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12/22/19’:もし、海上護衛を重視していたら?:戦備編:艦艇

 歴史階編を行いますが、といって、基本的には海軍が史実よりも海上護衛を重視していたらどうなったか、を考えるのがテーマなので、基本的には大きく変更出来るのは海軍だけです。陸海軍で戦闘機とか高射砲を共用するとかそいうのやってみたいですがそこまではやりません。

 まずは艦艇から。空母は?建造中の大鳳を除けば、新規建造はしません。雲龍型は建造をとりやめます。また、小型の護衛空母は建造しません。実用的なカタパルトが無いため余り効果がありません。信濃は建造を中止し、解体します。ただし、空母改造予定艦の空母改造は行います。それでは、空母が不足する?大丈夫。史実を見て下さい。開戦後に竣工した空母はほとんど空母戦に間に合っていません。最後の空母戦であるマリアナ沖海戦に間に合ったは大鳳だけ。後は改装空母だけです。雲龍以降の空母は建造しても米軍の的になるだけです。
 巡洋艦も起工済みの大淀と阿賀野型は3隻は建造しますが、酒匂は建造中止。改鈴谷型巡洋艦も建造中止。

 秋月型も若月までの6隻は予定通り建造しますが、それで打ち止めです。手間がかかりすぎます。高角砲の生産は12.7cm40口径砲に絞り込みます。電動機の強化など可能な改良はしあす。ただし、海防艦用には史実通り、旧式の12cm45口径砲も軽量であることを買って量産します。
性能は不十分かもしれません。しかし、必要なのは数です。島風も当然建造中止。
 夕雲型駆逐艦は未起工も含めて12隻建造しますが、史実よりは大幅に数を減らします。また、竣工は遅れますが、途中で設計を改め、主砲は全て高角砲に変更します。建造を中止する秋月型6隻と夕雲型7隻、島風の合計14隻と未完成分も合わせて約3.4万t分で戦時急増駆逐艦に振り替えます。基準排水量は1500-1600t程度で21-22隻。史実の松型を元に機関出力を大きくし、最高速度を30kt程度まで向上し、主砲は12.7cm連装高角砲2基4門に増強することにします。魚雷発射管は史実の島風用に開発した5連装1基して少し強化します。設計は1941年中に終わらせ、1942年に4隻建造します。最初は12から10ヵ月を要しますが、最終的には6ヶ月まで向上させます。問題は機関の製造ですが・・・まあ、3万馬力位のものなので何とか。
 
 史実の松型駆逐艦は魚雷発射管を廃止し、爆雷を増強し、その代わりに機関を出力が低い物にして、最高速度は24-25kt程度にとどめます。基準排水量は少し減らして1200tとします。魚雷発射管が無くなるので、駆逐艦ではなく、新しく「護衛艦」とします。名前は史実通り、二等駆逐艦を引き継いで草木の名前をつけます(=史実の松型と同じ)。こちらは初期建造分は10ヶ月を要しますが、最終的には5ヶ月まで向上させます。1941年中に設計を終えて、1942年中に6隻就役させ、後は史実の松型よりも1年前倒し。1943年と1944年に18隻ずつ建造。1945年は戦局次第ですが、史実と同じく8月で終戦とすれば、2ヶ月で3隻ペースが続けば、6月竣工が最後としても9隻。合計51隻。
 海防艦は後知恵により最初から鵜来型を量産します。これを乙型海防艦とし(国後型が甲型)、、また数を稼ぐために史実の丙型海防艦と丁型海防艦も並行して建造します。これまた設計は1941年中に完了させ、1942年から建造を開始し、改良を加えつつ史実よりも多く建造します。建造期間は最終的には5ヶ月未満。主砲は史実通り12cm50口径砲。

 球磨型5隻は1942年中に海上護衛用に改装します。史実の五十鈴に近いですが、魚雷発射管は撤去し、時期的に電探などはまだ無理ですが、高射装置を設置し、主砲を12.7cm連装高角砲を3基に換装、爆雷投射機、機銃などを増設します。
 護衛艦は3隻で1個護衛隊を編成し、海防艦は3-4隻で1個海防隊を編成します。護衛戦隊は、巡洋艦を旗艦とし、1-2個護衛隊と2-3個海防隊からなるとします。1942年の段階では、護衛戦隊は本来の編成ではなく、旧型駆逐艦が主体になるでしょう。
 
 海戦後は長良型の一部も海上護衛用に改装します。阿賀野型が就役した後は、5500t型の過半は海上護衛用に改装することになりますが、実際の戦局もあるので、恐らく、高角砲への換装は出来ず、爆雷の搭載と機銃の増設程度にとどまる艦が多くなると思います。
 旧型駆逐艦は史実と異なり、哨戒艇に改造されず、護衛艦に改造されます。史実よりは改装は小規模で、魚雷発射管を撤去し、機銃を増設、爆雷搭載量も増やします。高角砲への換装は不可能ではありませんが、高射装置が必要ですし、断念します。これらが海上護衛の主力になる段階では脅威はほぼ潜水艦のみですので。 
 掃海艇や駆潜艇はなるべく本来の任務に使いますが、序盤は船団護衛に投入せざるを得ないでしょう。 駆潜特務艇は、1941年中に数隻試作し、開戦と同時じに量産いに着手します。近海の船団護衛と港湾警備に使用します。問題は機関をどれだけ製造できるかでしょう。

 110/111号艦の早期建造中止と雲龍型空母全てと巡洋艦の建造中止、秋月型の半減などで護衛艦艇建造用の資材は得られると思います。まあ、問題は機関です。それと高射装置ですね。後知恵は技術的な向上をもたらしませんから、「頑張って」もらうほか無いです。今回想定している後知恵では、生産力は増えません。史実と違うのは当時の状況で指揮官の判断だけで変更できたこと、だけです。

 以上により、史実よりも早く、1942年に後半から相応の数の海上護衛艦艇がそろいだし、1943年以降はかなり充実できます。海防艦の速度向上は難しい(大出力機関の大量調達が困難)ですが、松型護衛艦と旧型駆逐艦が潜水艦よりも高速なので、これらが追尾して叩きます。

 潜水艦は伊号は史実で1943年以降に竣工した艦はほとんど建造を中止します。丁型も建造しませんし、勿論、特型も。例外は潜高型。まあ、後知恵である程度改善するとしても余り使い物にならない可能性はありますが、将来性を買って建造します。海大7型は悩ましいですが、3隻だけだと使いにくいでしょうから、とりあえずこれは10隻建造します。これで終戦時未完成の概算分も含めて8.5万t程浮きます。そして、呂号を量産します。史実の中型に集中し、小型は建造しません。この世界の呂号は通商破壊戦に投入するのである程度の航続距離が必要です。排水量だけで単純計算すれば史実の建造分と合わせて120隻建造出来ますが、機関含めて色々な装備もあるのでそれは難しいでしょうね。それでも、80隻位の建造を目指したいです。ただ、航続距離の長い潜水艦も欲しいので、ある程度は航空機を搭載しない伊号を建造すべきかもしれません。史実では甲乙丙で1942年以降に約30隻竣工させているのですが、10隻は長距離通商破壊戦用に建造すべきか?それとも史実の海大7型の航続距離延長型のようなものをもう少し建造すべきか?なんにしても、呂号の集中建造が基本方針です。

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