« レンジローバー・イヴォーク試乗 | トップページ | 画龍点睛を欠く »

ボルボ・S40試乗

 基本的には相方号候補として考えてきたのですが、最近の状況を踏まえて、自分の車として追加する候補として考えるようになっています。発表されてすぐに見に行けませんでしたが、ようやく行って来ました。行ったらなんと展示車は一台もなく、実物は試乗車だけだと言われました。出たばかりなのに何故?と思ったら、売れ行き絶好調で展示しておく車がないんだそうです。あらら。最初に入ってきた車はほとんど売れてしまったとか。なるほどね。
 試乗車は試乗中だったので色々と話を先に聞きました。5月位までに受注した分でMY13は終わりで、数ヶ月空いてMY14へ移行するそうです。MY14は基本は同じものの、値段は為替レートの影響もあって上がるようです。また、MY14でクロスカントリーやRデザインが追加されるとのこと。また、V40はパドルがつくような話があったものの実施にはついていませんが、MY14で付くという話もちらりと。ただし、Rデザインとクロスカントリーだけかもと。クロスカントリーは2L直5ターボ(2.5Lとはボア・ストロークが違う。ブロックが同じか新規かは不明)だそうです。
 売れ筋はSE(高い方)で、ナビパッケージはつけないでポータブルで済ませる人が多いそうで。今回はレザーパッケージは余りお勧めしていませんと。セーフティパッケージは今おまけしてくれているようなので、事実上標準ですね。それも踏まえてMY13はお買い得ですと。あ、LCDディスプレイは標準でついていてナビパッケージをつけるとそこにナビが表示されようです。208と同じですね。アクセサリー扱いのバックカメラをつければ、それも表示されるはずです。
 60系もフェイスリフトされるそうです。今は、BLIS(斜め後方からの車の接近を知らせる機能)が60はカメラですが、40はミリ波レーダーを使っているそうです。フェイスリフト後は60系もレーダーになるそうで。
 クーガショック以来、SUVが気になるので、XC60が展示されていたので見てみましたが、長いし、幅も広し、これは無理ですね。後部座席はやや前席よりも高いようですが、クーガのスタジアムシートほどではないようです。うーん、これは要らないな。これならイヴォークの方がいいです。
 V60の試乗車をダウンロードチューンしてポールスター仕様にしたと言っていました。馬力は少し上がっていますが、変速速度も少しは変わったのでしょうか?あんなのプログラム次第ですからね。

 試乗車が戻ってきたので見せてもらいました。SEのセーフティパッケージ、ナビパッケージ付き。タイヤは224/45R17で、ピレリでした。営業氏曰く、T4の16インチ(205/55R16)だとミシュランだそうです。レザーパッケージではないので、。シートはファブリックです。運転席はメモリー付き電動シートですが、助手席は手動(レザーパッケージをつけると助手席も電動)。でも、シートヒーターはSEなので標準です(T4はついていません)。オートライトはT4でも標準です。
 内装の質感は今時の欧州Cセグでは普通です。あ、悪いという意味ではなく、レベルがかなり高くなっていますので、水準を超えるほどではないという意味です。Aクラスと比べるとデザインで勝っているように思います。個々の素材はそれほど高品質ではありませんが。まあ、ベースのT4は269万円ですから、こんなものでしょう。
 メーターは実際はLCDパネル(TFTだとわざわざ言っていましたが、今時、カラーでTFTじゃないのは少ないでしょうに。(^^;)の上にプラのベゼルを被せてメーター風にしています。モード切替で、エレガンスだとセンターが速度、右がバーグラフ状のタコメーター。エコだと基本は同じだけど、瞬間や平均燃費がでて、パフォーマンスにするとセンターがタコ、中央に速度。右にパワー!のバーグラフがでるそうです。まあ、私ならパフォーマンスですね。タコメーターは重要ですから。
 シートはまずまずです。ペダルはオフセットが少なく、まあなんとか左足ブレーキは踏めるという位。60系はパーキングブレーキは電気式になっていますが、V40はサイドブレーキがちゃんとあります。相方にはポイント高いですね。もっとも、る。エンジンスタートはボタンです。もう、Cセグでキーを入れて回す車はほとんどないですね。エアコンは左右独立ではありませんでした。これは最近のCセグとしてはマイナス(Aクラスの標準もそうですが)。
 センターのディスプレイは、この車はナビ付きなのでナビの画面が表示されていました。ステアリングのスイッチで操作できるそうですが・・・・慣れないと難しいですね。この辺は、レクサスやBMW式の方が良いと思います。
 さて、試乗です。ポジションは問題ありません。この車はSUVではないのでシートは最低の高さに調整。ドアミラーの調整は、操作する側のボタンを押して調整する方式ですが、そういえば、クーガやイヴォークも同じ方式でした。今は一家離散(笑)したとはいえ、血のつながったフォード一族だからでしょうか?
 エンジンをかけると静かですが、特筆するほど静かでもありません。今時の車としてみると普通です。振動は特に感じません。まあ、DCTですから、クラッチ切っていますしね。
 いつものようにマニュアル操作するので、Sに入れて入れて+-で操作して1速へ(あ、フォード系ではありますが、この操作は押してアップ、引いてダウンです)。さて、発進。DCTなんですが、発進のがさごそ感はほとんどありません。ボルボはC30/S40/V50やS60も皆同じようにDCTというよりもトルコンATっぽいです。S60はそのせいか、変速速度が遅いというか、応答がやたら遅くて困ったものでしたが、V40はさてどうでしょう?
 乗り心地は・・・硬め、でしょう。敷地から道路に出た時の感動はありません。うーん、乗り心地の印象派はS60と同じですね。。硬めで、悪くはないのですけれど、乗り心地が素晴らしく良いというほどではありません。タイヤが16インチだったらどうでしょう?うーん、そんなに極端に違う訳ではないですからね。あまり変わらないのではないかとも思えます。ボディが弱い訳ではないと思いましますし、サスペンションが悪いとも思いません。もしかすると、この試乗コースがきついのかもしれません。ボルボに試乗するといつも硬めに感じますから。今度、エリーゼで同じ道を走ってみましょう。あ、なんか乗り心地が酷いと受け取られると困ります。決して悪い訳ではありませんので。ただ、最良クラスではないというだけで(もう少し正直にいえば、べたほめしている評論家ほど良いとは思えない)。。
 ミッションはスポーツモードに入れてマニュアル操作する限りはまともです。S60みたいに遅くありません。やった!・・・と言っても、並なんですけどね。(^^;DCTというよりもトルコン風なのは同じです。まあ、でも、相方号や街乗り快適車としては十分です。V40はスポーティな仕立てなので、例えば、スポーツモードにいれるともっとガツンガツンつながるというのがあっても良い気もします。Rデザインならそうなるかな?
 エンジンは結構良いです。1.6Lターボですが、動力性能は十分です。まあ、180馬力ですからね。上まで回した時の音を聞こうと1速で踏んだら、6000回転程度でオートシフトアップしてしまいました。(^^;さすがにリミッターは作動しませんね。でも、レブリミットはもう少し上だったと思いますが、1速だけは早めにシフトアップするのかもしれません。
 で、全体的にスポーティです。ペースを上げて走らせると結構、楽しいかもしれません。コーナーに突っ込んでいきたくなりますし、ちょっと軽く突っ込んでみましたが、平気ですいっとこなしました。ただ、乗り心地がやや犠牲になっている気がしますが。
 試乗中に前の車が急にとまったため、警告音がして警告灯がつきました。ああ、これが例の自動ブレーキの機能ですね。まあ、警告されるのとほぼ同時に自分でブレーキ踏んでとまったので、最初、なんで警告されたのかわかりませんでしたが(苦笑)。
 視界などは普通です。ステアフィールも電動パワステにしては悪くはないです。ブレーキはちょっとカックン気味に感じましたが、ルーテシアほどではないし、慣れれば問題ないでしょう。
 戻ってきたら、営業氏がデモするから運転を交代しましょうと。自動ブレーキのデモでもするのかと思いましたが、実際には縦列駐車でした。アクセサリー扱いで追加出来る機能です。当然ながら、ステアリングが勝手に動くので、気持ち悪いです。それに実用性が意外と無い気がします。とめられる場所をスロットと呼んでいましたが、スロットを探して見つかると自動的に停止しますが、それが実際に停止する場所よりもかなり前でした。うーん、どうかなあ。普段、縦列駐車をするとしたらパーキングメーター位ですが、これだと使い勝手が悪い気がします。この手の機能はだいぶ前から国産車でもありますが、実際、使われているのでしょうか?私は要りません。縦列駐車そのものは苦手ですけれど。
 前後のパーキングセンサーのデモも。近づくと音だけではなく、LCDパネルに線がでて更にオレンジから赤へと色が変わります。これはわかりやすくていいですね。リアビューカメラはアクセサリー。BLISのミリ波レーダーはバックして道路に出る時に車がきても教えてくれるそうです。車が通りがかるまで待っていました(苦笑)。フロントはどうなのでしょうね?フロント側も自動ブレーキ用にミリ波レーダーがついているはずですので、同様に警告してくれれば、例えば、信号のない住宅街の十字路なんかで便利ですが。
 ああ、後、交代してからアイドリングストップが機能しました。私が運転中はとまらなかったのですが、Sレンジにいれていると機能しないそうです。Dレンジでないと駄目だそうで。つまり、もし、我が家にV40がやってきたとして、私が運転している限りはアイドリングストップしないということです(苦笑)。まあ、渋滞や踏み切り、信号で長時間とまる時はDに戻してとめますかね?あ、Nでもとまるかな?面倒ですけれど・・・。
 総じて良く出来ていますが、少しスポーティに振りすぎた気がします。そのため、乗り心地が、少なくとも一般道を低速で走っている時の乗り心地は犠牲になっているように感じます。なのにパドルがないというのは理解出来ません。
 現状、パドルがありませんから、V40に乗り換えることはありませんが、もし、パドルがついたとしたら、パノラマミックルーフがあれば、オープンの代用になりえます。T4かSEか、悩むところですが、269万と309万なので40万価格差があります。我が家で気になるところは、シートヒーターと運転席メモリー付き電動シートの有無です。それを我慢すれば、269万のT4の方がコストパフォーマンスは高いでしょう。タイヤも16インチですしね。ただし、T4にはパノラマミックルーフのオプションが選択出来ません。リアパークアシスト、クルコンなどもありませんが、これはアクセサリーで選択できます。うーん、メモリーは欲しいし、相方号でないならパノラマミックルーフも欲しいですね。そうするとやはりSEでしょうか。しかし、タイヤの差で最小回転半径がST4の5.2mに対してSEはいきなり5.7mになってしまいます。

 全体的にAクラスと似ているように思います。双方長所短所ありますけれど。乗り心地は硬い中でもAクラスの方が私には良いように思えます。18インチのランフラットということを考えるとAクラスが上だと感じました。また、Aクラスはパドルが標準です。全般的な装備は価格を考えるとV40が上でしょうか。内装の質感などはいい勝負ですが、デザインと好みでV40でしょう。サイドブレーキがあるのはV40が勝っていますが、ブレーキホールド機能があるのは、Aクラスが上ですね。V40はマニュアル操作するためにSレンジに入れているとアイドリングストップが機能しませんが、Aクラスは機能する上に、ブレーキホールド機能を使えば、ブレーキペダルから足を離してもエンジンがかかりません。これは他の車に対する優位点です。信号で長時間とまる時にサイドを引いてブレーキペダルから足を離すとエンジンかかる車ばかりですから。エクステリアはどちらも良いと思いますが、ボルボマークがベンツマークに勝っています(笑)。
 V40のパノラマミックルーフに対して、Aクラスでは似た名前ですが、実際に開けることが出来ます。反面、運転席の上だけで、後部座席からは空は見えません。まあ、広めのサンルーフですね。うーん、この勝負は・・・引き分けかな?視界が広いV40は魅力ですが、開ければガラス無しで見られるAクラスにもメリットはあります。カメラで撮影することを考えれば狭くてもAクラスでしょうか?でも、視界が広いのはいいですね。

 もし、MY14でパドルが標準またはオプション設定されたら、V40がAクラスに総合的にみて勝ると思いますが、現状では、Aクラスが上でしょう(私の好み、評価で)。パドルの有無は大きいです。それと最小回転半径がAクラスは17インチでも18インチでも5.1mというのも結構大きな差です。AクラスがV40に明らかに劣るのはシートヒーターがレザーシートにしないとつかないこと。このクラスは後はフォーカスとゴルフですが、フォーカスは4月中に試乗出来るはずです。能書き通りの乗り心地かどうか?ただ、パドルどころか、変なスイッチでないとマニュアル操作できないのですよねえ・・・。ゴルフは、あっさり2013ワールドカーオブザイヤーを獲得したそうですが、実際に乗ってみないとわかりませんね。それにローエンド(梅)はトーションビームに戻されたそうですし、サイドブレーキもありません。Aクラスのようにブレーキホールド機能がなければ、私的な評価は、AクラスやV40よりも下かもしれません。

 しかし、オプションが多いとはいえ、ハイテク装備満載ですね。Aクラスもそうでしたが、Cセグでこれは・・・・。ハイテク装備については、例えば、レクサスでも勝っているとはいえません。無論、ハイテク装備が良いという訳でも好きという訳でも欲しいという訳でもないのですが、昔はハイテク装備は国産車の得意技でしたから寂しい気がします。

|

« レンジローバー・イヴォーク試乗 | トップページ | 画龍点睛を欠く »

クルマ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ボルボ・S40試乗:

« レンジローバー・イヴォーク試乗 | トップページ | 画龍点睛を欠く »