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最近のの文谷先生

 書いている余裕が無かったので3ヶ月分まとめていきます。

軍事研究2015年9月号「『そうりゅう』型潜水艦、南シナ海で行動中!?新型潜水艦救難艦に要求されるべき任務 中国の疑心暗鬼を呼ぶ救難艦の出没」
 潜水艦救難艦を南シナ海へって、それはいいんですけど、それを対中対峙に寄与させるというのはいかがなものでしょうか?あからさまに日本から圧力をかけるような行動は好ましくないと思います。憲法云々ではなく、日本は別に中国と対決したい訳ではないですから、抑止力として機能すれば十分でしょう。海自の潜水艦がどこまで行動しているか?それは明示する必要はないでしょう。潜水艦救難艦を南シナ海で行動させて潜水艦いるぞ!と示すのはやり過ぎだし逆効果でしょう。中国が探知出来ないからプレッシャーを与えられていない、潜水艦脅威を認識していないというのは正しいでしょうか?探知出来れば逆にそれほどのプレッシャーは与えられないでしょう。潜水艦の本質は隠密性にありますから、探知出来ないがいるかもしれない、という方がプレッシャーを与えられるでしょう。

 潜水艦救難艦そのものは、二隻で十分か?という疑問は私もありますが、予算の兼ね合いもありますから、それほど増やせないでしょう。DSRVを護衛艦で曳航してうんぬんは現実的ではないでしょう。航空機で展開出来るDSRVの配備ということそのものは同意出来ます。ただ、単球無人型で軽量なのを2,3セット用意しておいておけば空中投下時の破損に備えられるというのも乱暴でしょう。空中投下してその後どうするのでしょう?動力をどうするのか、プラットフォームはどうするのか?DSRVで救助した人をどう収容するのか?問題点は多々ありますが。今回の記事の中でもっとも重要なのは救難艦では無く、航空機による救難体制の確立だと思いますが、そこの記述が余りに少なく、余りに乱暴に思えます。空輸可能なDRSVを使用する救難システムは実在しますが、空中投下はしませんよね?ああ、そうか、先生にとっては南シナ海に救難艦を展開させることが今回の記事の主題でしたね(笑)。

軍事研究2015年10月号「抗堪性不足!小規模攻撃で容易に機能喪失 米中の全面戦争時には瞬時に陥落!恐れるに足りぬ脆弱な中国の人口島」
 南沙諸島の中国の基地の話ですが、平時はともかく有事には脆弱で脅威ではないというのはその通りでしょう。全面的に同意します。

軍事研究2015年11月号「大陸中国に対抗!?しかし技術力も建造能力も格差は大人と子供 台湾、潜水艦の自主開発を決定」

 さて、今月は台湾の潜水艦建造についてです。不可能ではないけれど、満足出来る性能のものは建造出来ないだろうというのはその通りでしょう。また、対中(大陸)関係を悪化させてまで支援する話でもないでしょう。ただ、今の台湾が中国と事を構えるつもりはないといっても、全体的に見れば中国が台湾への侵攻を躊躇するだけの軍備を台湾が保有するのは日本にとってメリットはあると思います。また、最初に潜水艦戦力が貧弱なのが問題と指摘しつつ、その後で意味がないというのはわかりにくい展開です。意味がないのは対中ということのようですが、現段階で中国の対潜能力も低いので、台湾の潜水艦に意味はあると思いますが。

 とはいえ、こっそり技術支援する訳にもいきませんからね。なかなか難しいです。売ってくれそうな国はほとんどありませんからね。ロシアも中国の方が商売になるでしょうし。イスラエルも輸出するほどの技術はないでしょうし、最近、中国はイスラエルのお客様。まあ、インド?でも、インドも自力で建造出来る訳ではありませんしね。

 可能性が一番高いのは中国・・というのはさすがに冗談でしょう。もちろん、販売して中国の怒りを買わないのは確かに中国自身が販売する時だけですが。
 いずれにしても誰も売ってくれないなら自分で建造するしかありません。技術力が低いならともかく実際に建造して使って改良していくしかありません。むしろ遅すぎた決定のようにも思います。

 という訳で9月号以外はまともで反論はほとんどありません。自衛隊の装備が絡まないとまとも?(^O^)

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