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1/22/20’:クーガvsジープ ラングラー アンリミテッドスポーツ

 車で出かけると時々ラングラーに遭遇します。ベンツのGクラスなどが上下に動いていて乗り心地悪そう(あくまで我が家基準)なのに比べてラングラーは動きが落ち着いて良さそうに見えます。また、教祖様もタイヤ指定はあるもの高評価しています。なので、気になってはいたのですが、とはいえ、でかい!実際に我が家に導入することはないだろうと思って展示車をちらっと見た程度にとどまっていました。
 ですが、どうにも気になって、時間が出来たこともあり、ともかく見てみようと行ってきました。夕方だったことなどもあり、良い写真はほとんど撮れていません。

 展示されていたのは普通の5ドアのラングラー アンリミテッドスポーツでした。4.9mx1.9mという巨体です。ただし、バンパーだけで30cm近くありそうですし、後ろのスペアタイヤ(正確にはそのキャリア)まで含めて4.9mなので、実際にはそこまで大きくはありません。まあ、逆に言うと、全長のわりには内部は狭い(短い)ということになってしまいますが。なお、スペアタイヤのキャリアの中心が少し飛び出していてそこのバックカメラがついているので、仮にスペアタイヤを外しても全長はかわりません。
 また、幅もドアミラーが縦長で外でほとんどでぱっていないので、ドアミラー間の実際の幅はそれほどありません。5ナンバー枠に収まっていてもドアミラーの先端同士の幅は2m位ある車はいくらでもあります。大きいことは大きいのですが、実際には数字から受ける印象ほどではありません。
 また、受注生産ですが、3ドアモデルもあります。

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アンリミテッドが付かないスポーツ。最廉価グレードです。外に実物がありました。これだと一気に短くなって全長は4.3m程度。これなら普通に乗れるサイズです。その分荷物の搭載力も落ちますが・・・・。

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 とはいえ、難点もあります。まず、荷物室のドアは下側を横に開いて、上半分のガラスは上に開きます(普通のハッチバックのように)。この結果、荷物の出し入れするのにかなりの空間が必要です。5ドアを我が家の駐車場にとめたら、後ろのドラは開けません(苦笑)。まあ、頭から入れて、ドアを道路側に開くしかないです!3ドアならもちろん問題ありませんが。下側のドアを少しだけ開いて荷物だけ横から入れるという手もあります。

 前述の通り、車本体の全長はそれほど長くはないので、荷物室は特別広いわけではありません。まあ、我が家の要求仕様は満たせる程度の空間はあります。3ドアだと後部座席を倒さないと厳しいです。
 後部座席は余り快適とは言えません。サイドステップがありますし、アシストグリップもありますが、義父を乗せるにはもう一段踏み台が必要でしょう。空間は広いですが、座面は小さい目ですし、長時間人が乗ることを考えて作られたものとは思えません。視界そのものは悪くはないです。この車は見た目は「箱型」ですが、実際には「幌型」です。布の幌の代わりに樹脂製のカバーがついています。なので取り外すことも出来ます。中から見えますが、がっちりとしたロールバーが張り巡らされています。後部座席に座るの斜め前にロールバーに取り付けられたスピーカーが見えます。
 前部座席もかなり高い位置にあります。シートは後ろよりはましですが、シートそのものはそれほど良いとは思いません。ぎりぎり合格、というところでしょうか。背もたれの角度調整はレバーではなく紐を引いて行います。構造そのものは国産車では主流のレバー式と同じです。欧州車に多いダイヤル式よりも調整は大雑把ですが(デジタル!なので)、さっと調整出来るメリットはあります。
 フロントガラスはほぼ直立していますが、意外と面積は狭いというか高さはありません。高い位置に座っているので視界のものは良いのですが。ナビはありませんがLCDパネルはありスマホなどと連動は出来ます。もっとも私がクーガで使っているタブレットの方が画面が広いですが。
 太いシフトレバーの斜め左に副変速機の操作レバーがあります。まあ、仮にラングラーが我が家にやってきたとして、これを操作することはまずありませんが。安心のサイドブレーキがついています。反面、アドリングストップしたらブレーキペダルを踏み続けないと解除されてしまいますが。
 内装の質感?悪くはないです。もちろん、豪華ではなく、質実剛健というものですが、車の性格や雰囲気にはあっています。これはこれで良いと思います。安っぽさは感じません。素材は安いと思いますが(笑)。

 これは乗ってみたら気に入るかまったく合わないかの二つに綺麗に分かれそうです。という訳で試乗させてもらいました。試乗車も同じ5ドアのスポーツです。他にレザーシートなど豪華装備?のサハラ、更に最上級グレードにして最強オフロード仕様のルビコンなどがあります。

 タイヤは245/75R17と分厚いタイヤです。銘柄はBSのDUELER A/T M+Sです。

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ただ、営業氏によると冬用タイヤ規制はクリアできないそうです。まあ、実際には凍結、圧雪路面でなければ走れそうですが。
 座ってポジション調整。問題ありません。視界は良いです。クーガも視点は高いですが、ラングラーはもっと高いです。相方は喜びそう。エンジンをかけると静かです。イメージからすると明確にアイドリング時にもエンジンが存在感を示しそうですが、そんなことはありません。ああ、エンジンは3.6L V6 NAと2L 直四ターボの二種類ありますが試乗車はV6です。なお、同じグレードなら価格はV6の方が安いです。これはこのV6はクライスラー系で大量に使われている量産エンジンであるのに対して、2Lターボは新しい世代のエンジン(ジュリアなどと同じ)だからだそうです。なんか変な気もしますが・・・まあいいでしょう。カタログ燃費は2Lターボの方が良いですが、よほど距離を乗らないと燃料費の差額で価格差は埋められません。まあ、地球には優しくありませんが、元々5ドアで2t弱という車なんで、多少燃費が良くてもラングラーそのものが地球に優しい車ではありません。
 ライトのスイッチは普通にレバーについています。残念ながらパドルはありませんが、シフトレバーでのマニュアル変速は引いてアップの正しい方式です。ただ、手が小さい私にはちょっとシフトノブが太すぎますが。あ、8速ATです(教祖様によるとZFの8HP)。ステアリングはまっとに真円。マニュアルモードに入れてさて、発進。おお!?ショックもなくするりと敷地から道路に出ました。その後、路面が荒れてきましたが、動きは少なく実に滑らかです。乗り心地は良いです。見た目と全然違います。なんだこれは?
 更に静か。エンジンは十分な低速トルクがあって、2000回転も回す必要がありません。普通に走っているとエンジン音はほとんどしません。更に驚いたのがロードノイズがほとんど聞こえないことです。某社の見た目コンフォートな車が盛大なロードノイズを撒き散らしたのと同じ場所でも静かです。どうなっての?この車?
 路面の細かい凹凸はほとんど感じ取れません。大きな入力が入っても突き上げはほとんどありません。なんだこれ??うーん、強固なラダーフレームの上の比較的高い位置に座っていて、大きさの割の重たく、タイヤもたっぷりとした厚みがあるおかげでしょうか。静かで滑らかです。もろオフローダーという外観から受ける印象と全然違います。なるほど、こりゃ普通に乗っている人が結構いるはずです。もっとうるさくて、どったんばったんする乗り心地だと勝手に思い込んでいました。
 動力性能は十分。ブレーキも普通です(車は重たいので状況によっては考えて踏まないとまずいでしょうが)。視界はもちろん良好。前を走っているプリウスの屋根が見えます(笑)。いやあ、これは快適で気持ちいいわ。
 しかし、難点が一つだけあります。それはステアフィールです。なんともいえない手ごたえです。多分、タイヤだと思いますが・・・ぐにゃっというかなんとも言えない感触がします。タイヤ表面のブロックとブロックの間の溝が深く変形が大きいのでしょうか?はっきり言えば、気持ち悪いです。また、曲がる時にも何がどうなっているのか良くわかりません。それと一度ステアリングを切るとちゃんと戻さないと戻ってきません。普通の車だと直進状態になれば、極端に言えば、手を離せばステアリングも直進状態に戻りますが、これその戻る力が弱く、ちゃんと切り戻してあげる必要があります。

 凄い!ラングラー凄い!最小回転半径は6.2mもあり(それでも先代よりもずっと小さくなったらしい)、全長も長いので取り回しには難ありますが、視界は良いですし、見切りも良いです。イメージよりは取り回しは難しくありません。難点はステアリング、ただそこだけです。多分、タイヤでしょう。教祖様もスポーツのタイヤ(A/T)は駄目で、サハラのタイヤ(H/T)は良かったと言っています。サハラならこのへんちゅくりんなステアフィールは改善されるでしょう。あれ?乗り心地はもっと良くなるということかな?

 さて、クーガと比べるとどうか?クーガが明らかに勝っているのは、元々世界最強クラスのステアフィールとハンドリング、コーナリング性能でしょう。ステアフィールは前述の通りタイヤによっては改善されそうですが、それでもクーガには及びません。クーガならコーナーでそこらのへたれなスポーツカーを蹴散らすことも出来ますが、さすがにラングラーでそんな突っ込みは出来ません。また、シートそのものの出来はクーガの方が良いでしょう。後部座席の快適性も上です。
 しかし、助手席に乗っている限りは・・・・ラングラーの方が上でしょう。乗り心地は少なくとも街中で圧勝です。空調は?エアコンそのものはラングラーが勝つと思います。ただ、屋根が樹脂の板一枚だけなので、真夏の暑さの中でどうかはちょっと微妙。
総合的に見ると?5ドラだと我が家はラングラーには小さい過ぎます。ラングラーが負けたというよりも我が家が負けて勝負不成立でしょう。3ドアだと?スポーツしかないので、タイヤがA/Tです。総合的に見れば・・・・クーガの勝ちかな?後部座席の居住性がかなり劣りますから。

 でも、最悪タイヤは交換出来ます。3ドアのラングラー、ありかもしれません。タイヤ交換した3ドアラングラーだとかなり良い勝負になりそうです。仕様として存在しないので、一応、クーガの勝ちにしておきますが。後、3ドアだと色が少ないんですよね。そこが残念。
 いやあ、乗ってびっくり。ラングラーは凄いです。ただ、安くはないですけどね。先代よりも価格はかなり上昇していて490万円から612万円。うーん、3ドアのスポーツなら400万円台前半であって欲しいなあ。

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