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ボクスターGTSとケイマンS試乗

 もう一度、ポルシェに行って話をしてきました。営業氏に予定がありそれほど長い時間話が出来ませんでしたが、聞きたいことは概ね聞くことが出来ました。やはり、MY16からターボになるようで、今ならなんとかMY15の右MTは滑り込めるかもしれないということでした(確定ではなく、可能性があるということです)。見積もりももらい、大体どれ位の費用がかかるかはわかりました。ローンを組めば買えなくはありませんが、手持ち資金をかなりはき出すことになるので簡単ではありません。
 ボクスターかケイマンのどちらか試乗車が空いているのがあれば試乗させてくださいとお願いしておいたら、両方可能なのでどうぞ、ということだったので、両方試乗させてもらいました。担当営業氏は外出するので、後で感想を伝えることにしました。
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 試乗車の空き具合から、まずはボクスターです。といっても普通のボクスターではなく、GTSです。(^O^;20インチの極薄タイヤ(前に235/35R20、後265/35R20)で「シャコタン」。

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フェンダーとタイヤの間に指が二本入りません。これ、本当に正規ディーラーで販売している車でしょうか?(^^;正直、ボクスターにこのタイヤ・サスペンションだと乗り心地は期待出来ません。内装はフルレザーインテリアとアルカンタラの組み合わせ。
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ステアリングもアルカンタラ。あ、右ハンドルのPDKです。シートはスポーツシートプラス(987の時代のスポーツシート)。
 エンジンかかっていましたが、スポーツエグゾーストがついているので凄い音がしています。(^^;で、まあ、かなり怯んだのですが、ともかく、乗ってみないと分かりません。ポジションは合わせられました。さて、マニュアルモードで1速を選んで発進。うん?意外と普通?敷地から道路に出ましたが、平気です。ほうほう、たいしたものです。もちろん、シャコタン・極薄タイヤですから、路面が荒れていたり、段差を乗り越えるとゆすぶられますが、981の最初のボクスターのようにリアがばたばたしたり、始終揺すぶられ続けたりしません。硬いですが、すっきりした硬さです。同質とは言えませんが、エリーゼのS1の硬さに近い感じがあります。ガツンときますが、 収まりは良いです。まあ、とはいえ衝撃は大きいので、しばらく乗っているとちょっときつくなってはきました。また、期待のスポーツシートが残念ながら私には合いませんでした。いつもの腰の裏の圧迫感じが出てしまい、また横や肩のサポートもゆるく(体に比べて大きく)体が固定されなくて動きます。それもあって、疲労感が次第に高まってきました。とはいえ、予想したよりも遙かに乗り心地は良いです(酷くないです)。オープンのボクスターで良くこれで収まっていると思います。ボディ剛性感も十分高いです。我が家にいたMY08の987と比べたら大違いです(比べるな?)。
 MTで検討しているので、PDKは本来は評価の対象外ですが、ノーマル、スポーツ、スポーツプラスと切り替えて見ましたが、スポーツなら変速速度・切れは普通に走っている分には十分です。サーキット走ればスポーツプラスが欲しくなるかもしれませんが、これなら私はスポーツクロノパッケージが無くても平気です。
 ステアリングは重めでなかなか良いです。981の最初の頃よりも良くなったという気がします。エンジンですが、GTSはSよりも15馬力多い330馬力(243kW)、370N・mの3.4Lですが・・・・これがちょっと不思議な印象でした。周辺の一般道での試乗だったのでほとんど上まで回したり、アクセル全開にしたりはしませんでしたので、本来の力を発揮させることは出来ませんでしたが、ある程度は試せました。速いは速いのですけれど、アクセル踏んでからトルクが出だすまでに少し時差がある感じがします。大げさに言えばターボのような感じがします。町中で低回転だったのである程度回るまでトルクが立ち上がらないからかなとも思います。最大トルクを発揮するのは4500から5800回転なので、意外とというか相対的には下のトルクが細いのでしょう。とはいえ、3.4Lですからね。もう少し踏んだら即加速という風にイメージしていたのですが・・・・。ちょっと不思議です。
 町中でオープンにするのはちょっと恥ずかしいので長い時間オープンにはしませんでしたが、オープンにしてもボディの印象はあまり変わりません。乗り心地の同じです。派手な音がさらに派手に聞こえるようになりましたが(苦笑)。
 総合的に見て試乗前に想像していたよりずっと普通でした。でも、スポーツエグゾーストだけは要りません。これは派手すぎです。(^^;;

 さて、次はケイマンSです。こちらは試乗車が空いている時間がGTSよりも長いので、高速道路に乗ってみました。こちらもタイヤは同じサイズの20インチ極薄タイヤ。
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シートはノーマル(スポーツ)です。シートはレザーで赤ステッチはGTSと同じですが、こちらはノーマルシートで、フルレザーインテアリアではありません。
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これも右のPDKです。 いやあ、普通に右ハンドルの試乗車がある時代になったんですね!
 エンジンはGTSと同じ3.4Lですが、最高出力はですが、GTSはボクスターSと同じく最大出力を6700回転で発揮しますが(これはこれで不思議)、ケイマンSは325馬力(239kW)を7400回転で発揮するので、5馬力少ないものの上は伸びます(これも不思議・・・)。最大トルクは370N・mを4500から5800回転で発揮・・・GTSとまったく同じです。 ふむ、こうして比較するとGTSのエンジンって、印象と違ってそれほど特別なものではないんですね。
 敷地から道路にでたら・・・やはりボディ剛性が高く、サスペンションがノーマルなので、段差を乗り越えた時などの衝撃はGTSよりは穏やかです。乗り心地が良い・悪いで言 えば、GTSよりも良いです、町中では。しかし、高速に乗ったら・・・・あれれ?なんだか脚が柔らかい感じがします。大げさに言えばふわふわしている感じがして、必ずしも乗り心地が良いとも言えません。道路のつなぎ目の段差を乗り越えると収まりが悪く、しばらく(といっても短時間ですが)揺れる感じがします。一度降りてしばらく一般道を走ってからまた高速に乗って戻ったのですけれど、ノーマルサスペンションで20インチは過大といか荷が重い気がします。18インチだったらもっと印象は良かったと思いますが、タイヤに負けている感じがします。
 また、何故か直進安定性が悪い感じがします。これは風が強かったので風に煽られていたためではないでしょうか。風が無ければこんな風には感じなかったでしょう。以前乗っていた987も直進安定性は良かったという印象はあっても悪いという印象はありませんから。極薄幅広タイヤなので轍にタイヤを取られたのかもしれませんが、よくわかりません。ああ、ふわふわしたと感じたのももしかすると横風の影響もあったのかもしれません。
 一般道よりは踏めるので回してみました。GTSよりもレスポンスが良いです。踏んだら即トルクが出てきて加速します。何故、GTSは遅れるのでしょうね?スペック的にはケイマンSの方が高回転型なのですけれど・・・。こちらはスポーツエグゾーストはついていないので音も派手ではありません。この方が自然で好きです。ただ、踏んだ直後の加速感は111Rの方が速い感じがします。その後の伸びはもちろん、ケイマンSの方が遙かに良いです(同じ時間ならより速度が出ます)。まあ、この辺はエリーゼの軽さ、なんでしょうね。まあ、後は、111R位ならわりと気軽にアクセルを床まで踏めますが、ケイマンSだとそこまで踏むのは躊躇するのでちゃんと踏み切れば実際にはケイマンSやGTSの方がもちろん速い(加速が良い)でしょう。あくまで私という乗り手との組み合わせでの印象で111Rの方が速い、ですから。
 大人しく巡航しているとそれなりに静かですが、ボクスターとどっちが静かかというと、体感的にはボクスターです。これは987もそうですが、ボクスターだとエンジンが室内にあることになるので音が入ってくるためでしょう。それと前に981のケイマンを試乗した時には感じませんでしたが、この個体はリアハッチ周辺で何か音がしていました。別にリアハッチががたついている訳ではないでしょうが、以前乗っていたMY08の987ケイマンを思い出しました。まあ、あれはまさにがたついている音でしたが、これは何かがこすれている音でした。
 それからシートは結果的にはケイマンSのノーマルの方が良かったです。腰の裏の圧迫感はありませんでした。うーん、スポーツシートの方が良いと思ったのですけれど、実際に道路で乗るとノーマルの方が良かったです。ちょっと残念ですが、反面、もし981を買う時はスポーツシートプラスにする必要がないということはわかりました。
 そうそう、GTSはオートエアコン、ケイマンSはマニュアルエアコンでした。
AratArm
マニュアルエアコンは操作性が悪いとコメントをいただいたのですが、とりあえず私はどちらでも問題ありませんでした。今の季節ならオートエアコンも相応に「オートエアコン」として機能していました。まあ、本番(何の?)は夏場ですけどね。まあ、これなら予算に余裕があればオートエアコンつけてもいいかな?一応左右独立で調整も出来ますし。

 さて、今日試乗した2台、ボクスターGTSとケイマンS、どちらが良かったか?同じコースで比較出来れば良かったのですが、コースが違ったので正確な比較は出来ません。なのであくまで試乗した際の印象で言えば、エンジンとシートはケイマンSです。しかし、乗り心地はあえてボクスターGTSです。硬いし、疲労感はありましたが(これはシートに起因した部分も結構あります)、20インチタイヤに負けていません。ケイマンSは前述の通り、タイヤに負けている感じがしました。

 そして、あくまで今日の試乗車に限った感想ですが、両者ともこのままの仕様だと頑張って買いたいとは残念ながら思えませんでした。悪い車ではないですが、感動したり、欲しい!と思ったりはしませんでした。ケイマンSのタイヤが18インチだったらかなり印象は違ったと思いますし、ボクスターがGTSではなく、ベース(2.7L)モデルで18インチタイヤだったらボクスターの方が印象が良かった可能性はあります。もちろん、ケイマンのベースモデルでも印象は違ったのではないかと思います。でも、今回の仕様では私には合いません。

 とはいえ、981ケイマンの最初に試乗した時とずいぶん違うのが気になります。タイヤだけでこれほど変わるのか・・・。

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