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up!試乗

 東京現代美術館へいった帰りに寄り道して試乗してきました。その前にmove up!の展示車を見ました。4ドアの安い方です。外から見るとやはり小さいですし、車高(屋根)が低いです。座ってみるとシートは良いです。ポロよりも良い気がします。このクラスだと座面が短いことが多いですが、十分な長さがあると思います(Cセグ級だといっても良いでしょう)。ただ、従来VWのシートは背もたれの調整はダイヤル式でしたが、これはレバー式です。また、前後調整のレバーの形状も違います。ベースが違うのかもしれません。

Upsheat
 内装は安っぽい・・・・と言えば安っぽいですが、樹脂の質感そのものは、ゴルフ(5/6)とそう変わりません。もちろん、ゴルフの内装の方が上質ですが、それは言わば、お化粧しているかどうかの違いです。ドアの内張り部分は樹脂だけで、布張り部分はありませんし、鉄板(もちろん塗装しています)そのままの部分もあります。ピラーも樹脂のままですし、天井の内張りも布というよりもシート(不織布?)という感じです。バニティーミラーも助手席にしかなく照明もありません。でも、基本的な質感は、ポロ、ゴルフと変わらないと思います。言い換えると値段の割には安っぽくはありません。質素なだけです。

UpstearingUpmeterUppedalUppwswitch
 後部座席に乗るとこれもなんかポロよりも良い気がします。ゴルフも後部座席はそれほど良くはありませんしね。もちろん、余裕があるというほど広くはないですが。また、ドアが90度まで開かないのでちょっと乗り降りはしにくいです。また、記事などに書かれているように窓はチルト式で換気出来る程度のものです。
 リアハッチを開けてみると荷物室は狭い・・・と思いましたが、二重底になっており、外すと結構広いです(正確には高さが二段階に調整できるので、下側にすれば、です)。これは後部座席の背もたれが後傾しているので上は狭く下が広くなっています。我が家にはこれで十分です。

UptrankUptrankup
 タイヤは165/70R14と細めで、銘柄はハンコックでした。へー、韓国製のタイヤがVWに採用されるまでになったのですね。馬鹿にしていると足元すくわれるかもしれませんね。

Uptiremoveup
 サスペンションは前ストラット、後トーションビームで、基本的にはポロと同じですが、プラットフォームは違うようなので、同じものではないのでしょう。

UpfrontsusUprearsusu
 給油口はポロやゴルフだと車のロックを解除した状態で蓋を押すと開きますが、up!は手で開いて中にキーがついています。まあ、これそのものは欧州車では珍しくない方式ですが。

Upfuelcap

 さて、試乗です。試乗車は上位グレードのhigh up!です。タイヤは185/55R15。銘柄はBSでした(全部そうかはわかりませんが)。シートそのものは基本的には同じですが、ツートンカラーになっています(ボディカラーによりかわる)。インパネ(の飾り)の色はボディと同じ色ですが、オプションのポータブルナビのカバーも同じ色になっています。
 ポジションをあわせて、ミラーを調整。あ、そういえば、電動リモコンドアミラーですね。当たり前ですが、発表された頃にみた写真だと手動式(日本車ではまずみない室内からレバーで調整する方式)でしたが、あれは日本仕様ではなく、欧州の廉価グレードの話だったのでしょう。
 high up!なので、ステアリングがウレタンから革巻きになっていますが、相方曰く、安いだけあって革の質も低い(安い)といっていました。私はあまりその辺わかりません(ウレタンでも気にしないので)。エンジンをかけようとしたら・・・かかりません。あれ?あ、ギヤがNに入っていませんでした。DSGではなく、ASG(AMT)なので、Pレンジがなく、Nに入れていないとエンジンがかかりません。Nにいれてエンジンかけました。おや?静かですね。三気筒エンジンですが、変な振動などもなく、また音も静かです。ルーテシアと比べるとかなり静かです(ということはゴルフ5と比べても静か)。
 クリープはないので、サイドを下ろして、アクセルを踏んで発進。ふむ、ちょっと一瞬遅れたかなという気がしましたが、DCT系のがさそご感はあまりありません。わりとすっといきました。敷地から道路にでたら、意外と良い感じです。AMTなのでシフトアップする際にアクセルを戻さないとギクシャクします。最初からMTモードで走らせる私にはクラッチ操作不要のマニュアルと思って操作すれば問題ありません。ただ、Dも試しましたが、Dだとアクセル戻すといってもいつシフトアップするかわからないので難しいですし、当然のようにギクシャクします。後、ヒルホールド機能があるので、坂道発進でもサイドブレーキを引く必要はないようです。
 動力性能は三人のっていて普通に走る分には十分だと思いました。上り坂ではさすがにきついですが、アクセル踏んで上まで引っ張ればちゃんと上っていきます。この時、1速で上まで回してみましたが、途中から懐かしのビートのような音がしました。ま、ビートと違ってせいぜい6000回転までですが。ただ、エンジンを回すと音量は相応に増えますので、静かな車とは言えません。
 広い道路にでたらやや路面の細かい凹凸を拾う気がしました。反面、路面がやや荒れた場所では乗り心地は悪くありません。ただ、乗り味は、なんというか、軽い気がします、悪い意味で。軽薄というと言いすぎですが。確かに車重は920kgと軽いです。ただ、AWより30kg軽く、エリーゼ111Rよりも40kgほど重いのですが、AWや111Rはこんな軽い感じではありません。上質な乗り心地ではないでしょうし、一般的な意味での乗り心地はup!の方が良いと思いますが、乗り味は似たような車重ですが、良く言えばもっと重厚感があります。
 パワステは電動ですが、特に問題は感じませんでした。ブレーキなども自然です。ただ、座っていた時は良かったシートは運転するとちょっとしっくりきません。ポジションが完全にあっていなかったのかもしれません。この状態だと長時間乗ると疲れそうです。ただ、ポジションがあえば改善されるかもしれません。
 総じて言えば、やはりポロにはポロの、ゴルフにはゴルフの存在意義があり、up!にはup!の立ち位置があると言えます。小さいゴルフやポロではありません。別の車です。相方号としてみると、AMTはやはり問題があるでしょう。私が運転するのならマニュアルモードなので問題はありませんが、そうだとするといっそMTが欲しいです。相方はポロよりも良いといっていましたが。
 ミラージュやパッソ・ブーン、現行マーチなどは乗ったことはないので直接比較できませんが(後、スプラッシュも)、1Lの3気筒エンジン搭載車ならiQにはレンタカーですが結構乗っています。乗り心地はiQが劣りますが、ハンドリングで勝ります。まあ、CVTとAMTなら私はAMTを選びますけれど、iQにはMTもあります。自動車評論家が絶賛するほどのものではないとも思いました。もちろん、良く出来ていますし、買って後悔するような車でもないでしょうし、人にも勧められます。ただ、同クラス、同価格帯の車の中で飛びぬけて優れているとは思いません。
 そこがゴルフやポロと違います。同クラス、同価格帯の実用車の中では、少なくとも日本に正規輸入されている車の中では飛びぬけていると思います。

 

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