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尖閣諸島状況

 先週後半から中国の漁船がたくさん出没している、公船(海警船)が多数が領海へ侵入と騒がしいですね。軍艦はともかく、公船が領海に入り、警察行動をとることは容認されませんので、断固抗議すべきです。通過するだけの軍艦とは意味が違いますから。その割に大使に電話で抗議程度。いつぞやは夜中に呼びつけたのに。なんかちぐはぐな印象を受けます。その後はさすがに呼びつけて待たせていましたが。
 さて、それはそれとしてふと疑問に思ったことがいくつかあります。

政府の発表は正しいのか?
 中国の漁船が多数出没しているということですが、これは異常なことなのか恒常的なことなのか、その点はっきりしません。報道からは従来いなかったものが突然大量に出没したという印象を受けますが、例年この時期、やってきて漁をしているということはないでしょうか? 時期的にはちょうど禁漁明けのようです。
 また、海警船に関しても政府発表以外にソースは中国側の発表しかありません。両者とも都合が良い様に報道していないでしょうか?
 被害者が匿名だと本当かわからない情報隠ぺい、統制される疑わいがあると騒いでいる報道機関の方々はこの尖閣諸島関連については同様の疑問を持たないのでしょうか?リスクはあるにはありますが、戦争している訳ではありません。船を出して現地から何故報道しようとしないのでしょう?事件、事故、災害が起きるとむやみにヘリを飛ばして映像を撮ろうとしますが、何故それをやろうとしないのでしょう?上陸しなくても周辺の公海からいくらでも絵は撮れるでしょう?何故しないのでしょうか?不思議です。犯罪者に殺害された犠牲者の個人情報よりもずっと重要な話だと思いますが・・・・。

安倍政権は対中融和派?
 稲田防衛相が極右だとか歴史修正主義者だとか言われていますが、そもそも安倍首相本人がそっちよりの人物なので閣僚にそのような人物を抜擢するのは当然でしょう。そうなれば中韓には従来(特に民主党政権時代)よりも強硬派であるはずなのですが、これまでの実際の政策を振り返って見ると必ずしもそうでもありません。従軍慰安婦問題は双方とも満足出来るものではないかもしれませんが、決着をしかけています。対中外交も強硬一本やりではありません。
 尖閣諸島に関しても海保の尖閣専従部隊増強は従来の方針そのままにすぎません。必要なら海上防衛行動を命じると言ってはいますが、実際にやった訳ではありません(まあそういう状況にまだなっていないですが)。海保に代わって海自を全面に押し出している訳でもありません。外交的抗議はレベルを上げたようですが、常識的な対応の範囲内でしょう。
 また、尖閣諸島は未だ無人のままです。もし、石原(元都知事)政権だったら、海保か警察が常設しているのではないでしょうか?意外と弱腰、とも言えます。

 私は別にもっと強硬に対応せよと言っている訳ではありません。現段階で対応は概ね正しいと思います。中国が間接的(まず「民間人」)または直接的(公的機関)に先に上陸されることを防ぐには日本が先に公的機関に所属する人間を常駐させるのがもっとも有効でしょう。これを日本がやれば中国は武力行使無しには上陸出来ませんし、日本は堂々と防衛出動出来ますし、直接か間接かは別にして米国の支援も得られます。
 しかし、それをやると第三国に日本が先にエスカレーションさせたと思われる可能性もありますし、中国を武力侵攻へ追いやる可能性もあります。中国政府はやりたくなくても突き上げられることもあります。なので、現段階ではまだやるべきではないと思います。

 ギリシャ船籍の貨物船と中国漁船の事故では海保が速やかな救助活動を行いました。事故は不幸な出来事ですが、こういう時にちゃんと対応出来る体制をとり続けることは大事だと思います。それは尖閣諸島が日本のものであることを示しますから。海保は大変だとは思いますが、そのために尖閣専従部隊です。

 安倍政権は左の人から右だ右だと批判されているしてはやっていることは対中強硬派ではないようにも思います。むしろ、対中融和派と右から批判されかねません。これはなかなか興味深いと思います。もしかすると安倍政権(というか安倍首相)が右なのは国内に関してだけなのかもしれません。靖国問題は彼の主観では内政問題であって外交問題ではないのでしょう。なら問題ないという訳ではありませんが。従軍慰安婦問題や歴史認識の問題も彼からすると半分は内政なのかもしれません。それらが絡まない外交問題については、左というのは不適切ですが、案外と穏健派に思えます。
 ああ、これ、褒めていますので、念のため。今のやり方は正しいと思います。

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