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オバマ大統領広島訪問の意義

 「現職大統領」の訪問、演説という点で大きな意義はあります。何せ歴史上初めてのことですから。謝罪の言葉が無かった、主語が無かったという批判はありますが、それは仕方ないでしょう。謝罪やアメリカがやったということを要求すれば、訪問は成立しません(無くなります)。仮に謝罪したら当然長崎にも謝罪しなければなりません。東京などの爆撃にも謝罪しなければなりません。核なら許されないが、通常爆弾や焼夷弾なら許されるということはないでしょう。無制限潜水艦戦で亡くなった人へも謝罪しなければなりません。当然日本だけではないです。ドイツの都市爆撃も同様です。WWIIだけではありません。その後の戦争で米軍の攻撃で亡くなった(巻き込まれただけにせよ)全ての民間人にも謝罪しなければなりません。そんなことはありえません、残念ながら。もし、米大統領が謝罪するとしたらそれは再度日本が米と戦争して勝った後でしょう(苦笑)。
 更に言えば、米が原爆攻撃を謝罪したら日本も改めて都市爆撃について謝罪しなければなりません。日本が世界初ではないにせよ、米に先行して持続的な都市爆撃を行ったのですから。
 それだけ米現職大統領の謝罪の言葉のハードルは高いです。今回は訪問したことを素直に評価しましょう。内容の是非は別にして演説は思われていたよりもずっと長いものでした。平和記念資料館にも足を踏み入れています。10分だったことへの批判もありますが、短時間で重要な展示物を見られるよに配置換えしたという話も聞きます(裏は取れていませんが)。オバマ大統領訪問前と比べれば大きな進歩でしょう。

 とmここまでは評価すると述べてきたのですが、それはあくまで「米現職大統領が訪問」ということに対する評価です。「オバマ大統領の訪問」として見ると、残念ながら評価出来ません。いや、内容は評価出来ます。オバマ大統領は現職の大統領ですから、これ以上は望めないでしょう。出来る中で最良の選択をしたと思います。しかし、余りに遅すぎます。私の記憶が間違っていなければ、オバマ大統領は核廃絶をうったえたことでノーベル平和賞をもらったはずです。その彼が何故今まで広島も長崎も訪れていないのでしょう?遅くてもノーベル平和賞をもらった直後に訪れるべきでした。何故、任期末期のもはや実質的に何も出来ないこの時期になってからの訪問なのでしょう?核廃絶なんて本当はやる気が無いと思われても仕方ないでしょう。出来る出来るは別にしてもやる気があるのなら、万難を排してもっと早期に広島と長崎を訪れるべきでした。何故しなかったのでしょう?
 他の人物であれば、私は今回の米大統領広島訪問を最大限度評価します。画期的な歴史的な出来事だと思います。しかし、オバマ大統領であったが故に、余りに遅かったと批判せざるを得ません。

 それはそれとして任期満了間際だったとはいえ「現職大統領の訪問」に日本も応えなければならないでしょうね。真珠湾、行ってくるべきではないですか?、安部首相。同じ理由で謝罪する必要はありませんが、ここから不幸な戦争が始まったというような演説は必要でしょうね。これはオバマ大統領とは逆で「安部首相」が行くことに大きな意味があります。鳩山元首相が現職の時にいくのとは意味がだいぶ違います。世界から高く評価されると思いますけどね?聞かれて予定は無いと答えたようですが。

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