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最近読んだ本

 久しぶりの読書感想文(短)です。

橋場日月著、祥伝社新書 「明智光秀 残虐と謀略 一級史料で読み解く」
 悪くはないです。問題提起としては良いと思います。しかし、一級史料で読み解くとしつつも、解釈・結論に著者の主観が入り過ぎています。まあ、こういう言い方はしたくないですが、その辺が作家と研究者の違いかなあと感じます。

美川圭著 中公新書 「公卿会議 論戦する宮廷貴族たち」
 まったくしらない分野。イメージと全然違いますね。無駄とも思える手順を踏んでいることもありますが、思ったよりも、機能しています。面白かったです。

井上寿一 講談社現代新書 「機密費外交 なぜ日中戦争は避けられなかったのか」
 皮肉なことに全てでははないですが、戦前の外交機密費の領収書が残っており、それを元にした本です。官官接待ばかりしています(苦笑)。外務省内部でも方針の違いが色々とあることが分かります。とても面白い本でした。

黒田基樹 洋泉社 歴史新書 「北条氏康の家臣団 戦国「関東王国」を支えた一門・家老たち」
 ある意味、北条は織田・豊臣系よりも整った制度をもっていたと言えますね。でも、進んだ制度を持っているから勝ち残れるとは限りません。元々私は北条びいきなのですが、改めて評価しました。ちょっとだけ流れが変わったら生き残れたんじゃないかなあ。

前野孝則 新潮文庫 「ホンダジェット 開発リーダーが語る30年の全軌跡」
 正直、ホンダジェットには今まで興味がほとんどありませんでした。ホンダという会社の製品とはいえ、USで開発製造されているものです。ホンダにしてもトヨタにしてももはやグローバルな企業ですから、日本と関係なく開発製造される製品があるのは当然ですし、そうあるべきです。ただ、それをなんか国産みたいにマスコミが取り上げていたりしたので。それとこの手の飛行機には元々余り興味もありません。
 しかし、日本人の抜きではホンダジェットは成立しなかったであろうことを理解しました。ホンダでなければこれは無理でしょう。実にホンダらしいです。ただ、そのホンダらしさは過去のものであり、現在のホンダから失われているように思えます。

佐藤暢彦著 光人社NF文庫 「海軍陸上攻撃機の誕生から終焉まで 一式陸攻戦史」
 ありそうで余りない一式陸攻本。個々の内容のほとんどは既知ですが、知らなかったのが航空機雷。結果的には失敗作だったようですが、日本にもあったんですね。これ、もう少し早期にもっと有用なのが開発できていたら・・・それが出来るなら戦争には負けないか(苦笑)。しかし、雷撃の方が容易といわれる航空機雷って。(^^;

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