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最近読んだ本

 最近読んだ本の中から紹介したものの感想を述べます。

洋泉社 歴史新書 石村智、谷口栄 蒲生眞紗雄  「海の日本史 江戸湾」
 地形が変わっているというのを頭においておかないととんでもない勘違いをしてしまいます。江戸湾というか、江戸そのものも埋め立て、川の付け替えなどで頻繁に姿をかえていることがわかります。歴史書ではありますが、地形の変化に軸をおいているのは面白いです。
 家康が入府した段階で江戸は片田舎だったとされていることも多いですが、必ずしもそうではないことも述べています。ただ、その段階では海はずっと奥まで入り込んでいたのですね。東京は海抜0m地帯などとも言われるように低い場所が多いですが、それらの過半は当時は海か湿地。江戸が発展するにしたがってどんどん埋め立てられていますね。

講談社現代新書 山内 譲著 海賊の日本史
 別著者の主に西洋の海賊についての本を読みましたが、これは日本の海賊についての本です。狭義の意味でというか、「海賊」を厳密に用いており、資料上「海賊」と呼ばれた場合のみ「海賊」とするという立場です。
 その上で、日本の海賊をいくつかの分類しているのですが、個人的には同じではないかとも思います。時代により変質した部分はあるとは思いますが、同じ流れに属しているように思います。単なる、海の強盗、ではないというのが私の理解です。大小はあり、次第に大きな勢力に統合され、それは最終的には大名の家臣や大名になっていきますが。
 所謂「海賊」行為を行っていなかったのは海賊と呼ぶべきではないとしていますが、その一方で、東国と西国で「海賊」のニュアンスが異なり、東国では海賊=水軍に等しいとも書いています。そして、昔の資料に海賊行為をしない勢力を海賊と呼ぶべきではないという人に対して、ではなんと呼べばよいのかと聞いたら答えられなかったという話があるのを紹介しています。また、「水軍」は江戸時代に出来た言葉である、戦国以前にはなかったとしています。
 それも踏まえて個人的には。海上戦力(勢力というべきかも)全般を広義の海賊、通行料や警固料を取るなど、日本における一般的な「海賊行為」を行った勢力を狭義の海賊と呼べばよいのではないかと思います。

中公新書 比佐 篤著 「貨幣が語る ローマ帝国史 権力と図像の千年」
 専門外なので世界史の教科書レベル以下の知識しかないのですが、とても興味深いです。色々なコインがあるのですね。それも権力者が自分の好む絵柄にしているという訳では無く、比較的格の低い発行責任者が好きにしていることが多いと。面白いです。自分の家を顕彰してみたり、時の権力者をよいしょしてみたり。コインだけでローマ帝国史が語れるほどの種類があるのも!面白い!
 しかし、この頃、日本は弥生時代・・・なんというか、悲しいというか・・・・悔しいというか・・・・。

中公新書 梶谷 懐著 「中国経済講義 統計の信頼性から成長のゆくえまで」
 良書だと思います。中国物は偏りがどれも多いように思いますが、これは客観的な視点で中国経済の現状、問題点、今後について述べられています。
 統計の信頼性は怪しいが、言われているほど酷いものではないようです。

 中国内の格差は広がっているというイメージを持っていますが、実は2005年頃がピークでその後は格差は縮まっているようです。これは先行して発展してきた地域に他の地域が追いついてきたからのようです。ただし、格差そのものがやはりまだ地域により大きいようですが。

 中国もユーロ圏の罠にはまりつつありようです。先進地域が独仏のような国、遅れている地域がギリシャなどのような国に該当。違いはEUと違って離脱出来ないこと。

 戸籍問題(農民と都市民)は簡単に解決しないことも示されています。単に廃止すれば良いという訳ではないようです。また、都市部で受け入れられるようになりつつありますが、その条件が都市の規模により異なり、大都市民になるのはハードが高すぎて結局、農民のままということも多いようです。その農民にもメリットがあるので、それを捨てずに出稼ぎを続けることも多いようです。

 内容を紹介していると切りがないので、とにかく読んで下さい。

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