« ルノーキャプチャー試乗 | トップページ | MR-Sお散歩 »

ドイツ駆逐艦入門

 光人社NF文庫、広田厚司著、「ドイツ駆逐艦入門」の感想です。
 ドイツ駆逐艦の活躍・・・と呼んで、え!?活躍なんかしたっけ?と思ったのですが、「活躍」ではなく、「活動」と書かれていました。それなら納得です。いや、失礼。まったく活躍しなかったというつもりはないのですけれど、ドイツ駆逐艦と聞くと、やられ役、トラブル多発、15cm砲搭載して大失敗、とか、余り良いイメージがないもので。(^^;
 一通り読み終えての感想は、「高速機雷敷設艦」です。いや、だって、活躍したのは、機雷敷設だけですから。勿論、いくつかの小海戦では勝利を収めてはいますが、それを除くと、機雷敷設以外はまともな活動出来ていません。機雷敷設は十分な戦果を上げていますけれど。
 後は、対空機銃は結構充実、でしょうか。高角砲は少ないですが、対空機銃はわりと多く、個艦防空力は相応に充実していますし、撃墜もしています。
 とはいえ、後はイメージ通り(苦笑)。日本や英米の駆逐艦と比べると元々が沿岸作戦用に作られているのですけれど(速度はそれなりにでるけど、航続距離は短い)、機関のトラブルは多いわ、海が荒れるとあちこち壊れる、流される。悲惨です。機雷敷設やりまくった報いか、結構、触雷で失われていますね。潜水艦にぼこぼこ沈められた日本とどちらが酷いかと言われると、微妙なところですけれど(苦笑)。
 それとこれはこの本を読むまで知りませんでしたが、ドイツ駆逐艦は魚雷の次発装填装置を持っていたのですね。余り注意をはらっていなかったというのもあるのですけれど、知らなかったことは結構、書かれており、読んだ意味はありました。

 ただ、文章からして、翻訳(英語をカタカナにしたままの部分があったので、ドイツ語からではなく、英語から)と思っていたのですが、最後には書き下ろし作品と書かれていました。いやあ、どうみても、元ネタの本があるでしょう。参考文献としてでも記載すべきではないかと思いますが・・・・。著者が海軍専門じゃないので、違和感のある訳としか思えない部分が多々ありましたし。まあ、復水器をコンデンサとカタカナで書いたりするように酷いのはありませんでしたけど。でも、Sゲレイドは聴音機でもレーダーではなく、アクティブソナーか探信儀でしょう。重対空砲は高角砲または対空砲、軽対空砲は対空機銃または高射機関砲とでも訳して欲しいと思います。海軍での師団も変でしょう。DIVISIONの訳なんでしょうけど、この場合は、戦隊とか駆逐隊だと思います。空軍なら師団も使われますが・・・。

|

« ルノーキャプチャー試乗 | トップページ | MR-Sお散歩 »

戦史」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ドイツ駆逐艦入門:

« ルノーキャプチャー試乗 | トップページ | MR-Sお散歩 »