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2017年11月

弾道弾防衛

 生きていますよ。色々と忙しくてまた書き込み出来ていないだけで(苦笑)。さて、なかなか火星14号の再試験が行われないなあと思ったら撃ちましたね。ただし、火星15号とのこと。またロフテット軌道で、北の発表で高度は4475キロに達し、53分にわたり950キロを飛行したとのこと。
http://m.yna.co.kr/kr/contents/?cid=AJP20171129002300882
 弾頭重量は不明ですが、もし、想定している核弾頭と同じだとすれば、北米大陸に余裕で到達出来ます。前回、火星12号が発射され、約3700km飛行。まあ、グアムへ到達することを示したということでしょう。その時も最高高度は約800kmなので、日本の上空を通過し、仮に日本に意思があって、も迎撃は不可能ですね(SM3ブロックIは約500km)。火星15号が通常起動で日本上空を通過しても迎撃はブロックIIAでも難しいかもしれません(弾道次第)。もちろん、前回の火星12号はブロックIIAなら技術的には迎撃可能でしょうが、迎撃出来るという法的根拠はありません。
 日本はイージスアショアの導入を決めた(厳密には確定じゃないけど)訳ですが、THAAD派もいますね。弾道弾防御という観点から言えば、両方導入するのがもちろん一番良いでしょうし、GBIもあった方がいいでしょう。が、お金がかかりすぎます。防衛費の1/3を弾道弾防衛につぎ込むとかいうのならそれでも良いでしょうが、現実にはやらないといけないことはたくさんあります。
 考えるべきは想定される脅威は何か?です。今は北朝鮮ということになっていますが、北朝鮮のICBMやIRBMが日本に撃ち込まれる可能性は極めて低いと考えます。それらは対米抑止力であり、万一、米が軍事力を行使した際に米に向けて使われるはずです。わざわざ貴重な長射程弾道弾をロフテット軌道で日本へ撃ち込むことはないでしょう。
 北朝鮮が日本へ弾道弾攻撃するとしたら何らかの理由(北朝鮮側が先制攻撃した場合も含めて)で対米戦が惹起した時だけでしょう。その場合、主力はMRBM以下になるはずで、主目標はまずは在日米軍基地でしょう。日本に協力させないために都市や原発を攻撃することもあるかもしれませんが、それにしても使われるのはスカッッドERやノドン(火星7号)の類いでしょう。これらは火星12/14号ほどの高度では飛来しませんが、数は多いはずです。少数では迎撃されてしまいますから。
 そうなると相手が北朝鮮だとして想定すべきは比較的短射程の弾道弾により飽和攻撃のはずです。これらに対しては1発1発でみれば、SM3やPAC3も有効でしょうが、問題は数です。数が比較的多いのはPAC3ですが、射程が短いのでそこへ撃ってくれないと迎撃出来ません。それに相対的に迎撃高度が低いですから、命中しても破壊された弾道弾の一部やらが落下してくることがあり得ます。どちらかと言えば、前段階で撃ち漏らしたものを迎撃するものでしょう。
 SM3は数はそう多くありません。米海軍を除くとBMD能力を持つのは4隻に過ぎず、各艦にどれだけSM3が搭載されているかは、1隻当たり9発購入し、1発ずつ試験で発射しているので、残り8発ずつと言われています。4隻稼働は無理ですが、整備中の艦から降ろして稼働中の艦へ移設したとしても、最大36発にすぎません。50発の飽和攻撃をしかけられたらそれが同時でなくても迎撃は無理でしょう。撃ち漏らした弾道弾がちょうどPAC3が配備されているところに撃ち込まれればなんとか迎撃出来るかもしれませんが、そうとも限りません。ま、やばそうな時にはPAC3は目標にされると思われるところ(ほとんど在日米軍基地でしょう)へ展開するのでしょうが。もちろん、追加購入はされるようですが、こんごう級で運用出来るブロックIAは既に生産されておらず、IBはまだ生産されるそうですが改装が必要。なのですぎには増やせません。
 イージスアショアは日本が導入するのは何発のSM3を装備するのかはまだ不明ですが、ルーマニアのは24発だそうです。仮に同じだとすると二カ所合計で48発。個人的にはちと少ない気がします。まあ、増設は可能でしょう(同時発射出来る数は別にして)。ただ、ブロックIで1発十数億、ブロックIIだとその倍近くするそうなので、むやみやたらに増やせませんが。

 以下のリンクの信頼性はなんとも言えませんが、とりあえずこれを信じましょう。
http://breakingdefense.com/2013/10/why-russia-keeps-moving-the-football-on-european-missile-defense-politics/
ノドンで最高高度200kmですので、ブロックIだと迎撃可能な距離は最大700-800kmでしょうか。これがブロックIIAなら一気に伸びて2200-2300km位でしょう。

 イージス艦が日本海に位置していれば日本に撃ち込まれるノドンはその上でミッドフェイスに入りますから、乱暴に言えば上に打ち上げれば迎撃出来ます。イージスアショアだとノドンの射程が1300kmとして、ざくっと600-700km先で迎撃することになるでしょうから、ブロックIだと守備範囲は意外と狭く、二ヶ所に配備しても重複するエリアは余り広くありません。もちろん、ブロックIIAなら問題ありません。
 動けないイージスアショアの問題の一つはこれでしょう。射程800kmだとして、単純に半径800kmを守れるという訳ではありません。イージス艦ならブロックIで十分ですが、位置が日本領土内=目標に位置するイージスアショアではブロックIでは余裕がないと思うのです。また、遠くで迎撃しないといけないので、時間的余裕も減るでしょう。日本海のイージス艦よりも早くSM3を発射する必要があります。
 無論、ターミナルフェイズで迎撃すれば話は違いますが、それはSM3の本来の使い方ではありませんし、うまくいくかわかりません(出来るらしいとは聞きますが、本当かは不明)。なので、THAADの方が良いという意見が出てくるのでしょう。THAADなら射程が短いもののどれかの方に向かって弾道弾は飛んできますから。
 もう一つの問題は移動出来ないことですね。弾道弾の攻撃を受けることもありますし、巡航ミサイルなどで攻撃されることもあります。弾道弾はまあ自分で迎撃するとして、巡航ミサイルはどうでしょう?別途、それこそパトリオットか何か装備するか、SM2か6も装備してそれで迎撃する必要があります。更にコマンドによる攻撃もありえます。持ち込めれば迫撃砲でも攻撃出来ますし、みんなの大好きなドローンという手もあるでしょう。THAADなら移動も出来ますし、イージス艦なら更に防御力は高まります。

 じゃあ、おまえはTHAADが良いということか?となるとこれがちょっと違って、イージスアショアで良いと考えいます、現状では。北朝鮮の態度や手法は攻撃的ですが、戦略的には守勢です。先制攻撃は考え難いです。対中戦争を真面目に考えれば話は違いますが、弾道弾防衛は、安全のためというよりも安心のためでしょう。迎撃出来ます、あなたの街を守る手段はあります、と示すことが最大の目的だと考えます。であれば、安い方が良いです。イージス艦だけでも良いのですが、姿が見えません。なら、陸上にイージスアショアを二カ所に配備する方が良いでしょう。これで日本全域カバー出来ます、と言えますから。最近の報道によるとSM3ブロックIIAとSM6の組み合わせになるようです。費用はかさみますが、まあ、イージスアショアならそれが妥当なのでしょうね。

 私が考える弾道弾攻撃があり得るシナリオは可能性が高い順に述べると以下の通りです。

1.米が北朝鮮を攻撃、在日米軍基地の破壊や日本に米を支援させないために攻撃
2.第二次朝鮮戦争が勃発、在日米軍基地の破壊や日本に米を支援させないために攻撃
3.現体制が崩壊(自壊)し、混乱の中、日本へ向けて発射される

 少なくとも日米安保が存在する間は北朝鮮が日本だけを狙って攻撃してくる可能性はほぼ無いと思っています。3.は何が起こるかわからないので入れましたが、体制崩壊=日本への攻撃ではありません。2.は南北どちらがしかけるかという話はありますが、いずれにしてもその後は基本的には同じでしょう。一番可能性が高いのは1だと思います。少なくともトランプ大統領の間はリスクはそれまでよりも高いと思います。とはいえ、これも絶対的には確率は低いでしょう。

 その他日本へ弾道弾攻撃を行い得る(能力がある)のは、米中露の三カ国でしょう。日米安保体制下では米はあり得ないので除外するとし、露も対立はあっても戦争状態に陥る可能性は日本から攻撃しない限り極めて低いでしょう。核を除けば現状露の軍事力は大幅に低下しています(以前よりは回復傾向にありますが)。残るには中国ですが、これも可能性が高いとは思いません。しかし、仮に日中だけが戦争状態になったとすると日米安保は何等かの理由により機能していません。核はともかく通常弾頭の弾道弾攻撃は当然あり得るでしょう。もちろん、米中戦争が勃発した場合にも巻き込まれると思います。
 北朝鮮と中国、どちらが可能性が高いか?さあ、素人にはわかりません。どちらもかなり低いとは思いますが。ただ、自衛隊は島嶼防衛の名のもの対中戦備を整えているのですから、弾道弾防衛も当然、北朝鮮だけではなく対中を考慮すべきでしょう。もしかすると名目上は北朝鮮の脅威と言いつつ、自衛隊そのものは中国の弾道弾へ備えたいのかもしれません。

 いずれにしても可能性が高いとは思えませんので、万一に備える、または、安心のための弾道弾防衛です。そうであれば、見かけ上、カバー範囲が広く、相対的に安いイージスアショアをおします。それでいいのか?いやあ、私はやっぱ本命はレーザーですね。レーザー実用化しましょうよ!レーザー砲装備の空中戦艦!(実態はP-1改造かな?)。レールガンなら地上や艦上から迎撃出来て良いのですけど、夢のレーザー砲を是非。(^^)うーん、やっぱりレールガンが現実的かなあ??でも、これ、日本は研究を始めたばかりなんですよね。また戦車砲と大差無い初速しか出ていないし。まあ、レーザーも精々近接防御程度ですが・・・・。夢は夢かなあ(苦笑)。

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ショックとしかいいようがない

 信じがたいニュース。鶴ひろみさんが亡くなったと。
https://www.oricon.co.jp/news/2100812/full/
 ハザードをつけてとまっていたということは、最後の力を振り絞ってとまったのでしょうか。自分だったら果たして出来るか。運転中に病気などにより意識を失ったりして起きた事故が多いという記事を朝刊で読んだばかり。
 悲しい。私にとっては、鮎川まどか、です。最初から最後まで。いや、真面目な話、改めて出演作を見直したのですけれど、きまぐれオレンジロード以外、実は余り見ていなかったのです。もっと色々な作品で声を聞いていたような気がしたのですが・・・・。

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TMS2017行ってきました

 生きていますよ(苦笑)。文章を書いている時間が取れなかっただけです。さて、今回の東京モーターショーにもいつものように平日休暇を二日取って行ってきました。しょぼいだ、寂しいだ、手抜きだという批判もあり、観客数もまた減ったとか言われていますね。観客数については以下の記事をにもあるように前回より5%減少の771200人。
https://car.watch.impress.co.jp/docs/event_repo/2017tokyo/1089885.html
ただし、前回は11日で今回は10日(一般公開)。もっとも祭日が含まれるので単純に-1日にはなりません。それと最初の週末が台風により悪天候であったというのも考慮すべきでしょう。日にち別の入場者数は上記記事によると
10月27日:2万3100人
10月28日:8万6800人
10月29日:7万1600人
10月30日:6万6100人
10月31日:6万7700人
11月1日:7万7800人
11月2日:8万7400人
11月3日:11万2000人
11月4日:10万2200人
11月5日:6万8900人
累計77万1200人(特別招待日10月26日の入場者数7600人を含む)
です。最終日少なかったのは謎ですが、最初の土日の雨がなければもう少し増えたことでしょう。

 記事にあるように女性の若者は増えた印象を受けました。まあ、かなり「若い」集団も見かけましたけどね(笑)。社会科見学扱いなのかな?いいな、学校でいけるなんて。

 寂しいか?出展するメーカーは確かに減りました。なんと英国勢壊滅・・・皆無。いや、元々減っていましたが、本当に英国車ありません。ジャガー・ランドローバーが出展しなかったのも残念ですが、ミニがいなかったのには驚きました。ロータスは・・・まあ、お金がね(苦笑)。米国勢もビッグスリーは不在。フォードは日本から撤退したというのもありますが、FCAが出展しなかったのでクライスラーというかジープも無し。が、しかし、米国勢皆無ではありません。ハーレーがいました!それとタイヤですがグッドイヤーも。しかし、テスラはいませんでした。これも残念。モデル3を見られるかと思ったのですが・・・・まあ、そのうち入ってくるから見たければ見に行けば良いのですけれど。
 それ以外はまあ普通に。張りぼて・・・コンセプトカーは、確かに手抜きのもありました。外側だけの本当の張りぼてで内装すらないと思われるのがちらほら。ま、これも前からあったので、急にそうなった訳ではありませんが。
 小規模メーカーも減っています。K.O.CARSも出展無し。IKEYAがナンバーのついたレーシングカーを展示していて、後、高山自動車も健在でしたが。
 サプライヤー系は多少入れ替わりはあったようですが、余りかわらなかったと思います。ただし、外国勢はのきなみ電化シフト。なんとマーレーのブースにピストンが並んでいませんでした。前回はあったんですが・・・・これはショック。コンチネンタルもタイヤはちょっとだけ。まあ、これも前回からそうですが。

 という訳で、私は今回も十分楽しみました。初日は10時から20時までいて、二日目は10時から疲れたので閉場前30分で帰りました。でも、ほぼ二日まるまるいて、それでも屋外展示場は見ることが出来ませんでした。見ていた時間の過半はいつものようにサプライヤー系ブースで過ごしましたが、今回はメーカー系ブースで過ごした時間も結構長かったです。
 トラック・バス系のEV化が始まっていますね。目立ちました。よくわからない小型EVは減りましたね。後、テーマ展示?今回はTOKYO CONNECTED LAB 2017。これはいつものようにながしただけです。IHIのブースがあり、あれ?と思って係の人に聞いたら頼まれて出展したとか(苦笑)。インフラ系の展示だけで、ターボはありませんでした(笑)。

 このままで良いかと言われると良くはないでしょう。このままだとドメスティックなイベントになってしまいますね(既にほぼそうなっている)。ただ、個人的には、まあ、それでもいいかなと。ワールドプレミアが一つもなくても、モーターショーでないと見られないものがあるのならそれでいいかなと思います。
 ただ、次回はもう少し輸入車メーカーのブースを増やすような努力をして欲しいとは思います。特に英国車!何にしてもまた次回を休暇二日取ってきますよ!

 個々の感想は別途述べたいと思いますが、写真の整理も終わっていないので、12月にかけて散発的に、ということになりそうですが。

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