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イプシロン試乗

 12月29日、写真を少し追加して、文章も補足改定しました。

 今年の最後の試乗記は、ランチャ・・・・ではなくてクライスラー・イプシロンです。先代のランチャ・イプシロンの時から興味はあったのですが、残念ながら左ハンドルしかなかったので諦めていました。ランチャが英国から撤退し、日本でも正規輸入が途絶えていたので、そもそも右ハンドルは生産されていなかったようです。しかし、クライスラーがフィアットの傘下に入ったことで、英国ではクライスラーブランドで既に販売されていたそうで、一部のお店が並行輸入した例もあるそうです。それが今回、正式に日本に導入されました。
 ゴールド(235万)とプラチナ(260万)の2グレードでプラチナが上です。両者の差はプラチナにはレザーコンビシート、バイキセノンヘッドライト、オートライト、クルーズコントロールがつくことと、ワイパーが雨量感知式になること、タイヤが195/45R16(ゴールドは185/55R15)で、オプションでパノラマミックルーフが選択出来ることです。ああ、後、外装色のパールホワイトがプラチナだけで選択できます。
 展示車がプラチナ、試乗車がゴールドでした。まず展示車から。エクステリアはユニークでよいと思います。特にリアのランプ周りがいいですね。
Yrear
フロントはしっかりクライスラーしています。基本的にはバッジ以外は同じはずですが。ヘッドライトの下の四角突起があってなんだろうと思ったらヘッドライトウォッシャーでした。
 期待の内装ですが・・・うーん、ちょっと期待しすぎたかな?悪くはないですが、質感はそれほど高い訳ではありません。まあ、200万円台の車ですからね。デルタのようにはいかないか。まあそれでもソフトな素材はわりあい使われています。デザインはなかなか面白いです。センターメーターなのは好みではありませんが、メーターはランチャっぽくでいいかな。後ドアのスピーカーのカバーの造形が面白いです。この辺は上手ですね。
Ydoor
 シートはレザーコンビシートなんですが・・・・普通は座面が布で左右がレザーなんですけれど、これは逆で座面がレザーで左右が布です。なんか間違っているよなあ。おかげで座るとお尻の下が固いのに左右が柔らかいです。更に言えば、なんか既にしわがよっていましたが・・・これは製造上の問題?でも、長持ちしようにはないですね、このつくりは。
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デザインは面白いのですけどね。座面は小さめ。それもあって印象はあまりよくありません。シートリフターはついていますが、一番下まで下げてもまだ高め。まあ、これはこういう車ですからね。
 ステアリングはスポーティな形状。イプシロンだから普通に細めのがいいんですけどね。なのにパドルはついていません。なんでかなあ。ちょっとチグハグ。キーはプッシュ式ではなく普通の回すキーです。相方的にはポイント高いです。
 オーディオは専用品で見た目は良いですが、ナビはつきません。試乗車にはポータブルナビがつけられていました。将来的にはナビの取り付けキットが出るのではないかと営業は言っていましたが。後、オーディオ入力端子がないのは残念です。それがあればナビがMP3プレイヤーにもなっているので音楽聴けるのですが。
 リアシートは意外と広いです。頭上の余裕はやや少なめですが、まあ、許容出来ます。4人ならまずは普通に乗れるでしょう。左右のドアの上に照明がついていたのは珍しいです。リアのトランクは広くはないものの、まあ、我が家には十分です。ただし、リアハッチが傾斜しているので底面よりも上側は狭くなっています。リアハッチの内側には取っ手になるような部分はありませんが、紐(帯状)がぶらさがっていてそれを引っ張れば閉められます。
 なお、展示車のタイヤはグッドイヤーでしたが、アメリカ製ではなく、スロヴェニア製でした。
 サスペンションはフロントストラット、リアトーションビームでこのクラスのFFとしてはごく普通です。
Ysus

 さて、試乗です。シートはゴールドなのでファブリックです。これだとやや小ぶりなことを除けば悪くはありません。内装は他には特に違う部分は見当たりません。ああ、オートライトがないので、その分スイッチがありませんが。ポジションは問題ありません。左脚ブレーキも普通に踏めます。
 ミッションはデュアルファンクションという名前のシングルクラッチのAMTです。ミッションのモードはN、RとA/Mの三ポジション。左に一度倒すとA、再度倒すとM。再度倒すとAという具合です。Mにして発進。あー、やっぱりがさごそするなあ。それにややのろい。まあ、シングルクラッチのAMTだから仕方ないですけどね。エンジンはかけた直後はうるさかったですが、振動はありません。また、エンジン音も温まると静かになりました。
 道路に出ると、うーん、柔らかいかなあ。細かい路面凹凸は気になりませんが、大きな段差を乗り越えた際に動きが大きくなるので動きの収まりが悪いです。まあ、シトロエンのC3のようにぶかぶかではありませんから気持ち悪くはありません。ただ、もう少し動きが少ない方が良いです。まあ、一般的に言えば、乗り心地は良いといえるでしょう。少なくとも500みたいに悪くはありません。先代パンダと比べると相対的に重心も低く感じられ、ゆれるような動きはありません。そろそろ入ってくる兄弟車であり現行パンダはどうでしょうね。
 ミッションは意外とというか、まともです。シングルクラッチのAMTはシフトアップする際にアクセルを少し抜かないとうまくいきませんが、アクセルを少し踏んだままでシフトアップしても普通にスムーズにシフトアップしていきます。あらら?500を試乗した際にはツインエアだとエンジンは揺れるわ、シフトアップは下手だわで酷いものでしたが、今回はオートモードでも普通に走りそうです。まあ、例によってMモードでマニュアル運転しましたが。
 エンジンを5000回転まで回してみましたが、独特の音がしますね。快音ではありませんが、不快ではありません。ミッションがMモードだと1000回転まで下がらないとシフトダウンしないので、意図的にシフトダウンしておかないと回転が下がりすぎて加速しなくなります。でも、これはマニュアルと同じですから、問題ではないです。ある程度回さないとなかなか加速はしません。まあ、低回転で過給がかからないと900ccのNAですからね。逆に4000回転位回して走れば快活に走ります。まあ、これはそういう車でしょう。
 パワステは軽すぎます。更に軽くするシティモードもありますけど、使いませんでした。ブレーキは普通です。視界もまずまず。他の操作性も問題はありません。
 総じて乗り心地がやや柔らかすぎることが少し気になりますが、後は良いと思います。値段やシート、タイヤを考えるとやはり我が家で買うならゴールドですね。オートライトがつかないのは残念ですが。後は色かな。白黒赤とパールホワイト、それとサンドベージュというベージュメタリック。まあ、これかな?もう少し色があると良いのですけどね。本国仕様は内外装共にもっと色々な色が選択できます。まあ、どれだけ売れるかわかりませんし、クライスラーブランドでの販売なので仕方ないですが・・・。
 あの脚が高速道路でどうなるかはわかりませんが、まあ、普通に走れば大丈夫でしょう。待ち乗り主体なら問題ないと思いますし、同じシングルクラッチのAMTでも、up!よりもはるかにましだと思います。ここはやはり十年以上、この形式のミッションを使い続けているフィアットに一日の長があると言えると思います。言い換えるとup!も次第に改善されているのではないでしょうか。ハードというよりはソフトの改良が主だと思いますし。
 パンダと比べてみたいですね。乗り味が同じなら後は値段とデザインの違いで選べば良いのではないかと思います。時期相方号の候補にはなりえるでしょう。問題は色かな?それと乗り心地が相方が気に入るかどうか。私よりも硬いのが好みですので。ただ、どかんと売れる車ではないと思いますので、同じ色の同じ車とめったにすれ違わないという点では、相方の好みにあっていると思います。今回は一人で偵察に行ってきましたが、今度は相方を連れていこうと思います。

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