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銃・病原菌・鉄

 草思社文庫、ジャレド・ダイアモンド著、倉骨彰訳、「銃・病原菌・鉄」上下巻の感想です。文庫ですがかなり厚く、上下巻読むのに一週間以上かかりました(あ、通勤時間に読んで)。色々書かれていますが、感想、要約は短くです。
  栽培に適した原生植物、家畜化するのに適した原生動物がある地域で、食料生産が開始され、それにより、採取移動生活から、定住生活へ移行し、その結果、人口が増加し、食料の備蓄が出来るようになった結果、王、官僚、軍人、宗教関係者などなどの直接食料生産に従事しない人間が生まれ、国家が生まれ、それらの国は力をもち、そうでない国を征服することができた、です。さらに、そういう社会、国は技術も発展し、鉄の精製から色々な武器もつくられ、武力・技術力でそうでない社会・国を圧倒できます。更に家畜から人に感染した病気が色々な人間の疫病になり、それを経験した社会の人間は免疫がつくので、そういう人間がそうでない人間と接触すると病原菌によりばたばたと倒れます。この三つにより、例えば、スペインはインカやアステカ帝国を容易に征服できたということをわかりやすく説明しています。
 また、このような差が生まれたは、人種により能力が違うのではなく、環境によるものであると説明しています。 栽培に適した原生植物、家畜化するのに適した原生動物があったかどうかに よって決まったとのです。
 個々の記述が全て正しいかどうかはわかりませんが(日本は江戸時代に鉄砲を放棄したとは言えませんし。重視したが故に規制して、結果、発展がとまってはいますが)、全体的には極めてわかりやすく、納得のいく説明でした。

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