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カタログ燃費より良ければ問題無い訳ではない

 スズキが新しい発表をしました。
http://www.suzuki.co.jp/release/d/2016/0531/index.html
「なお、14車種(OEM供給車種を含めると計26車種)の燃費最良車について、実際に惰行法により測定した走行抵抗値により燃費測定を行ったところ、全てカタログ表記の燃費値を上回っていることを社内試験にて確認しております。」
 だそうです。何故かプレスリリースには数値が記載されていませんが、以下のニュースには部分的に数字が出ています。

http://response.jp/article/2016/05/31/276111.html
「同社が確認した結果がカタログ値を上回る上位車種は、『アルトエコ』(2011マイナー2WD CVT)ではカタログ値より105.3%、『ハスラー』(2WD CVT S-エネチャージ)で103.1%、『ワゴンR』(2WD CVT S-エネチャージ)が103.0%など。14車種平均では101.6%と1.6%上回る結果だった。 」
 しかし、今回の行為が違法であることにかわりはありません。カタログ燃費より悪ければ「有罪」、良ければ「無罪」ではありません。規定された方法と違う方法で測定したというだけで、「お約束」を守っていないので違法です。

 また、今回の数値が本当に正確なものはわかりません。あくまでスズキが提出したものです。悪く受け取れば誤差は小さかったので少し上回る数値を提出したと考えることも出来ます。不正を行った企業の発表ですから鵜呑みには出来ません(今回の数値が間違っている、偽りだと決めつけている訳でもありませんが)。プレスリリースに数値を記載していないことにも不信感を持ちます。

 このスズキの事件を決着させるためには第三者による測定が必要でしょう。

なお
「スズキの修会長が燃費計測不正で全面的に謝罪!しかし猛省すべきは国交省では?」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160531-00010006-autoconen-bus_all
こんなあほなことを言っている人もいますが、誰だろうと思ったら・・・なるほど、なら仕方ないですね(苦笑)。

 法定の方法は不適切なのかもしれません。しかし、だから無視して良いということにはなりません。それがコンプライアンス、です。現状が不適切と考えるのなら、適切変更するように働きかけるべきであり、勝手に「より適切な」方法を使って良い訳ではありません。

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