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首相公選制

 色々意見はあると思いますが、私は反対です。少なくとも現行憲法下での実施には反対です。また、その精神を考えるのなら、実施する時は天皇制の変更(廃止とは言わない)も必要でしょう。公選された首相は明確に国家元首であるべきですから。

 それに憲法上では、現在の制度でも、首相は間接的に公選されていると言えます。国民が選んだ国会議員による首相は選ばれますので、間接公選制であると言えます。では、何故、首相公選制の話が出てくるかというと、それは首相が選挙によらず辞めた場合の後継首相の選ばれ方に問題を感じるからでしょう。しかし、これも過去のほとんどの例では問題はないと私は考えます。何故から、日本では、ほとんどの場合、選挙で過半数を得た第一党の中で後継首相が選ばれていますので、国民の信任を得ていると言えます。国民が直近の選挙でもっとも多く支持を与えた政党の中で選ばれる分には、間接的に国民が選んだ首相だと言えるでしょう。少なくともその権利をその政党に国民が選挙で与えたのです。

 もちろん、例外もあります。例えば、自社政権の時の村山首相は、第一党の自民党ではありません。言い方を変えると、選挙後に成立した連立政権(しばらく続いた自公政権は選挙前から連立を組んでいるので該当しない)の場合には、国民の意図しない政党から首相が選ばれることがあり得ます。選挙で第一党が過半数を取れず、選挙後に連立政権が成立した場合や衆議院議員の任期途中で政党が分裂したり合併したりした場合などです。
 選挙直後の連立政権が成立した場合は、それを選択したのは、第一党ではありますので、ある意味では、間接的国民が選んだとも言えるでしょう。要するに国民の側に見る目が無かったのが問題です。が。分裂や合併の場合には、選挙当時、第一党であった政党の意図しない首相が選ばれることはありえます。

 近々で起きているのは、選挙で過半数を得た第一党の中で首相が選挙を経ずに交代することであり、それに対して、首相公選制を望む声があがっています。しかし、これは直近の選挙でその政党へ国民が支持を与えたのですから、私はそれでも間接的に国民が選んだ首相であると考えます。

 それでもやはり問題だというのなら、憲法を改正すべきですが、現行憲法でも運用で改善は出来ると考えます。それは首相が辞任する際には衆議院を解散することを不文律で定めれば良いのです。それとこれは出来れば憲法を改正すべきだとは思いますが、第一党の党首(代表)を首相に選ぶように同様に不文律で定めます(既に述べたように過去、選挙直後は、ほとんどの場合、そのように選ばれていますが)。法律で定めるというのも手ですが、憲法違反という声も上がる可能性があります。ですので、そういう慣習・協定として運用していくのが無難でしょう。少なくとも憲法改正まではそうすると宣言して実施すれば、事実上の首相公選制と言えるでしょう。

 首相だけを公選すると首相が第一党でないことも出てきます。勿論、地方自治体ではそのような事例はある訳ですが、やはり議会運営がうまくいきません。残念ながら日本の政治・議員のレベルは高いとは言えませんから、政策の是非ではなく、党利党略で第一党ではない公選された首相は足を引っ張られ続けるでしょう。なら、最初から選挙で選ばれた第一党の党首が首相に選ばれるのが望ましいと考えます。

 衆議院選挙無しで首相が交代してはいけないとは私は考えません。しかし、支持率が極端に低下しての交代の場合には、やはりそれは問題でしょうね。その政党そのものへの国民の支持が失われているのですから。ただ、制度上は、何ら問題がないという考えですが。

 さて、次の首相は一体誰になるのでしょう?連立はないようですから、民主党の次期代表=次期首相になると思われます。私は民主党を支持しないので誰がなっても次期首相も支持はしませんが、誰がましかという点で言えば・・・・・まし・・・・まし・・・・うーん・・・・・強いて言えば、あくまで強いて言えば、政策から選べば野田ですが・・・・・・人物はなあ・・・・・。政策から言えば、前原もましですが、彼は首相失格だと考えているのであり得ません。偽メール事件の段階で首相を任せられる人物ではないと判断しましたので(野田も関与していましたが、野田はある意味ずるかったのでまだまし)。それ以外に立候補を表明している人間だと・・・・誰も駄目ですね。小沢が支持したという海江田は、特に駄目です。リーダーシップが無さ過ぎますし、政策にも魅力を感じませんし、能力があるとも思えません。
 まあ、現在の民主党の人材の中から選べばと言われると、岡田でしょうか。色々苦労してだいぶ人間が出来たように思えますから。もっとも、彼は出ないでしょうし、やったら過労で今度こそ死ぬかな(苦笑)。
 支持はしないし、無茶苦茶になるとは思いますが、どうせ誰がやっても駄目なら見てみたいのは亀井首相です(笑)。村山の例がありますからね。連立組んだ少数党から首相が選ばれることはあえります。前述の通り、それは現在の制度の精神には反すると思いますが。ですが、どういう風に無茶苦茶になるのかを見てみたい気がします。(^O^;

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