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2017年3月

クーガ vs イヴォーク18インチ

 営業氏が18インチのイヴォークの試乗車を下ろしたので、是非高速試乗してみてくださいと誘ってくれて、相方も行きたいというのでX1を試乗した後、相方をひろってから行ってきました。
 タイヤは235/60R18。ピレリのSCORPION VERDEです。
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が・・・・これ、M+S(オールシーズンタイヤ)です!
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これまた悩ましい。問題無ければ良いのですが、当然、普通のサマータイヤとは印象は違うはずです。前回と違ってシートはマニュアルでした。雨で夕方前だったのでグレードはメモ忘れましたが、SE PLUSかなあ?
 営業氏は忙しので、二人でしばらく好きな用に走ってきて良いと。という訳で、高速(正確には第三京浜なので、自動車専用道路)試乗させてもらいました。敷地から道路に出た時に相方が20インチと全然違う!良いと。確かにあたりは柔らかく優しくふわっと段差を乗り越えました。
 が、道路を走り出すと確かに当たりは柔らかいのですが、車の動きが大きく感じられ、まるでサスペンションが柔らかくなったように感じます。もちろん、そんなことはなく、これはタイヤの差でしょう。20インチコンチネンタルのサマータイヤと18インチのピレリのM+S。当然、後者の方が柔らかいですから、それでサスペンションが柔らかくなったように感じるのでしょう。問題はやはりステアフィール。街乗りでは先日の20インチと大差ないように感じられます。走行距離が1000kmにも満たないせいか、エンジンのまわり方はやや硬い感じがしますが、踏めば良いとはしますし、動力性能に不満もありません。
 第三京浜に乗る際のコーナーでちょっと踏んでみましたが、こういう時はステアフィール含めて問題は感じられません。車の動きも良い感じです。こういう時はクーガと良い勝負です。
 高速巡航ですがまず感じたのはロードノイズが異常に大きいこと。相方と会話する際に大きな声を出さないと良く聞こえません。路面にもよりますが、このピレリのM+Sのタイヤはロードノイズうるさすぎます。クーガもフロアに響いてうるさいですが、ここまでうるさくないです。クーガに履かせているスタッドレスでも特別うるさくないんで、このタイヤの特性なんでしょう。先日の20インチは静かだったのですが・・・。
 乗り心地は・・・・期待に反して、18インチの方が良くありません。直進状態で路面のうねり段差によって車の動きが大きく出ます。街乗りでもサスペンションが柔らかくなったように感じましたが、更に柔らかく感じます。動きの収まりが悪いです。むろん、当たりは柔らく穏やかなので人によっては乗り心地は良いと感じるでしょう。相方も20インチよりもずっと良いと感じたそうです。しかし、私はこれは駄目です。
 ステアリングも20インチ同様に疲れます。大げさに言えば(10倍位に増幅して)常にがたがた震えています。実際には必要ないのでしょうが、それを手で細かく修正(と言っても、ほんの少し力を加える程度で、腕は動かない程度)し続けて疲れます。やはり駄目でした。
 新しくなったナビですが、かなり横長。正直使いにくいです。
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誘導はまったくさせなかったので、アルゴリズムなどの出来はわかりませんが、私がナビにもっとも求める機能は前方の道路状況の表示です。地図上を移動して道路と渋滞状況を確認するのですが、それがやりにくいです。画面をタッチしてもそこへ移動せず、どうなってんだと思ったら、スマホなどのように画面に指を押してそのままスライドさせると動きました。しかし、縮尺が勝手に戻ったりどうにも使いにくいです。慣れはあるとは思いますが・・・・・画面は横長ではなく、縦長であるべきでしょう。
 雨でしたがワイパーの動作は正常で問題なし。空調はオートだと足元が少し寒かったので風向きを手動で調整。シートヒーターは前回同様、強力です。クルーズコントロールを使ってみましたが、解除の仕方が分からず戸惑りました。
 結果、この仕様も残念ながら私には合いません。M+Sでないタイヤだと印象は違うかもしれませんが、営業氏の話だと18インチ以下はM+Sが標準らしいです。そうなるとタイヤ交換は必須ですね。ノーマルタイヤをスタッドレス替わりに冬タイヤとして使う、別のタイヤホイールセットを用意して春から秋はそれを履かせる必要がありそうです。または、19インチを選択するか。ただ、ステアフィールはほとんど違いがないのでタイヤではなく、ステアリングギヤボックスやらサスペンションなどに依存していそうです。そうするとフルモデルチェンジするまでは改善が期待出来ません。
 残念ながらイヴォーク、クーガに勝てません。イヴォークは2015年の12月に乗ったあの試乗車が最良でした。あれも記録を見ると20インチでした。ただ、あの個体は何故かエンジン音は良くなかったのですけれど。その後、何か変わったのかもしれません。まあ、高速試乗は当時していないのであの個体でも無理かもしれませんが・・・・でも、街乗りだと本当あれは素晴らしい乗り心地でしたが。
 実は相方は非常に気に入っていて、私が動きが大きくなかった?というと、そう?と。ステアリングがというと、そういうなら仕方ないけどと非常に不機嫌そうでした。普通は、私が、いいでしょうとアピールするのですが、今回は逆でした。

 なお、今回の個体に関しては高速試乗しなくても、街乗りで同じ評価結果を得られたと思います。20インチは街乗りではほぼ問題ありませんでしたが・・・・まあ、その経験があるからともいえるかなあ。なので、機会が得られるのなら実際に購入する前に高速試乗はさせてもらうべきだと思います。特に高速巡航する予定の車であれば。

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クーガ vs X1 xDrive18d M Sport

 先週日曜日、自由時間が出来たのですが、あいにくの雨で、白爺やピー三郎で出かけることは出来ず、用事を済ませて、相方を迎えに行くまでの間に、X1のディーゼルはどうだろうと思って試乗させてもらってきました。
 試乗車はX1 xDrive18d M Sport。最近、Xxの試乗車は全部Mスポのような?まあ、タイヤは225/50R18でそんな凄いものではありません。というか、ほとんど買う人がいないであろうStandardだけが225/55R17です。銘柄はBSのTRANZA T001でした。
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当然ランフラット。
 Mスポのシートは好きです。X3はレザーになってしまいますが、X1は違います。ステアリングはMスポなので太目ですが、少しX3よりも細い気がしますが、さて?気にせいかな?まあ、それでも太いですが。ただ、理解しがたいことに相変わらずMスポなのにパドルはついていません。何故でしょう?最近、BMWはパドルに冷たいです。
 エアコンは左右独立。ポジション調整、問題なし。視界も良好です。雨だったのでワイパーを使いましたがオートワイパーのスイッチがワイパーレバーの先についていることを始めて知りました。これは便利ですね。オートワイパーって期待通り動いてくれないことがしばしばありますから。
 さて、ディーゼルですが、アイドリングだと振動を感じ、音もやや大きめです。うーん、X3はもっと静かだった印象があります。遮音材だなんだの違いでしょうか?価格差が出たかな??
 さて、マニュアルモードに入れて、発進。敷地から道路に出た時の印象はなかなか良いです。20iで盛大にロードノイズが響いた場所でも静かです。タイヤの違いか改良の結果かはわかりませんが。なお、その20iはオプションの225/40R19がついていてピレリでしたので、タイヤは違います。
 動力性能は大人しく走っている限り十分。当然、2000回転も回さずにするする走ります。走り出すとディーゼルっぽさはほとんど消えました。1000回転台で踏んだ時だけちょっとだけディーゼルっぽい音がしますが、それだけです。後でとまった時にアイドリング時も振動や音は気にならなくなったので音が出るのは冷えている時だけのようです。
 ステアフィールは普通です。20iのような軽さはありません。タイヤの違いかもしれませんが。18iはピレリの18インチでしたが、やはり普通でした。ただ、終始ややざらついた感じはします。なんだろう?これはタイヤかもしれませんね。とりあえず街乗りでは許容範囲内です。
 乗り心地はMスポなのでやや硬め。路面によっては突き上げがきつく感じることもあります。しかし、車の動きは抑えられていてなかなか良いです。まあ、20iも乗り心地は悪くありませんでしたし、18iも同様です。ただし、先日のX3と比べると・・・X3の方が良いですね。
 それと実際に軽い訳ですが、18i(FF)で感じた軽快さはなく、でも、20iよりもどっしり感が出ていて、これはこれで良いと思います。SUVらしさは18dの方が感じられます。少し突っ込ませた時の挙動は良い感じでした。
 広い道路に出てちょっと踏んで回してみましたが・・・うーん、数字からイメージするよりもトルク感がないです。X3は数字からイメージするよりもずっと速くで驚きましたが。まあ、X1といっても1660kgもあり、実はクーガと大差ないので、まあ、こんなものでしょうか?ただ、ディーゼルだし、もう少しトルク感あってもいいかな?まあ、ターボは難しいですね。NAと違って過給のかかり具合で全然違うので、もう少しアクセル踏み込まないといけなかったのかもしれません。回してもエンジン音はなかなか良いです。相方を乗せてからエンジンかけて走れば、ディーゼルだとわからないでしょう。以前、320dでもろディーゼルというエンジンでBMWどうした!と思いましたが、X3もこれもなかなか良いですから、改良されたのでしょう。
 総じて、数字からもうよりはトルク感はないものの、後は特に欠点はありません。ステアフィールは私はこだわりますが、普通は気にらない範囲内でしょう。

 カタログをもらってみてびっくり。18iと18dの価格差は少ないんですね。逆に20iとは結構な差があります。全部、Mスポで比較して、

 X1 sDrive18i M Sport:443万:1.5L3気筒ガソリンターボ(100kw=136ps、220Nm)、6AT
 X1 xDrive18d M Sport:468万:2.0L4気筒ディーゼルターボ(110kw=150ps、330Nm) 8AT
 X1 xDrive20i M Sport:523万:2.0L4気筒ガソリンターボ(141kw=192ps、280Nm) 8AT
 X1 xDrive25i M Sport:603万:2.0L4気筒ガソリンターボ(170kw=231ps、350Nm) 8AT

 です。どれを買うべきかは一目瞭然でしょう。18iの軽快さはあれはあれで捨てがたいですが、だったらSUVである必要はないでしょう。動力性能、ミッションの違いを考えると25万しかし違わないのは驚きです。逆に20iが55万も高いのは理解出来ません。42馬力多いとはいえ、トルクは負けています。ましてた600万の25iなんて誰が買うのでしょう??もちろん、ドイツなどなら超高速巡航で差がでるでしょう。150馬力では最高速度はそう出ませんからね。でも、現状で制限速度が最高100km/hの日本なら中低速トルクに勝るであろう18dが最良の選択でしょう。温まればディーゼルっぽさはありませんから。燃料も安いし、カタログ燃費の差からして実用燃費も良いでしょう。

 とここまで褒めてきているのですが、では、クーガと比較してどうでしょう?X1の中では18dがもっともクーガに迫っているでしょう。
 ステアフィールはもちろん、クーガ圧勝。乗り心地はこの試乗コースなら18dが勝るでしょう。動力性能は大差なく、伸びはクーガですが、5ATと8ATの差で18dかもしれません。数字を比較すると

X1 18d:1660kg、150馬力、330Nm:11.1馬力/kg、5.0Nm/kg
X3 20d:1840kg、184馬力、380Nm:10.0馬力/kg、4.8Nm/kg
クーガ::1670kg、200馬力、320Nm:8.4馬力/kg、5.2Nm/kg

なので、トルクウェイトレシオを見れば、X3と大差なく、クーガをやや上回っています。パワーウェイトレシオだとガソリンのクーガが上回りますが、普通に走っていればこの差はそうそう生きないでしょう。X3との差は数字よりも感じるのは前述の通りです。
 シートは前席は18dの方が良いです。長時間乗った時にどうなるかはわかりませんが。後席はクーガの勝です。Mスポは10mm車高が下がるので、最低地上高さは175mm。でも、実はクーガは185mmに過ぎない(つまり、Mスポでないなら同じ)ですから、大差ないと言えるでしょう。クーガは見た目は200mmを軽く超えているのですが、排気系の一番低い場所が185mmのようです。
 ただ、では乗り換えられるのかというと・・・先日のイヴォークショックが・・・。街乗りでは判断出来ません。これもまた高速巡航すると疲れてしまうかもしれません。
今回は「引き分け」にしておきます。もう少し候補を絞り込んで、買うか買わないかになったら頼んで高速試乗させてもらいましょう。ああ、相方にも乗ってもらわないと。その時には私は後席を試しましょう。
 後は、X1の敵は身内にいます。18dは確かに良かったのですが、X3はもっと良かったです。ステアリングを切り始めた時の違和感はどうにも気に入りませんが、後はX1を超えています。ま、価格も違うので当然ですけどね(苦笑)。MスポじゃないX3に試乗出来ると良いのですけど・・・近所の試乗車どこもMスポでした(苦笑)。

 

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ZENOS存続

 暗いニュースが続いていましたが、今日、一つ明るいニュースを見つけました。ACカーズが買収したようです。
https://www.autocar.jp/news/2017/03/25/212930/
 ACカーズの財政基盤がどれだけしっかりしているかはわからない部分もありますが、これでなんとか存続出来そうです。
 派生車種も検討されるようで、もう少しソフトなモデルも登場するかもしれません。ま、ソフトといってもちゃんと屋根とドアがあるというレベルでしょうが。
 少し気分が晴れました。現状、我が家にZNOESを招き入れるのは厳しいですが、とはいえ、会社さえ存続してくれれば可能性は残りますから。

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言葉が無い

 佐藤大輔氏、死去の報に接し・・・・この気持ちをうまく表せません。なんとか、書けば、絶望。
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6234452

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白爺退院

 無事退院しました。行きは電車。休日ダイヤなので1本乗り損なったら待ち時間が長く、更にその先遅延もあって、入院させた時の帰りよりも時間がかかってしまいました。駅から歩いていたらもうすぐ咲きそうな桜が。
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この辺、川辺に桜の木が植えられていました。後、一週間後だった綺麗だったろうなあ。
 自動車屋さんについたら、ちょうど同じように退院した子を迎えにきていた人が・・・TE27でした!AWと比べても小さいですね。AWは今ではかなり小さい車なんですが。
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写真、光の具合と後ろのフォーカスがあったようでAWが白飛びしてしまいました(苦笑)。
 さて、問題の排気漏れですが、踏んでも変な音はしなくなりました。更に言えば、アクセル抜いてまた踏んだ時にコトンとかカツンとか音がしていたのですがそれも消えました。つまりはそれはエキマニが動いてブロックにぶつかっていた音だったのでしょう。よしよし。これでしばらく安心です。(^^)
 それは良かったのですが、帰りはあちこち大渋滞。入院させた時の倍以上の時間がかかってしまいました。明日雨だからかなあ?まあ、高速降りて一般道から迂回して帰ってきましたが、AWなので音は楽しめたので他の車よりはまだましですが。
 やはりAWは良いですね。ステアフィールもいいし、音もいいし、何故か今日は乗り心地まで良く感じてしました。明日は雨ですねえ。雨でなければ相方が用事があり、3時間位自由時間があるのですが・・・・残念。

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ピー三郎お散歩

 気がついたら一ヶ月車庫で寝ていました(苦笑)。冬場は路面も問題もあり、出かける時はクーガが多いので。で、そろそろバッテリーも怪しいので引っ張り出してお散歩。と言ってもなんだかんだで出かけたのは夕方前だったので一時間ほど本当にお散歩させただけです。AWがまだ退院していないので狭い車庫ですが乗り降りは楽です。やっぱ普段は狭いよなあ(苦笑)。
 エンジンは問題なくかかりました。ふー。走り出すと、アイドリングストップをオフにセットしていなかったのにアイドリングストップ禁止マークが出ていて不思議でしたが・・・・あれはバッテリーの充電率を見ていたっぽいです。途中で消えましたから。うーん、やはりやばかったか。(^^;来週末はもう少し遠出、出来るかなあ?

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AW手術完了

 転院先から無事手術が終わったと連絡がありました。結局、エキマニが壊れていた訳でも、ガスケットが駄目になっていた訳でもなく、ボルト(ナットというべきかな?)が緩んでいただけで、増し締めしたら漏れなくなったそうです。結果論から言えば、ディーラーでも直せたはずの症状でした(苦笑)。まあ、遮熱板を外す勇気が無かったということですね。外していれば、原因にたどり着けたでしょうし、直すことも出来たでしょう。とはいえ、古い車の遮熱板を外して戻せなくなると困るというディーラーの考えも理解は出来ます。
 まあ、まず自分で遮熱板を外して見ていれば、自分でも直せましたね。ま、私も遮熱板を外そうとしてナットなめたり、ボルトをねじ切ったりするかもしれません。やはりここは古い車に慣れた自動車屋さんに頼むのが正解でしょうね。
 明日引き取りに行きたかったのですが、自動車屋さん休みで先送りです。来週末かなあ?引き取ったら12ヶ月点検をディーラーで完了させます。もうちょっと無理だとは思いますが、今回は点検だしたところで中断していますからね。でも、来年の車検はどうしようかなあ?何か見つかる度に中断して転院させるのは面倒ですからね。
 それが終わったら、AWリフレッシュ計画発動の予定です。

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丸島和洋氏の著作

 最近、大河ドラマ「真田丸」の歴史考証担当者の一人である 氏の著作を続けて読みました。真田丸では、過去に読んで素晴らしかった平山優氏ともう一人黒田氏の三人で担当しています。 氏だけこれまで著作を読んだことがなかったのですが、真田信繁の書状を読む、を読んでみて素晴らしかったので他のも続けて読んでいます。丸島和洋氏の著作は何が良いかというとするすると読めるということです。普通?いえいえ、なかなかそうはいきません。大概はどこかでひっかかり、あれ?と思って読み返してみたり、本当に?と思うことがあります。が、丸島和洋氏にはそれはほとんどありません。あれ?と思うことがあっても、そういうことかとすぐ納得出来ます(あ、著者のミスや校正漏れの場合もあります。そういう時には、これは誤記だなとぱっとわかるということです。) 平山優氏ですら時々ひっかかりますし、それ以外の方の場合にはもっとひかかります。相性が良いというべきでしょうか?なので、他の方が読んでも同様に感じるかはわかりませんが。

「真田信繁の書状を読む」:星海社新書
 書状入門と言っても良いです。当時(概ね戦国時代)の書状の形式、書き方、紙、花押や朱印などについて知ることが出来ます。当時、月日は記しても、年を記す習慣が無かったので(何年と書いてあれば良い方)、いつの書状かを比定する作業が必要であることそのやり方についても書かれています。
 もちろん、残されている(原本不明で写しのみのも含む)真田信繁関連書状を個々に取り上げて現代語訳と解説がついています。少ないと感じるかもしれませんが、真田信繁クラスの人物のしては多く残っている方だそうです。考えてみれば、講談で幸村として有名になったとはいえ、元々は国衆の次男坊に過ぎません。辛うじて大名級、または小名(当時使われていない訳ではないのですが、個人的には「小名」という表現は好きではありません)級の所領を有していたとはいえ、まとまった土地ではなく城もなく、「給料」としてもらっていたに過ぎない人物です。表舞台での活躍も限られます。そういうレベルの人物としては豊富に残っていると言われると納得出来ます。
 なお、幸村と署名された書状が残されていますが、花押や戦死直前にも真田信繁と著名した署名した書状があることから、後世の偽造だろうとしていますし、同意出来ます。
  真田信繁の生年はいくつかの説がありますが、通説では早すぎるということを書状から示しています。信幸(信之)と歳の差は相応にあったと思われます。

「真田四代と信繁」:平凡社新書
 三代ではなくて?と思われるかもしれませんが、信綱は家督を相続していますから、幸綱、信綱、昌幸、信幸(信之)で四代です。なお、一般的に昌幸の父は、幸隆とされていますが、誤りで、幸綱であると示しています。幸隆と書かれた書状は残ってはいますが、一徳斉と一緒に書かれており、「ゆきたか」ではく、「こうりゅう」であろうとしています。これは現在ではほぼ定説になっているようです。

 真田氏も信綱までは一国衆に過ぎませんから、それほど一次資料は残されていません。江戸時代に作られた家系図には誤りが多く(特に実名)、親子関係が間違っていることが分かった事例は他にもあります。幸綱は長男だとされていますが、弟(次男)矢沢頼綱が三男であるとされた資料があり、綱吉という庶兄の存在を指摘しています。右馬助 という官途名を幸綱の父(頼昌とされる)が称しており、それを引き継いだ人物がいます。であれば、それが長子である可能性は高いでしょう。また、幸綱の母親は滋野氏娘とされていますが、そうではなく、幸綱の正室が滋野氏ではないかともしています。そうであれば、幸綱が家督を継いだのはその関係によるものと推測されます。なお、その場合、信綱以下の母親である河原氏は当初正室であったのが側室扱いにして正室として滋野氏を迎えたことになるでしょう。信幸と同じです。

 昌輝、昌幸らの「昌」はどこからきたのか私はよくわからなかったのですが、飯富虎昌の「昌」と同じく信晴からもらった(偏諱)のですね。晴信の「晴」は彼が将軍からもらった文字ですから、与えられず、武田ゆかりの「昌」の字を与えていたそうです。嫡男には「信」をもらって、通字の「綱」と合わせて、信綱とし、次男以下には「昌」をもらったのでしょう。昌幸は長男、次男どちらにも「信」をもらっていますが、これは昌幸が晴信(信玄)の側近だったので、もらえたのでしょう。武田家では格が高いと「信」、それより落ちると「昌」をもらっていたようです。なので、長男と次男以下では差がつくでしょう。

 実名(諱)は資料により異なっていたり(誤りだったり、途中で変わっていたり)する訳ですが、一次資料と状況、通字などからどれが後世の誤りかを確かめていく必要があります。現代でも、通説で実名が誤っている人物は少なくありません。幸綱と幸隆もそうです。さすがに幸村を実名と考える人はもう少ないでしょうが。悪いのは適当な家系図を作った江戸初期の人ですが(苦笑)。まあ、信幸ですら祖父の実名の間違いに気が付いていない位なので仕方ありません。ああ、何故そのようなことが起きるかといえば、当時一般的には実名で相手を呼ぶことはなかったというのが大きいでしょう。仮名か官途・受領名で呼ぶのが普通でしたから(家族でもそう)。信繁であれば、仮名が「源次郎」」、官途が「左衛門佐」なので、身内など親しい人であれば、源次郎、そうでない場合には、左衛門佐と呼ばれます。書状などでは、略して、真左、なんてこともあったようです。お互いわかっているので、区別出来れば良い、という書き方です。また、漢字も当て字が使われることも多々あったようです。これは恐らく、祐筆に口述筆記させるので、聞いた祐筆が、この漢字だろうと思って書く際に間違いが生じたのでしょう。音があっていれば余り気にしていないので、そのままになっていることもしばしば。偉い人が漢字を間違えるとその字に改めた例もあるようですね(真田関係ではないですが)。

「真田一族と家臣団のすべて」:新人物文庫
  真田一族及びその家臣人物伝を一般的に書かれた本です。良い本ですが、冒頭に真田四代の歴史を簡単にまとめた部分と歴代当主の項目で重複が多いのがちょっと気になりました。冒頭部分は編集側に言われて追加したものでしょうか?

 当主ですら資料が少なくはっきりしない点が多い(という断片的にわかっているに過ぎない)のですから、一族や家臣となるとわからないことだらけです。一次資料だけではどうにもならず、比較的信頼できると思われる二次資料も使われています。

 本来、真田家を継ぐはずだった信綱とその弟の子供らは小説などではほとんど登場しません。もちろん、真田丸にも登場しませんでした。しかし、信綱には与右衛門という息子がおり、越前松平家に使えています。昌輝の子(信正)も同様に越前松平家に使えています。与右衛門の子とされている人物は実は信正の子ではないかとしています。信綱が有していた書状類は昌幸には伝えられず、昌輝の子孫に伝えられているのがその傍証です。知られていない当主の兄弟もいるようです。綱吉は既にふれましたが、昌幸の子は他にもいた可能性があるようです。
 家臣になると更に資料は少なく良くわからなくなってきます。矢沢頼綱や頼幸の生年すらはっきりわかりません。矢沢頼綱は幸綱の弟、頼幸はその息子とされているのですが、没年(これは資料が残っている)から考えるとどうも微妙で、矢沢頼綱は長命で有名ですが、没年67歳という説もあるようです。1597年没なのですが、一般的には1518年生まれとされており、それだと79歳、しかし、67歳だと1530年生まれ。父とされる頼昌は1523年没と伝えられているのでありえなくなってしまいます。

 並べてみると
 綱吉:1510-1571
 幸綱:1513-1574
 矢沢頼綱:1518-1597
 常田降永:?-1572?

 信綱:1537-1575
 昌輝:1543-1575
 昌幸:1547-1611
 信伊:1547?-1632
 矢沢頼幸:1553-1626

 1518だとすると確かに幸綱の兄弟でしょう。しかし、嫡子頼幸が生まれたのは35歳の時で当時としてはかなり遅くなってしまいます。一方、1530年生まれなら23歳ですから、自然です。このように頼綱と頼幸の年齢差があり過ぎる気がします。もちろん、頼幸には嫡子がおらず、弟が継いでいるので、子供が生まれにくい血統だった可能性もあります。頼綱は当初綱頼を名乗っていました。勝頼による偏きも考えられますが、60歳位で改名するでしょうか?それなら息子ではないかと思えますが・・・・。
 では、間に一人いて、1518年に生まれた綱頼、生年不明の頼綱、1553年生まれの頼幸だとどうでしょう?当時十代で子供が生まれるのは普通です。ちょうど間をとって、1535年生まれとすると、綱頼17歳の時の子、18歳で長子頼幸誕生なので不自然ではありません。1585年頃から頼幸と連署し始めていますが、仮に1535年生まれだと1585年は50歳なのでちと早いかもしれませんが、32歳の息子に家督を譲っても不思議な年齢ではありません。
 まあ、単に子供が生まれるのが遅かったので、結果的に高齢になっても第一線で働き続けただけなのかもしれませんが・・・・。もしかすると今後新たな資料が発見されて、事実が分かるかもしれません。

 矢沢頼綱ですらその調子ですから、他の家臣の情報はもっと少ないです。真田丸で有名になった出浦昌相が忍の頭とされているのは「忍城」攻めで活躍したことが誤解されたのではないかとしています。ありそうな話です。まあ、忍の頭の方が物語としては面白いですが。

 下駄を投げつけられて歯がかけたとされる河原綱家は当時大阪にいたので犬伏にいるはずはなく、誤伝であると明確にされています。真田丸ではやや影が薄かったですが、実際には筆頭家老というべき存在だったようです。

「戦国大名の「外交」」:講談社選書メチエ
 戦国大名間の外交について述べられた本です。付随して戦国大名と国衆間の関係についても述べられてます。また、外交には書状がつきものなので、書状についても述べられています。これまでこのようにまとまった本は読んだことはなく、良く理解出来ました。
 外交は「取次」と呼ばれる存在が担います。一般的には重臣(城主級)と側近がペアになり取次を務めます。相手に出す書状は大名当主が出しますが、取次の副状がないと機能しません。一般的に後世の人間が考えるほど、戦国大名には専制君主と言える存在ではなく、家臣団の合意が重要であるからです。なので、「家臣もこの方針に同意していますよ」と示す副状が大事です。
 また、取次は相手から所領を与えられることもありました。これにより、外交関係が破たんしないように取次が働くという効果もあります。
 取次は外交関係が破たんして戦になった場合、その戦を主導することも多かったようです。ある意味、責任を取る、ということです。それもあり、取次は相手方よりになってしまうことも多かったようです。当主の方針と食い違ってしまった例も紹介されています。島津では虚偽の報告をしてまで取次がやりたいようにもっていこうとした例が報告されています。
 一般的には外交ルートは一つですが、北条氏と上杉氏の間では二つ併存した事例も紹介されています。これは北条氏側の事情によるもののようです。
 従属している国衆との間にも類似の関係、やり取りがありますが、この場合には、指南と呼ぶことが多かったようです。取次と異なり、その国衆のいる地域または隣接する地域による重臣が指南を務めたそうです。

 戦国時代に興味がある方は必読の本だと思います。

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AW転院

 ようやくAWを転院させました。エンジンがかからなかった原因はスターターを制御するリレーのヒューズが切れていたことでした。バッテリーがあがった?後、交換したりした際にスパークさせて、それで切れたたのではないかということですが、さて?まあ、32年前のヒューズなので今回はそういうことにしておきます。
 ディーラーから引き取って、40分ほど自走して転院。ちょっと久しぶりのAWはステアリング軽い!あれ?おかしいな?普通は久しぶりにノンパワステの車に乗ると重たく感じるはずなんですけどね。不思議です。アクセルを踏むとやはりブブブと異音が。しばらく入院です。さて、無事にに治りますか?

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クーガは疲れない

 クーガで旅行に行ってきました。約620km走行、うち約400kmは高速道路でした。行きに200kmちょっと走って高速道路を降りた時に車載燃費計の表示は8.0L/100km=12.5km/L。帰りに高速道路に乗る前の表示は9.6L/100km=10.4km/L。戻りには渋滞にもはまり、戻ってきた時の表示は8.5L/100km=11.8km/L。うーん、少なくとも車載燃費計の表示だけ見ればイヴォークと大差ないですね。今回は一般道を1/3程度走っているのでもっと悪化しても不思議ありません。
 戻りは渋滞もあり、4時間弱(休憩時間除く)走りましたが、疲労感はありませんでした。イヴォークで疲れた腕もへっちゃら。ちょっとだけ親指が疲れましたがそれだけ。シートもいつもちょっといまいちと思うのですが、それ以上悪化しません。相変わらずトイレに行きたくならなければ連続走行可能です。乗り心地もいまいちだと思っていましたが、イヴォークと大差なく、SUV系ではこれ以上は望めないのかもしれません。
 それからボディ剛性感は余り高く感じ無いのですが、長距離走行するとどっしりとしていて、骨太な感じがします。骨格は丈夫ですが、内装やリアハッチががたついたりして感覚的な剛性感が低く感じるのではないかと思えます。ねじり剛性だなんだの数字は今となっては設計が古い車ですから、それほど高くはないかもしれませんが。
 そしてステアフィール。直進安定性も高く、腕が疲れません。空調が弱かったり、装備が最新の車と比較すると貧弱ですが、長距離巡航をした際にクーガに優る車はあるでしょうか?少なくとも20インチのイヴォークでは勝てません。X3やXD3ならどうでしょう?やはり一日借りて走れないとわからないですね。しかし、なかなかそういう機会は得られませんね。

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LAND ROVER #冬ゴモラナイ1-DAY グルメモニターキャンペーン

  白爺はまだ治っていません。なんとかエンジンかかるようにするとディーラーが言っていて預けたままです。来週末、我が家は小旅行にいくので引き取りはその後ですが、最悪、その後転院でしょう。

 さて、応募しておいたら珍しくモニターキャンペーンに当たり、イヴォークを一日借りて乗ってきました。
http://www.landrover.co.jp/offers-and-finance/hibernot2017.html?utm_source=freakout_LPDMPretargeting_rreconv&utm_medium=PC_banner&utm_term=February_2017&utm_content=campaign_page&utm_campaign=Hibernot2017
  今回、丸一日という長い時間、試乗させてくださったランドローバーとディーラーの方々に感謝します。おかげで通常の試乗ではわからないことが色々わかりました。

 目的地は千葉にしました。当日朝か、前日夕方に貸してくれるというので、早めに出発したかったため、前日の土曜日夕方に借りました。グレードはHSE。タイヤは245/45R20。
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しかも、我が家の嫌いなCONTINETALのCROSSCONTACT。レザーのツートンシートで、今、イヴォークは明るい内装は下位グレードでなくなくなったのでレザーシートにするのならこれが一番好みにあった内装でしょう。
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パノラマミックルーフ付き。水色っぽい外装色はなかなか良いと思います(写真は翌日のもの)。
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 試乗は通常昼間なので気が付きませんでしたが、暗くなってから乗ると後ろがほとんど見えません。元々リアガラスが小さい(狭い)上に色つきで暗く、最初、バックミラーが合っているのかずれているのかもよくわかりませんでした。ずっと防眩モード状態(苦笑)。
 借りてから、いつものように義父の家へ向かったのですが、横浜新道が大渋滞。迂回すべく一般道へいきましたがこっちも大渋滞で結果、我慢して乗っていたのが正解だったようです(苦笑)。ちょっと義父にも乗ってもらおうかと思っていましたが時間無くなってしまいました。

 義父の家まで乗って感じたことを列挙します。

・街中の乗り心地は20インチタイヤにしては良好。暗くてタイヤが見えなかったので翌日見るまで20インチとは思わなかった位。
・動力性能は十分以上。500回転でシフトアップ出来るし、高速巡航も可能。
・ナビは現在位置を表示する操作がわらかなかった。
・ナビそのものは結構賢い(途中でナビに誘導させたらなかなか良い道を選んだ)。
・オンボードコンピューターの表示の切り替えがわからなかった。
・頭上で何かびびり音がする。
・ステアフィールいまいち。
・腕が疲れた。
・やはり後ろが見えない。
・前方及び後方カメラは夜でも結構良くみえる。
・USBポートからドライブレコーダーの電源を取ろうとしたらちゃんと動作しなかった(再起動を繰り返した)。
・ドアを開けると派手なイルミネーション
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・ドアロック後もしばらく下を照らす照明がつくがそこにイヴォークが浮き上がる(TMS2015で見たやつ)。
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 帰りの保土ヶ谷バイパスではやたらロードノイズが大きくなる路面があるのですが、相応に音は出ますが、クーガやフィエスタよりもずっと静かでした。相方は気に入ったようです。私はステアフィールと腕の疲れ、ナビの操作はが気になりましたが、それでも総合的に見ればイヴォーク素晴らしいと思いました。これはいよいよか?とも思いました。

 さて、日曜日。説明書を見てみましたがついているナビと操作が違うようで、現在位置を表示させる方法はわかりませんでした。それらしいボタンがありますが押しても反応がありません。もしかして、故障かもしれません。後でわかったことですが、借りたのは2016年モデルで従来のDVDナビの車した。2017年モデルからようやくDVDナビをやめるのでがらっと変わっています。なので、この点は考慮しないことにしました。
 ドライブレコーダーは+12Vのソケットから電源をとったら正常に機能しました。電流供給能力が不足している??いや、規格ものですからね。不思議です。あ、ドラレコの消費電流が規格を超えていたかな?

 さて、千葉のレストランへ向けて出発です。近所のスタンドで給油してから、オンボードコンピューターの表示切替方法を調べ忘れたことを思い出して、色々操作しますがわかりません。結局、走りながら相方に見てもらったらウインカーの先のボタンで切替わることがわかりました。変われば別に操作しにくい訳ではりませんが、ステアリングについている上下左右のボタンとOKボタンがいかにもそれっぽいのにそれは設定用だったというのは?中央のパネルにももう少し同時に情報が表示出来そうですが、トリップ、瞬間燃費、平均燃費、平均速度、航続可能距離が一つずつ切り替えて表示出来るだけでした。トリップは別にして欲しいです。 普通の試乗では時間が短いので余りナビやらこの辺操作しないので、長く借りられて初めて使い勝手が分かります。
 ちなみに平均燃費はリセット前で7.1km/Lという表示でした。借りた段階で燃料半分未満でしたし、昨夜の渋滞もありますが・・・・ちょっと期待外れ?クーガでもそこまで落ちないような?まあ、試乗車なので燃費は悪くはなりますが。ともかく、リセットして高速乗りました。その後はどんどん伸びて行って、100kmほど走って高速から降りた時で12.6km/Lでした。うーん、これも100kmで9速1500回転程度というギヤ比から考えると期待ほどは良くないですね。クーガと大差ないです。イヴォークの方が重たですのでその点は考慮すべきでしょうが。まあ、これはクーガが高速巡航だけならそう燃費は悪くはないと解釈しておきます。その後、一般道を走っていたら10.6km/Lまで落ちました。再度高速に乗って、また最後20分ほど一般道を走りましたが、11.6km/Lでしたから、1.8tのSUVとしてはまあまあでしょうか?
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街乗りの燃費の落ち込みはクーガよりは良いと思いますが、これも期待ほどではありません。もっともいつものように手動変速していてSモードでしたから、アイドリングストップはしていませんので、その点は考慮する必要があるでしょう。もっとも、イヴォークが我が家にきたらまずアイドリングストップしないということでもありますが(苦笑)。

 前夜からしていた頭上のびびり音はパノラマミックルーフとの境目が原因でした。シェードを開け閉めしても変わりませんでした。境目に指を入れるとびびっているのがわかります。後で聞いたら時々そんな個体があるそうですが、直るようです。まあ、その手の音が気になるのなら普通のルーフにした方が良さそうです。

 乗り心地ですが、基本的には良好です。高速道路でも当たりがきつかったり、動きが大きすぎたりすることはありません。ただ、やはりSUVなので上下の動きそのものは大き目です。街乗りだとクーガよりもずっと落ち着いていて乗り心地が良いのですが(20インチタイヤにもかかわらず)、高速巡航だと差がほとんどありません。我が家が嫌いなコンチネンタルだった影響もあるかもしれませんが、銘柄が違ってもこの上下の動きはあまり変わらないでしょう。クーガの最大不満の一つは高速巡航時の上下の動きなので、少なくとも20インチタイヤのイヴォークではその不満は解決出来ません。同程度です。絶対的に見れば悪くはないですよ。ただ、クーガと比べて改善されるとは言えない、という意味です。

 ステアフィールはやはりいまいちです。軽く手ごたえが希薄なのですが、高速巡航していると何やらちょろちょします。結果、腕が疲れます。これはタイヤの影響もあるかもしれません。

 シートは若干腰に圧迫感があるのと脚が短い(苦笑)私には若干座面が長すぎますが、これは前縁を上げ気味したら解消しました。降りても腰は平気でした。まあ、レザーじゃない方が良いとは思いますが、許容範囲内です。相方には好評でした。まあ、小柄な相方にはシートそのものは多すぎるようですが。メモリーがついているのですが、相方が運転しなかったので使う機会がありませんでした。

 エンジンは良いですね。低速から十分なトルクが出ていますが、6500まで回ります。いまどきのターボエンジンなので上々でしょう。そして踏んで回すと良い音がします。ディスカバリースポーツやXEではエンジン音がいまいちだと思いましたが、どうもそれは逆で、それらは普通で、イヴォークが音をチューニングしているようです。私好みの音なのでこれは良いです。

 ブレーキは不満ありません。ホールド機能はありませんが、どうせ私が運転するならアイドリングストップしないので手でパーキングブレーキを操作しても大差ありません。解除はアクセルを踏めば良いですし。

 狭い駐車場にとめざるを得なかった時に切り返したのですが、セレクターはこういう時に不便ですね。回すという操作が必要ですが、普通のシフトレバーのと比べると前進したり後進したりを繰り返す時面倒です。カメラは色々なモードがあり便でした。それと後進する際にドアミラーが下がる機能がついていてこれも便利です。カメラよりもミラーが好きな私にはこの方がやりやすいです。バックカメラ頼りに駐車するとずれていることが多いで。

 シートヒーターがついていますが、これが実に良く効いて・・・というか効きすぎて、三段階で調整出来ますが、最弱でも熱くなり、すぐに切ってしまいました(苦笑)。まあ、切った後も暖かいので問題はありませんが、寒い時、発進して空調が効きだすまでしかいらないですね。空調は良好でしたが、日差しが強く暑くなったので冷房にして冷気を顔に当てようとしましたがうまく調整出来ませんでした。とまってじっくり操作すれば出来たのでしょうが、走りながらでしたので。それから何か検知すると自動的に内気循環に切替わりますが、やはり最初に臭いはしてしまいます。MANUALにセットすると内気循環になりますが、一時的に切り替えた旨表示され、気が付くとAUTOに戻っていました。便利と言えば便利ですが、MANUALは勝手に切り替えられたくない私は不満です。

 寄り道してから、目的地のレストランへ。
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駐車場ほぼいっぱい。もちろん、予約されていますが、駐車場までは予約してくれていなかったようで。ぎりぎりとめられましたので良かったですが。席には、ジャガー・ランドローバーのロゴの入ったコースターなどがちゃんと用意されていました。
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ちょっと特別な気分になれますね。あ、ただ、書くべきか悩んだのですが、実はこのお店は以前にも来たことがありましたが(それに気が付かずに選んでいた。(^^;)、正直、前の方が味が好みにあっていました。なんか少し、創作料理っぽくなっていて、比較的オーソドックスな味を好む我が家からすると・・・・。好みの問題ではありますが。料理はこんな感じ。
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 帰りはまた少し寄り道をして、高速にへ。高速巡航を続けているとどんどん疲れてきました。今回は奇跡的に高速道路では往復とも全く渋滞に遭遇しなかったのですが、ステアリングと上下の動きのせいか、どんどんきつくなってきました。ディーラーまで戻ってきた時には疲れ果てていました。途中、一度休憩をはさんで、走行時間は1時間45分程度の往路に過ぎなかったのですが・・・・。クーガならトイレにさえ行きたくならなければ休憩なんか不要な時間です。タイヤ、でしょうか。20インチ、それと嫌いなコンチネンタル。18か17インチで銘柄が違ったらまた違ったかもしれません。

 今回、丸一日貸してもらえたので普通の試乗ではわからないことが色々とわかりました。普段試乗では操作しない部分の操作性が好みに合わないこと、街乗りでは良かった乗り心地が高速巡航では期待ほど良くなかったこと、一時間ほど乗っていると疲れること。ネガティブなことばかり並べてしまいましたが、気にならなかったことは良かったことだと理解して下さい。

 さて、前回、試乗だけなら、後席の居住性を除けば(義父さえ乗せなけば)、クーガに勝ると判定されたイヴォークですが、今回借りたこの仕様(20インチタイヤ)では、結果的に、車としてはクーガ圧勝です。イヴォークは静かです。帰りにクーガに乗ると賑やかでした(笑)。更に風切音がかなりしています。イヴォークはそんな音は気が付きませんでした。装備も充実しています。動力性能も優れていますし、9速ATも5速しかないクーガを圧倒しています。顔にうまく風があたらなかったことを除けば空調性能も優れています。

 しかし、人間が古い私にはクーガの乗り味の方が合っているのですよね。やはりサイドブレーキの方が安心できるし、シフトレバーもちゃんとレバーであって欲しい。そして何よりもステアフィール。休憩していたとはいえ、疲れがまだ残っていたはずなのにクーガでの帰り道では疲労を感じませんでした。疲労の最大の原因はこのステアフィールの違いだったと思われます。クーガはパワステついていますが、ステアフィールは素晴らしいです。私が運転したことのある(借り物、試乗含めて)車の中で、最良はもちろんAWですが、2番が初代フォーカス、そして3番目がクーガです。そう、パワステがついていながらパワステの無いMR達を蹴散らしたのが欧州フォードの油圧パワステです。タイヤが細く軽いフォーカスの方がもっと良いですが、クーガもやはり素晴らしいです。最初は軽く感じて、あれ?と思いますが、走り出すと手になじみ、必要な情報は伝え、必要でない振動などは遮断されており、長時間運転しても本当に疲れません。さすがにAWだと長時間運転すると疲れます。こっちは全てがそのままダイレクトに入ってきますから。
 とにかくクーガは疲れません。イヴォークは1時間で疲れます。高速巡航にはどちらが適しているか?もはや説明は不要でしょう。

 以上はあくまで私の感想です。好みは人それぞれでしょう。なので、全ての人が同じようには感じないでしょうし、それは当然です。しかし、私はクーガが好きです。

 困ったな、クーガも乗り換えられない車入りかも(笑)。ただ、そのクーガももう少し動きは抑えて欲しいのですよね・・・うーん、SUV系では無理でしょうか。X3を高速試乗出来たらいいのですけれど・・・・。

 ディーラーに戻って返却してから、感想を聞かれたので正直に思ったことを伝えました。20インチタイヤでなければ印象は違うのではないか、近々2017年モデルの試乗車を用意するがそれは18インチなので是非、試乗して欲しい。近くの高速道路も試して欲しいと言われました。ナビも新しいのがついていると。
 相方は運転していませんし、助手席の乗り心地は良かったらしいですから、18インチのイヴォークに期待しているようです。相方曰く、イヴォークは高級なクーガだそうです。確かに似ている部分はあります。ただ、逆に買い換えるほど差が無いとも言えますし、前述の通りクーガの方が優れている点もあります。
 まあ、ともかく、連絡があったらまた試乗には行ってきます。とはいえ、ステアフィールは変わらないでしょうから、私の中ではクーガの優位は変わらないかな?でも、18インチで大幅改善されたら、今度は相方からイヴォークいいじゃない攻撃が始まりそう。さて、どうなるでしょう?ステアフィールがポイントでしょう、やはり。こだわり過ぎと言われるかもしれませんが、運転中ずっと触れているのはステアリングですから、こだわります。いずれにしても決着は18インチの2017年モデルに試乗してからです。タイヤの銘柄はなんだろうな。

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