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国のために死ねるか

 文春新書 伊藤拓靖著、 「国のために死ねるか 自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と構造」の感想です。著者は明らかにサイレントコアシリーズのあの時に出てきた人物のモデルですね。海自の特別警備隊の創設者の一人です。その経緯などについても書かれていますが、私には真偽を確かめようのない話ばかりです。
 ですので、印象に残った点を述べたいと思います。

・理由を考えて行動する
 特殊部隊に限らず、どのような業種、仕事でも大事なことだと思います。何故そのような命令がされたのか、こう行動すればどうなるのか、目的達成に手法は合致しているかなどなど、考えて行動することは必要です。特殊部隊ではもちろん大事でしょう。まあ、海軍の場合、言われた通り疑問を持たずにやることが必要な場合もあるかもしれませんが・・・。

・海自と陸自の文化の違い
 海自では上の方から「状況しらせ」と言ってくるのに対して陸自では命令した後は現場に任せるという違いがあるとしています。海戦では艦長、司令官が正確な状況を常に把握している必要があるでしょうが、陸戦では細かい部分の把握は無理だし、意味もないので、いちいち細かいことまで聞かないのはその通りなんでしょうね。

 

・日本人は優秀なのではなく、最低レベルが高い
 この場合、兵士の話ですが、平均値が高いというよりも、各国のもっとも不出来な集団同士で比較した時に日本は割合レベルが高いというか、それほど低くないと、だから、日本の兵隊は相対的には優秀(質が良い)というのは納得出来ます。反面、とびぬけて優秀な人材はほとんどいない訳ですが。比較的均一(あくまで比較的)ということですね。これが米国だととんでもなく優秀な人材が多数いる反面、どうしようもないのも多数います。沖縄での米軍関係者の起こす事件を見ればわかります。平均的な日本人からすると何故、このタイミングでそんなことをする!というのを平気でやってくれますから。

・SEALsはレベルが低い?
 こき下ろしていますね(苦笑)。SBS(この本ではぼかしていますが、他に考えようがない)は高く評価しています。英国ファンとしては同意します。実際、失敗も結構多いですからね。

・犠牲を問わなければ大概のことは出来る
 例えば、暗殺そのものは簡単、難しいのは、それに加えて自分が無事逃げおおせようとした場合と。これもその通りでしょう。だから、自爆テロや逮捕や殺されることを恐れないテロを阻止するのは困難です。ま、簡単と言っても自らの命を顧みずに実行することそのものは非常に困難ではありますが。

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