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2013年2月

日本絶望三部作の後の再生、復活

 佐藤優著、文春新書、「人間の叡智」の感想です。タイトルだけ見ると哲学?と思えますが、「語り下し・サバイバル帝国論」とも書かれています。「「停滞」と「格差」を生き抜く「武器」を身に付けよ」とも。そういう本です。書かれたのは昨年7月なのでまだ野田政権で、現在と少し状況は違っています。
 この本でも現状、将来が厳しいことが指摘されています。そのままだと日本絶望四部作になりそうなんですが・・・そうはなりません。現在またこれからは新帝国主義の時代であると著者は主張しています。これは植民地分割をめぐる争いはおきにくい新しい帝国主義です。著者は帝国主義を弱肉強食を原理とし、相手国の利益は考えず、自らの利益を最大限主張し、相手が怯み、国際社会が沈黙すれば平然と時刻の権益を拡大する、ただし、相手が必死になって抵抗し、国際社会も反発すると、国際協調に転じるととしています。別に心を入れ替える訳ではなく、やりすぎると諸外国の反発を買い、結果として自国が損をする状況を冷静に計算して、妥協するとしています。これはまさにその通りでしょう。友愛だなんだ言う政治家もいましたが、現実には、著者の言う世界になっていくでしょう。
 そのような世界で日本は生き残るためにはどうするか?それには叡智が必要あるとしています。そしてそれは断片的な知識ではなく、知識をつなげて「物語」にしないといけないと主張します。そのために有識者、政治家(指導者)にはストリーテラーの能力が必要であるといています。
 そしてエリートが大事であると主張しています。「エリート」というとごく一部の上流階級やキャリア官僚のようなイメージを受けますが、著者の言うエリートは、その階層、集団、組織の中で指導的な役割を果たす人間、を意味しているようです。だから、エリートというよりも、プロフェッショナルという方が良いのかもしれません。組織のトップという意味の指導者とは違うのです。専門家といっても良いかもしれません。今の日本では専門家が信頼されなくなってきているが、これは大きな問題だと書かれていますから。ただし、専門家といっても、幅広い知識を持っていないといけないという考え方でしょう。専門分野しか知らないという専門バカではなく。

 著者の主張は理想論やヒューマニズムではなく、リアリズムでしょう。酷い世の中は正しくない、変えなければならないというのではなく、酷い世の中を生き残るのにはどうすれば良いかを説いています。ただし、そうはいいつつも、著者の考え方の根底にはキリスト教の思想があると思います。これはその人の成り立ちによるものです。ですから、私の考えたと違う部分も多々あります。
 キリスト教と天皇制は一見、両立しないように見えますが、著者は日本が生き残るためには天皇制が必要だとしています。ですが、天皇は元首でなく、あくまで象徴であるべきだともいっています。元首であれば、何かあった時に責任が生じます。責任を取らないで良い地位であることが大事だというのです。普通は、それは日本でよくあるいけないこととされています。著者が主張するのは国が生き残るためには物語りが必要で、日本の場合、それは天皇だということのようです。中国の場合、その物語つくりが出来ていないと著者は主張しています。

 「バカに民主主義は無理なのか?」と関係する面もありますが、ロシアのプーチン大統領が選挙で勝ったのは不正ではないといっています。何故か?相対的にましだったからロシア国民は選んだ(拒否しなかった)のだといっています。他の候補が酷すぎて、よりましなプーチンを選んだのだと。それでも、酷い場合には拒否できるから、制度としては正しいとしています。民主主義の価値はここにあるといっても良いでしょう。

 北朝鮮とイランの核は全然違うと言っています。アメリカはイランの核問題を重視しています。それは何故か?北朝鮮の核は体制を守るためのものであるのに対し、イランの核は戦争を引き起こす、他国に対して使われる可能性が高いからです。そしてもう一つ。イランが核武装する・しようとするとイスラエルが自国を守るために攻撃します。それを防ぐ必要があるからです。放置しておくとイスラエルとイランの間で核戦争が起こりえると分析しています。私もこれは同感です。イランのアフマディネジャド大統領はハルマゲドンを信じており、核の使用を躊躇しないと。これは本当にそうかはわかりませんが、そう想定して行動すべきでしょう。

 維新の橋下徹についても「橋下徹はファシストか」と章を設けて触れています。ハシストと言われるからなんですが、著者はファシストではないと言っています。ただし、それは必ずしも良い意味ではありません。著者はファシストを絶対悪とは考えていません。国際状況、国内状況によっては、相対的にましな体制の一つだと考えています。彼はポピュリストでもなく、その思想は「遅れてきた新自由主義政策」だとしています。ただし、単なるそれではなく、例えば、脱原発のようにぽポピュリズム的政策もあげていると。でも、結局、その後容認へ変換していますが、まだ脱原発に軸をおいているとしています。まあ、あまり評価していないような気もしますが、原発容認を多数の住民に支持を得るウルトラCに成功すれば、政治家として大化けするとしてはいますが。
 なお、著者は長期的には脱原発が望ましいが、帝国主義下では電力は必須であり、早急な脱原発ではなく、段階的かつ現実的に行われなければならないとしています。

 それと面白いのは野田政権の評価です。官僚に操られているというような評価もありますが、それまでの民主党政権と異なり、少人数で政策を決定する独裁的な政権であると評価しています。橋下市長よりも独裁的かもしれないとも書いています。脱原発集会への対応の評価も面白いです。6万人集まったものの具体的なスローガンは何もでなかった、集まっただけで終わり(無論、脱原発せよとはいった訳ですが)、次に10万人集まることもないだろうと考えたと。だから、音がしているというような発言になってのでしょう。「バカに民主主義は無理なのか?」では民意を無視していると酷評されていましたが、独裁的であるといえばその通りでしょう。でも、独裁的だから悪いとは言っておらず、民主党政権の中ではまともだと評価しているようです。

 なお、TPPは、自由貿易ではなく、保護貿易だから良いのであって参加すべきが著者の考えです。古い言い方をするとブロック経済でしょうか?日本はどのみち、アメリカとのブロック経済圏に入るか、中国とのブロック経済圏に入るかのどちらかを選択しなければならないでしょう。70年ほど前に失敗したように日本中心のブロック経済圏は成立しません。であれば、アメリカとのブロック経済圏に入るのが妥当でしょう。著者は中国は新・帝国主義にプレイヤーとして未熟でルールがわかっておらず、自らもどうすべきかよくまとまっていないとしています。この点、前者はともかく、後者は必ずしもそうは私には思えませんが。

 最後に「いかに叡智に近づくか」を述べています。簡単に言えば、本を読みましょう。自分の基本になる古典を複数(一つは駄目)持ちましょう、専門書だけではなく、小説や歴史物語を読みましょう、です。ストーリーテラーの能力が大事なので、小説や歴史物語を読まないといけないのです。東大でのキャリア官僚は、自分の仕事や専門の役に立たない本はまったく読まない人間が多いとしています。専門家が大事といっても、それだけでは駄目というのが著者の考えです。読書階層、知識人を育てないといけない、それが新・帝国主義の時代に生き残るのに必要だとしています。

 最後に日本はもう駄目か?決してそうではない、なぜなら、ロシアは復活したではないかと言っています。ソ連崩壊後、最低の時代からロシアは復活しました。必要なのは政治のリーダーシップ、物語形成能力だとしています。プーチン大統領が物語を作るののに成功したので復活できたと。また、インテリ層が厚かったからだとしています。その上で、ピョートル大帝以前にインテリはいなかったが、近代化のためには必要だとして無理やり作り出したともいっています。
 言い換えれば、日本もそれが出来れば復活できます。「バカに民主主義は無理なのか?」ではそれは難しいと感じられます。でも、佐藤勝氏は、明言していませんが、一般民衆はバカでもいい、エリート(繰り返しのべますが、それは必ずしも上流階級だけではなく色々な階層に存在する)がしっかりしていれば良いという考えだと思います。それは民主主義か?制度として民主主義があれば、とんでもない指導者が出てきた時には排除できます。だから、それでよいでしょう。
 最後に「すべては言葉からはじまる」と書いてます。先に数学は必要としています。国家や社会が生き残るためには連立方程式の解を解く必要があり、そのためには文系でも数学の知識が必要だといっており、それが今の日本では弱くなっているといっています。最後の最後で哲学とキリスト教に戻って(説明に使う道具が)きますが、気が付いたときには終わっている、形をなすのは、事後であると。過去の物語しか知ることが出来ない、過去の物語を知ることにより現在の物語を形成していく。だから、物語が大事であり、言葉の問題だと言っています。最後の一文を引用すると「日本が元気に立ち直るためには、日本人一人ひとりが言葉の使い方を変えて、国民を統合する物語をつくりだすしかないのです。そして、目に見えないものに想いをはせる。それが叡智に近づく唯一の道だと思うのです。」
 一見、皆でがんばろうといっているようにも見えるかもしれませんが、著者はそれが出来るのエリートだけであり、一般大衆は無理だと考えているのだと私は思います。だから、これはエリートやエリートになるべき人への言葉だと、私は理解しました。

 佐藤優氏は、キリスト教、神学、哲学を元にしているので、私にはなじめない、考え方が違う部分も多々あります。しかし、その著者を読むと文章に引き込まれるし、腑に落ちます。同意出来ない、違う考え方であってもそれを受け入れられます。これは不思議な感覚です。絶望三部作の後、この作品を読んで、絶望の淵から落ちそうだったのが立ち直れた気がします。全ては偶然(意図的に選んで読んだのではない)でした。本作品は出ているのに気が付いていなくて、先日本屋でふと見つけて買ったものです。それが絶望三部作からの救いになりました。

 佐藤優氏の特徴は、彼自身の信条と現実どうすべきかが異なっていることでしょうね。著者の部分部分に彼本来の信条は顔を出しますが、現実に対応するためにはどうすべきかとなると必ずしも本来の信条通りではないようにも思います。もっともエリートが大事というのは、なんだかんだいってキリスト教的なものなのかもしれません。神の下では人は平等ですが、間に聖職者がいます。それがエリートでしょう。

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バカに民主主義は無理でもやるしかない

 長山靖生著、光文社新書、「バカに民主主義は無理なのか?」の感想です。なんか絶望日本三部作になってしまいました(それぞれは時期もばらばらでたまたま私が感想を書いたのが続いただけですが)。
 ちょっと文章が肌に合わない部分があったり、著者の方向性がよくわからない面もありますが、指摘されている内容はいずれも納得・同意出来るものです。ただし、主張そのものには反論したくなる面もあります。
 一言で言えば、国民がバカだから政治もバカである、でしょう。官僚、国が情報を公開しないと批判していますが、結局、それは国民はバカだから見せても仕方ないと考えているからでしょう。国民をバカにするのは問題ですが、それは必ずしも間違っていないように私は思います。著者が言うように日本人はリスクを考えることが出来ない人間が多すぎます。少し言い換えると適切にリスクを判断することが出来ず、危険だと言われるとどの程度危険かを考えるのではなく、とにかく怖い、避けたいと思うことが多いです。また、安全というえば、100%の安全を求めてがちです。そのくせ、目に見えない、危険だと言われないと、安全だと思い込んでしまうというか、危険性を考えないことが多いです。
 ここからは著者への反論になってしまいますが、だから、官僚、国が情報を公開しないともいえるでしょう。所謂、安全神話が生まれた原因もここにあると思います。ちょっとでも危険だという話がでると駄目だ駄目だとなるので、安全ですと(100%安全なんてことはなくても)言わないと進めないのでそういってしまう(まちがっていますが)。そうこうしているといっている本人も安全な気がしてくる、それが安全神話の原因の一つだと私は思います。
 だから、国民が適切にリスクを判断できれば、情報も公開できるでしょう。しかし、そうでないが故に情報が公開されないというのはあると思います。それが良いとは言いません(情報は公開すべき)ですが、正直、バカに言っても仕方ない、という気持ちもあります。
 それから安全性とコストは相反するものではありません。経済性・コストを優先して、安全といはいえない原発を再稼動させる、ということはありえません。どういうことか?真にコストを考えれば、その結果生じうるリスクとそれにようするコストも計算されるはずです。それが出来てない、やっていないのは、真にコスト・経済性を考えているとはいえないと私は思います。 
 話を戻して、結局、過半の民衆は、お上が自分の思いをくみとって、希望通りの施策をしてくれることを望んでいます。そういう民衆では、民主主義はなりたちません・・・といいたいところですが、結局、そんなものです。相対的にましなのはどういう制度か?であって、最良は何かではないでしょう。
 最良はおそらく優秀な独裁者による独裁だと思います。ただし、独裁者は腐敗するし、最初は良くても、途中から国民の望まない政治を行う可能性が高いです。であれば、リコール制度のある独裁制でしょうか?いきすぎれた交代させられる。それって、くさった民主主義とそう変わらないかもしれません。優秀な独裁者なんてそうそういませんから。
 政治家や官僚がバカなのは、政治家や官僚が悪いのではなく、国民がバカだからでしょう。国民がバカなのに政治家や官僚だけが優秀なんてことは考えにくいですから。無論、それに近いようなやり方はありえますが、結局、政治のレベル=国民のレベルです。だから、バカに民主主義は無理だとしても、やるしかない、そうこの本を読んで思いまました。

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まさかの!

 SLKのMT導入です!驚きました。Z4ですらなく、BMWも320だけ(135iやM3もまだ在庫があるかな?)になってしまったのにあのベンツがMTです!
http://response.jp/article/2013/02/20/191726.html
 最近、ベンツやりますね!昔は嫌いでしたが、ちょっと見直したというか、少し好きになってきました。ぜひ、AクラスもMTを!

 で、じゃあ、お前買うのか?といわれると・・・うーん、SLK自体がねえ。乗り心地もいまいちだったし、エンジン音、フィーリングもいまいちで、500万(実際はそれ以上)出して買うかというと、その価値を認められませんでした。Aクラスはよかったんですが・・・ああ、でも、最近のはよくなっているかもしれませんね、試乗したのは導入直後のでしたから。乗り心地が良くなっていれば・・・・でも、さすがに追加は無理だなあ。(^^;そうなるとエリーゼと入れ替えですから・・・うーん、やっぱり無理。良くないんですけどね、MT入れてくれ、といって実際に導入されたら買わないのって。もっとも、ベンツに入れてくれと本気で思ったことはありませんが。
 なお、AクラスにMTが導入されたら・・・こっちは本当に買うかも?ああ、ただ、A250だけMTだと買いません(買えません)。その時は一番安いA180でお願いしたいです(SLKも一番安いやつだったし)。問題は相方。ベンツ大嫌いなので(苦笑)。
 BMWも対抗してZ4にMT!とはいかないかな?

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地域再生の罠

 ちくま新書、久繁哲介著「地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか?」の感想です。一言で言えば、著者の分析は正しいけれど、提案している対策には同意出来ない、です。あ、この本は自分で買ったのではなく、相方が仕事絡みで買った本を借りて読みました。

 著者は活性化の成功例と言われているものはほとんどが実際に成功していないと主張しています。イベントの時だけ人通りがあって、その時だけ見れば活性化されたように見えても普段はがらがらというような例が多いことを示しています。箱物ばかりつくって衰退しているとして、土建工学者が地方を衰退させていると厳しく批判しています。
 ただし、この土建工学、土建工学者という言い方はひっかかります。というか、そういう言い方、普通はしないと思いますが・・・。都市計画という言葉は聴きますけれど。また、土建工学者は自身は郊外に住んでうんぬんということを書いたりしていますが、あまりに決め付けが過ぎるような?
 それからどうも著者は車が嫌いなようですね。路面電車を廃止してバスにしたのを強く批判したり、がらがらの商店街が車の抜け道になっているといったり。後者は確かに危ないという面もありますが、ただ、地方では都会と違って公共交通機関が少ないので車がないといきていけないという面もあります。また、コンパクトシティ構想に反対していて郊外での静かな生活が良いと考えているようですが、それには車が不可欠でしょう。人口密度の低い地方で広い範囲にバスにしても公共交通機関網を展開することは難しいですから。
 結局、著者は都会生まれで静かな郊外の生活思考で、自分が住むわけではない地方に活性化して欲しい(そうでないかもしれませんが、上から目線で)と思っているだけなのではないかと思います。「日本農業への正しい絶望法」の中で農業への幻想・ノスタルジーを持っている人間(都会の)が多いという指摘がありましたが、田舎暮らしにも似たような面があると思いますし、著者はまさにそれではないかと思います。
 著者が批判しているコンパクトシティは間違ってはいないでしょう。それが箱物つくりの理由になっているのが問題なだけで。人口が減少した地方都市において中核地域に集中するのは一つの方法だと思います。
 反発したくなる部分はありますが、分析は基本的には正しいと思います。地方で活性化というとまず箱物作って、結局、中身が伴わず、人は集まらず、無駄に終わるというのは良くあるでしょう。宇都宮の109が失敗した原因の分析も正しいと思います。成功例の模倣では失敗するというのも正しいでしょう。成功例といわれているものも過半は実は成功していない(著者の主張では)のであればなおさらです。
 ただ、何故、そうなるのか?それを著者は十分理解していないようにも思います。著者は多分都会生まれの人なのでしょう。地方の人間の気持ちは分かっていない可能性があると思います。私自身は九州の地方都市の出身です。地元ではその地域の中核都市(といっても人口はその当時で5から6万人程度)ですが、都会から見れば田舎の小都市に過ぎません。簡単に言えば、地方は都会になりたいのです。地方は都会にずっと憧れを抱いているのです。だから、若者は都会を目指します。だから、地方から若者が減ります。だから、地方は自分が都会になって若者を引き止めて繁栄したいのです。だから、地方は都会を模倣します。だけど、それはうまくいきません。だから、地方は活性化されず、衰退するのです。
 著者は地域再生プランナーだそうです。ですから、地域再生の方法を提示する立場です。であるが故に現実のほとんどの地域再生が失敗していると指摘することは出来ても、そもそも地域再生は条件に恵まれていない限り、成功しない・出来ないとはいえないのでしょう。でも、現実にはそうです。自分で書いているようにどこでもうまくいく活性化方法なんてありません。うまくいくのはごく一部だけです。特色のある地方ならそれを生かして活性化することは出来るでしょう。より正確に言えば、特色を生かせていなかった場合に、それを生かせれば、でしょう。でも、なんの特色もないありふれた地方であれば、それが衰退しているのを食い止めるのは難しいでしょう。
 著者はスポーツクラブと飲食店を結びつける方法を提示していますが、これがうまくいくのは一部だけでしょう。地方といっても相応の人口がある都市だけです(数十万)。また、サッカーチームなどを中核に・・・という方法も書いていますが、そんなの幻想でしょう。うまくいっているところはどれだけあるでしょう?仮にうまくいくとしても、あちこちサッカーチームだからで成立しますか?無理でしょう。そもそも地域再生プランナーとしてどれだけの実績があるのでしょう?この本を読む限り、提案はあっても、実績は示されていません。無論、実績がないと駄目だといったら提案、提言が出来なくなりますが、曲りなりにも地域再生プランナーというのなら、実績を示さなければ信頼度は下がると思います。

 分析は正しくても、結論が正しくありませんね。地域再生の罠の罠(苦笑)。

 私は専門化ではありませんが、地域再生は少なくとも、地方が都会になりたいという気持ちを捨てない限りありえないでしょうし、再生といっても縮小再生産になるのは仕方ないと思います。極端に言えば、居住人口をあえて減らして、農業地域に徹するというのも一つの方法ではないかと思います。そうすれば、農地が居住地に転売されることもありません(制限する)し、農地の環境を守れるでしょう。ただ、都会への憧れ、流出がある一方で、その土地を離れたくないという人も決して少なくありませんので、実現するのは難しいでしょうけれど。
 日本全国が平等に発展するのは不可能です。投資の選択と集中は今後の日本では必要でしょう。ま、これも考えて見たら、私は出身は地方でも、その後の生活で、都会(の郊外というべき地域ですが)の人間の視点になってきてしまっているのかもしれません。リタイヤしたら田舎に帰りたいという気持ちがありますが、これこそが、老後はのんびりと田舎で過ごしたいということですから、まさに、都会人の考えでしょうか(苦笑)。

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評価が甘くなっているかなあ

 朝、家を出た時は雨で、電車に乗っている途中から雪に変わり、会社近辺は午後まで雪でしたが積もりはしませんでした。夜、帰宅したら屋根や車の上に雪が積もっていてびっくり。(^^;道路は平気ですが。

 さて、最近、自分の車の評価が甘くなっているなと思ってきました。まあ、以前は、MT、MR、NAという前提条件があったのが今はなくなっているというのもありますが、それだけではなく、評価そのものも変わってきたように自分で感じています。一言で言えば、「快適性が高ければ他は余り気にならない」です。ステアフィールがとか、シフトフィールがとか(そもそもMTでなかったりもします)とか、エンジンフィールがとかいうことは余り細かくいいません。
 裏返すとそれだけ快適性の改善を求めている、とも言えます。言い換えるとルーテシアが悪いです(苦笑)。ルーテシアだけではなく、AWも快適性が高いとは言い難い面もありますし、エリーゼも同様です。ですから、普通に街中、高速巡航で快適な車が欲しいので、評価もそこに重点を置くようになっています。
 この場合、快適性は単なる乗り心地(サスペンション、タイヤ、ボディなどによる)だけではなく、シートの出来、操作性、NVH、乗り降り、エアコンの性能などなども加味して、「長時間乗っても疲れない」かどうかです。それについで便利な装備があるかどうかというのもあります。
 AWは、シートを交換したので改善された面もありますが、乗り降りが大変になったのと待ち乗り主体だと乗り心地も良いとまでは言えません。シートのクッションが薄くなったので衝撃吸収力が減ったというのもあります。とはいえ、長時間乗っても疲れないので、全体的に見れば、快適性は悪くはないです。でも、やはり、個々の衝撃をもっとやわらげたいです。NVHは当然快適という評価は出来ません(音は好きですけどね。)。
 エリーゼは、基本的にはAWと同じです。乗り降りはAWよりも今はましですが(驚くべきことに。(^^;)。ただ。エアコンは相対的に弱いですね。乗り心地もAWと同じ。長時間乗った時の疲労感は、個々の衝撃がAWよりも大きめなせいかAWよりも残ります。NVHはAWよりも当然悪いです。
 ルーテシアは乗り降りは問題ないですが、それ以外は全滅(苦笑)。乗り心地は悪く、シートも疲れますし、エアコンの効きも悪いです。NVHは決してよくはありません。まあ、エリーゼよりはましですけれど。ただし、便利な装備は多いです。オートライトにオートワイパー、電動格納ドアミラー、クルーズコントロールなどなど。AWやエリーゼにはそれらはないです。でも、まあ、快適性には関係ないですね。オートライトだけは欲しいですけれど。

 という訳で、相方号を快適な車に置換えたいというのが私自身の希望ですが、それは難しいので、もう1台追加することを考えています。

 そういう状況ですから、今、車を試乗すると快適性に重点がおかれ、楽しさなどは二の次です。楽しさ重視なら、iQとかフィアット500とかトゥインゴ(中古しかないですが)も良いのですけれど、これらは快適性(乗り心地)が良くないので今回は残念ながら駄目です。

 うーん、そう考えると評価が甘くなったのとも言えませんね。評価軸が変わっただけ、が正しいかもしれません。

 今、候補はいくつありますが、前にも述べたように相方号の役割を残すためには基本的にはMTか2シーターでないといけません。2ペダルの4シーターだとルーテシアが不要になってしまいますので問題があります。なかなか難しいです。純粋に快適性だけを追いかけられません。なにせ、MTとか2シーターとか言い出すと相対的にスポーティな車になってしまいますので(苦笑)。
 まあ、2ペダルでも軽だったら許されるかもしれません。待乗り中心で、高速巡航、長距離はルーテシアを使うことになるでしょう。でも、これでは問題は解決しません。短時間なら耐えられますから、高速巡航、長距離は別の車でないと意味がありません。そういう意味では、大きな4ドアセダンかワゴンでしょうか。街乗りにはちょっと大きい、という車なら、街乗り、短距離はルーテシア、高速巡航、長距離は追加導入車で住み分け出来ます。

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はしごしたのに

 相方が料理しているから好きに出かけてきていいというのでエリーゼをお散歩させました。ただ、近所は昼間走って楽しいところはなく、どこも車だけなので車のお散歩もあまり楽しくありません。なので、ちょうどフェアのDMがピーからきていたので、ポルシェセンター横浜まで行ってみました。道路はまあ普通でした。すいすいと流していくという訳にはいかず、流れたり渋滞したり。まあ、それでも、近所の街中を走っているよりはお散歩にはなったでしょう。
 行ったらなんと担当営業氏はお休み(インフルエンザ?)。フェアの週末に休んでいいのかよとも思いますが仕方ありません。展示車もパナメーラとカイエンだけで見ても面白くもなんともないです。仕方ないのでボクスター一台買って早々に帰りました。あ、1/43のです(このネタ、前に使ったなあ。(^^;)。
 まだ時間があるので、これまたDMをくれていたレクサスによって見ました。こっちは前回、GSを試乗した時に対応してくれた営業氏がちょうどいて入り口であったので、色々会話しました。新型ISの社内向け資料がきていてそれを見せてもらいました。一応、発表前なのであまり書きませんが、値段は現行よりもやや上がるようです。ファブリックシートにもシートヒーターがオプション設定されました!素晴らしい!ただ、レザーシートでないとメモリーがつかないのは残念(現行もそうですが)。それと一番大きな改善はベンツと同様にブレーキのホールド機能がつくことです。これならサイドブレーキがなくても乗れます。GSにはついていませんが、カタログには何故か項目はありますので、将来、マイナーチェンジでつくかもしれませんね。
 スペックは既に雑誌などにでている通りで、やや大きくなるようです。ただ、ドアミラー間の幅は3mm狭くなるそうで、実際の取り回しはあまり変わらないと思われます。ホイールベースも伸びたので今度は後部座席も普通に使えそうです(現行ISはアルテよりも狭いです・・・)。
 F-SportはLFA風のメーターで面白いです。まあ、使いやすいかは?ですけれど。GSと同様にサウンドジェネレーター付なので踏めばそれなりの音を聞かせてくれるでしょう。
 問題は乗り心地です。乗り味がGS並みだったとしたら、結構良いですね。さて、どうでしょう?シートのメモリーをあきらめれば一番安い標準グレード+シートヒーターで十分ですね。まあ、F-Sportの方が乗り心地が良いこともありますが。3台目(私の)に追加する街乗り車にしては大きくて高価ですが、どうにもならない額ではありません。パドルもついていますし、試乗して良ければ本気で考えます!
 時間が無くなったので話を聞いただけで帰りました。一日に二件、ディーラーをはしごしたのに珍しく試乗ゼロ。(^^;

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年を取ったなあ

 ふと気がついたら、AWのキャビンの後ろ側の斜めになっている部分の左側の黒い樹脂部品にひびが入っていました。言葉ではわかりにくいので、写真見てください。
Awcrack
 正確に何時起きたのかがわかりませんが、樹脂の経年劣化と振動や衝撃の積み重なりなんでしょうね。まあ、だからどうというような話ではないので、このまま様子見というか放置するしかないですが。
 また、ステアリングも表面の劣化が見られます。まあ、ステアリングは1号車から移植したので、約24年、約12万km使ったものなので仕方ないでしょうね。
 3月で満28歳です。我が家にきてからでも18年半ほど。しかたないですね。昨年のエンジンをかけた後に停止する現象は寒くなってきたせいか、また時々出てきました。完全に暖まってから、エンジンを切って、10分から30分程度経過してからエンジンをかけると現象が出ます。切ってすぐかける分には問題ないですし、もっと冷えてからかけても問題はありません。これは昨年と同じです。幸い、アイドリングストップ病はまだ出ていませんが、時々500回転位に落ち込みます。昨年はこれが続いた後にアイドリングストップ病が出ました。さて、今年はどうでしょう?
 とはいえ、全体的には元気で、良く走り回っています。先日も一日で240kmほど走りましたが特に問題はありませんでした。もっとも、以前は、一晩で240kmは当たり前でしたけどね。(^^;

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スイフトRS

 ロシアの隕石の映像凄いですね!!いやあ、映画みたいです。それほど大きくはないものが一つだけでしたから、幸い被害も少なかったですが。

 さて、タイトル。しばらく前に試乗しました。先に結論を一言で言えば、残念、でした。街乗り車を追加するなら、可能な限り、4x1.7mに収まる物から選びたいと思います。狭い道でも取り回しは良いですし、フェリーも安いです。街乗りといっても、実際は実用車というべきで、高速道路も走りますし、週末、相方と出かけることを想定した車です。
 ただ、4x1.7mに収まる車となると実質、FFしかありません。中古ならNBとか少しはありますが、新車だとFFしかありません。あ、スーパーセブンもありますけど(苦笑)。なので、リアサスはほとんどがトーションビームです。そのサイズでリアサスがトーションビームでないのは、BMWミニ位でしょう。ただ、ミニは値段が高いのと内装が相方から拒否されているので駄目です。シートの出来も余り良いとは言えませんし。
 なので、トーションビームの車が候補になってしまいますが、その中では、スイフトスポーツが突出しています。なら、すんなりスイスポにすれば?といわれそうですが・・・・確かに出来は良いのですけれど、車の性格上、当然の話ですが、さすがにスポーツ側に行き過ぎています。乗り心地自体は良いと言えるのですが、それでも、街乗り車、実用車かというと?やはり、おやまやミニサーキットで生きる車です。
 そこでふと思い出したのがRSです。RSという名前だけ見るとスイフトスポーツよりもハードそうですが、オーリスRSなどと同じで、Racing Sportではなく、GTというのが相応しいものです。もう少し正確に言えば、スイフト欧州仕様でしょうか?標準グレードのスイフトとはサスペンションとタイヤが違います。これならスイスポほどハードではなく(タイヤも厚い)、標準グレードのスイフトほどやわかくなく、ちょうど良いのではないかと期待しました。もちろん、前からRSは知っていましたが、エンジンが1.2Lなのでさすがに非力だろうと対象外にしていました。しかし、先日の208に試乗して1.2Lでも結構普通に走ることがわかりました。スイフトRSは208よりも軽く1t切っています。考えてみたら年寄りのAWの現状の出力もたかが知れて良そうです。なら、街乗り、高速巡航なら問題なさそうだ、と思って試乗させてもらってきました。
 残念ながらというか当然ながらというか試乗車はCVTでした。まあ、ポジションはスイスポと同じでしょうから、平気でしょう。シートは柄が違うだけで、標準グレードのスイスポと同じもののようです。2ペダルなので、シートの高さは気になりません(クラッチを踏まないので、左足の膝裏が圧迫されない)。
 パドルがついているので、CVTですがマニュアル変速できます!1速にいれて、さて発進・・・どうかな?うーん、RSといいながら結構柔らかいですね。これは以外でした。RSでこれなら標準だとどうなんでしょう?なので、がつんがつん来たりはしません。路面の凹凸があるとやや収まりが悪い感じがします。交差点を曲がった時に大げさに言えば、ぐらっときた気がしました。腰高な感じがします。そして、上体の動きが大きいように感じます。路面が微妙に凹凸がある道路を走ると始終細かくわなわな揺れます。あー、これはなあ。ルーテシアよりは良いです。けれど、乗り心地で選ぶ車ではないです。
 反面、動力性能はなんら不満は感じませんでした。エンジンはこの1.2Lでも十分でしょう。評価の対象外ですが、マニュアル操作しても、CVT臭さは残っていました。
 残念でした。スイスポの角を丸めたような車を期待していたのですが、そうではありませんでした・・・。スイフトならやはりスポーツでないと駄目です。
 ああ、乗り心地は好みの差が多いので、一般向けにはわりと良いという評価になるかもしれません。まったく駄目だと言っているのではなく、あくまで私の好みに合わないという評価です。その辺は、例えば、981なんかとは違います(981は何をどうみても乗り心地が悪い)。

 で、スイフトRSに試乗したのは、実はムーブよりも前です。その時、ワゴンRの試乗車もありましたが、スイフトRSで駄目なら、当然ワゴンRも駄目だろうと思って試乗さえてもらおうとも思いませんでした。しかし、ムーブが思ったよりも良かったことを考えると、これまた評価の高いワゴンRも良いかもしれません。安いグレードですが、MTが追加されてます。MTなら、あの変なベンチシートではなく、サイドブレーキもついているでしょう。もちろん、MTの試乗車なんてどこにもないでしょうから、シート・ポジションに不安があります。が、それよりも先に乗り心地でしょう。乗り心地がよければ悩めば良いのであって、悪ければ考える必要はないのですから。

 4x1.7mに収まる車でMTだと、国産車は後はヴィッツ、デミオですね。フィットは好みにあいませんでした。ヴィッツはちょっとだけ乗ったことがありますが、まずまずでした。ただ、エンジンが・・・・。デミオはどうでしょう。そういえば、レンタカーも含めて現行デミオには一度も乗ったことがありませんね。ただ、マツダのレシプロエンジンはなあ。どうかなあ。輸入車だと500は楽しいのですけど、乗り心地が悪かったです。ほかは4x1.7mには収まるのはもうないような。幅が広いのが多いので。並行輸入車なら、例えばイプシロンなどありますが。
 4x1.7mの1.7mに拘らなければ、実は最有力候補は208です。全長は4mに収まっていますが幅が少し広いです。プジョーを買うかあといううのはありますが、客観的に見ればクラッチ操作にやや気を使うのとシートがやはりたた高くて左足の膝の裏がやや圧迫されますが(これはこの手のハッチバックだと大概そう)。4x1.7mを超えた車だとするとオーリスRSです。これもシートがやや高いですが、乗り心地は良いですし、予想外にエンジン音も良かったです。内装は安っぽいですが、値段もそう高くはありません。FFだとこれでしょうね。予算をあげればFRやMRも出てきますが・・・街乗り車に追加するのにあまり高いのは。(^^;

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S60とムーブ

 同じ日に、ボルボのS60とダイハツのムーブに試乗しました。この二台を同じ日に試乗して同じ評価基準で比べる人はなかなかいないでしょうね(笑)。

 まずはS60です。先日ちょっと見に行ったのですが、試乗する時間がなかったので出直しました。試乗車は、S60 T4で、オプション満載仕様です。ナビパッケージ、セーフティーパッケージ、レザーシートパッケージ、更にスタイルパッケージというものもついています。在庫されている車は前三つのオプションパッケージがついているのがほとんどだそうですから、実際にはメタリックペイント代も含めれば470万位の車と考えるべきでしょう。実際には在庫車なら値引きもあるでしょうけれど。
 さて、試乗です。電動レザーシートなのでポジションはきっちり合います。先日、ショールームの中で座った時には気がつきませんでしたが、運転しようとしたら、ペダルが右寄りなことに気がつきました。正確に言えば、右へ偏っているのではなく、左へ偏っていないというべきかもしれません。座った感じ、まるでFRみたいです。なので、少し体が外側へ向いている気がします。
 ショールームの中で座った時にはフロントガラスがかなり寝ているので妙に近い感じがしましたが、いざ運転しようとしたら気になりませんでした。視界は結構良いですが、ただ、何故か、妙に車の幅が広い気がします。ちょっと不思議です。
 Mにして1速にいれて、発進・・・あれ?パーキングブレーキは??ああ、スイッチか。と思ったら、アクセルを踏めば解除されるから、そのままアクセルを踏んでくださいと。発進。ミッションは乾式の6速DCTです。がさごそ感じは少ないです。Aクラスと同じ位。
 走り出すと乗り心地は悪いとは言いませんが、おお、良い!と言うほどでもありません。うーん、硬めですね。特にリアが硬い気がします。タイヤが215/50R17なので、そんな薄いということはありませんが、厚いというものでもないです。標準の16インチだったらもう少しいいのかな?ドタバタ、ガタガタブルブルということはありませんが、ちょっとリアが気になりますね。
 それよりも問題はミッションです。DCTなんですが、変速遅すぎます。いや、変速速度というよりも、操作してから実際に変速が始まるまでが遅いというべきでしょうか。これじゃDCTの意味がなくて、まるでトルコンATです。いや、トルコンATでももっと速いのは珍しくないでしょう。スポーツモードでもあれば良いのですけれど、そういうのはありません。うーん、DCTですが、トルコンATエミュレーションという感じです。
 それから信号で停止した時にステアリングに振動が伝わってきました。このクラスでは珍しいです。三気筒の208、ミラージュ、up!でもこんなことはありません。Nレンジにいれても変わらないので、ミッションではなく、エンジンそのものでしょう(それにDCTなので、ブレーキ踏んでとまっていれば、クラッチはきっているはず)。
 ああ、後ブレーキが少し気になりました。ルーテシアがそうなんですが、ブレーキを踏んでとまる時に、やや強めに踏むと最後に力をうまくぬかないと、カックン、と最後に前につんのめるような感じがします。なんでなんでしょうね。ゴルフはそういうことはありませんでしたし、エリーゼやAWもそんなことありません(AWはABSがないから、元々力を加減して踏まないといけないですけれど)。
 うーん、全体的に見るとかなり前に試乗したS40(2L NA、6速DCT)と同じです。タイヤのせいか乗り心地はやや硬く、DCTなのにトルコンATみたいにのろいです。これだといりません。
 なんででしょうね。自動車評論家の評価は高いんですけどね。ミッションはマニュアル変速なんかしないので気にならないのでしょうけど、乗り心地は・・・。まあ、街中を低速で走っているからかもしれません。評論家の先生方はぶっとばしているでしょうから、そうすると良いのでしょうね。しかし、日本で普通に乗る限りは、精々100km/h+αまでなので、それ以下で良くなければ、それ以上で良くても仕方ありません。乗り心地が素晴らしいのだろうと期待していただけに残念です。値段を考えると3シリーズ、Cクラス、ISと同じですが、ミッション含めて私の評価はもっとも低いです。FFであることも考えれば、我が家にS60がくることは残念ながら無いでしょう。

 さて、次はムーブです。何故、CVTしかないムーブ?と言われるかもしれませんが、最近、相方がでかい車はもういいやだ、小さいのが良いと言っているのと、マイナーチェンジしたムーブの評価が高いので、実際どうなのか、CVTさえ我慢すれば相方号になり得るのかを確かめたかったのです。
 ムーブ、ムーブ・カスタム、ミラ・イースがあったので見比べましたが、ムーブは安い方のグレードだったせいか、タコメーターもなく、メーターも簡素でした。ただ、シートはムーブもムーブ・カスタムも同じで、フラットなベンチシートです。座ってみるとシートのクッションそのものはそう悪くはないですが、サポート?なにそれ?というシートです。うーん、なんでこんなシートにするんでしょうね。N-oneもそうでしたが。そのせいでサイドブレーキがなくて、足踏み式のパーキングブレーキです。ブレーキをかけているとまるでクラッチペダルみたいです(苦笑)。オフだとかなり高い位置まで上がるのでクラッチと間違えて踏むことはないでしょうが。
 ムーブのリアハッチは横開きなんですね。知りませんでした。これは女性には開けやすくて良いでしょう。トランクというか荷物を入れる空間は狭いです。が、リアシートがスライドするので前に出せば相応の空間は確保出来ます。一番後ろに下げるとリアシートは馬鹿に広いです。ルーテシアどころか、ゴルフよりも広いかも?シート自体は平らですが。
 ミラだと普通のシートで普通にサイドブレーキですのでほっとします。車高も相対的に低いです。うーむ、やっぱりうちはこっちでしょうか。シートそのもの出来は・・・意外と悪くないですね。まあ、長時間乗ったらどうかわかりませんが。あ、リアシートには座りませんでした。見る限り、ムーブよりは狭そうです。
 さて、試乗です。試乗車は試乗車はムーブ・カスタムです。ターボではなく、NAです。座ってポジションを調整。ムーブはシートリフターはついていませんでしたが、これにはついています。でも、最低にセットしてもまだ高いです。足元はまあまあ。うーん、シートがなんだか前傾していて前にずり落ちそうです。シフトレバーは、所謂、インパネシフトなので遠く、操作がやりにくいです。ま、この車で、運転中にシフトレバーに触ることはほとんど考慮していないのでしょうけれど。CVTなのでDSBの三段階(と普通は言わない。(^^;)しかありません。更にBに入れる時はレバーの脇のボタンを押す必要があり、面倒です。
 まあ、ともかく、発進(Bに入れて!)。うーん?意外とCVT臭くないですね。いつぞや代車できたノートとは大違いです。乗り心地ですが、敷地から道路に出た時の感触はまずまずです。走り出して、S、Dと変速させてみましたが・・・なんかいまいち。更にBに入れるのが面倒なのと、Dでないとアイドリングストップが機能しないといわれたので、仕方なく、ミラージュと同様にDに入れて走りました。
 動力性能はNAですが、少なくとも待ち乗りしている限りは問題はありません。エンジン音もそれほどうるさくはありません。アイドリングもルーテシアの方がうるさい位です。高速走行や上り坂ではどうかわかりませんが、街乗り主体ならターボは要らないでしょう。高速巡航するなら、ターボが良いかもしれませんが。
 問題の乗り心地ですが、結構良いです。やや硬さを感じますが、街中の道路で路面が結構うねっていたり、マンホールなどの段差があったりしていますが、収まりは良いです。リアもがたがたぶるぶるしません。もう少し当たりが丸いと良いのですけれど、それだと今度はぶかぶか揺れるかもしれません。ふむふむ、ふむ、評判通り、なかなか良いです。
 車高は結構高いですが、腰高感じはありません。シート自体は高いので視点は高めですけれど、意外と普通に違和感無く乗れます。ステアリングはN-oneと違って妙に軽くはありません。まあ、コーナーに突っ込んで・・・という気分になる車ではありませんが、普通に街中走っている分は良いと思います。S60で感じたカックンブレーキも出ません。普通に力を抜けば綺麗にとまりました。
 とまると言えば、アイドリングストップですが、エコのため積極的にとめます。独特なのが、ブレーキを踏み増しするとエンジンがかかるという点です。ミラージュはちょっとブレーキを踏む力を弱めるとエンジンがかかりましたので、ちゃんと踏んでいないとかかってしまうことがありましたが、これは力を強めるとかかります。これが結構便利です(もしかすると構造上解消できなかった「問題」なのかもしれませんが)。ATの場合、発進時にどうしてもエンジンがかかるまで少し遅延が生じます。私は左足でブレーキを踏むのでなおさらです。MTだとクラッチを再度踏めばかかるので、遅延は生じない(元々存在している発進までの間の遅延の間にエンジンがかかる)ですが、ATだとブレーキを離してアクセルを踏むまでの間の遅延が解消出来ません。ですが、ムーブなら信号が変わりそうだと思ったら少しブレーキに力をいれればかかりますから、遅延は生じません。運転の仕方・好みにもよると思いますが、私はこの天は気に入りました。
 なお、例の衝突防止装置ですが、作動する機会が無かったのでどういうものかわかりませんでした。別の言い方をすると普通に乗っている分には邪魔はされないとは言えます。
 総じて、良く出来ています。待ち乗り主体なら乗り心地、動力性能、いずれも問題ありません。シートは好みにありませんが、短時間の待ち乗りなら耐えられるでしょう。CVTは問題ですが・・・我慢してDで走れば、そう酷くという訳でもありません(CVTとしては)。想像よりもはるかに良かったです。なるほど、これなら評価が高いのもわかります。
 ただ、我が家ではどうかというとシートがやはり問題です。CVTは我慢するとしてもこのシートだと相方受けが悪いです。サイドブレーキがないのも致命的です。これでMTを設定してくれれば私の街乗り車に買ってもいいです。でも、当然のようにMTはありません。ミラの安いグレードには存在していますが・・・・。
 なら、ミラはどうでしょう?ミラならシートは普通でサイドブレーキもあります。が、しかし、営業氏と会話したところ、ミラにはスタビがないそうです。なので、乗り心地はかなり劣るようです。うーん、それだと駄目でしょうね・・・。まあ、でも、乗ってみないとわからないかなあ?今回は時間がなかったのですが、今度時間がある時にミラも試してみたいと思います。それとこれまた評価の高いワゴンRも気になります。こっちは安い方のグレードですが、MTが設定されていますし!

 しかし、車は乗って見ないとわかりませんね。街乗り限定とはいえ、ムーブの方がS60よりも良いのですから!さすがに速度領域があがればS60が逆転するでしょうけど、もし、ムーブが100km/h程度の高速走行で問題ないとしたら、日本で合法的に乗る限りは、ムーブがS60よりも優れていることになってしまいます。(^O^;

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日本への正しい絶望法

 新潮新書 神門善久著「日本農業への正しい絶望法」の感想です。タイトルのように書いたのは、この本で記述されているのは農業に関してですが、実質的にそれは農業に限らず、現在の日本全般に当てはまると思えたからです。
 著者はマスコミ・識者、更に一般国民が農業に幻想を抱いているとしており、一種の農業ブームが起きており、これは構図が戦前の満州ブームと同じだと言っています。
 現実には日本の農業は、技能がどんどん失われており、高品質な日本の農産物というのはほとんど無くなっているといってます。その原因の一つは消費者の舌が劣化・鈍化しており、味の良し悪しがわからないので、低品質なものでも売れてしまう、品質よりも有機野菜だなんだと宣伝につられて買っていることをあげています。行政やJAの弱体化、土地利用の問題、農業従事者の問題そのものもあります。
 著者は技能集約型農業とマニュアル依存型農業に分けて、技能集約型農業こそが日本農業が生き残る道だといっています。大規模化・機械化には批判的で、それでは海外との競争に勝てないともいっています(TPPという言葉は別にして、自由貿易に反対している訳ではありません)。

 著者の意見・分析は概ねうなずけますが、背景・立ち位置の違いにより、工業・工学・企業に批判的な意見が散見されますが、これらには必ずしも同意出来ない部分もあります。技能は中小企業だけのものではなく、大企業・大工場にもあります。ただ、それもコスト削減、コスト削減では失われていっているでしょう(コスト削減のための技能もありますけれど)。

 企業による大規模農業に批判的ですが、それは企業だから、大規模だから駄目ということではないでしょう。経営者のやり方の問題だと思います。農地(水も含む)の管理は一農家だけがしかっりやっても駄目で、地域の農家全体でやらないといけないと述べています。なら、それらの地位を一つの企業が大規模にやったとすれば、やり方を間違わなければうまくいくでしょう。隣の農家が畑を売って家が建つということもありません。むろん、企業全体が撤退することはありますけれど、それは小規模農家でもうまくいかなければ起きることです。

 また、工業の方がより激しい競争にさらされており、競争の結果やむなく品質の低下をしのんでコスト削減していますが、農業は補助金もあり、そうではありません。強い言い方をすると競争をせず、ある意味楽をしようとして技能を失っているとも言えます。技能を維持しようとしている人は努力をしています。だから、競争しようとしているのは一部の人だけとも言えるでしょう。この点は著者も認めていると私は理解しています。

 大規模・集約化=機械化と取られているので反対しているようですが、個々の農家が機械を別々に導入するのは無駄でしょう。著者が言うようにマニュアル依存型農業にも存在意義はありますから(低品質だけど、安価な野菜はそれはそれで需要もあるし、必要性もある)、マニュアル依存型農業は大規模化、集約化を進めるべきでしょうね。

 結局のところこれは、農業に限りません。消費者が品質の高い低いを区別できず、安いものばかりを求めていけば、人件費の安い海外で作られた安い製品に駆逐されますし、それに対抗するためには品質を落としてもコスト削減するしかありません。工業製品でも同じことが起きています。以前は日本の工業製品は高価だけれど、高品質だということが言われていましたが、もはやそれは農業同様に幻想になりつつあります。全てが駄目になっている訳ではないですけれど、次第に質の低下は起きています。

 また、単なる品質低下とは違いますが、自動車で、評論家が国産車が駄目だと批判することが多いですが、CVTの車ばかり増えているのは、カタログ燃費を良く出来るからでしょう。カタログ燃費(モード燃費)で補助金も決まり、消費者も選択の目安にし、CVTに文句を言わない、なら当然、CVTの車がどんどん増えます。これはメーカーの責任ではなく消費者の問題であり、それを問題として取り上げないマスコミの問題でもあり、適切な燃費の定義・補助金を行わない行政の問題でしょう。

 なんでも同じだと言いません。しかし、かなりの分野で同じことは起きています。消費者がきちんと高品質なものを見分けて、それに見合う対価を払って購入すれば農業にしろ、工業にしろ、このようなことにはならず、技能は継承されるはずです。しかし、過半の消費者がそうなっていないので、こうなっているのでしょう。だから、これは農業に限らず、日本に共通する話です。だから、「日本への正しい絶望法」だと思います。

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言っても無駄だからね

 三回目の核実験が行われたようですね。言っても無駄だと片付けたらいけないのでしょうけど、北朝鮮に核実験するなといってもやるでしょうし、中国にFCレーダーで照射しただろうといってもやっていないというでしょう。北朝鮮の核は、対米用で日本に直接の脅威を与えるものではないと思います。もったいなくて日本相手には使えないでしょう。あれは米の攻撃から自ら=政権=権力者を守るために保有しようとしているのだと思います。米が攻撃してくれば、自らが権力の座から追われるので、それに対抗する唯一の手段が核による反撃能力を保持だと思います。許していいという訳ではなく、制裁なりなんなりは必要ですが。

 証拠を突きつけてもFCレーダーを照射してたと認めるはずはないでしょう。こちらはやればやるほどこじれるでしょうから、名を捨てて実をとるべきかと。認めさせなくてもいいので、今回の事実がどうであれ、そのような事態が起きないようにする再発防止策を日中で何かしら取り決められれば良いと思います。

 

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208の謎

 試乗して非常に乗り心地が悪いと感じたプジョー208ですが、不思議と評価は高いです。例えば、MotorFan illustrated vol.75 図解特集 サスペンション・オブ・ザ・イヤーのp38で、評価者の国政久郎氏は、208のサスペンションを「心地よさ、快適さ、落ち着きといったところに仕上げのポイントを持ってくる。」「足が柔らかいのに、大きくストロークしても不快ではないし不安にもならない。」と高く評価されており、特別賞を与えられています。

 また、ル・ボラン3月号、p144の「福野礼一郎の「比較三原則」第33回:プジョー208xVWポロ」においても、私が教祖様と呼ぶ福野礼一郎氏はp147で「208の前席での乗り心地はタウンスピードでも高速巡航でも非常によく、微振動が少なくなめらかでフラット、ショックを受けた時の角もよくいなしていて、快適だった」と高く評価しています。そこらの自動車評論家が何を言っても気にしませんが、福野礼一郎氏なので気になります。無論、これまでも好みの違いで、私の評価と異なる評価をしていたことはあります。とはいえ、好みの違いどころではない大きな違いがあるのは不思議でなりません。ただし、絶賛しているだけの他自動車評論家氏と異なり、p146で「208のリアは、ばね常数もダンパー減衰力もやや高めで、走行中は常に上下に鋭く揺すられるような挙動が伴う。」とも述べています。つまり、前席は良いけれど、後座はそれほどでもないという評価です。これがヒントになるかもしれません。

 先日、近所に新しくプジョーのディーラーがオープンしました。それで相方も少しは興味が出たようだったので、相方にも評価してもらうべく行ってきました。そうしたら、208の試乗車がATのPremiumと1.2 MTのAllureの2台ありました!
 そこで、前回試乗出来なかったAllureに試乗させてもらいました。営業氏が後部座席、相方は助手席です。MTだとやはり左足の膝の裏側がやや圧迫されます。もう少しシートを下げられると良いのですが。それとレザーコンビシートで前縁がレザーなのでそこが硬いです。
208sheat
 後は問題はありません。ペダルを見るとオフセットしないように捻じ曲げています。それはそれでどうかと思いますが、まあ、操作性に問題はないのでよしとしましょう。
208pedal
 エンジンをかけると・・・静かです。三気筒ですが、振動も感じられず、アイドリング状態では音もほとんど聞こえません。相方はエンジンをかけたのに気がつかなかった位です。up!やミラージュもわりあい静かでしたが、これはそれよりも更に静かです。 
 営業氏から低速トルクが薄くて、発進はやや気を使いますと言われました。それで普段はアクセルを踏まずにアイドル発進を試すのですが、とまりそうで怖くなりやめました。実際にアクセル踏まずにじわっとクラッチをつないで行った時にとまりそうな感じがしました。まあ、ちょっとびくびくしすぎたかもしれません。アクセルを少し踏みつつつなげれば問題なく発進しました。
 敷地から道路にでたら・・あれれ?これは・・・・乗り心地悪くない・・・というか十分良いです。どうしたことでしょう?あんなに酷かった208が生まれ変わりました!信じられないですね。車はぴたっと安定していて、ゆさゆさぶるぶるしません。これなら、自動車評論家が高く評価するのもわかります。ただ、試乗コースはかなり違っています。前回は路面が悪い場所も多かったのに対して、今回は路面は良いです。とはいえ、前回は路面が良くてもぶるぶると小刻みな揺れがありました。うーん、同じコースで比較しないとわかりませんが、しかし、前回のATよりはどうみても良いです。個体差なのか、試乗コースとの相性なのか。これはもうもう1台のAT(Premium)も試乗させてもらって、同じコースで比較するしかないでしょう。
 エンジンですが、発進だけ気を使うものの、走り出せば動力性能に不満はありません。三人乗車ですし、加速はたかがしれていますが、十分です。7000、8000回るエンジンではないですが、6000位なら軽く回ります。発進だけ遅いですが、これはドライバーの慣れの問題かもしれません。クラッチのつなぎ方のこつをつかめばもっと普通に走れそうです。また、低いギヤで踏んでみました。音量は増えますが、うるさい訳ではありません。その音質は・・・どこかで聞いたことがある音です。これは・・・・ああ、ピーだ!なんで、直列三気筒と水平対向六気筒が同じなんだよ!と思われるかもしれませんが、片バンクは三気筒ですからね。似ていても不思議はないです(動きは全然違いますが)。結構良いです。このエンジンはよく出来ています。低速トルクだけですね。

 さて、戻って今度はATです。2ペダルの方がポジションはあわせやすいです。左足ブレーキもまあまあふめます。シートはファブリックの方がいいですね。3ドアのレザーコンビシートはやや座面前縁が硬すぎます。エンジンをかけるとこれも静かです。ただ、MTよりも更に静かという感じはしません。走り出したら・・・全然違います。路面は良いのに細かくわなわなぶるぶる小刻みに揺れます。ちょっと凹凸があると車が上下に動いて収まりが悪いです。タイヤサイズは同じですが、何故、こんなに違うのでしょう?まったく別の車です。固体差や試乗コースの違いではありません。車自体が違います。
 エンジン・ミッションの印象も同じです。ちょっとアクセルを踏むとどばっとふいてぱっと飛び出していきます。前回それがわかっていたので、普段によりも更にじわっと踏んでやっと普通に発進させることが出来ました。アイドリングだと静かですが、踏むといきなりうるさくなってきます。やっぱり、がーがーライオンです。まあ、上まで回して見ると割合音は悪くないことに気がつきました。ミニに搭載しているよりも上の音は良いかもしれません。
 ただ、この乗り心地では駄目です。相方も当然、最初に乗った3ドアの方が良かったといいます。夏には1.2L+5速AMTの仕様が導入されるので、相方はそれが出てからだねと。ただ、相方の希望は、現状の3ドアMTを2ペダルにし、シートを今のATにしたもの、だそうです。あれ?3ドアがいいのというと、窓が広くて視界が良かった(助手席で)とのこと。意外な点を評価しましたね。まあ、我が家は普段は二人ですから、別に3ドアでも困りはしません。ただ、ドアが長いのが私は嫌いですが。それとシートベルトをする時により手を後ろに伸ばさないといけないのが。

 しかし、同じ208、同じタイヤで、何故、これだけ違うのでしょうか?両者の違いは・・・
1.MTは1070kg、ATは1160kgで、車重はATが90kgが重い
2.ボディ形状:3ドアと5ドア
3.MTはリアがドラム(ターボ付のGTは当然ディスク)で、ATはディスク
4.サスペンションの設定に違いがあると思われる。
です。タイヤサイズはどちらも195/55R16で同じです。

 車重は結構違います。車検証で前後の過重を調べた訳ではないのでわかりませんが、普通に考えると三気筒1.2LのMTと四気筒1.6LのATですが、重量さはほとんどフロントでしょう。ただし、3ドアと5ドアの違いがあるので、リア側もATがある程度重たいと思われます。リアブレーキの違いはそれほど影響はないと思いますが、重量がわからないのでなんとも言えません。また、3ドアの方が5ドアよりもボディ剛性は高いと思われます。開口部が狭いですからね。
 カタログを見るとモデル毎にサスペンションは最適化したといっているので、形式は同じでも、ダンパーの減衰力やばね常数は異なっている可能性があります。
 どれか一つでということではなく、現状では全てが1.2のMTの方が良くなっているのかもしれません。もし、パワートイレンの重量がもっとも影響しているとしたら、3ドアでなくても、5ドアも1.2のAMTになればだいぶよくなるでしょう。が、もし、それよりもボディの違いの影響が大きければ、相方が希望するように3ドアで1.2のAMTにならないと乗り心地は悪いままでしょう。

 さて、どちらでしょう?で、気になるのは、福野礼一郎氏がリアは固めで、乗り心地が犠牲にされているという評価です。過去の車も振り返ってみると、私はどうもフロントよりもリアサスペンションの動きに敏感なようです。言い換えるとフロントは多少暴れていても許容出来るのにリアが駄目だと駄目だと評価する傾向があるということです。ピー太郎ことボクスター(MY08の987)がその典型でしょう。また、一部の例外を除いて、トーションビームだと評価が低いのも同じかもしれません。
 208も相対的に見ればフロントよりもリアの動きが私の好みにあっていない可能性があります。それは3ドアと5ドアを比較すると5ドアの方がより顕著なのではないかと思います。ケイマンだと問題がなかったことを考えると、サスペンションの設定だけではなく、ボディ剛性の違いも大きく影響していそうです(ただし、208のボディ剛性は高いと評価されてはいますが)。であるのなら、やはり5ドアの1.2のAMTでは駄目な可能性が高そうです。
 まあ、この辺は実際に出てからでしょう。3ドアの1.2に限定すれば、相方はデザインも含めて思っていた以上に208を高く評価していますから、乗り心地が今の3ドア 1.2並になれば、次期相方号が208になる可能性はあります。え?お前はプジョーでいいのか?うーん、そりゃ、出来たら国産車が英国車がいいんですけど、まあ、乗り心地とドライバビリティがよくなって、乗って疲れなくなるのなら、許容しましょう。

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フォーカスがいよいよ再導入

 4月13日発売が決定。価格は293万だそうです。ちょっと高いんですが・・・まあ、最上級グレードで導入されるので仕方ないかな?
http://response.jp/article/2013/02/08/190796.html

 フォードのサイトの情報も以前より詳しくなっています。
http://www.ford.co.jp/cars/new-focus

 登録しておいたら今日、カタログが届きました。それを見ていたら・・・問題が・・・。まずはパドルが無いことです。導入されるのはFOCUS sportというグレードですが、それなのにパドルがないなんて。しかも、シフトレバーのパターンを見るとPRNDS。Mがない!そんな馬鹿な!と思ったら、シフトレバーの右側についているスイッチでマニュアル操作するようです・・・えー!!!!人間工学重視の欧州フォードがなんでそんな変な操作にしたんでしょう。ベンツじゃないんですから!
 もう一つは最小回転半径が6mもあること!全幅1810mmは大きいですが、先代よりは少し狭いし、今じゃ珍しくはないし、写真などを見るとドアミラーの根元はわりと引っ込んでいるので、ドアミラーの先端間の幅はそう広くはなさそうなので良いですけれど、6mは・・・。
 後は問題はなさそうです。215/40R17インチのタイヤは不満ですけれど、ここはフォードを信じましょう。色は白黒赤銀黄青の6色。黄色はマスタードイエローでちょっと我が家の好みと違うので(やや暗め、我が家は明るい黄色がいい)、まあ、青か銀でしょうね。
 エンジンが今時珍しい2LのNAで170馬力というのは好みにあっています。メーターで見る限り、7000回転くらいまでは回りそうですから実用車としては十分です。ダウンサイジングターボは効率は良いでしょうけど、やっぱりNAがいいです。ミッションも6速DCT(マニュアル操作方法の問題はありますが)。トルクベクタリングもついているし、エアコンも左右独立。レーザーレーダーを使った衝突防止装置もついています。HIDもついているし、オートライトもあります。ああ、サイドブレーキもついているので相方も安心です(でも、エンジンスタートは相方の嫌いなボタン。(^^;)
 まあ、ナビがおよそつけられないオーディオはどうかと思いますが(ごっそり交換できるのかもしれませんが)、AUX端子はあるので、我が家はいつものようにポータブルナビ外付けでいけます。
 総じて装備を見れば、ゴルフ竹やAクラスに勝るとも劣りません。乗り心地・乗り味は私が勝手に準英国車と思っている欧州フォードですから期待出来ます。であるが故にパドルはつけて欲しかったです。せめて普通の+-のマニュアル操作方法であれば・・・。
 もちろん、試乗に行きます。そして、マニュアル操作が実は意外とやりやすいということを期待はしています。相方車にするのは難しいのでしょうけれど・・・・私の街乗り車なら問題ないです。FF?AT?欧州フォードなので許します!。
 本音を言えば、195/65R15くらいのタイヤの安いグレード、それもMTを導入してくれれば一番良いのですけどね・・・まあ、復活したばかりでは無理でしょう。これが売れれば、STが導入されるかもしれませんから、MTはそれに期待します。ターボですけどね。

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それからの三国志

 文芸社文庫、内田重久著、「それからの三国志 上 烈風の巻」「それからの三国志 下 陽炎の巻」の感想です。かなり前に見つけて読もうと思って何故か忘れていましたが、通勤電車の中で読みました。
 著者は専業の作家でも中国史の研究者でもなく、アマチュアです。以前、自費出版したものを元にこの本が出版されました。独特の文体ですが、読みにくい訳ではなく、私は好きです。
 あとがきで著者自身が述べているように実質的には姜伯約伝と言えます。一般的には蜀漢末期に無理な北伐を繰り返し、蜀漢の滅亡を招いたというような評価でしょうが、著者はそれを完全に否定はしていないものの、違う面に興味を覚え、この作品を書いたようです。

 物語は諸葛亮の死後から始まります。「それから」は「孔明の死から」を意味していると言っても良いでしょう。なお、登場人物は名前で書かれて(呼ばれている)いますが(作中の会話は別です)、諸葛亮だけは孔明と書かれています。意図したものかそうでないのかはわかりませんが、一般的に諸葛亮は、孔明または諸葛孔明と呼ばれることが多いですね。私が自分で文章を書く時には、諸葛亮、ですが。私にとっては、諸葛亮は、山本五十六のようなものなので。世間の評判は良いですが、私個人は厳しい評価をしています。ある分野で高い能力を持っていたことは認めますが、畑違いの仕事をやり、方向(戦略)を誤り、結果を残せなかったという点で共通しています。私自身は劉備が好きですが、曹操も好きで、高く評価しています。好き嫌いで言えば、関羽が一番好きですが、一番高く評価するのは司馬慰です。

 話が逸れました。この作品はあくまで小説です。ですから、全てが歴史的事実に基づいている訳ではありません。不明な部分は著者の考えで埋められている部分も多々あります。また、姜維vs鄧艾の場面は、正史には何度も北伐したという程度しか書かれておらず詳細がわからないため、後の三国志演義や講談などの記述を敢えて取り入れており、その旨書かれています。姜維は良い人として描かれています。政治や謀略にはかかわらず、ひたすら軍事面にとりくんでいきます。そして、最後に人生初の謀略に手を染めますが・・・という感じです。
 読み終わると姜維が無理な北伐を続けたことで蜀漢の国力は衰退し、滅亡を招いたという風には必ずしも思えません。むしろ、姜維がいたから、魏は簡単には蜀漢を滅ぼせなかったとも思います。でも、正確に言えば、時期がくれば、姜維が北伐をしようとしまいと蜀漢は滅ぼされたというべきでしょう。魏国内で、司馬体制が整い、大規模な遠征軍を編成出来る余裕が出来た時、蜀漢の命運は尽きます。元々国力の差は大きいので、蜀漢の国力の変動幅よりも、魏の余力の変動幅の方がはるかに大きいです。ですから、姜維が北伐を行わず、専守防衛に徹していたとしても、蜀漢の最後はかわらなかったのではないかと思います。そういう意味では、姜維の評価はある意味で不当に低く、ある意味では不当に高い(蜀漢滅亡の原因は姜維の北伐にあるといえば、それは影響力の過大評価)とも言えます。姜維は実は小物だったと言っているような気もしますが(苦笑)。
 ただ、諸葛亮は日本で受けて、姜維は受けないというのはよくわかりませんね。やったことは大差ないですから(無理な北伐を繰り返した)。どちらかといえば、日本人受けしそうなキャラなんですけど、姜維は。、

 興味深いのは、漢から魏・晋への王朝の入れ替わりを一つの時代が終わり、新しい時代が始まったととられていることです。それは政治的なものではなく、文化や思想などについてです。そして呉はもっとも先に新しい時代に入っており、蜀は古い時代=漢の時代に最後までとどまっていたというように書いています。

 今日の目で見ると、遠い昔ですが、その当時の人は確かに時代が変わっているということを体感していたでしょうし、そういう視点で見ることは大事なことだと思いました。

 それと劉禅について。これまた日本では今川氏真共に一般的には暗愚であったとされ、批判されることが多いですが(というか、評価する人、好きだという人を知りません)、果たして本当にそうだったか?とも問いかけています。作中の描写はほとんどは暗愚な王そのものです。しかし、大賢は大愚に似るというと述べ、魏や呉で何にもの皇帝が変わる間、蜀では彼がずっと皇帝であり続けました。確かにたまたま長生きだったというのはあるでしょう。孫権を除けば、後は短命な皇帝ばかりでしたから。でも、暗愚でありながら、玉座から追われることもなく(クーデターが起きたり、実力者に首を挿げ替えられたりしなかった)魏に占領されるまで皇帝であり続けました。そしてその後も天寿を全うしました。そういわれると単に暗愚なだけだったとも思えなくなってきます。賢帝とは言えないでしょうが、劉備の持っていた徳をある程度引き継いでいたのかもしれない、と思えてきました。

 三国志や史記、それらの関連書籍を読むと中華は偉大なりと思います。日本では文字がなく、記録が無い時代(魏志倭人伝の僅かな記述をめぐって色々な議論がされる位、記録がない)にどういう人物がいて、それがどういうことをしたのかの記録があるのですから!圧倒的な差を感じます。ま、もっとも真に偉大だったのはいつまでか、というのは別の話ですけれど。

 同じ著者の「それまでの三国志」も読んで見たいです。無理なんでしょうけど。

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Aクラス試乗

 写真を見ているとなんとなく良い感じがしたので、時間を見つけて見に行ってきました。展示車はA180 ブルーエフィシエンシーにナイトパッケージ、セーフティパッケージ、バリューパッケージをつけたものでした。ベースは284万円ですが、メタリックペイントも含めると約60万円分のオプションがついているので、344万円です。(^^;
 実際に見るとBクラスがなんとなくぼてっとしているのに対してAクラスはわりあい車高が低く見えてなかなか格好良いですフロントグリルのベンツマークの中にレーダーが入っており、そのため従来のマークと違うのですけれど、この顔なら気になりません。フロントの印象はSL/SLK風の顔です。デザインはその流れをくんでいる(意図的に)ように思います。スポーティで良いです。フロントのあちこちがダミーグリルで網模様な樹脂の板なのは関心しませんが(日産に多い)。それ以外は後ろも含めて良いです。。私がベンツで格好良いなんて言葉を使うのは極めて珍しいです。
 下回りを覗いてみると、リアサスはちゃんとトーションビームではありません。(^^)ただ、なんかやたら黄土色のグリスがついていましたが、はて?
Arear
  マフラーはバンパー内部から左右一本ずつ出し。意味はないのですけれど、スポーティに演出する意味はあるのでしょう。私は片側太目の一本だけが良いですけど。
 中に座っていました。運転席はメモリー付電動シートです。いつものベンツ式操作(スイッチがシートの形に配置されている)。これは良く出来ています。シート自体はまあ普通です。中央がファブリックで左右がレザー(ビニールレザーかな?)。特に問題は感じません。大きさも十分です。調整幅は広いので低く座れます(ここはベンツの長所)。ヘッドレスト一体側で4点ベルトが通せるような穴があいていてスポーティです。
 あれ?でも、助手席は手動式です。なんで?と思ったら、ナイトパッケージに運転席側のメモリー付電動シートが含まれていますが、助手席は含まれていません(エクスクルーシブパッケージで、レザーシートとセットで設定あり)。なるほど。まあ、実際にメモリーが欲しいのは運転席側だけだからいいかなあ。しかし、ナイトパッケージを選ぶと一緒にタイヤが標準の225/45R17から、225/40R18になってしまいます。ナイトパッケージは16万です。うーん、コストパフォーマンスは悪いですね。
 ドアの内張りにもビニールレザー貼りです。でも、他が・・・・正直、内装の質感は高くはありません。ちょっとがっかりしました。スイッチなどはCクラスと同じ位かなと思うのですが、とにかく樹脂パネルが安っぽいです。インパネの横方向に格子状の模様の樹脂パネルがついていますが、これが安っぽいです。86と同じような感じ。酷いなあ。なんでこんな模様にしたかなあ。
Ainteria
  中央などの樹脂も精々ゴルフ5並。しぼは入っていますが、ハード樹脂です。
Ainteria2
  もう少しソフトパッドを使って欲しいです。ただ、まあ、標準仕様車で284万円ですから、そう高級でないのは不思議はないのですが・・・。でも、自動車評論家は質感高いとほめていたのですけどねえ・・・・。例えば、
http://response.jp/article/2013/01/30/189961.html
 に「とくにインテリアの質感の高さは納得モノだし、インパネを始めとしたデザイン、ディテールが加飾過多ではなくなり、センスがよく眺めていて落ち着け、実に居心地がいい。」とありました。はあ?同じものを見ても、これだけ評価が違うこともあるんですね。スイッチ類だけ見ているのでしょうか?
 それからメーターが銀色で子供っぽいです。
Ameter
  まるでインテR(あれはメーターがではなく、インパネ全体が、でしたが)。スポーティなイメージにしたかったのはわかりますが、安っぽいです。好みにもよるでしょうが・・・・。エアコンはオートですが(いや、ドイツ車は標準だとマニュアルエアコンというのが結構あるんですよ)が、左右独立型ではありません。エクスクルーシブパッケージにそれは含まれています。
 LCDディスプレイが後からとってつけたようについています。ナビは17.6万円のオプションです(ETC込み)が、バックカメラは標準だそうです。オーディオなどの情報もここに表示され、操作もナビと兼用のダイヤルとボタンで操作します。ですので、2DINの社外のナビは基本的には使えません。ポータブルならつけられるでしょうが、LCDディスプレイが二つでっぱるので不細工ですね。まあ、実質、純正ナビを使うしかないでしょう。
 ステアリングはスポーティなものですが、アウディやプジョーなどで見られるような楕円のものではありません。シフトレバーはコラムの右側にでています。左はウインカーですが、そこにワイパーのスイッチもついています。ライトはドイツ車でよくあるように右側の下側にスイッチがついています。そして、標準でパドル付きです!これは朗報。CクラスなどだとAMGなんとかパッケージに含まれていたりしますので。それから何故かBMWはほとんどつけてくれませんね。1シリーズだとMスポーツパッケージにも含まれていません。シフトレバーはRNDの三ポジション。中央がNです。といっても、物理的には場所はかわりません。Nから上へ強く押すとRで、軽く下へ押すとNに戻ります。逆にNから下へ強く押すとDで、軽く上に押すとNに戻ります。Pはレバーの頭についているボタンを押します。慣れないですが、最近のBMWのよりはましですね。パドルがあるのでシフトレバーではマニュアル操作は出来ません。ベンツ固有の上下ではなく、左右でアップダウンの変態操作は不要です!でも、マニュアルモードへの入れ方がわかりません。営業氏に聞いたら、エアコンのそばのハザードのボタンの脇にEMSというボタンがあって、押すとモードが変わるとのこと。なるほど。Eはエコで、初期設定。Mはマニュアル、Sはスポーツらしいです。エンジン切ると元に戻るそうです。面倒ですね、毎回、エンジンかけてMモードにいれないと(あ、必ずマニュアル操作する私は、ですが)。
 バニティミラーは照明つき。まあ、Cセグなら普通ですね。室内の照明も読書灯みたいな感じで結構いいです。リアにも独立してついています。後部座席に、まあ、並です。ヘッドクリアランスは少な目ですが、窮屈というほどではないです。3人かけですが、中央はおまけで、左右はくぼんでいますから、後ろに二人なら結構良いでしょう。ただ、Cセグではついていることが多い、リアのエアコン噴出し口はありません。
 トランクは十分です。スペアタイヤは搭載されていません。パンク修理キット?と思ったら、ランフラットとのこと。あらら、そうですか。なので、営業氏も硬いかもといっていました。Aクラスではないですが、他のランフラットタイヤ装着の車で、納車されてすぐに普通のタイヤを変える人はいるそうです(お金持ち!さすが、ベンツのお客さん!!)。この車のタイヤはコンチネンタルでした。営業氏のお勧めは乗り心地重視ならレグノ。ただし、消耗は早め。もう一つはミシュランのパイロットスポーツ。バランスとれていて性能は飛びぬけているということです。ピーは確かそのタイヤでしたが、特にタイヤが素晴らしいという印象は残っていません。もっともタイヤを違うのに履き替えたことはないので、例えばAWやSWのようにタイヤによる違いはわからないのですけれど。

 エンジンは1.6Lのターボです。122馬力、トルク20.4kg(=200NM)。車重は1430kgですから、カタログ上の動力性能は高くはありません。排気量はともかく、出力はゴルフ竹と同じで、車重は大人一人分ゴルフ竹よりも重いです。無論、実際には排気量が200cc多いですから、中間トルクはゴルフよりは厚めでしょうが。スポーツでもエンジンは同じです。その上のA250だと2Lターボですが。スポーツは、スポーツを名乗るのなら、もう少し過給上げて、160馬力位にすべきでしょう。それなら価格差にも納得出来ます。日本には未導入ですが、欧州には156馬力のA200があるそうですから、スポーツをいれるのならA200であるべきでしょう。売れ行きが良く、もう少し馬力は欲しいという声が多ければ、そのうち導入されるでしょう。ま、私は122馬力でも問題ないですけどね。Aクラスに速さは期待していません(エリーゼがあるから)。快適な街乗り車であることを期待しているので。 

 値段の話を。A180 ブルーエフィシエンシーで284万ですが、オプションパッケージが多いです。

 セーフティーパッケージ 17万
 レーダーやら後方から接近する車などの警告など・・・だと思っていましたが、CPA=衝突警告システムは標準でした。カタログを見ても、CPAはアイサイトなどのような自動ブレーキではなく、警告と低減するだけのものという風に読めます。このパッケージの中には前方追従システムあ含まれるようです。また、左右の斜め後方の死角になりやすい部分に他車がいるとドアミラーについているライトで警告してくれるシステムなどが含まれています。

 バリューパッケージ 20万
 バイキセノンヘッドライト、前後のパーキングセンサーなど。室内のインパネ上とリアのルーフにライトみたいなのがついており、音だけではなく、光で左右中央のどこに障害物があるかを教えてくれるそうです。なるほど。それは便利ですね。ただ、これで20万は高い気がします。

 ナイトパッケージ 16万
 225/40R18のタイヤ(標準は225/45R17)と運転席メモリー付電動シート、それに飾りが追加。これもちょっと割高。左右電動なら納得できますが。

 エクスクルーシブ 32万
 前席メモリー付電動レザーシート、シートヒーター、左右独立エアコン、フロアマット。まあ、これはこういうものなんでしょうね。

 メタリックペイント 6.3万

 ナビ 17.64万

 フロアマット 4万(3万しないの安いのもある)

 という訳で、一番安い実際の仕様は、本体+ナビ+メタリックペイント(ソリッドは白と赤だけで好みでないので)+フロアマットで約311万円。後は、運転席のメモリー付電動シートを選ぶかどうかです。ナイトパッケージをつけると約330万。タイヤが薄くなりますが、まあ、それは試乗してからでしょう。セーフティは私は要らないです。バリューパッケージはバックソナーだけは欲しい気がしますが、20万は高いのでいらないです。バックカメラはついていますからね。ここに左右独立エアコンを入れてくれれば選びます。
 しかし、現実には、何かしらのパッケージが二つか三つついているのしか在庫していないそうです。ですから、パッケージ無しの車が欲しければ、オーダーになるらしいです(苦笑)。なので、実際にはナビ込みで340万から360万位の車です。

 その上にA180 ブルーエフィシエンシー・スポーツというグレードがあり、335万です。こっちは、タイヤは225/40R18が標準で、更にスポーツサスペンションで、シートがアルカンタラとレザーのツインで、ダイレクトステアリングという可変ギヤレシオのステアリングシステムがついています。ナイトパッケージはタイヤの分安くて12万。また、何故かフロアマットもついているので、エクスクルーシブパッケージは28万です。こっちだったら、タイヤはついているから、ナイトパッケージに、ナビ、メタリンクペイントで370.64万円という仕様でしょう。やっぱり高いですね。

 まあ、いずれにしても225/40R18のランフラットタイヤでまともな乗り心地どうかは、乗ってみないとわかりません。という訳で試乗です。試乗車はA180 ブルーエフィシエンシー・スポーツのナイト、セーフティー、バリューパッケージ付き。ですから、スポーツサスペンション+225/40R18の乗り心地が悪そうな仕様です。もし、これで乗り心地が問題なければ、標準仕様でも問題はないでしょう。

 さて、試乗です(なんか今日はここまでが長いですね。(^^;)。ポジション、視界は問題ありません。この辺は良く出来ています。エンジンはキーをさして回してかける方式なので、相方にも受け入れられるでしょう。もっとも、キーは機械式ではなく、リモコンをさすだけですが。ただし、パーキングブレーキはスイッチです。
 シフトレバーを操作し、Dに入れて、更にスイッチでMにセットして発進。A(Bも)は、7速DCTです。乾式なのかどうかはわかりませんが、多分そうでしょう。発進時のDCT系特有のがさごそ感は少ないです。うん、ここだけ見れば、DCT系では良いのではないでしょうか?BMW(Z4)のも悪くなかったと思いますが。ただ、半面、変速の切れ味は特にDCTらしくはないかもしれません。シフトダウンでの空走感は特にありませんでした。なので、トルコンAT風DCTと言えます。悪くはないです。純粋なスポーツカーではありませんから、文句はありません。
 問題の乗り心地ですが・・・・あれ?悪くないです。225/40R18のランフラットタイヤとスポーツサスペンションということから悪そうだと身構えていたのですが、平気です。硬めですが、不快ではありません。小さい入力で、バタバタしたり、ゆさゆさしたりもしませんし、大きな入力はうまくいなします(ガツンとはきます)。いやあ、駄目だったんだと思ったのですけどね、車は乗ってみないとわかりませんね。全体的に見れば、ケイマンに近いで(あれよりはもっと実用車寄りですが)、余りにスポーティです。ですから、快適街乗り車とはちょっと違う気がします。うーん、そうですね、スイスポに近いでしょうか。これ単体で見れば乗り心地は良いと言えますが。
 エンジン音は特に良い音ではないですけれど、不快ということもありません。ちょっと排気音はスポーティにしていますが、どちらかといえば、低音を効かせているのでそこは好みから外れます。ただし、SLKよりはいいです。悪くはありません。動力性能はやはり平凡です。不満はありませんが、足回りと違って、スポーティとは言えません。まあ、1430kgもありますからね。
 ステアフィールは並です。特に気になることはありません。試乗車は可変ギヤレシオですが、ピーで慣れたせいか気になりませんでした。
 ブレーキ特に違和感はありません。それとCクラスやSLKと同様にブレーキにはHOLD機能があります。つまり、ブレーキを踏んで停止し、強くブレーキペダルを踏み込みとHOLDと表示され、ブレーキペダルから足を離してもそのまま停止しています。サイドブレーキがありませんが(パーキングブレーキのスイッチはある)、これなら困りません。また、アイドリングストップが標準で、A1と同様にすぐ停めますが、HOLD機能が効けば、足を離しても停まったままです。アクセルを踏めば、エンジンがかかり、ブレーキが解除されて走り出します。その間、少しタイムラグはありますが、元々のHOLD機能のタイムラグも少しあるので、エンジンが動き出すまでのタイムラグが結果的に気になりません。ただ、ここは人によっては気になるかもしれません。その時はHOLD機能を使わなければ良いでしょう。私はHOLD機能とアイドリングストップの相性は良いと思います。ブレーキペダルを踏んでいないと(場合によっては踏む力を少し緩めただけで)エンジンがかかるのが普通なので、ATとアイドリングストップの相性は良くないと思っていましたが、これなら問題ないです。

 もはや小さいとは言えない車ですが、でかいというほど大きい訳ではありませんし、取り回しは悪くはないです。視界も特に悪いと感じた部分ありません。振動、音なども特別静かという印象はありませんが、違和感や気になることはありませんでした。良い言い方をすると自然な音なのでしょう。吸音材を使いすぎると不自然な静かさになることもあると思います。

 試乗を終えて戻ってきて、せっかくだからバックで駐車させてもらいました。たまたま縦列駐車風になったのですが、問題ありません。シングルクラッチのようにギクシャクしません。トルコンATと同じように出来ます(営業氏はトルコンAT並みとはいきませんが、と言っていましたが)。ただ、バックモニターはそんなのついている車に乗ったことがないので、なじみがなく、結果、余り見ませんでした(苦笑)。

 もう感想はお分かりでしょう。まったくの予想外ですが、良かったです。私がベンツで乗りたいと思うことはめったにありません。現行Cクラスは良く出来ていますが、別にCクラスでなくても良いと思います。強いていえば、190E位ですが、実際に乗ったことはないので乗るとがっかりするかもしれません。が、これは良いです。欲しいという気持ちが出てきました。まさか、まさかです。
 ただし、難点はいくつかあります。まあ、最大の問題はベンツマークがついていることですが(笑)、まあこれはとりあえず忘れましょう。乗り心地は良いですが、快適街乗り車として見ると、余りにスポーツよりです。そしてなにより、内装の質感が低いのが気になります。そう高い車ではないといわれればその通りですが、素材の質感だけではなく、デザイン上、子供っぽい、安っぽい部分があるのが問題です。外観は車に乗ってしまえばわかりませんが、内装は常に目に入りますからね。
 それとスポーツサスペンション+225/40R18の組み合わせでは乗り心地は良かったですが、標準車+225/40R18がどうかはわかりません。また、標準車もわかりません。常識的にはタイヤが厚い標準車の方が良いとは思いますが、固めた方がすっきりする場合も無くはないです。
 後は値段ですね。ナビ込みで実質311万は、高い!というほど高い訳ではありませんが(86のG-Limitedと同じか86の方が高い位)、FFに300万以上払うのかあと思うとちょっと躊躇します。ただ、FRの1シリーズと比べると標準仕様同士なら、Aクラスの方が安いですし、装備を見てもほとんど差がないか勝っているくらいです。そして、1シリーズには135(500万オーバー)を除けば、パドルがつきません。また、高いといってもA1と同じか、実質安い位です(というか、A1が高すぎる)。ゴルフ梅=トレンドラインと比べれば高いですが、装備・エンジンが近いゴルフ竹=コンフォートラインと比べるとほぼ同じです。装備もエアコンが左右独立式でない点が劣る程度です。
 なので、300万(車両本体価格で)で買える輸入車で比較すれば高くはないです(余談ながら、ル・ボランの2月号で250万で買える輸入車といいつつ絶対買えないA1を含めて、A1をもっとも高く評価する記事がありましたが、ふざけていますね。自分でも250万の縛りを超えているがとか書いていましたし。自分で作ったルールに反する車を含めてそれを高く評価するなら、最初から200万円台で買えるとかにしないと。信頼性無しです、そういう記事とその著者)。
 結局、ベンツとFFという点をどう克服するか、でしょうね。パドル必須だとすると輸入車の中では現状ベストでしょう(値段も含めて)。ゴルフ梅の方が乗り心地・乗り味は好きですが、残念ながらパドルがありません。2ペダル+パドルに限定すれば、国産車でも勝てる車はほとんどないです。オーリスの乗り味・乗り心地は良いですが、中身がCVTなので大減点です。
 ただ、まあ、FFというくくりで見えれば、オーリスRSには勝てないかな。何せ、MTです!だから、相方が運転する可能性をどう考慮するか、でしょう。相方も運転するとしたら・・・・Aクラス、あるかもしれません!次期相方号の候補にもなりえます。ただ、相方が基本4x1.7に収まる小さい車が良いといっているのと私以上にベンツが嫌いなので、そこが苦しいですが。でも、試乗させたら考えを改めるかも??
 ベンツもFFも平気、という方にはお勧め出来ます。(^^)

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