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この世界の片隅に

 近くの映画館でも上映が開始されたので見てきました。満席ではありませんでしたが、8割くらいは埋まっていました。さて、この映画を一言で言えば、大ヒットしている「君の名は」とは比べものにならない、でしょう。乱暴に言えば、「君の名は」が仮になかったとして困るのは監督とそのファン位だと思います。他の人は見なくても人生損しません。見て得した人はいるでしょうし、存在意義がないとまでは言いませんが、私にとっては見ても見なくてもいい作品です(見てます)。舞台設定に問題や明らかな嘘、瑕疵が目立ちすぎます。入れ替わりという大嘘を受け入れさせるためにはその大嘘以外では嘘がないようにしなければなりませんが、それが出来ていません。その辺はシンゴジラとも大違い(シンゴジラに間違いや嘘がないとは言わないが、極力内ないように努力しているのはわかる)。
 しかし、「この世界の片隅に」は全ての日本人が見るべき作品と言っても良いと思います。今後、小学校・・・はさすがにきついか、中学校で教育の一環として見せるべき・・・ちょっと微妙なところがあるか学校で中学生に見せるには・・・少なくとも高校では必修にすべきでしょう・・・高校なら大丈夫。そして既に学校を卒業している歴史に関心の無い人々にも見せるべき作品です。
 ただし、反戦映画ではありません。ただ単に「戦争反対「戦争は悲惨」と訴えかける作品ではありません。当時、呉に本当に存在していてもおかしくない一家の生活を再現したもの、でしょう(一部、ファンタジックな演出もあるにはありますが)。
 描写、ストーリー、演出、不満はほとんどありません。素晴らしいです。特に空襲。実写含めて、高射砲の破片が ばらばらと落ちてくる作品がどれだけあったことでしょう?的確な焼夷弾が登場した作品がどれだけあったことでしょう?食糧事情の悪化や配給、闇市などはこれまでにも描写はされていますが。
 繰り返しになりますが、歴史、戦史に興味がある人は見なくても良いかもしれませんが、興味がない人は見るべきです。いや、見なければなりません。最初は少数の映画館での上映だったようですが、次第に増えています。「君の名は」やジブリ作品ほどの大ヒットはしないでしょうが、それでも、可能な限り多くの映画館で可能な限り長く上映して欲しいです。上映が終わったら、是非TV(地上波)で放送して欲しいし、前述の通り、学校で教材として見せるべき作品です。

 ただ、一つだけ。これは書かなくても良いことなんですが・・・・あくまで私だけの話です。どうやたら「のん」の声が私には合わないようで、その結果、どうしても、すずの声に違和感が残りました。下手とかそういうことではなく、好き嫌いの問題です。どうしてもすずの声が別人だったら完璧だったのになあという思いがぬぐえません。純粋の個人の好みの問題です。嫌いな声はどうしようもありませんから・・・。高い評価をされている人がほとんどのようですから、本当にこれは私だけの話です。

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