« カーナビvsYahooナビ | トップページ | スープラ発売 »

軍事研究2019年6月号

 今月号は面白い記事が多かったです。

 最初の記事、吉富 望氏による「新編部隊、新たな装備そして肝心の作戦は!島嶼奪回を絶対成功させるための最低条件 敵前上陸!陸上自衛隊最大の見せ場」。申し訳ないですが、「蟻輸送」という言葉しか浮かぶません(苦笑)。いや、水際ー>水際(正確には私は、島ー>島、というべきだと思いますが)の輸送手段は確立すべきだと思いますが、輸送艦が足らないし、脆弱だから、こっちが必要だ!と言うのは。おおすみ型がやられるようなら、舟艇機動による上陸も失敗するでしょう。制空権、制海権が無いということですから。陸自が自前で出来るというのが最大の理由でしょうね。申し訳ないですが、組織(陸自)セントリックな発想と思わざるを得ません。
 島嶼奪回には、絶対的な制海権と制空権の確保が必須でしょう。まずはそれからです。米軍来援なしの島嶼奪回作戦はほぼ不可能でしょう。それが可能ならそもそも占領されたりしません。まあ、奇襲とか法的な問題で侵入を許すことはありえなくもないですが。

 続いて文谷先生の「中国は米国の海上輸送保護の恩恵を受けている 艦隊整備は減速、対日脅威も減少か?なぜ米中海軍力の逆転が生じないのか?」ですが、ほとんど何を言いたいのか分からなかったのですが、最後まで読んでわかりました。要するに南西諸島への守備隊配備は無意味・反対ということですね。だったら、最初からそう明確に言えばいいのに。

 そして宮脇俊幸氏の「日英共同開発”ダクテッドロケット”ミサイル徹底比較!米国アムラームvs奥州ミーティア いずれが最強の「空対空ミサイル」か?」ですが、「射程距離」がどういうものか、分かっているようで分かっていないことがよく分かりました。説明されればすっと納得出来ます。良記事。日本の場合は・・・この比較だとアムラームが適しているかなあ。ミーティアの最小射程距離が本当に20kmなのかは別にしても、AIM-120の方が近距離で使えるのは確かでしょうし、ステルス同士の戦いになるとミサイルを撃てるのは比較的近距離になりそうですから。レベルはともかく、日本は当座、ステルスvsステルスに備える必要あがります。所謂、F-2後継機がどれになるかは別にしても、ステルス性を損なうことなく、IR-AAMを搭載・発射出来る能力を有する必要はありそうです。
 

 井上孝司氏の「日本の権益を守る海上自衛隊の新艦種 重視すべきは航洋性・耐航性と航続性能 排他的経済水域の守護神「哨戒艦」」
 各国のOPVの紹介ですが、最後の著者は海保の「くにがみ」型をベースにすることを提案していますが、全面的に同意します。「くにがみ」型でなくても良いと思いますが、巡視船の準同型でセンサーだけ充実(軍用)させたものが最適だと私も思います。
 なお、記事のタイトルは著者ではなく、編集部が決めるらしいですが、「排他的経済水域の守護神」は適切じゃないでしょう。それは海保の仕事。哨戒艦の仕事は日本近海で活動する他国の海軍艦艇を監視することだと思います。

|

« カーナビvsYahooナビ | トップページ | スープラ発売 »

戦史・軍事」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« カーナビvsYahooナビ | トップページ | スープラ発売 »