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2015年7月

A1試乗

 相方があるイベントに参加するので送っていって、終わるまで二時間ほど時間があり、その間に3気筒になったA1を試乗させてもらってきました。エンジン以外の内外装はほとんど同じだと思います。試乗車はベースグレードで、タイヤが185/60R15とおとなしいものになっています。これは我が家好みですね。銘柄はダンロップのsport bluResponseというものでした。
 アイドリング状態でまずまず静かで3気筒を感じませんが、少しシートに振動が伝わってきます。さて、Mレンジにして発進。そっとアクセル踏んだだけで普通に発進します。普通に街中を走りる限りは動力性能に不足は感じません。1Lターボと言われなければわからないでしょう。少し上まで引っ張ってみるとビートの効いた3気筒っぽい音がしてきますが、嫌ではありません。今時の3気筒ターボエンジンですね。まあ、絶対的にはパワーはないので、超高速巡航は厳しかもしれませんが、日本にはそんな道はないので問題ありません。まあ、同じ1L3気筒ターボエンジンであるフォードのエコブーストと比べると?まあ、音、フィーリング、トルク感、全てでエコブーストが優っています。ただ、カタログ燃費からしても燃費はこっちが上でしょう。トランスミッションの差もありますが、実用性という点ではどちらが良いとも言いがたいですね。トランスミッションは要するにVWの乾式7速DSGです。何故かちょっと出足で飛び出す感じがする時がありました。それ以外は普通です。アイドリングストップはついているのですが、試乗中には作動しませんでした。まあ、余り信号でとまりませんでしたが。
 さて、タイヤがおとなしくなって期待した乗り心地ですが・・・うーん、硬くはないのですけど、ちょっと柔らかすぎて、車の動きが大きく感じます。路面からの大きな入力があっても当たりは優しいのですけれど、収まりは悪いです。従来、アウディはどちらかと言えば硬め、動きは抑えられた感じでしたが、これは随分違いますね。試乗から戻ってきたら、体が動き続けている(揺れ続けている)感じがしてしまいました。これだと相方の好みから言えば、Sportの方が良さそうです。ただ、タイヤが215/45R16になるのでその点どうでしょう?
 でも、相方号としては最大の問題は色です。A1は従来はカラーバリエーションは豊富だったのですが、今回は白黒赤とシルバーっぽいのとガンメタっぽいの、それに紺?相方が好きだった色が全部無くなっています。あーあ、これじゃあ、相方は選んでもらえませんね。相方受けする色があるので候補のなり得たのですが・・・。

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空母の格納庫

 気になって再度色々確認してみました。

 まず、コロッサス級から。前回の推定では約1600平方mとしました。図面からリフト間の長さを割り出すと資料1にあった84mとほぼ一致します。そうすると前部リフト前にも格納庫がない限り、約1600平方mという数字は正しそうです。
 ぐぐってみるとWikipedia(英語)に原設計では41機搭載だったが、飛行甲板上の駐機エリアを拡大させたことにより、1942年の段階で、バラクーダ24機とシーファイヤ24機の組み合わせ、またはバラクーダ18機とシーファイア34機になったとあります。
https://en.wikipedia.org/wiki/1942_Design_Light_Fleet_Carrier
なるほど、これが48機の根拠 ですね。 戦闘機を増やせば52機です。この記述から、露天繋止を前提としていることがわかります。ところが、ここには格納庫の長さは136mx16mだと書かれています。イギリス航空母艦史のトライアンフの写真のキャプションに135.6mx15.8mの格納庫という記述もありました。うーん、前回の資料1との差は何でしょう?リフトを含んでいるのかもしれません。つまり格納庫の空間の長さ。で、そのリフトは資料1によると二基合計で27.4m。これで128.6m。まだ足りません。後5mかあ。前部リフト前にも格納庫があったのでしょうか?
 まあ、ともかく、135.6mx15.8mとすると約2142平方mです。37機で約58平方m、42機で約51平方m、48機で約45平方 mです。どうにもはっきりしません。

 他の英空母と比較してみましょう。イラストリアスは資料1によると約139x19mなので約2627平方mです。この数字は図面から読み取れる前後リフト間の長さと一致するので正しいでしょう。イラストリアスのコンセプトは飛行甲板の装甲化というよりも格納庫の装甲化ですから、リフトの前後に空間はないはずです。イギリス航空母艦史によると搭載機数は36機ですが、これは設計当時の英国産艦載機を全て格納庫に収めた場合の数でしょう。1機当たり約73平方mです。コロッサス・マジェスティック級よりは多いです。当たり前ですが、より広い格納庫で同数以下の搭載力しかないことはありえません。想定している搭載機の違いなのは明らかでし ょう。イラストリアスとその改良型の搭載機数については、かなり昔ですが、以下で述べています。
http://homepage3.nifty.com/MOY/whandvw/illustrs.htm
 イラストリアス級といってもは時期により格納庫の広さが異なり、前期中期後期型に分けられます。一般的に前期型36機、中期型(インドミタブル)56機、後期型73機という数字がありますが、格納庫の広さは、それぞれ約2627平方m、約3364平方m、約3825平方mです。単純にそのまま1機当たりの面積を出すと、それぞれ約73平方m、約60平方m、約52平方mと減少していきます。前期型は時期から考えて当然ですが、従来の英国製艦載機を想定しており、後期型は当時主力になっていた米国製艦載機を想定した数字であろうと推測出来ます。なので 、逆に言えば、後期型と同じ搭載機で考えれば(1機当たり52平方mで計算すると)前期型でも約50機は搭載出来ます。
 アークロイヤルはイギリス航空母艦史では搭載機は72機と書かれています(イラストリアス級の倍)。格納庫の面積は約5685平方mとかなり広く、イラストリアス級の倍以上あります。72機で計算すると1機当たり約79平方mです。ただ、資料1では実は54機になっており、この場合は105平方mです。従来型の英国製艦載機を格納庫に収納する場合には54機というのは妥当な気がします。もっともイラストリアス級との比較で言えば、72機でも余裕はあります。仮にイラストリアス級後期型と同じ53平方mを基準にすると107機!搭載出来ることになります。ま あ、そこまではいかなくても、仮にアークロイヤルが生き残っていれば、戦争末期には100機近く搭載していたかもしれません(不自然ではない)。これらを基準にすると1機53平方mの場合にはコロッサス・マジェスティック級の搭載機数1600平方mとして約30機、2142平方mとして、40機です。 
 米空母と比較してみましょう。比較的規模が近いインデペンデンス級の格納庫は資料2に79mx16.7m=1318平方メートルという数字がありますから、コロッサス・マジェスティック級の前後リフト間の格納庫面積とほぼ同じです。一般的には45機搭載とされていますが、当然これは露天係止を含めた数字でしょうし、実際の搭載数が45機だったとも限らないようです。資料2では31機(艦戦 12、艦爆9、艦攻9、その他1)という数字があり、これが設計時の搭載機数かもしれません。とりあえず31機とすると1機当たり42.5平方m、45機だと29.3平方mです。資料2にはヨークタウン級は166mx19mで約3154平方m、エセックス級は199mx21mで約4179平方mと書かれています。不思議なことに搭載機数の数値はどちらも91機。ヨークタウン級にはその他5(6?)機とありますが。例によって全部を格納庫に収納出来る訳では無いで、標準編成航空隊が91機ということなのでしょう。実際に搭載機数は異なるはずです。まあ、ともかく、91機とするとヨークタウン級で1機当たり約34.7平方m、エセックス級で45.9平方m。飛行甲板の広さがかなり 違うので、露天係止可能な数もかなり違うとは思いますし、格納庫の広さとそれが比例する訳ではないですが、相対的な大きさの関係は同じでしょうから、45機だと搭載してなんとか離発艦出来る最大数、という気がします。露天係止を前提とした場合の1機当たり格納庫面積は米艦載機だと30-40平方m位、まあ、ヨークタウン級の35平方mが妥当なところでしょうか。それを基準にするとインデペンデンス級は37機、コロッサス・マジェスティック級は1600平方mとして45機、2142平方mとすると61機です。うーん、やっぱりコロッサス・マジェスティック級の格納庫は約1600平方mなのではないでしょうか?イラストリアスにそれを適用すると75機搭載出来ます。1/3は飛行甲 板上に露天係止でしょうが。
 Wikiの記事のバラクーダ24機とシーファイヤ24機は間違いではないと思えます。また、米国製の艦載機を最大限度搭載すれば60機近くいく可能性はありそうです。ただ、飛行甲板が広いとは言えないので、運用は困難でしょうから、実際にはそこまでは無理かな。一方、イラストリアスも米空母のようにやれば70機くらい搭載出来る可能性はあると思います。いずれにしても何をどのように搭載するかで搭載数はかわってきますので、空母の箱というか器の大きさを比較するならやはり面積を基準に比較すべきだと思います。厳密には飛行甲板上にどれだけ駐機させられるかを検討しないといけないのですが、一段式の場合、格納庫が広ければ飛行甲板も広いはずなので 、今回の比較でも目安にはなると思います。

 日本も他の空母と比較してみましょう。前述の資料では、加賀が約10060平方m、赤城が約8640平方m、大鳳が約5250平方mと書かれています。残念ながら翔鶴型は記載がないようです。加賀が日本の空母の中で最大の搭載力を持っていたのは間違いないと思われます。実際に戦争前期の中大型空母6隻の中で加賀だけが多く搭載している事例はあります。赤城は排水量は加賀と同等ですが、常に加賀よりも少ないですが、格納庫の広さがそれを示しています。蒼龍が57機とすると1機当たり100平方mです。それを単純に当てはめると加賀は約100機、赤城は約86機、大鳳は52機となかなか良い数字ですが、加賀と赤城がちょっと多いで すかね。ウイキの加賀の項目には出典不明ですが、常用の2段だけで7493平方mで赤城よりも970平方m、翔鶴よりも1780平方m多いと書かれています。逆算すると赤城は6523平方m、翔鶴は5713平方mです。うーん、加賀と赤城はこっちの数字の方が妥当な気がします。前述のは補用機用とされている三段目を含んだ数字なのかもしれません(三段目は含まないとリンク元には書かれていますが)。そうだとすると加賀75機、赤城65機でなかなか良い数字です。ただし、翔鶴と蒼龍の数字が同じになってしまいます。翔鶴は57機になってしまいますから具合悪いですね。翔鶴が1780平方少ないは間違いかなあ。でも、別のところに5545平方mという数字があり、信濃が4860平 方mとあります。そうすると翔鶴と蒼龍の格納庫の面積がほぼ同じというのはあながち間違いではないかもしれませんが・・・・やっぱ、なんかひっかかります。加賀と赤城の違いは補用機用を含むかどうかの違いで説明出来ますが、大鳳が約5250平方mで、翔鶴は5713平方mというこの差は妥当に思えます。蒼龍で約5735平方mというのが正しいとすると搭載力(実際の搭載数)の差は露天係止分の差=飛行甲板の大きさということになります。
 実際、図面を見ればわかる・・・と思ったら、世の中にはちゃんと既にやっている人がいます。赤城の格納庫の図に実際に並べてみています。
http://d.hatena.ne.jp/ita/20140330/p1
 いやあ、赤城の格納庫ってやたら複雑な形ですね。真珠湾攻撃の時で、5 4機格納、9機は収まらず甲板上。ミッドウェー海戦の時は54機なので全て収まります。6空の6機は分解して補用機扱いで搭載したのでしょうね。赤城が最後まで生き残ったとして
 烈風:18機、流星:32機:合計50機。
 流星は翼が折りたためるので意外とつめます。烈風はこれは本当に大きくなって場所食っていますね。

 この方面白いことに米国製艦載機を収めて見ています。
 F6F:21機、SB2C:15機、TBF:18
うーん、結局、54機で大して変わらないでね。?感覚的にはもっと収まるのかと思いましたが。

 更にこれは海外ですが、翔鶴型も同様です。
http://warships1discussionboards.yuku.com/topic/21205/Graf-Zeppelin-is-given-priority-and-completed-then?page=6#.Vaeggfl8oVp
  数を数えたら、一段目40機。二段目29機の合計69機。リフト上に1機ずつ乗っていますが、これはリフトに乗せたらこんな感じという意味でしょう(実際にそこに1機ずつ搭載していたことがあるという意見もネットで見かけますが)。69機格納庫+露天係止ということでしょう。格納庫は当然単なる長方形じゃないので(米空母はそれに近いけれど)面積は手間をかけないと出てきませんが・・・。補用機12機は本当に搭載していたのかよくわかりませんが、分解してすきまに搭載でしょうか??まあ、ともかく、常用72機の過半は格納庫に収まっています。赤城と比べると面積は狭いのですが、翔鶴の方が形が長方計に近いので効率が良いということでしょう。
 で、問題の蒼龍・飛龍との差です 。翔鶴で詰め込んで約70機だとすると面積が同じならそれに近い数が入ってしまいそうです。そうなると一般的に57+補用機18機=75機と書かれているのですが、蒼龍・飛龍は補用機も格納庫内に収めていたのでしょうか?ただ、翔鶴の方が新しいので、それはそれで変な気がします。翔鶴の格納庫の面積の数字が誤りなら一発解決なんですが・・・。後は蒼龍のデータが、格納庫の床面積ではなく、リフトも含む格納庫全体の空間の面積だったとしたら?うーん、それでもせいぜい300平方m程度減るだけですよね(面倒なのでちゃんと計算していません)。
 蒼龍の格納庫の平面図は見つからなかったのですが、横から見た図ならありました。そこで、長さを比較してみます。図面に定規を当てて全 長との比率で求めた数字なのである程度誤差はあるとは思います。

 蒼龍
  上部格納庫:前部48m 中央44m 後部42m:合計134m
  下部格納庫:前部18m 中央44m 後部42m:合計104m

 翔鶴
  上部格納庫:前部45m 中央48m 後部50m:合計143m
  下部格納庫:前部32m 中央48m 後部50m:合計130m

 単純に長さを合計すると蒼龍が238m、翔鶴が273mですから、翔鶴が約15%長いです。

仮に幅が同じ(そんなことはありえない。同じ艦でも場所によって幅が違うし)と仮定しても、13%翔鶴が広いはずです。全幅(水線部)の違い(蒼龍:21.3m、翔鶴:26m)を考慮すると完全に比例しなくて も相応に翔鶴の格納庫の方が幅は広いはずですから、22%位広くてもおかしくありません。長さと合わせると単純計算でも38%広いはずです。57x1.38=78.7です。38%は行き過ぎでも、72/57=1.263と26%くらい広くても不思議ありません。蒼龍が正しいとすると翔鶴は7243平方m、逆に翔鶴が正しいとすると(5713平方mを採用して)、蒼龍は4523平方mです。
 加賀が約10060平方m、赤城が約8640平方m、大鳳が約5250平方mが正しいとしたら、翔鶴が約7200平方mで、蒼龍が約5700平方mというのが妥当に思えますが・・・。加賀と赤城は補用機用の格納庫を含んだ数字とするとこの辺が納得出来る数値です。
 ただ、蒼龍の格納庫 が約5735平方m、長さが二段合計で238mとすると幅は平均で24mになってしまいますが、これはあり得ません。全幅は21.3mしかありませんし、飛行甲板も最大26mです。開放式格納庫ならあり得るかもしれませんが日本の閉鎖式格納庫でそれは無理でしょう。翔鶴が二段合計で273mで約5713平方mとすると平均幅は20.9mです。図面から幅を読み取ると17-24m位、一番広い場所で27mですので、全幅26mであることを考えても平均21mというのは妥当でしょう。翔鶴はやはり約5700平方m位だと思えます。一方、蒼龍の格納庫平均幅が18mだと仮定すると4284平方mです。19mで4522平方m、20mで4760平方m。うーん、18mは無理かなあ。17mだと4046平方m、16mだと3808平方m。うーん、良くて17m?すると約4000平方m位でしょうか。
 そうすると、加賀の常用機の格納庫面積が約7493平方mが正しく、赤城は約6523平方m、翔鶴は約5713平方m、大鳳が約5250平方mだと考えられます。翔鶴は約571 3平方mで69機格納庫に収まるとすると1機当たり約83平方m。同じ艦載機で、大鳳は63機。蒼龍は4000平方mとすると48機格納庫に収まります。なかなか良い数字です。加賀は90機、赤城は79機で、赤城がやや多いですが前述の通り、格納庫の形状が複雑なので効率が悪く、結果的に翔鶴よりも単位床面積当たりの搭載力は下がると考えられます。
 翔鶴は図面があるので時間があれば面積をもう少しちゃんと測定してみたいと思います。

 ちなみにもし、日本がコロッサス級と同じ空母を作ったとします。格納庫面積1600平方mとすると格納庫におさめられるのは19機に過ぎません。カタパルトがないのでこのサイズでは露天係止はそれほど出来ませんから、有用な空母にはなり ません。この点からも雲龍級を建造したのは当時の日本としては正しいと思います。

 なお、以上の推論はかなり乱暴ではあります。格納庫は綺麗な長方形ではありませんのであくまで概算ですが、当たらず遠からずだとは思います。相対的な差が分かれば十分ですから。

資料1 "AIRCRAFT CARRIERS OF THE ROYAL AND COMMONWEALTH NAVIES",David Hobbs著、Greenhill Books
資料2 "Norman Friedman U.S.AIRCRAFT CARRIERS AN ILLUSTRATED DEGIGN HISTORY SHIP PLANES BY A.D.BAKER III
Naval Institute Press

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7月の文谷先生

 軍事研究8月号の記事、文谷数重著「護衛艦や固定翼機より優る水上戦力強化策 海自『艦載ヘリ』重点増強案」の感想です。  総論に異論はありませんが、各論は??だらけです。艦載ヘリを増強するのが戦力の有効な増強策だというのには同意しますし、それが相対的にはコストが余りかからないというのも概ね同意します。  ただ、ヘリ1機または2機が汎用護衛艦と等価(能力、戦力)というのは疑問です。もちろん、現在の海軍において、駆逐艦、フリゲートクラスにおいて艦載ヘリの有無は大きな違いがあります。ヘリ搭載能力がないこの手の水上艦艇の価値が低いというのもその通りでしょう。ただ、とはいえ、ヘリと水上艦艇では役割が違います。護衛艦を減らしてその分ヘリを増やせば戦力としては等価、というのは余りに乱暴でしょう。少なくともSH-60Kには対空能力はありません。悪天候では飛べません。航続距離(時間)は限られるので、常時1機飛ばすには3機から4機は必要です。夜間飛べない訳ではありませんが、リスクはあるでしょう。仮に汎用護衛艦とヘリ1機の能力が同じだと仮定しても、3機から4機のヘリは最低必要です。当然ながらそのヘリを飛ばすプラットフォームも必要です。  現在の海自の艦載ヘリの合計数が護衛艦のヘリ搭載能力よりも少ないから、少なくとも同じだけのヘリを増強すべし、という主張でそれそのものは理解出来ます。が、当然ながら、全ての護衛艦が同時に出撃(稼働)出来る訳ではありません。素人じゃないんですから、当然そのことは著者は知っているはずです。理解していないとしたら、このような原稿を書く資格はないでしょう(知っていてやるのと知らないのとは大違い)。4護衛隊群存在するのは、常時2護衛隊群を活動させるためです。戦時には無理すれば、3護衛隊群までは活動出来るかもしれません。ですから、数字上の搭載能力と実際の搭載能力は違います。格納庫が99機分あるのにヘリが85機しかなくてもとりあえず困りません。活動する護衛艦の搭載能力は精々50機程度ですから。なので、現状のヘリ保有数でも実際には充足出来ます。もちろん、稼働率や消耗を考えれば、余裕を持っているのにこしたことはありませんから、可能なら搭載能力よろ多いヘリを保有するのが望ましいでしょう。ただ、今回の記事ではあたかも全ての護衛艦が同時に活動出来るように書かれているのは問題です(ミスリードするのが目的だと思いますが)。ヘリの増強は著者の言うように戦力の増強ではなく、継戦能力の向上でしょう。  作戦行動可能なヘリを増やすためにはそのプラットフォームを増やす必要があります。固定翼機を減らしてヘリを増やすのはともかく、護衛艦を減らせばプラットフォームも減ります。2機目を搭載出来たとしても2機同時に使用して能力2倍とはならないでしょう。  艦載ヘリを海自の主力にすべしということであれば(今回の主張は必ずしもそういう訳ではないようですが)、今後建造する護衛艦、少なくとも汎用護衛艦(DD)はヘリのプラットフォームに特化してなるべく安価にして展開可能なヘリを増やす必要があるでしょう。速度の遅いLCSのようイメージの艦も考えられるでしょう。固定武装は最低限度で、飛行甲板と格納庫をなるべく広くして、排水量は抑える、速度は精々25kt程度で十分。ただし、航続距離は長め、という感じでしょうか。また、いせ型はいずも型は高価ですから(いずもは見た目ほど高くはないようですけれど)、例えばフェリーをベースにしたヘリを4、5機搭載出来る安価な簡易DDHを増やすということも考えられます。  著者の言う特設ヘリ護衛艦も戦時には不可能ではないでしょうが、今の日本でどれだけそういう体制がとれるやら?徴用する法律もありませんし、戦時にそれらを自衛官だけで運行させるような体制もありません。そもそも、そんな準備をする時間があるのかという疑問もあります(フォークランドでは相応の時間がありましたが)。  固定翼機との比較もどちらも長所短所があり、適材適所で使うべきものであって、全てをヘリで置き換えられるものではないでしょう。ヘリの航続距離、時間は短いですから、近くに何らかのプラットフォームが必要です。それが洋上であればヘリ搭載艦が必要です。一方、固定翼機は航続距離、時間が長いので離れた陸上基地から運用出来ます。進出距離が長ければあるエリアをカバーするための機数は増えます。しかし、ヘリよりも柔軟性に富むのは間違いないでしょう。  陸上基地からヘリを運用したとするとそれがカバーできる範囲は限られます。空中給油という方法がなくもないですが、搭乗員の疲労を考えると現実的ではないでしょう。海峡や瀬戸内海のような場所、重要な港湾であればヘリは有用ですが、本土から離れた場所では使えません(届きません)。ディッピングソナーを除けば、ヘリに出来て固定翼哨戒機に出来ないことはありません。現状、ヘリでは対艦ミサイルは運用出来ません(小型のミサイルを対艦用に搭載することは技術的には可能ですが)。制空権が無ければ活動出来ないのはヘリも固定翼機も同じではありますが、固定翼哨戒機なら敵の防空網の外から対艦ミサイルを撃ち込むことは出来ますが、ヘリにはそのような大型のミサイルは使えません。対潜戦の際にもヘリは多くて2発の対潜魚雷しか搭載出来ませんから、仕留める前に撃ち尽くして交代または帰還して魚雷を搭載しなおしてくる必要があります。もちろん、固定翼哨戒機も無尽蔵に搭載出来る訳ではありませんが、ヘリよりは多いです。  お金(予算)が無いとして、固定翼哨戒機と哨戒ヘリのどちらを取るかといえば、それはヘリでしょう。ただ、両者は決して等価でどちらかがあれば良いというものではありません。    それからSH-60Kが高価ならより安価なヘリと組み合わせれば良いというのはその通りでしょうが、今更OH-6なんて持ち出すのはいかがなものでしょうか?それにOH-6は小型過ぎるし、搭載力が少なすぎる上に古いですから(著者は古い兵器が好きみたいですが)、やるならTH-135を採用しているのですから、EC135系列でしょうね。開発費は当然かかりますから。DDHにある程度汎用ヘリとして搭載するのならまだわかりますが、今からわざわざ艦載型を開発するのなら、SH-60系列を使う方が整備、教育なども考えて良いのではないかと思います。何百機も装備するのならわかりますが、著者の主張通りにしても精々合計100機程度(増やす数は数十機)ですから。  汎用ヘリを搭載すれば・・・というのなら、それこそ統合運用で陸自のヘリを搭載すれば良いでしょう。もはや、陸だ、海だ、空だとばらばらにやっていく時代ではありませんから(だから、陸自の地対艦誘導弾の批判をするなら、発射装置うんうんよりもリンクされてないことでしょう)。。  護衛艦や固定翼哨戒機の増勢には設備が必要うんぬんは、それは間違っていないとは思いますが、それを批判するのなら費用をある程度見積もってやるべきでしょう。既存の格納庫は古いのも多いですから、建て直すついでにP-1対応にするのなら、純粋にP-1のためだけに費用がかさむとも言えません。それにそれらの設備に費やす金額が合計でヘリ1機分程度なら、許容範囲内でしょう。護衛艦1隻分なら高すぎますが。費用の話はも少し定量的にすべきだと思います。  まあ、ヘリの保有数の話は、事実上のヘリ空母が就役しつつあるのにそれに見合うだけの数のヘリが整備されていないのは確かに問題でしょう。この問題は対大蔵省・・・じゃない財務省という面もあるのでしょうけれど、必要性を述べてDDHの建造と合わせて、増勢すべきだったでしょうね。他を少し削ってもう少しヘリを増やすべき、というのなら同意出来ます。ただ、ヘリさえ増やせばOK!と言われると同意できません。

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ジャガーXE内覧会

 案内が来ていたので行ってみました。まあ、内覧会といっても結局、ディーラーの展示車が入る前に巡業している車がやってきたということですが。展示されていたのは赤のSです。オプション満載。かなりお高い仕様です(苦笑)。
XeXesideXer
 デザインは好みはあるでしょうが、私は格好良いと思いました。タイヤは前235/35ZR20、後265/30ZR20!
XeftXert
もちろん、ベースグレードはもっとおとなしいタイヤです。リアサスペンションはダンパーとバネが分離されて配置されています。最近の車では珍しいかな?FFではありますが。
XerslXerscXersr
 ヘッドライトの横のウインカーとリアのコンビランプにジャガーのシルエットを配置するというのは遊ぼ心があって良いですね。
Xejagguar
ライト
Xewright

 内装はレザーはオプションですが、座った感じは良かったです。
Xeinte01
ダッシュボードの端、ドアと接する部分の造形が面白いと思いました。
Xeinte1
今時のジャガーなのでシフトレバーはなく、パーキングブレーキも電動です。ブレーキは左よりも右足で踏んだ方がよさそうです。
Xeinte0
 乗り味は乗ってみないとわかりませんが、良いなと思ったのですが、後部座席に乗り込んだら・・・う、駄目だ、この車、義父は乗り降り出来ません。
Xerearsheet
開口部がそれほど広くなく、特に足元が狭いです。車高が低いこともあり、頭上にも余裕はありません。乗り込んでしまえば足元は広いのですが・・・。ただ、頭上の余裕はそれほどはありません。
 パノラミックグラスサンルーフがついていましたが、運転席で私がポジションを合わせると頭上に開口部はありません(苦笑)。後ろに座っても空は見えません。うーん、これはいらないかな。
 なかなか良いと思ったのですけど、義父がいる限りは難しいですね。まあ、相方がコペンに乗り換えて、義父を乗せることがなくなれば、クーガとピー三郎をXE一台にまとめるということは出来るかもしれません。

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幻の航空母艦:雲龍型で良かったのか?

 光人舎NF文庫、大内健二著、「幻の航空母艦」を読んだのですが、その直接の感想ではないのですが、読んで思ったことです。この本では雲龍型(以降、雲龍と天城、葛城など改雲龍型も合わせて、「雲龍型」と称します)とコロッサス級及びマジェスティック級空母も取り上げられています。個人的にはどちらも幻でもなければ忘れさられた空母でもありませんが(苦笑)。これらは日英の戦時急造空母(雲龍は違う!という意見もあるとは思いますが、とりあえず、改雲龍型と一緒に扱います)です。これらに相当する米の戦時急造空母はインデペンデンス級及びサイパン級と考えておきます。実際にはエセックス級をの戦時急造しているようなものですが(苦笑)。雲龍型と建造期間が変わりません。インデペンデンス級は建造途中の軽巡を改造したものであり、ちょっと性格が違うので、今回は日英の戦時急造空母だけを比較してみたいと思います。
 結論から言えば、一般的には評価が高いと言えない雲龍型ですが、ある一点を除けばコロッサス級及びマジェスティック級空母よりもWWII型空母としては優れていると考えます。まず、緒元を比較してみましょう。

雲龍型:約18000t、34(32)kt、57+8機、飛行甲板216.9mx27m、格納庫2段(約5735平方m?)
コロッサス級:約13000t(個艦で違う)、25kt、48機、飛行甲板210x24m、格納庫1段(約1600平方m?)
マジェスティック級:約14000t、25kt、34機、飛行甲板210x24m、格納庫1段(約1600平方m?)

 数字は基本的にはこの本とそこに記述されていないものは世界の艦船別冊の「イギリス航空母艦史」と「日本航空母艦史」を元にして、更に不足するものは後述の資料1を使っています。

 本に搭載機数は何をどう搭載するかにより変わるので余りあてになりません。マジェスティック級の方が搭載機数が少ないのは想定している機体が違うだけでしょう。更に言えば、マジェスティック級は原設計のまま完成したのは少数ですし、この数字の比較には意味はないと思います。資料1ではマグニフィセントは37機になっています。資料1では飛行甲板と格納庫の広さはどちらも同じ数字です。格納庫は約84mx約16mと書かれています。後部リフトの後ろに長さ17.4mの空間があるとあるのでそれを合わせると約101x約16mになるので、単純に面積を出すと約1600平方m。48機で割ると1機当たり約33.3平方mです。37機で割ると43.2平方m。どちらにしても全数を格納庫に収められるとは思えません。英空母ながら露天繋止も含めた数字でしょう。1945年に42機と資料1に書かれています。この場合だと約38.1平方です。

 さて、次は雲龍型です。格納庫の広さは手持ちの資料では見つかりませんでした(書庫の管理が悪いので資料そのものが見つかっていないのもあるけれど。(^^;;)が、以下に蒼龍で約5735平方mという数字があります。
http://kokoteikoku.web.fc2.com/Zakki/Nkubotousaikisu.html
 元資料を発掘出来なかったので孫引きになってしまいますが、書き間違いがないとして元のが大塚好古氏なのと他空母の数値と比較からすると大ざっぱには信頼できそうです。雲龍型はリフトが3基から2基に減少しているのでその面積分格納庫は広がっているはずです。リフトそのものが大型化されているのでその分は減少しますが、差引すると面積増えているはずです。少なくとも同等以上と考えて大きな間違いはないと思います。とりあえず蒼龍と同じ約5700平方mと考えておきます。
 雲龍型の搭載機数は烈風、流星、彩雲なら51+2機という数字もあります。57機は零戦21、99艦爆18、97艦攻18機の場合でしょう。57機として、1機当たり約100平方mですので、妥当だと思います。日本だって露天繋止していたという意見もありますが、格納庫に収まらないということを直ちに意味しないでしょう。というか、日本の搭載機は実際の搭載能力ではなく、その時の定数でしょう。まあ、5700平方mが事実なら、57機のほとんどは格納庫に入ると思います。補用機が蒼龍飛龍から減少しているのは搭載力が低下したのではなく、余り実用的でなかったので定数が削減されただけではないかとも思います。そもそも言われている数の補用機を作戦時に実際に搭載していたのかもよくわかりません。
 当然ながら、雲龍型の方が大きいですから搭載機数も多いのは当たり前です。格納庫の面積を比較すれば、雲龍型も約5700平方mとするとコロッサス・マジェスティック級の3倍以上あります。搭載する機体が違うので一概には比較出来ませんが、コロッサス及びマジェスティック級は格納庫内だけなら米国製艦載機を詰め込んでもまあ30機入るかどうか位でないでしょうか。インデペンデンス級もその位のようです。カタパルトがあるので雲龍型よりも飛行甲板に搭載出来る数は多いとはいえ、雲龍型が概ね50%位多い(搭載機はあくまでそれぞれの国が使っていたもので)と思います。速力も戦時急造空母といっても正規空母並みです。

 雲龍型は、簡易飛龍型であり、もっと簡易で短期間で建造出来る空母にすべきだったという意見もありますが、蒼龍、飛龍が約3年かかっているのに対し、竣工した3隻は雲龍で約2年、天城と葛城は約22ヶ月で完成しています。これに対してコロッサス級は2年以上かかっています(早いのでも進水まで1年)。航空機修理艦含めて10隻が竣工したコロッサス級ですが、対日戦含めて戦争終了前に完成したのは5隻ですが、戦争に間にあったといえるのはコロッサス位です。1944年までに完成したのは雲龍型3隻に対して、コロッサス級1隻のみです。
 もちろん、それぞれの状況の違いはあります。英は戦況の好転によりコロッサス級の必要性は薄れたので建造のペースは落とされた可能性はあります。とはいえ、計画から二年半かからず天城と葛城が完成しているのはもっと評価されても良いと思います。雲龍含めてこの3隻が事実上何も出来なかったのは搭載機がなかったためです。仮に搭載機があれば、雲龍と天城は捷一号作戦に参加することは不可能ではありません(とはいえ、竣工2ヶ月では非常に厳しいですが)。
 結局、雲龍型が使い道がなかったのは搭載機がなかったためであり、雲龍型そのものの問題ではないでしょう。仮に一年早く完成していたとしても、マリアナ沖海戦当時ですら十分な搭載機は用意出来なかったと思われます(飛鷹、隼鷹の搭載を移して代わりに参戦する程度では?)。ミッドウェー海戦の後、海軍は空母の大量整備に乗り出しますが、結局、空母が不足(搭載機とその搭乗員はいるのに空母がないから陸上機として使うしかない)することはなく、1943年以降は慢性的に航空機(陸上機含む)が不足していました。結果論から言えば、雲龍型を建造してもしなくても同じでした(苦笑)。もし、十分な数の搭載機が用意出来れば、雲龍型はコロッサス級よりも活躍できたはずです。

 ただし、雲龍型がコロッサス級に劣っている点もあります。それは言わずと知れたカタパルトが無いことです。カタパルトのおかげで空母としては低速のコロッサス級でも航空機の運用には問題はありませんでした。更に格納庫を1段として高さが5.3mと比較的高かったこともあり、改造の上、戦後も多くの国で長期間使われ続けました。雲龍型が戦争を生き残り、日本の空母の保有が認められたとしても、2段式であるが故に高さが低い格納庫では搭載出来るジェット機は限られ、コロッサス級のように長期間使用することは難しかったと思われます。まあ、二段式の格納庫を一段式に改造すれば話は違いますが(出来るかどうかはわかりません)。また、天山や流星を運用するには飛行甲板の長さが不足する(発進させられる数が減る)問題もあるでしょう。ただ、結局、流星は間に合わなかったので結果論から言えば余り問題にはならなかったとも言えます。いずれにせよ、雲龍型は当時の日本が建造出来たもっともコストパフォーマンスが良い空母であったと思います。もし、実用的な空母用カタパルトを実用化出来ればもっと簡易な空母を建造することも選択肢の一つだったでしょうけれど。

 まあ、結局、艦隊型(向け)戦時急造空母で役に立ったのは、インデペンデンス級だけですよねえ。インデペンデンス級がなければ米の反攻は半年から一年遅れたのではないでしょうか?もっとも一番優れていた・活躍した「戦時急造空母」はやはりエセックス級です。正規大型空母を二年未満(早いのは一年半)で量産されたら、やってられません(苦笑)。
 コロッサス級は概ね同時に10隻建造ですので、3隻だった雲龍型とは比べものになりません。建造中の他の大型艦を即座に中止しても日本には雲龍型を一挙に10隻建造することは資源がはいってきても出来ません。現実的ではありませんが、修理、整備を無視して、使えるドック・船台を全て使って建造したとしても、10隻は無理でしょうね。可能なのはやはり、横須賀、呉、長崎で2隻ずつの6隻が限界でしょう。神戸は大鳳の建造を中止する訳にはいかないでしょうから。実際には他の艦艇の建造などもありますが、同時建造は4隻程度(史実では3隻)にとどまる可能性も高いと思います。

 これまた結果論で言えば、雲龍型は建造せず、大和型を2隻で打ち切り、大鳳を5隻建造する方がまだ良かったかもしれません。大鳳なら天山、流星も運用出来るでしょう。110号艦と111号艦の代わりに起工すれば1943年中に2隻完成します。大和と武蔵が進水した後に起工すれば1944年前半に完成します。マリアナ沖海戦には大鳳型5隻をぎりぎり揃えることが出来ます。手間がかかるのと当然資材も必要ですが、信濃と起工した雲龍型6隻と大鳳型4隻なら、同じ位ではないでしょうか?111号艦の分は史実でも流用されているでしょうから、除外するとして。5隻は無理でも史実の大鳳に加えて後3隻なら可能に思えます。
 同じやり方でやれば、雲龍型ならもっと多く建造は出来ます。1940年の段階で雲龍型の大量建造に踏み切れるとは思いませんが、エセックス級の数に可能な限り対抗しようとしたとすれば不可能ではないでしょう。その場合、1942年後半から遅くても1943年初頭に7隻の雲龍型を完成させることは可能だと思います。そして一年遅れでもう7隻も作るだけなら作れるでしょう。資材は他から回すしかないですが。まあ、主機は足らないから、過半は駆逐艦の主機転用になるでしょうけど。資材が足りれば更に7隻もなんとか建造は出来るかもしれません。凄い!21隻!!これなら数だけはエセックス級に対抗出来ます・・・・搭載機はありませんが(苦笑)。更に言えば他の艦艇はろくに建造出来なくなるでしょうけど(爆)。

 改め考えてみると帝国海軍は空母の整備は限られた中で結構努力していますが、護衛艦艇は駆逐艦以下は相応に整備したものの巡洋艦は阿賀野型と大淀型だけです。これらの軽巡は所謂5500t型よりは防空能力は高いですが、例えば、米のクリーブランド級にははるかに劣りますし、当然、ボルチモア級とも比較にはなりません。国力の差としか言いようがありませんが、空母よりも戦艦、巡洋艦の建造数の差の方がはるかに大きいと言えます。結局、空母はあっても搭載機がない状況に陥ったことを考えれば、無理に空母を建造するよりももう少し護衛艦艇を建造した方が良かったのではないかと思います。もちろん、これは搭載機が不足したという史実を知っているが故の結果論ではありますが。

 雲龍型を再評価するつもりだったのですけれど、結局、空母の建造よりも搭載機の生産と搭乗員の養成に力を入れるべきだったという結論になってしまいました。(^^;

資料1 "AIRCRAFT CARRIERS OF THE ROYAL AND COMMONWEALTH NAVIES",David Hobbs著、Greenhill Books

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意図はなんだろう?

 兵頭二十八著、講談社α新書「こんなに弱い中国人民解放軍」 の感想です。

 書かれている通りに受け取れば著者が言いたいのは
・中国軍は実際に戦えば弱く、日米の敵ではない
・宣伝が上手で実際よりも強く見せかけている。
・米は敵を過小評価して真珠湾再びは困るし、脅威は高い方が都合が良いのでそれを否定していない。
・日本の外務省などは実際には弱い中国を強いと思ってびびって逆らわないようにしていて弱腰でけしからん
ということではあります。
 しかし、うーん、ここまで弱い弱いという理由が・・・。宣伝は上手だとか、尖閣諸島はこのままでは危ないと脅威を主張している部分もあり、矛盾しまあす。弱いといいつつ現状では、脅威であると言っているのですから、おかしいですよね。

 個々の内容もそこまで弱い弱いという必要はないと思うのですが・・・・。全体的には弱いがここは注意が必要といういい方ならわかりますし。また、F-22がSu-27系の中国軍戦闘機に対してキルレシオが1:50だという話を元にしていると思いますが(1機で50機を撃墜できたと聞いたとありますが、普通に考えればキルレシオでしょう)、F-22 1機で50機撃墜出来るから、4機あれば200機撃墜出来るというのを細かく書いているのもらしくありません。元々の話にしてもある想定でそうだったということで想定が変われば変わるでしょう。うーん、これじゃあ、命中率3倍論と同じです。本当にキルレシオが1:50でも、200機来襲したら4機では防げません。百発百中の砲1門は百発一中の方100門には勝てないとの同じです。

 過大評価するのも良くないでしょうが、過小評価も良くないでしょう。米軍は太平洋戦争初期にそれで痛い目にあったのですから。問題も多いでしょうが、中国軍は日々変わっています。馬鹿にしていると痛い目に会う時がくると注意しておくべきでしょう。GNP、基礎技術、生産力などなど、太平洋戦争開始時点の日米格差よりも現在の米中格差はの方がはるかに小さいですから。良い言い方ではないですが、「今なら勝てる」とは思いますが、なめてかかると痛い目に合うと思います。

 うーん、結局、外務省の弱腰を批判したいのでしょうか?そのために実際には弱いという必要があり、これだけ弱い弱いを連発しているのでしょうか?

 なお、中には興味深い記述もあります。例えば、中国軍のICBMが意外と少ないのは何故?というのを説明してくれています。それが正しいかどうかはわかりませんが、米中で握っているとすると納得出来ます。中国は米と核戦争をする意図はない、その証拠に少数しか保有しないと。しかし、早期警戒体制がととのっていないって本当?だとすると本当に核戦争する気はないとしか思えませんね。

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ウェスティン2015

 行ってきました、年に一度のホテルイベント。正式には「The Prosche Summer Summit」というらしいです。
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今年も人が多かったです。人が映り込まないように撮影するのは不可能です(苦笑)。
 ルマン勝利を記念して919を展示・・・・と言いたいところですが、本物ではなく展示用のモックアップだそうです。見た目は同じです!
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 でも、やっぱり目玉はケイマンGT4でしょう。それと911GT3RS。
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 GT3RSのフロントフェンダーは凄いですね。本気を感じます。
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 GT4には座ってみました。
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このシートは良いですね。それ以外は内装はある意味普通。
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ただし、ドア内側のとってはひもになっています。後はどちらかと言えば豪華仕様かな?リアウイングも格好良いです!
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マフラーもラッパっぽくないですね。
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リアタイヤは少しはみ出すでモールがついていますがボディ同色です。
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 タイヤとサスペンション。カーボンディスクです。
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 もう一つの目玉がGT3のドライビングシミュレータ。シートも動きます!
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こういうのが家にあったらいいなあ。なお、一時間待ちでした(苦笑)。相方が後から来るので待ち行列に並んでやってみましたが・・・・大失敗。スピンして激突。恥ずかしい・・・。気を取り直してゴールを目指す・・・・あれ?エンジンが拭けない。壊れちゃった・・・シミュレータなのに(爆)。スタッフが色々やってくれましたが治らず、織戸学氏に「じゃあ、これで終わりということで」と言われてリタイヤ、ノータイムです。(^^;えー、その後、結局、治らず、再起動されていました。ちなみにウインドウズ上で動いていました。いやあ、シミュレータなのに壊しちゃいました(笑)。

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ピー三郎は産まれたそうです

 都内に出かけた帰りにフェアの案内が来ていたのでピー青山に寄って帰りました。夕方だったので担当営業氏としばらく話が出来ましたが、6月に無事にピー三郎は産まれて、船で8月半ばにやってくるというのことです。ただ、お盆休みなどもあるので、我が家にやってくるのはやはり9月に入ってからになりそうです。二週目(12/13)くらいかなあ?さてとそろそろ迎える準備を始めないと。
 しばらく話をしていましたが、遅い時間なので他の担当客がやってきたので退散しました。さすがだなあ、17:30過ぎてやってくるなんて!木曜日はウェスティンですが、ゆっくり話をする時間なんか取れないでしょうね。

 なお、雨だったのでクーガで行ったのですが、帰りに車を出してもらう時に妙に時間がかかり、どうしたのかなと思ったら、どうやってエンジンかけるかわからなかったとのこと(笑)。まあ、ハザードの下にある「Power」ボタンでエンジンかけるというのは知らないとわからないかもしれませんね。「Start」じゃないですし、位置も普通の車と違いますからね。一種にスポーツモードボタンと思われるかも(苦笑)。

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