。V-22のように上から落ちてきたプロジェクトなら予算は付きますが(まあ、他が圧縮された訳ではありますが)、今回はそうはならないでしょう。
 いずれにせよ現在の中期防にはAH何も予定されていません。AHをどうするにしても、それは2024年からの次の中期防です。

 2019年度からの中期防で、UH-Xは34機、CH-47JAは3機調達とされています。これまでの2年でUH-Xは6機、CH-47JAは3機予算化されていますので、残り3年でUH-Xが28機です。単純計算で年9機以上は調達しないといけません。UH-Xが本当に20年で150機調達するとしたら、残りの15年で116機調達する必要があります。年7、8機ずつです。CH-47の後継機は開発されていませんから、次の中期防でもCH-47JAは数機は調達されるでしょう。仮に現中期防と同じく3機としましょう。
 
 OH-6の後継機の話はまったく聞こえてこないので、次期中期防でも調達の中心はUH-Xになるのでしょう。UH-1Jは新しいのはまだ十数年落ち程度ではありますが、古いのは30年に近いですから。調達が均等だとすれば、次の5年で40機弱の調達が必要です。
 UH-Xの価格がどこまで下がるかはまだわかりませんが、18億と12億の間をとって15億としておきます。
 そうすると5年間で、UH-Xを39機 585億円、CH-47Jを3機228億円(2020年度と同じ金額)としておきましょう。合計813億円。年平均約163億円です。

 AH-64Dのサポートは2025年で終了するので、AH-64Dを使用し続けるのなら、本来は現在の中期防で何かしら手立てを講じる必要があったのですが、Eにアップグレードするのなら遅くても次の中期防中に完了しないといけません。
 26億円で改修出来るとして、12機では312億円です。これを5年で予算化するとしたら年平均62.4億円。先ほどの次期中期防で調達が予想されるUH-XとCH-47JAと合わせると合計1125円、年平均225億円です。これならまあなんとかなりそうです。ただ、AH-64Eの追加購入は?40億円だとしても次の5年では無理ですから、出来るとしても2029年からの5年間からでしょう。AH-64Eの改修と同じく312億円程度は使えるとして、1機40億円ですから、5年で8機程度です。
 勿論、UH-Xの調達を減らしたり、CH-47JAの調達をやめたりすれば、18機でも720億円なので、5年で調達は可能です。その代わり、UH-Xは仮にその頃1機12億円までさがっていたとても、34機程度の調達にとどまります。

 不可能ではないです。改修+新規で合計20機にとどめれば、次の10年で整備は出来るでしょう。ただし、その間、OH-6の後継機や中大型のUAVの調達も出来ません。それで良いのでしょうか?厳しいと思います。30機のAH-64Eの調達、絶対額で言えば、DDG1隻分にも満たないのですが・・・・。

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6/13/20’:陸自AH部隊はどうなる?:その1:AH-64Eのコスト

 ボーイングが陸自のAHー64DをEにアップグレードすることを提案というニュースが流れました。
http://www.jwing.net/news/25733
 Eを新規に買うよりも35%安くなるとのことですが・・・・正直、高いと思います。陸自のAH-64Dは、まだそれほど古くはありません。ですが、新車より35%安いだけとなると微妙です。調達コストの35%で改修可能というのなら妥当ですが。
 勿論、近代化改修には費用がかかります。開始されたF-15JのJ-MIPS機の改修も予算年度により計上されている費用にばらつきがあるのではっきり言えませんが、かなりの費用がかかります。過去の近代化改修の費用も含めれば、相当かかっています。F-15Jの調達時価格は約100億円でした。時代の差があるので同じよう比較は出来ませんが、調達価格以上に既に費用を要しているのではないでしょうか?F-15JはFXの遅延が容易に予想されますから、まだ当分使用されるでしょう。そうなると更なる近代化改装もあり得ます。最終的には1機に新車3台分位の費用をかけることになるかもしれません。

 とはいえ、12機だけを改装して使い続けるのか?という疑問は残ります。AH-1Jはもう限界でしょう。そうすると12機が陸自のAH勢力の全てになる日も近いです。有るべき論で言えば、12機はEにアップグレード、少なくとも同数の新車のEを追加購入でしょう。予備機もいるでしょうし、教育用の分もあるでしょうから、30機は欲しいのではないでしょうか?だと18機追加購入です。それでも従来と比べると大幅戦力減少です。

 ですが、そんな予算はどこにあるでしょう?

 そもそもAH-64E(新車)価格はいくらなんでしょう?以下に米軍のFY2021年度予算での調達価格が書かれています。
https://comptroller.defense.gov/Portals/45/Documents/defbudget/fy2021/fy2021_Weapons.pdf
 FY2017からFY2021までの5年間契約によりDからEへのアップグレードが行われていると書かれているので、FY2017までの5年分を見て見ます。

価格の単位は百万ドル
新規生産 
FY2021  2機   69.2 : 1機34.6 =>戦闘消耗の補填用
FY2020  0機
FY2019 18機  510.4 : 1機28.4 
FY2018 31機 1023.3 : 1機33.0
FY2017  8機  261.9 : 1機32.7
平均32.2

Reman
FY2021 50機  961.5 : 1機19.2
FY2020 49機 1010.1 : 1機20.6
FY2019 48機  927.8 : 1機19.3
FY2018 48機  905.3 : 1機18.9
FY2017 52機 1037.3 : 1機19.9
平均19.6

 最近は1ドル107-108円位ですが、しばらく110円付近が多かったのと切りも良いので1ドル110円換算すると新規生産は約31億円から36億円。平均で35.4億円。改修は20.7億円から22.7億円、平均で21.6億円です。思ったよりもずっと高いですね。平均すると新規生産に対して改修のコストは約6割です。ばらつきありますから、ボーイングの35%お安くなりますが、米軍価格の比と比べて顕著に高いとは言えません。FY2019だと米軍でも7割近い価格です。FY2021だと約55%ですが、これは新規生産が消耗の補填用でわずか2機のため、割高だった影響もありそうです。Eへのアップグレード、高いと思ったら米軍でも高かったのですね。

 では、日本がAH-64Eの新車を購入したらいくらなんでしょう?数は多くありませんし、ライセンス生産は考えられないでしょう。そうするとまたまたFMSです。もし、米軍と同じ価格で買えるなら36億円は越えないでしょうが、通常はより高くなります(サポート費用とか単価意外の経費も乗るので)。もっとも、F-35の最近の調達価格は米軍価格とほぼ同じです。V-22は何故か日本の方が安くです。含まれる費用が違うのでしょうね。E-2DとKC-46はばらつきがあるので難しいですが、日本の方が高めです。でも、高くても20-30%程度。
 ちなみに米軍のCH-47のここ3年の調達価格平均約31億円で概ね日本の半分、UH-60だと約24億円ですから日本の半分から2/3位。ライセンス生産高い(苦笑)。

 これらを考えたら40億円位で本当に買えるかもしれません。40億円と仮定すると改修は26億円です。12機なら総額312億円。1年で12機分発注もその年度に他の航空機を調達しなければ不可能ではないでしょう。オスプレイは別枠として、数百億円程度の調達は通常おこなっていますから。今年度もCH-47JAを3機228億円調達しています。
 ふむ、昔のAH-64D調達時のイメージ(安くても70億円台)に引きずられていましたが、「輸入」ならなんとかなるかもしれません。だって、昨年6機調達(今年は0機だった)UH-Xが約18億円です。もし、AH-64DをEに改修し、18機64Eを輸入するとして、総額1000億円程度。おお!ローンを組めば(最初からローンだけど(苦笑))陸自でも買えそうな価格じゃないですか。

 つくづくライセンス生産はお金があったから出来たことだと思います。一連のごたごたの間接費は別にしても安くて50億円していましたからね、AH-64Dは。

 となんかバラ色のAH-64E人生が送れそうになっていたのですが、現実には必ずしもそううまくいかないようです。

 海外への売却のニュースを見ていると総額を購入機数で割った額は1億ドルを超えていることが多いです。ただし、かなりの数のミサイルなども含まれてはしまし、訓練用機材などが含まれたりもしています。

カタール 24機を30億ドル =>1機1.25億ドル=約138億円
https://www.thedefensepost.com/2019/05/10/qatar-ah-64e-apache-helicopters-3-billion/

モロッコ 36機を42.5億ドル=>1機1.18億ドル=約130億円
https://www.defensenews.com/land/2019/11/20/state-approves-425-billion-apache-helo-sale-to-morocco/

インド 6機を93億ドル=>1機1.55億ドル=約171億円
https://www.nationalheraldindia.com/opinion/why-the-dollar930-million-price-tag-for-six-apache-attack-helicopters-and-weapons-package-is-unreal

台湾 30機を19.5億ドル=>1機0.65億ドル=約72億円
https://focustaiwan.tw/politics/201410190025

韓国 36機を推定16億ドル=>1機0.44億ドル=約49億円
https://flyteam.jp/news/article/21835

 インドはF-35よりも高いと批判されています。韓国は2013年、台湾は2014年と他よりは時期が古いです。

 価格は様々ですし、機体の単価が100億円を越える訳ではありませんが、日本がAH-64Eを買ってもミサイルは必要ですし、仮に新車が1機40億円で買えたとしても、費用はそれだけではすみません。前述の総額約1000億円は機体本体価格だけです。付随して色々なものが必要になります。無論、それはAH-64Eに限りませんが、UH-XとかCH-47JAなどの基本的には非武装の輸送ヘリよりも費用はかさみます。AH-64Eを買って格納庫に並べておくだけなら問題ないでしょうが(笑)。まあ、日本は既にAH-64Dを運用しているので、これから新規にAH-64Eを導入する国よりは費用は抑えられるとは思いますが。また、純増ではなく、AH-1Jからの置き換えでかつ総数は減りますので、それらも踏まえれば、極端に費用が増えるということはないでしょうけれど。
 V-22の調達は終わりましたが、これから運用が開始されますから、その費用がかかります。従来型のヘリよりはかなり高いでしょう。
 また、OH-6の後継をどうするか?OH-1は・・・まあ、あれとして、偵察はUAVに移行するとしても、軽輸送ヘリはありません。UH-1系後継のUH-X(UH-2になるはずですが、まだ正式発表されていないと思うので、UH-Xのままいきます)は6機調達したものの、2年目は0で遅延気味に思えます。この状況で果たして約30機のAH-64Eを運用出来るでしょうか?輸送ヘリよりも戦闘ヘリを優先出来るのでしょうか?

 

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6/11/20’:生き残れれば

 ホンダジェットは大成功、MHIのMRJ改めスペースジェットは納期延期が続き苦戦しています。型式証明取得のために色々な変更が生じ、更にCOVID-19の影響で実質休止状態。一般的にはホンダは讃えられ、MHIは批判されています。でも、それは本当に正しいのでしょうか?

 以下に興味深い記事がありました。
コロナに負けず踏ん張れ、三菱スペースジェット 三菱の苦境、実は苦労したホンダ世界一の実態 
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60845

 簡単にまとめれば、ホンダも実際には開発、型式証明取得に苦戦、長時間を要しており、MHIと大差無い、ということです。それとホンダジェットは大きい会社の小さい事業であり、三菱スペースジェットは小さい会社の大きな事業であると。MHIも本命は現在開発中のM90ではなく、それから派生させる予定だったM100であると。米国内の規制の都合でM100でないと需要が見込めないからです。更にM100を拡大させるM200の計画も。M100が量産されるようになれば、利益が期待出来ます。
 ボンバルディアは崩壊、エンブラエムもボーイングとの話が流れて苦戦中。もし、MHIがこのままスペースジェットを完成させ、M100へ発展させることが出来たら、生存者利益を得られる可能性はあります。

 余りこの言葉は使いたくありませんが、今回はいいます、頑張れ、MHI!

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6/9/20’:リアル名車再生!?後少し・・・か?

 本業が忙しくて文章を書いている時間が余りなく、報告が遅くなりました。
 Mくんが帰ってきて作業はやりにくくなりましたが、少しずつやっています。相変わらず、塗ったら垂れて削ったら下地が出て最初からやり直し、を繰り返しています(苦笑)。
 左ドアは空間が狭く写真はうまく撮れませんが、一応終わりました。ただ、マスキングを外したら段差が出来ていて、削って塗りなおして・・・最初からこうすれば良かった状態(苦笑)。
 フロントの下側は左は無事に塗りなおして磨いて完了。左はタッチアップの跡削って、多少色の違いはあるのですが、敢えてここは削って磨いて終わりにしました。まあ、離れればわかりません。
 グリルはクリーナーを買ってきて磨いてみました。

2006098

いまいち綺麗にならなかった・・・と思いましたがコートを塗ったらまずまず。これはこれで終わり。

2006097

 ドアミラー付け根はサーフェイサーの段階で何故か失敗が続いてなんどやり直したことか。一日おいて乾いたと思って削ろうとしたら何故か乾いていなくてずるっとずれて全部削ってやり直し。

2006094

でも、ようやく左右の上塗りまで終わりました・・・・が、右側。終わったと思ったらマスキングの新聞紙の端が知らない間に入り込んでいて下が塗れていませんでした。(^^;写真は端を取る前のもの。

2006095

再度上から塗りなおし。すると今度は垂れて・・・もうこんなのばっか。

2006096

 フロントバンパーは約20年前に突っ込まれた時に交換されているのですが、その時の修理・塗装の質がいまいちでした。バンパーを成形した際のバリが削られることなく、そのまま塗装されていたので、縦筋のでっぱりがありました。で、気になってつい削って塗り直し。写真はある程度削った段階のもの。削るまえのは写真撮り忘れました。

2006092

ここもやたら垂れて塗りなおしの連続。

2006092

ようやく終わりました。やり直したい気もしますが、延々時間がかかるのであきらめました。
 フロントスポイラーはまあどうせ傷が付くし、つけちゃえば余り見えない場所だから、細かい難は目をつぶりました。
 ボンネットの昔のタッチアップした跡が気になって・・・・辞めればいいのに削って塗りなおそうとしたら錆が出てきて、更に削って亜鉛メッキ塗装からやり直しです。

2006091

見た目が少し不細工なのを我慢して手を出さなければ良かったのに(苦笑)。
 残りの作業は
1.グリルとフロントスポイラー取り付け
2.右ドアミラー付け根の塗装が乾いたら磨き上げ
3.ボンネットのタッチアップ跡の塗装仕上げ
4.左リアマッドガード取り付け
 1と2はもう終わります。3は・・・・何度かまたやり直すのでしょうねえ(苦笑)。4は作業空間が取れないので作業は後回しです。これはそのうち、車庫から外に出してやるしかないです。まあ、ある程度削ったのでもう少し削ればつけられそうです。

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