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イスラム国人質事件

 以下の文章はあくまで私の推測で何ら裏付けがあるものではないことを始めにお断りしておきます。そうに違いない、本当はそうだと強く主張するものではなく、そうではないだろうかと私は推測するというものです。

 残念ながら一人は殺害したと主張されており、残りジャーナリストが解放されるかどうかが焦点になっています。もっとも殺害されたというのが本当かどうかははっきりしません。一般に報道されている写真(動画から得た静止画)は肝心の部分にモザイクが入っているのですが、検索しまくってようやくオリジナルの画像を見ることが出来ました。しかし、それを見ると従来のイスラム国のやり方とはちょっと違うように思います。確かに胴体と首は別々にうつっていますが、その首はなぜか下側に服(オレンジ色の服)が置かれており、地面に穴をあけて首だけだしている写真と解釈することも出来るように思えます。胴体側も首を切断した断面を見せていません。ですから、首を切断して殺したように見せかけている写真のようにも思えます。
 しかしながら安倍首相は事実と断定しています。何故でしょう?以前、他の外国人が殺害された場合にはもっと簡単にその画像を見ることが出来ましたが、今回はモザイクがかかったものばかりです?私には安倍首相にとっては殺害された方が都合が良いから、真偽はどうであれ殺害されたことにしたいからではないかと思えてなりません。
 何故殺害された方が都合が良いか?それはもう交渉する必要がなくなるからです。身代金を払う訳にはいきません(これは絶対ありえない)。ですが、生きている限りはそれ以外の手法による解放を目指す必要があります。しかし、殺害されてしまえば、その必要はなくなります。残虐非道なイスラム国を非難するだけですみます。今回はそれでも国民から強い批判を受ける恐れはありません。何故なら、拘束されたのはPMCのCEOを名乗ってシリア入りしたような人物です。もう一人のジャーナリストも危険を承知で(自分でどう話す動画を残して)いっています。ですから、殺害されたとしても、言わば、危険登るなと書かれている場所へ登って落ちて死んだようなものです。それも入れないように鍵をかけていたのを無理やりこじ開けたがよじ登って入って。死んでも本人が悪いと10人いれば9人は思うでしょう(そういう風に皆が思うことの是非は別にして)。一部で批判も出るでしょうが、少数意見にとどまると思われます。拘束して殺害することはもちろん許されることではありませんが、そうなったのは本人にも大きな原因があります。所謂、自己責任というやつです。
 これが例えば難民キャンプで働いていたNGOのスタッフやら医師・看護師が拘束されたというのでは話はまったく違います。むろん、ある程度のリスクは冒していますが、それにしても「人助け」です。マスコミ、世論も解放を強くうったえ、それが出来ない政府は非難されるでしょう。ましてや殺害されたら、イスラム国よりも政府の方が強く批判されるかもしれません。

 残るジャーナリストがどうなるかはわかりませんが、状況は良くなっているともいえます(彼だけに限れば)。イスラム国は2億ドルの身代金要求からヨルダンにとらえられている死刑囚の解放に要求を変えています。また、ヨルダン人のパイロットが撃墜されて拘束されています。であれば、日本政府としては、ヨルダン人パイロットと死刑囚のいわば捕虜交換のおまけで日本人ジャーナリストが解放される、というのが最良のシナリオです。裏で働きかけるにしても、死刑囚を解放したのはヨルダンであり日本ではありません。ヨルダンへの援助や圧力は必要ですが、身代金と違って、裏でお金を出すにしてもこれは間接的にはテロとの戦いへの支出ですから問題はありませんし、国際的な批判もうけません。
 また、今回の交渉は通常と違って人質を取られている日本の方が有利です。通常は人質を取られている側に主導権はありません。人質を取った側が要求を決めて解放するかどうかを決めます。しかし、今回は前述の通り、日本政府は焦る必要はありません。解放されなくても大した問題はありません。ですから、いくらでも値切れます。極端に言えば、さっさと殺してくれ、そうすれば余計な手間が省ける、が日本政府の本音でしょう。前述の通り、多少対応で批判受けるかもしれないにせよ、殺害された方が事件が終わって楽になる位です。ですから、解放してくれるなら受け取るよ、みたいな態度でも構わないのです(表面上は別にして本音の部分では)。本気で交渉するとしても、死刑囚をヨルダンに解放させるためにはヨルダン人パイロットも解放してくれないと難しいと言えば良いのです。イスラム国は人質を殺害すればそれで終わりです。何も得ることは出来ません。ですから、何かを得るためにはそうそう簡単には殺害出来ないでしょう。
 では、何故、自称PMC CEOは何故殺害されたのか?前述の通り、それは偽装である可能性もあります。また、一般的には二人人質を取って、要求が通らなければ一人殺して、本気だ、要求飲まないともう一人も殺すぞと脅すことは良くあります。また、相対的に価値がないと判断しているでしょう。いずれにしても、この件だけに限れば、イスラム国側に選択肢はそれほどありません(常識に反して)。殺すか、何か得る代わりに解放するか、です。

 以上は現状得られる情報から私が推測したものであり、安倍首相や日本政府が人質が死んでもいい、事件が終わって楽だから、さっさと殺してくれと考えていると断定するものや強く主張するものではないことを改めてお断りします。

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コメント

でたよ、にわか政治評論家。自己責任って誰でもいえるし、何が言いたいのかもわからない。
日本国が”外国で不当に拘束されている邦人を救出する手段をもっていない”が問題で、それ
を解決するためにどうしたらよいか、が論点でしょうが。
レベルの低いマスコミ情報で考えても無駄ですよ。

投稿: ??? | 2015年1月29日 (木) 08時54分

書いたように政府は今こう考えているのではないか、とい推測であり、私がこうあるべきということを述べたものではありません。

投稿: MOY | 2015年1月29日 (木) 21時49分

書いたように政府は今こう考えているのではないか、とい推測であり、私がこうあるべきということを述べたものではありません。

と本気で書いているなら、論評でもなければ、ストーリーテリングでもない。酒場話は職場の同僚と居酒屋で。

投稿: ??? | 2015年1月30日 (金) 07時53分

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