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クーガvsイヴォーク

 異端の候補がクーガとイヴォークの二台です。前に述べたようにフォーカスを見に行って、たまたま展示されていたクーガを見て相方が気に入って、試乗したら良かったので候補に入ってきました。それに連動して前から興味はあったイヴォークも候補入りしました。
 どちらもターボの四駆でトルコンAT、おまけに車高も高いですから、私のポリシーと間逆の車です。ただ、であるが故に今まで試乗どころかまじめに見たこともなかったのですが、実際に試乗するとこういう車も良いということがわかりました。
 さて、クーガとイヴォークは似ている車ですが、違いももちろんあります。一番大きな違いは乗り込むとクーガは前席はコマンドポジション、後席はスタジアムシートで、車高の高い車らしい(高さを生かしている)ですが、イヴォークは乗り込むと前後ともスポーツセダンの方が足を前の伸ばすポジションです。ランドローバーはこれをスポーツコマンドポジションと称していますが・・・・。
 比較してみましょう。クーガは購入するとしたら装備を考えるとTitanium、イヴォークはPrestigeが良いですがさすがに高いので(578万!)、5ドアのPureにパノラマミックルーフなの必要なオプションを付けたものを想定しています。

 大きさは似たようなものです。クーガがやや長くやや高く、イヴォークはやや広いくやや重いです。

 クーガ:4445x1850x1715、1670kg
 イヴォーク:4355x1900x1635、1780kg

 エンジンは、
 クーガ:2.5Lターボ、200ps 32.6kgm 
 イヴォーク:2Lターボ、240ps 34.6kgm
 なので、排気量が大きいクーガの方がおとなしいです。馬力荷重は8.35kg/ps対7.4kg/psでイヴォークが勝っていますが、トルク荷重は51.3kg/kgm対51.2kgmですから、実質同じです。まあ、実際の動力性能は大きな違いはないでしょう。トランスミッションはクーガが5速に対して、イヴォークは6速ですから、その分も含めるとイヴォークが動力性能は高いとは思います。
 なお、クーガの排気量は正確には2521ccで、2.5Lを超えていますので、日本の税制上は不利です。イヴォークは1998ccですので、自動車税は安いです。重量税はどちらも同じです。
 計算上の100km/h時のトップギアでの回転数は、クーガが5速で約2070回転、イヴォークは6速で約1885回転ですので、高速巡航でのエンジンの音や燃費はイヴォークが有利でしょう。もっともクーガも決して高い回転数ではありません。
 カタログ燃費はクーガが8.5km/l、イヴォークは9.0km/l(いずれも10・15モード燃費。クーガが世代がやや古いのでJC08の数値がないため)なのはギヤ比の違いでしょう。実際にはクーガの方が軽いので、ほとんど同じ、走り方次第でしょうね。空気抵抗はクーガは数値がよくわかりませんが、イヴォークの方が少なそうではあります(車が薄いので、前方投影面積が小さそう)。
 イヴォークの全幅1900mmは広いですが、クーガも1850mmありますから、50mmの違いはこの両者の比較だと余り問題にはならないかもしれません。逆に90mm短いのと最小回転半径が5.5mで、クーガの5.8mよりも小さいことを考えると取り回しはイヴォークの方が良さそうです。イヴォークが駄目な狭い道ならクーガもやはり駄目でしょう。
 それからタイヤですが、想定仕様だとクーガは235/50R18に対して、イヴォークは225/65R17ですから、イヴォークの方が厚いです。単純計算したタイヤ容積(タイヤの直径と幅から体積をだして、同様に計算したホールの体積を引いたもの)もイヴォークが大きいです。つまりタイヤはイヴォークの方が我が家好みです。
 装備を見ていると、イヴォークにはパドルがついていますが、クーガにはありません。内装は圧倒的にイヴォークが上です。デザイン、質感ともにクーガでは勝負になりません。世代が古いというのもありますし、値段の差も当然あります。イヴォークはオプション(Pureの場合)ですが、電動シートにメモリーがつきますが、イヴォークは電動ですが、メモリーはありません。調整も8ウェイ対6ウェイでイヴォークが勝ります。
 また、イヴォークには前後パークアシストにサラウンド・カメラシステムがついていますが、クーガはパークアシストすらありません(Individualにはついていますが)。
 更に、クーガは白黒銀の三色で、内装色は黒だけすが、イヴォークは色は豊富で更にルーフの色との組み合わせもあります。また、内装色も選べます。
 乗り心地は試乗したイヴォークはクーペでタイヤが20インチ、マグネライド付きでしたので、想定している5ドアで17インチの通常ダンパーの組み合わせはわかりません。が、マグネライド付きとはいえ、20インチですらイヴォークの方が乗り心地は良いです。むろん、比較した場合の話で、クーガも単体で見れば乗り心地は良いです。タイヤの重さ動きを感じたのは、ちょっと柔らかい過ぎるのかもしれません。

 うーむ、なんだか、イヴォーク圧勝ですね。でも、クーガが優れている点ももちろんあります。まずは値段です。想定仕様で比較すると
 クーガ:378万:Titanium:オプション無し
 イヴォーク:476万:5ドアPure 450万+オプション26万
 イヴォークのオプションはラグジュラリーパッケージ(運転席メモリー付き電動レザーシート、シートヒーター、パノラマミック・グラスルーフ)です。クーガはグラスルーフと電動レザーシート、シートヒーターが標準です。もっとも、レザーシートは好みではないので、450万のベース+パノラマミック・グラスルーフ9万だけの459万でもいいかもしれません。どちらもナビはついていません。
 まあ、ともかく、上の比較で定価で98万高いです。諸費用は似たようなものでしょうが、取得税分イヴォークが高いですね。で、現実にはクーガはモデル末期、在庫限りという状況なのに対し、イヴォークはいまだ大人気、実質オーダーして生産という状況ですから、実際の価格はクーガが更に安いでしょう。

 また、従来の私ならイヴォークのポジションの方が好きですが、この手の車ならむしろクーガの方が「らしい」でしょう。運転席からの視界はクーガの方が明らかに良いです。また、後席はクーガが圧勝です。イヴォークは基本的には二人で乗る車だと思います。だから、クーペの方が本来の姿でしょう。何故か、クーペの方が高いので我が家で買うなら5ドアですが)。クーガはスタジアムシートのおかげで視界も良く、幅も余裕があります。足回りはそれほどでもないですが、十分な余裕はありません。

 イヴォークそのものは良く出来た車ですが、クーガとの価格差を考えると、それだけの価値があるのか?それはどこに重点を置くかによるのでしょうね。ただし、もし、将来乗り換えるとすると下取りはイヴォークが圧倒的に有利でしょうね。クーガは・・・もし買うなら乗りつぶすまで乗りましょう(笑)。仮に3年3万kmで乗り換えるとしたら、購入費用ー下取り価格は、クーガの方が大きいかもしれません(苦笑)。つまり、買値は安くても、3年間の乗り代はクーガの方が高い可能性がありえます。

 なので、後席に人を乗せるかどうかで、どちらが適しているかが決まるように思います。我が家のように普段は二人だけ、たまに(平均して月に一回未満)後席に人を乗せるという使い方なら、イヴォークの方が総合的に見て優れているように思えます。もっとも、絶対的な価格の差がありますから、そもそも買える・買えないという問題はあります。さすがにイヴォーク追加は厳しいです。エリーゼから乗り換えれば問題はないですが、エリーゼをイヴォークに乗り換えるのか!というとそれはありえないでしょう。もちろん、クーガが安いといってもイヴォークとの比較した話であって、絶対的に見ればこれも追加するには高いですが。(^^;

 また、買値の高さは忘れて、じゃあ、イヴォークが良いのかというと、今度はイヴォークでないといけない理由というのが問題になってきます。前から言っているように乗った感じは3シリーズに似ています。320とPureの価格は似たようなものですが、ナビの分考えると実質、320が安いでしょう。ただ、320はサンルーフはありますが、パノラマミックルーフはありません。総合的に見ると装備の差から320の方が割安感があります。長いですが、幅は320の方が10cm狭いですし、車も軽いです。動力性能はイヴォークが上ですが、それほど大きな差はありません。そして、320にはMTがあります!!
 我が家が後席に乗せるのはほとんどは義父ですが、乗り降りはイヴォークよりも320の方が楽でしょう。そして乗り込んでしまえば、イヴォークよりもむしろ320の方が余裕があるかもしれません。また、320はFRですから、ターボはついていますが、私の三大ポリシーの内、二つ(前輪を駆動しない、MT)は満たせます。なら、イヴォークを買うよりも320の方が良いでしょう。

 では、クーガと320は?無論、ポリシーの話はありますが、性格がかなり違ってきます。義父を乗せることを考えると乗り降りはちょっと大変ですが、乗ってしまえば、320よりも快適そうです。また、グラスルーフは前席よりも後席の方が楽しいです。絶対的な値段の違いもありますから、追加ということで考えれば、クーガなら320と戦えるように思います。後席を考えば安いクーガが勝てるでしょう。イヴォークはクーガよりも優れていますが、性格がSUVらしくないが故に320と競合してきて、320との比較だと負けます。イヴォークはクーガに勝ち、320はイヴォークに勝ち、クーガは320に勝つと、じゃんけんですね(笑)。

 イヴォークとクーガは車庫に入りますが、320は長くて入りません。エリーゼを乗り換えるつもりはもうほぼないですが、これらは乗り換えないと予算的に厳しいです。この三車の中で乗り換えに一番適しているのは320のMTですけれど、車庫に入りません。乗り換えたら車庫が空いてしまいます(苦笑)。

 頻繁に義父を乗せるとしたら、この三車の中では、クーガを選ぶべきでしょうね。クーガなら、特にパノラマミックルーフは喜んでくれそうです。でも、実際は平均して月1回未満なんですよね・・・。そして、ルーテシアがいるので、無理に義父を乗せなくても良いのですよね。

 まあ、クーガを考えるのなら、CX-5も見てみるべきでしょうね。やや長いですが、後はほぼ同じ大きさですし、イヴォークと違ってSUVらしい車だと思います。値段はクーガよりも安いです。昔と違って、血統的には全然違う車でしょうが。X1/X3はイヴォーク寄りの車だから意味はないでしょうね。Q3、ティグアンは値段が高いから、意味ないでしょうね。デュアリスやジュークなどは?まともに見ていませんからね。まあ、その手の車も一回り見てきた方が良いかもしれません。ジョーカーにエスクードも。何せ、MTがあります!もっとも、うちはSUVが欲しいのではなく、クーガが良かっただけですけれど。パノラマミックグラスルーフ+スタジアムシート相当の車があればそれは検討しますが。

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