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F-35B導入決定よりも

 読売がF-35B導入決定というリーク記事を掲載しましたね。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180212-OYT1T50012.html
 とりあえず42機買うことが決まっているF-35Aの数を増やし、F-15JのPreMSIPの一部をF-35Bで置き換え、F-2後継とF-15JのPreMSIPの一部を新型戦闘機、F-15JのMSIPは更に改良だそうです。F-35Bの導入の是非は別にしてまあほぼ既定路線だったので驚きはしませんが、このニュースで個人的に一番大事なのは、新型戦闘機。どうやら仮称F-3計画はまだつぶされずに継続しているようです。
 細かい数はかかれていませんが、戦闘機14個飛行隊体制になるとすれば、教育用は別にして
 F-15が4個、F-35Aが3個、F-35Bが2個、新型戦闘機が5個
になるということなのでしょう。
 もちろん、構想中の新型戦闘機と書かれており、国産とは明記されていませんが、F-35以外に導入出来るステルス戦闘機は存在していませんから、F-35でないのなら、国産しか選択肢が残りません。中国からJ-20、ロシアからSu-57を買うというのは現実にはありえないでしょう。理論的には韓国と共同開発という手もあるとは思いますし、個人的には出来るのならそれはそれで悪くないと思いますが、現実には色々な理由でありえません。
 まあ、あるとしたら、F-22の後継を日米共同開発ですが、それだとまだかなり先になりそうです。という訳で、開発にさえ成功すれば、どうやら夢の国産戦闘機が登場しそうです。コストだけ見れば、F-35の方が良いかもしれませんが、過半がF-35で、一部改良を続けてロートルF-15では何かあった時に困るでしょう。
 仮称F-3の開発はうまくいくかはまだわかりません。開発が難航するかもしれませんし、駄作になってしまうかもしれません。しかしながらともかく開発の方向で動いていることは個人的には喜ばしいです。私は国産主義者ではありませんが、その一方で、戦闘機の国産は夢として持ち続けています。F-1は練習機改造の攻撃機みたいなものでしたし、F-2は所詮F-16の改良型に過ぎません(あの時にFSXを国産できたかは別の話)。しかし、仮称F-3は今のままいけばエンジンから国産です(米の圧力で米メーカー製になるかもしれないけれど)。
 国産の方向で動けているのは、前述の通り、現状で西側のステルス戦闘機はF-35しかなく、これは相対的に見れば戦術戦闘機であって制空戦闘機ではないので、自衛隊が従来重視していた防空用に最適とは言えません(不適では決して無いし、現状では西側最強機種かもしれない。F-22は強力だろうけど、もはや決して新しくはない。)。ASM4発搭載を条件にしたF-2の時と同じで、既存戦闘機が当てはまらない条件を設定しただけと言われればそうかもしれませんが、J-20やSu-57と戦うかもしれない、という日本の状況では、防空用の戦闘機が必要なのも確かでしょう。

 ところで、F-2後継はB型も含めているようですが、仮称F-3には複座型もあるということなんでしょうか?

 F-35Bの話に戻ると、あれば便利ですが、コスト考えるとどうなんでしょうね。離島で運用といっても、精々短い滑走路で運用出来る程度ですし、「空母」に積むのが目的といわれるといやだからそう称しているだけのような。ハリアーは野戦飛行場での運用も考慮して開発はされていますが、F-35Bは、ほぼ艦載用でしょう? なら、やはりF-35A+空中給油機増勢の方が良いのような?F-35Bにしても本気で南西諸島でどんぱちやることを想定するのなら、空中給油機はやはり増やす必要はありますから。
 いずも型改造もこれで決定ですが、ひゅうが型はどうするのでしょうね?改修すれば搭載するだけなら可能でしょうが、6機とかそんなもの。飛行甲板に載せておく分もいれれば10機くらいを載せることは出来るかもしれませんが・・・。前々から話がでているLHAを2隻程度建造かなあ。でも、それ予算と人はどうするのだろう?英国海軍なら思い切って、ひゅうが型を早期に売却したり退役させたりして、LHAと置き換えるでしょうが、日本では無理でしょうね。まあ、売却するといっても買い手がいないか。中途半端ですからね。船体や飛行甲板はハリアー搭載のVSTOL空母(古い言い方)よりも大きいものの、F-35Bを導入できない国には不要な代物です。アルゼンチンとブラジルに1隻ずつ売りつける訳にもいきません(買ってくれない)。揚陸艦として使うにはDDよりに作ってしまったので・・・。以前主張したようにひゅうが型以降のDDHは、LHAとして建造すべきだったと思います。そうすれば、F-35Bの運用は難しくても、揚陸艦として使えました。

 もちろん、お金のと人の手当がつくのなら
  いずも型:F-35B
  ひゅうが型:対潜ヘリや掃海ヘリ=本来の使い方
  新型LHA:F-35Bと揚陸用ヘリ
で棲み分けは出来ますが、お金と人があるのかなあ?

 F-35B搭載空母を保有するのなら(今更無理ですが)、クィーンエリザベス級に類する空母を建造してしまう方が良かったでしょう。。空母は大型の方が効率が良いのは既に過去の事例からはっきりしています。まあ、なにはどうであれ、追加建造は当座なく、いずも型を改造してF-35Bを搭載するのなら、ひゅうが型も発着艦と給油くらいは出来るように改造するのでしょうね。

 本当にLHAも建造するとして、イージスアショアにオスプレイ、AAV7?複数の長射程ミサイルも導入?凄いなあ。どこからお金が出てくるのだろう?その一方で陸自のAH部隊は朽ち果てつつあるし、ヘリ部隊全般が苦戦中の模様。いいのかなあ、それで。オスプレイ取りやめるだけでかなり楽になるにのなあ。

 まあ、まじめな話、そう遠くない将来に陸自は大幅人員削減を強いられるのではないでしょうか?若年人口は減少していきますから、外国人(移民)を採用しない限り、不足するのは明らかでしょう。現状(平成30年度予算案)で、陸自の定数は15万、即応予備自衛官が0.8万、予備自衛官が4.6万で、平均人員は約14万です。であれば、例えば陸自を定数10万にまで削減。その代わり、充足率はほぼ100%にして、減らした分は予備自衛官は拡大(即応予備2万、予備8万)。陸自の予算は約1.8兆円です。陸自だけの数値は予算案にでていませんでしたが(PDFで落とせるものには)、人件費糧食費が全体を通じて約44%ですから、 約0.8兆円。14万(実数、予備は含まず)で割ると一人当たり565万円にしかならないので、もう少し多い可能性がありますが、この金額を単純に4万人分減らすと 2263億円。予備自衛官の経費は大幅に増えますね。陸自の説明を見ると本人への支給が約60万、企業への給付金が50万か。とりあえず一人110万、旅費だなんだ含めて120万.予備自衛官は総額いくらとかいていませんが、最大の20日訓練に参加するとして本人への支給は21万円か。まあ、旅費など含めて、30万としておきます。そうると現状の即応予備0.8万、予備4.6万で234億、それがそれぞれ2万と8万になれば480億円。予備自衛官補は同じとして、総額254億増加する計算です。するとまあ、人件費の削減分は2000億円程度。定数減にともない正面装備や他の経費も減らしますから(こちらは単純に4/14にはならない)、大雑把に約3000億程度削減としておきます。それを空海に1000億円ずつ振り分けます。陸1.5兆円、空海1.3兆円位です。陸自はイージスアショア分とヘリ部隊の再建などの予算もいるので従来型の正面装備は更に減らされるでしょうね。なんにしても、防衛費の増加はそれほど望めませんから(国の財政はずっと赤字だし、日本という国の経済規模の拡大も望めない)、このくらいしか方法が思いつきません。後は、自衛隊がより表にでるから、所謂、思いやり予算を減らす位。

 即応予備自衛官2万、予備自衛官8万が達成できるか?さあ?4万減らすので、半分は即応予備自衛官、半分は予備自衛官になってもらうことにしましょう。
 10万で陸自は困るのではないか?困るでしょうね。でも、他に方法を思いつきません。大規模災害は予備を動員するほかないでしょう。前述の通り、若年人口は減少を続けますから、いつかは削減するほかなくなります。ロボットの活用は・・・今の状態ではまだ夢物語。精々、無人機を活用する位でしょうね。
 まや装甲車なども国産はあきらめて輸入に切り替えることも必要でしょうね。戦車はまだしも96式装輪装甲車とか軽装甲車の後継は安い輸入品で我慢するしかないでしょう(小松のあれはかなり苦戦中のようですしね)。輸入出来るもの(汎用品)は輸入に切り替え。当然。防衛産業には打撃になるでしょうが、こちらも統合を進めて数を減らすことになるでしょうね。小数しか装備しないのはもう輸入。FMSの問題はあるので、米以外からの輸入も考えましょう。米国製でも極力企業から買えるようにして。
 輸出すればいい?政治的な話は別にして、売れるのなら確かにそれは正解。でも、汎用品は既に熾烈な競争が行われていて、今から日本企業が参入して成功できますか?民生品でも競争が激しい分野への新規参入は難しいです。武器輸出反対!という人は日本が輸出しようと思えばどんどん出来ると思っているようですが、現実にはほとんど売れないでしょう。ニッチな製品なら少数売れるかもしれませんが。
 まあ、相手を問わなければ、退役したDDやSSなど解体せずに売却する手はあるでしょう。それなら安ければ売れるかもしれません。とはいえ、その時にも艦そのものは多々同然で相手国にあわせて武装を交換したり、戦闘システムなども交換してから、でしょうね。余剰の火砲も安ければ売れるかもね。
 本気で輸出を進めたいのなら、海外メーカーを買収すればいいんですよ。そうして自衛隊にも収めて輸出もすると。それなら元々は海外開発製品でも今後の保守も安泰。幸いまだ日本の経済規模は大きいし、円も暴落していないので、買収は政府が後押しすれば出来るでしょう。

 話がそれましたが、お金はこれからどんどんかかるでしょう。陸海空を問わず、無人機の導入は必須ですし、偵察衛星やネットワークの強化などやらないといけないことはいくらでもあります。E-2Dも宝の持ち腐れにしないようにしないと。
 そんな中でF-35B導入、空母化とかやっていていいのかなあと、個人的には思います。ま、張子の虎戦略としてはありでしょうが。張子の虎戦略とは何かって?昔書いた気がしますが(Niftyの会議室だったかも)、正面装備だけ充実させて強そうに見せて抑止力を高める戦略です。抑止に失敗して実際に戦争になったらあきらめます(苦笑)。だって、継戦力能力はないし、額面ほどの力は発揮出来ない体制なので。
 え?仮称F-3の開発なんかもお金かかるからやめるべき?アイタタタ。(^^:まあ、これは夢なので(笑)。それにP-1やC-2よりは数を作れますから。特にC-2はねえ。一応、P-1と共用部分があるとはいえ・・・あの規模の輸送機を国産する意味がはたしてあったかどうか?P-1も本気で国産するなら、AEW型とか空中給油型も作ればよいのに。まあ、AEW型を作るのは無理か。システム売ってくれないだろうし、国産も難しいだろうし。

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