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優れた選挙戦略

 与党が過半数を維持、ただし、2/3は越えず、という結果で終わりました。一部失言した議員が落選したり、イージス問題でもめた秋田で自民が落選したりと、相応に選挙は機能していたと思います。
 その中でれいわとN国が見事に議席を確保し、政党要件も満たしました。ベースになる政党なく、議席を獲得することは困難です。いや、無所属で選挙区で立候補して当選した事例はいくらでもありますが、比例代表で獲得となると。普通出来ません。老舗と言える社民党もぎりぎり1議席(なお、めでたく政党要件維持)。なのに新規の政党が二つも獲得。これは画期的なことです。どちらも見事な選挙戦略に基づいた勝利です。与野党とも既存政党に投票したくない人の票を取り込むことを目指して、それに成功したと言えます。

 まず、れいわ。特定枠に障害者2人を擁立し、山本太郎代表の人気で得票し、見事当選。本人の当選はオプションでしょう。当選出来ればそれでよし、出来なくても、次の衆議院で出馬すれば良いでしょう。第一目標は政党要件を満たすことだったと思います。それを満たし、特定枠2人当選。これはもう戦略的大勝利でしょう。
 山本太郎代表の演説は見事で人を惹きつけます。障害者を擁立したのも画期的ですし、歴史に名を残したと言えるでしょう。「れいわ新選組」というネーミングも。略称がひらがなの「れいわ」。改元したばかりでだれでも知っていますし、ひらがな三文字で書きやすいです。もし、党名が「新選組」だったら、投票する際に書こうとして、面倒になり、止めてしまうかもしれません。
 これらを全て山本太郎代表が考えたのでしょうか?それとも優秀なブレーンがいるのか?次の衆議院選挙で山本太郎代表の当選はほぼ確実でしょう。問題は他に当選者を出せるか、です。参議院と違って比例代表も地域別ですから、山本太郎代表の名前が使えるのは一カ所だけです(本人は選挙区と比例代表の重複でしょうね)。また、政党としての組織も整えなければなりません。職員も必要です。真価が問われるのは次の次の選挙でしょう。更に伸びていけるのか、そこが限界か。

 N国はもっと特異な戦略です。NHK受信料という一点だけに絞り込み、どこにも投票したくない人に、NHKにもむかつくからここにいれるか、と思わせる戦略。ふざけているとしか思えない政見放送も一種の炎上商法でしょう。ともかく、名前を売り込んで、悩んだ後、N国でいいかと思わせる。その結果がなんと約100万票で一議席獲得。見事です。ここが議席獲得すると予想した人はほとんどいないでしょう。どうみてもキワモノ泡沫政党ですから。ここも立花代表が考えたのかブレーンが居るのか。そして資金はどこからでているのか?何か後ろに組織があるように思えてなりません。それはもしかすると宗教かもしれません。宗教は表に出していませんが。何にしても結果を出しました。次の選挙では、放送で取り上げない訳にはいきません。

 と、ここまでは褒めましたが私はどちらも評価しないし、支持しません。N国は説明する必要はないでしょう。れいわは?これはもう「うさんくさい」の一言です。表面上は、政策の方向性は別にしてとても良いことを言っていますが、なんか、信用出来ません。これ、感覚、なので特に根拠はありません。強いて言えば、余りに上手過ぎるし、きれい事ばかりだと、というところでしょうか。まあ、今後、本当のところ、どうなのかが分かるでしょう。
 
 さて、次の衆議院選挙はいつでしょうか?れいわにとっては早い方が有利ですが・・・・。

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