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こまあぷ:ガザラの戦い

 第二弾です。「総統指令」が戦略級なら、これは作戦級です。でも、基本的なシステムは同じです。

概略
 1942年、ガザラ西方に退却していたドイツ軍がトブルク占領を目指します。史実ではドイツ軍がトブルク占領に成功しました。シナリオは一つだけですが、総統指令と同様にモードは色々あります。

・ソロプレイ:両側をプレイヤーが操作
・マッチプレイ:両側を別々のプレイヤーが操作
・ドイツ軍モード:ドイツ軍をプレイヤーが操作
・イギリス軍モード:イギリス連をプレイヤーが操作
・エキスパートモード:ドイツ軍をプレイヤーが操作

 エキスパートモードはドイツ軍側でのみプレイ出来ますが、これが基本になると思います。

基本システム
 総統指令と基本的には同じです。以下の手順を繰り返し、条件を満たすとゲームは終了します。

1.手番決定・イベント発生
2.移動
3.攻撃
 
 イベントで、9以上で時間切れ、ゲーム終了なのも同じです。また、敵が全滅したり、ドイツ軍がトブルクを占領してもゲームは終了します。プレイ時間はこれも総統指令と同じく、不定ですが、通常は10-30分程度です。

 作戦級なのでも少し細かい部分も再現して欲しいとは思いますが、当時の指揮官の立場の再現という意味では、まずまずです。

ユニット
 1ユニットは旅団から師団規模です。ドイツ軍側は全て戦車部隊、イギリス軍側は戦車部隊と歩兵部隊があります。ユニットには1から4の戦闘力のみがかかれています。
 ドイツ軍側は、第15装甲師団と第21装甲師団が最強の4、第90軽師団が3、アリエテ戦車師団(イタリア軍ですが)が2です。イギリス側は戦車旅団が2ですが、1個のみ1です。歩兵部隊は1から3です。作戦級なので全滅するとゲームにはもう登場しません。双方増援もありません。


移動と戦闘
 手番プレイヤーは戦車部隊を1ユニット移動出来ます。歩兵部隊は移動できません。ここが総統指令と異なります。ただし、イギリス軍側で第x師団の反撃イベントが出たときには、その師団のユニットが複数移動で起案す。最大2ヘックス移動、ZOCに入ると移動は終了、ZOCにいるユニットは1ヘックスは移動出来るのは同じです。
 移動が終わると攻撃出来ます。第x師団の反撃イベントが発生した時以外は戦闘は1対1です。ここも総統指令とことなります。戦闘解決も総統指令と同じです。まけた側は2ヘックス退却しますが、出来ない場合には全滅します(被害という概念はない)。歩兵部隊は移動出来ないので負けると全滅します。2倍以上だと即座に全滅は総統指令と同じです。なお、何故か撤退先は相手側が選びます。


固有の概念
 ドイツ軍側にはマップ南端中央に3ヘックスのロンメルゾーンがあります。ここにいると退却を無視出来ます。つまり、戦闘結果が2倍無い限り、被害は受けません。
 ドイツ軍側は戦闘解決で5または6をだすと、補給切れになり、戦闘力が2に低下します。アリエテ師団には適用されません。次の手番で補給することが出来ますが、TIMEが+1されます。

勝利条件
 シンプルです。トブルクを守りきれればイギリス軍の勝利、トブルクを占領すればドイツ軍の勝利です。また、ドイツ軍ユニットが全滅するとイギリス軍の勝利、イギリス軍の機械化部隊が全滅するとドイツ軍の勝利。トブルク以外の守備隊(歩兵)が全滅してもドイツ軍の勝利です。引き分けはありません。勝利ポイントもありません。マップ上に都市や飛行場など描かれていますが、飾りです。

ドイツ軍はどう戦う?
 ゲームの紹介ではドイツ側が有利とされています。確かにドイツ装甲師団は4戦力で、イギリス側の2戦力に対して、圧倒的に有利です。ダイスが最悪ので1-6でも、5-8ですから、全滅することはありません。退路さえ確保されていれば気楽に攻撃出来ます。エクスパートモード(後述)を除けば、トブルク守備隊はの戦力は4ですが、1-6でない限り全滅はありません。なのでひたすら攻めれば良いです。
 作戦目標はそもそもトブルク占領ですし、ゲーム中、もっとも容易なのもトブルク占領です。ドイツ軍の手番続けば、一気にトブルクまで突進出来ます。
 ただし、包囲されないように注意しなければなりません。イギリス軍側の出目が良いと負けることはあります。ですので、退路は常に確保しなければなりません。それと補給切れに注意。補給切れになるとイギリス軍戦車部隊と戦力は同等ですから、最悪全滅しますし、包囲攻撃を受けると全滅する可能性もあります。補給切れになったら、TIME値の+1を恐れることなく補給すべきでしょう。
 トブルクではなく、英軍部隊の壊滅による勝利を目指すことも出来ますが、トブルク攻略の方が容易です。

 また、不幸にして2個の装甲師団が全滅してもまだ第90軽師団でトブルク攻略を試みることは出来ます。アリエテ師団は?まあ、普通は動くことなく終わります(苦笑)。ただ、双方のユニットの過半が全滅したような場合には、例えば、残り守備隊を全滅させて処理することが出来るかもしれません。

 当然ながら時間はイギリス軍の味方です。時にはギャンブルにでて突進しないと勝ていません。慎重かつ大胆に攻める必要があります。ドイツ軍は突撃あるのみ!です。


イギリス軍はどう戦う?
 実は私がプレイした限りでは、イギリス軍が勝利することが多いです。正直なところ、コンピューターは余り賢くありません。意味の無い行動をすることもあります。なので手堅く守れば普通は勝てます。
 ユニット数は多いので多少の損害は許容出来ます。ですから、必要な時には躊躇なくドイツ軍ユニットを包囲して攻撃すべきです。第x師団の反撃イベントが出たら当然反撃です。そのためは、同じ師団が隣接するように予め移動しておき必要があります。ユニット単位での戦力ではイギリス軍2に対し、ドイツ軍4ですが、「師団」で比較すると5/6のイギリス軍が勝ります。なにで、2倍以上で全滅は仕方ないとして極力第一及び第七機甲師団を温存し、反撃にそなえるべきでしょう。
 1個装甲師団を全滅させれば勝てる可能性は高くなってきます。包囲もしやすくなります。ロンメルゾーンにこもられると厳しいですが、それではドイツは最後に負けます。
 なのでイギリス軍の作戦は、
・ひたすら守って時間切れを狙う
・機会を見て反撃し、ドイツ軍ユニット全滅を狙う
の二つがあるといえます。

エキスパートモード
 ドイツ軍側でプレイすると、結局、歩兵部隊は放置してトブルク突進が最良の作戦ですので、マップとユニットの過半は遊んでしまいます。それを防ぐのがエキスパートモードです。このモードではトブルク守備隊の戦力は9です。なので、1個装甲師団ではまず勝てません。どうするか?まず、イギリス軍の歩兵部隊(守備隊)を全滅さえると連動してトブルク守備隊の戦力が減ります。戦車部隊も同様です。また、トブルクにドイツ軍部隊が隣接しても減ります。
 ですから、従来は放置されていた歩兵部隊を全滅させ、戦車部隊も全滅させてからでないとトブルク攻略は難しいのです。どちかだけでも良いです。ですから、ドイツ軍の作戦は2段階に分けられ
1.イギリス軍守備隊または戦車部隊撃滅
2.トブルク攻略
です。これでようやく通常のプレイでは遊んでいるユニットもゲームに参加出来ます。
 ただし、難易度は上がります。時間が足らなくなることも多いでしょう。ですが、コンピューター側が余り賢くないことを考えれば、これ位で良いと思います。

感想
 総合的に見れば、総統指令の方が良く出来ていると思いますが、これはこれで手軽に楽しめます。ただ、改善して欲しい点もあります。
 イベントがないと同一師団効果が出ないのは寂しいですね。同一師団ユニットが攻撃するユニットに隣接していたら総統指令と同様に攻撃に参加出来るようにしても良いと思います。イベントは無くしても良いですし、残しても良いでしょう。デザイナー側がドイツ軍有利と考えているのならなおさらです。
 後、コンピューターの思考がいまいち。作戦を立てていないようなので、トブルク突進中に90軽師で守備隊を攻撃したりします。また、ロンメルゾーンにいるドイツ軍ユニットをイギリス軍ユニットが攻撃することもあります(意味がない、自分が全滅するリスクあがるだけ)。この辺はもう少し頑張って欲しいですね。総統指令では余り目立たないだけに残念です。

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