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11/8/19’:クーガ vs CX-30 vs CX-5

 相方はマツダ3を結構気に入ったのですが、SUV系の方が良いよねということで、CX-30を待っていました。時間が取れたので見てきました。
 見せてもらったのは2Lガソリンエンジンの試乗車。18インチタイヤです。

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グレードは上から2番目。最上級グレードの差はレザーシートかファブリックかの違い程度です。タイヤの話を別にすれば、CX-30を買うとしたら、恐らく、この試乗車そのもの仕様を選ぶことになるでしょう。
 タイヤは215/55R18というちょっと変わったサイズ。BSのTRUNZA T005A。

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なお、現状、初期ロットはTRUNZAだったものの、その後のはRPOXESらいしです。ディーゼルのCX-30もあり、それはPROXES R56でした。
でした。16インチを標準、18インチはオプションにして欲しいところですが・・・仕方のかなあ。
 内装はマツダ3と少し違っていますが、基本的には同じです。

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価格差もありますが、カローラよりもずっと良いですね。マツダの方がトヨタよりも内装の質感が高い、という評価をする時代がくるとはね(笑)。前席に乗り込んだらAピラーが頭にぶつかりました。SUVなのに!と思ったら、前に座った人が小柄な人だったのか、シートがほぼ上限まで引き上げられていました。下げたら普通です。まあ、調整幅が広い、と言えますね。運転席は電動。メモリーもあります、ファブリックシートですが、シートヒーターもついています(3段階)。良いですね。
 後席は結構広いです。CX-5と同等の広さだとのこと。まあ、クーガよりも視点は低いですが、義父の不満は出ないでしょう。エアコンの噴出し口もついています。シートそのものもまずまずです。

 ところが、リアハッチを開けると・・・あれ?なんか狭いような?マツダ3とCX5も測って比較したら、

      幅   奥行き   高さ
CXー30:100 77ー79 54
マツダ3 :100 81ー84 50
CXー5 :105 87ー94 52

で、CX30は奥行きが少し短いです。うーん、後席を広げた代わりに少し短くなったようです。

 この試乗車の内装は黒でしたが、明るいグレーのような内装もあるそうです。実車があったので見せてもらいました。ビニールかぶっているので写真だとわかり難いですが、白に近いですね。

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なるほど、これは明るくてよいですね。ただ、ダッシュボードなどは黒いので、どちらが良いか少々悩みます。でも、内装は明るい方が良いかな。メーターは速度計の部分は実際にはLCDパネルでその上からリングをはりつけています。

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まあ、だったら全部LCDでもいいのではとも思いますが、トラブル考えるとこれが妥当?でも、だったら、メーカーはアナログにして、左右どちらかにLCDパネルで情報表示で良いのでは?と思います。

 マツダ3はリアがトーションビームですが、このCX-30は4駆です(FFもあります)。4駆ならリアサスが違う・・・と思ったらなんとこれもトーションビームとのこと!えーー!なんで!!見ると確かに。

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なんか妙に複雑な感じです。そこまでして4駆もトーションビームにしなくても良いだろうに・・・・。勝手に4駆なら違うと思っていたので、ここで私だけテンションダダ下がり(苦笑)。最近は4WDでもトーションビームが普通みたいです。前はBセグでも4WDだけはリアサス違ったりしたのですが、技術の進歩!で、そのまま4WD化出来るようになったようで。

 まあ、乗ってみないとわかりませんが・・・という訳で試乗させてもらいました。ディーゼルの試乗車もありましたが、今回はガソリンを選びました。ドラポジは問題ありません。左足ブレーキも問題なく出来ます。視界も良好。クーガほど視点は高くありませんが、普通のハッチバック、セダンよりは高めです。
 エンジンをかけて、さて、発進。敷地内だと問題ありません。敷地から道路に出たら・・・ああ、やはりトーションさんです(苦笑)。それに加えて18インチ(それもTRUNZA)のせいか、細かい入力に対してやはり小刻みに揺れます。マツダ3とほぼ同じ感じです。ただ、マツダ3はPROXESだったのでTRUNZAだけの問題とは言えません。大きな入力があると、大きく動きます。やはりトーションビームだからでしょう。
 ステアリングはまずまずです。ペダルまわりも問題ありません。ブレーキはちょっと変わっていて、ストローク長めで奥で制御するそうで、普通に踏んだら効きが甘く感じました。慣れれば問題ありません。ブレーキホールドもついています。
 エンジンの動力性能は特に不満ありません。2000でシフトアップして普通のすいすい走ります。これで私には十分です。少し引っ張って回してみますが。まあ、音は普通ですね。嫌な感じではありませんが、快音でもありません。アイドリングストップからの再始動はマツダ3の方が音振動は小さかった気がします。
 うーん、気になるのは乗り心地だけです。後は良いと思います。ブレーキは慣れるでしょう。最低地上高が175mmしかないのはSUVとしては寂しいですが、全高が1550mm未満に抑えられたので仕方ないでしょう。我が家としては1550mmを越えても問題ないのでもっと高くして欲しいですが。
 乗り心地はマツダ3と比べるとどうか?微妙。少し良いかもしれません。やはり路面からの入力に対する動きがもろにトーションビームで気になります。試乗から戻ってきて敷地に入った時のぐわんと揺れてやっぱりトーションビーム。ただ、同じトーションビームでもフィエスタはもっと落ち着いていて、動きは少ないです。タイヤはフィエスタの方が薄いですが、絶対的な重さはホイールが大きなCX-30の方がはるかに重いでしょうね。16インチに乗ってみたいですが、そんな仕様の試乗車はありません。ああ、レンタカーだと廉価グレードで16インチかも?
 外内装の見た目、装備、居住性には不満は無く、荷物室は少し狭い気がしますが、まあ、合格です。エンジンや操作性も問題なし。問題は唯一、乗り心地。まあ、まだ走行距離が三桁だったというのは考慮すべきかもしれません。後は高速巡航ですね。事前に予約すれば平日なら高速試乗もやらせてもらえるそうなので、今度試してみましょう。

 戻ってその旨感想を伝えて、だったらCX-5はいかがですかということで、試乗させてもらいました。2.2Lディーゼルの上位グレードです(レザーシート)。試乗車は奥にとめてあったのでそれを動かす際に外から聞いていたら、結構大きなディーゼルっぽい音がしています。ただ、乗り込んだらアイドリング中はまずまず静かです。シートは助手席も電動です。ドラポジはちょっと違和感あり。アクセルペダルがオルガンのせいかなと思いましたが、CX-30もオルガンでした。左足ブレーキがやりにくく、そうですね、FRっぽいペダル周りです。なんかCX-30と比べるとしっくり来ません。ああ、タイヤは 225/55R19のPROXES R46でした。
 ともかく発進。うん?敷地から出た時の動きはCX-30よりも良かった(トーションさんじゃないから)のですが、その後は、なんか妙に細かく動きます。こちらの方が脚が柔らかいような?大きな入力があった時の当たりは柔らかいのですが、抑えも効いていない感じがします。
 ディーゼルですが、体感的には低速トルクは意外と無く、2000くらいは回さないといけません。シフトアップもそんな感じ。それと走っていると音量は小さいのですが、なんか、カラカラよりも更に甲高い気になるこすれるような音がします。固体の問題かもしれませんが、それが妙に気になります。それ以外は乗っている限り、エンジン含めて静かですが。踏んだらそりゃ加速します。まあ、ターボだし、アクセルある程度開けないとトルクは出て来ないのが普通かな?
 なんか操作性がしっくりこなくて、シートもいまいち・・・というか、ペダル、シート、ステアリングの関係があっていない(少なくとも私に)気がします。全体的にCX-30と比べると古さを感じます。上位車種なので装備は充実していますし、荷物室も広いですが・・・全体的に見ればCX-30の方が良いです。乗り心地もトーションビームの悪さとは違って意味でいまいちです。あれ?CX-5ってこんな車でしたっけ?クーガに匹敵したと思ったのですが・・・なんか古臭く感じます。
 うーん、CX-30とCX-5のどちらか選べといわれたらCX-30ですね。エンジン音は個体差かもしれませんし、ガソリンならあの音はしないかもしれませんが。CX-5と比較してCX-30の新しさ、良さを感じました。
 CX-30のリアサスがアクセラと同じもので、乗り味が同じだったら、CX-30を選べるのですけどね。まあ、アクセラも最初乗り心地がいまいちだったのが改良されましたし、今後改善されることは期待出来るでしょう。

 なお、トーションビームについて以下の記事に興味深い記述がありました。
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/impression/1217177.html
GVC(Gベクタリング・コントロール)に関する部分です。該当分を引用します。
「当初は過敏に感じていたGVCも、最新版の「Plus」は違和感がずいぶん薄れ、ブレーキの制御が加わりニュートラルステアを維持して狙ったラインを忠実にトレースしていけるようなっている。さらにはトーションビームのメリットである、動きが線形でアライメント変化が小さいことも効いているに違いない。マルチリンクでは、一般的に横力が加わるとトーインとなり安定するが、それが大なり小なりライントレース性にも影響する。トーションビームならそれがない。これらにより、狙いの1つである自在感のあるドライブフィールを実現している。」
つまり、トーションビームの採用にはコストや軽量化もありますが、GVCの制御をやりやすくするという点もあったのではないかと思われます。マツダが考えるGVCを活かしたハンドリングを実現するにはマルチリンクよりもトーションビームの方がやりやすく、また、今やCセグではトーションビームへの回帰が進んでいることから、CX-3/CX-30でトーションビームを採用しても製品の競争力に影響はないと考えたのでしょう。さすがにその上のクラスだとトーションビームでは競合車に見劣りするので、開発費を更にかけてマルチリンクでやるのでしょうが。
 言い換えると、マツダの望むハンドリングを妥当なコストで実現するために、乗り心地を犠牲にしたと言えます。その乗り心地も人により評価は異なるでしょうから、総合的にみてCセグならこれが妥当、というのがマツダの判断だと理解します。

 なお、上記記事でも乗り心地についてはトーションビーム化に対して否定的な評価がされています。教祖様はトーションビームがお好きなので、CX-30ではなく、マツダ3に対してですが、乗り心地を良いと評価されていましたが(MotorFan illustrated Volume156、「福野礼一郎 ニューカー二番搾り マツダ・MAZDA3」)。

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