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マークX試乗

 マークXに試乗しました。お前がマークXを買うことはないだろうと言われそうですが、仮称快適車としてどういうものか見てみたかったのです。もし、予想よりも乗り心地がよければ、トルコンATでサイドブレーキがないことは我慢して仮称快適車候補にいれても良いと思いました。が、しかし・・・やっぱり私には向かないようです(苦笑)。  試乗車は250Gのリラックスセレクション。要は標準グレードの助手席も電動シートにしたものです(運転席は250Gでも電動です。Sパッケージだとマニュアル)。不思議なことに標準グレードだとエコカー減税の対象になりませんが、オプションつけて重くするとエコカー減税の対象になるそうです。つまり車を重くて燃費を悪くするとエコカーと認定されるのです(苦笑)。基準重量別に燃費を定めたせいで、その境界でこういうことが起きるのはわからないでもないですが、実際にエコ(ほんの少しとはいえ)な方がエコカーではなく、エコではない方がエコカーだというのはむちゃくちゃな話です。絶対的な燃費で決めればいいのに。そもそもそういう観点から言えば、車の税金は全て燃料課税に一本化すべきです・・という話は前から言っていますが、今回の主題ではないのでここでやめておきます。  外観はまずまずです。リアは某有名外国メーカーのDセグメントセダンに似ている気がしますが・・・まあ、不細工ではないのでとりあえず許しましょう。フロントも初代マークXよりは良くなったと思います。  問題は内装です。Dセグメントのセダンが、廉価グレードで240万程度の価格だということは考慮しないといけないでしょう。素材がひどく安っぽいとまでは言いません(高級感あふれる素材とは決して言えませんが)。が、デザインが・・・・。なんかちぐはぐなんですよねえ。なんかこうバランスがとれていないというか。  そして質感を大幅に下げているのが木目調パネル。てかてかと光ってプラスチックでございますというもので、これ、止めた方がいいです。やるなら上位グレードかオプションで本木目パネルにすべきでしょう。余りに安っぽ過ぎます。それからドア内側の取っ手。何が悲しくて樹脂でステッチ入りレザーみたいな形状にしなければならないのでしょう?樹脂なら樹脂でいいではありませんか。その上で、これも上位グレードかオプションでレザー張りにすればいいのです。  この手のフェイクは大嫌いです。「調」は止めろよ、「調」は。(--;木目調はトヨタや日産車の悪いくせです。ユーザーが喜ぶのですかねえ。  で、この辺でもう嫌になってこんな車を買うことはないなと思ったのですが、とりあえず続けます。シートとステアリングの調整幅はわりと広く、ポジションはうまく合わせられました。シートは上下だけではなく、座面の角度調整も出来ます。ただ、電動ですがメモリーがありません。なので、相方と交代するとしたらポジション調整のやり直しが、電動だと非常に面倒です。電動シートはメモリーとセットにすべきだと思います。ピーのようにバックレスとの角度調整だけ電動ならまだ良いですが。  シートそのものはまずまずでしょうか。明らかに悪いという部分はありません。優れている・・とまでは言えないかもしれませんが、まあ、合格です。  エアコンは左右独立。我が家で望まれているものです。カーナビはメーカーオプションのものが装着されていましたが、これはアルテなどで慣れ親しんだもので、操作性も良く私はトヨタの純正ナビは好きです。  まあ、ともかく発進です。足踏みサイドブレーキ(とにかく使いにくい。スイッチ式の方がまし)を解除して、マニュアルモードで1速にいれます。Sパッケージだとパドルがありますが、残念ながらこれにはついていません。そして発進。うーん、なんだ?柔らかいような固いような。変な感じがします。  出足が意外とのろいです。まあ、1.5t超で2.5Lですから、こんなものかな?逆にちょっとアクセル踏んだだけで、どばっと燃料吹くようなセッティングでないということなのでよしとしましょう。エンジンそのものの音はまあ普通です。不快な音という訳ではありません。快音でもありませんが。  ただ、ミッションは相変わらず駄目です。シフトアップして行くと1->2->3と表示される数字は変わります。シフトダウンすると当然3->2->1と変わります。ただ、例えば3の状態で信号で停止した際に手動で1まで落とさないと表示は3のままです。じゃあ、3速に入ったままなのかといえば、実際には1速まで落ちています。そのまま発進すると当然3速発進ではなく、1速からの発進です。昔と同じ。事実上、これはレンジ切り換えに過ぎません。ギアの上限を決めているだけです。なので、止まる時は手で1速まで落とせば問題はありませんが。また、今回は試していませんが、上限を決めるが故に以前のこの手の車はレブリミッターがあたっても自動的にはシフトアップはしませんでした。そういう意味では良いのですが、マニュアルモードでも現在のギヤではなくレンジを表示するというのは・・・やっぱり納得出来ません。言いかえるとマニュアルモードなのにレブリミッターに当たる前にシフトアップされるのは納得出来ません。  ただし、トルコンATとしての性能そのものは良いと思います。変速が遅い訳ではありませんし、シフトショックも少ないです。上記の問題は、あくまでマニュアル操作する上での問題ですから。もっとも、Dレンジで走った時にいいのか悪いのかは、試していないのでわかりませんが。  さて、本題の乗り心地です。固いとはとは言いません。初代マークXは、ガチガチは言い過ぎにしてもかなり固い印象を受けました。しかし、二代目は、どちらかと言えば、柔らかいでしょう。ただ、乗り心地が良いかというと話は別です。路面からの突き上げがある訳ではありませんが、収まりが悪い感じがして、始終ふらふらとしている印象を受けます。そして大きな入力が加わった時にはそれを吸収するのではなく、車は大きく動きます。そして収まりが悪いです。例の二次、三次の振動が残るタイプです。この手のサスペンションは我が家と相性が悪いです。  ただし、優れた面もあります。それは静粛性です。停止しているとやたら静かでアイドリングストップ機能により、エンジンが停止しているのではなかろうかと思える位です。振動もほとんど伝わってきません。IS250よりもそれらは優れていると思えます。    総じて見ると我が家には向かない車です。ただ、木目調パネルが嫌いではない(または好き)で、ふわふわとして乗り心地が好みなら良い車でしょう。このクラスが200万円台で買えますから。運転する人が一人だけなら電動シートにしても良いでしょう。  日本の市場ではこういう車が好まれるのでしょうね。ただ、あの内装だけはやはり好みの問題とはいえ、なんとかして欲しいです。一時期日産の内装がひどかったですが、今はスカイラインの方がかなりましでしょう。値段はやや高いですけれど。  あ、そうそう。SパッケージだとAVSという可変ダンパーが備わるそうです。乗り心地に違いはありそうですが・・・まあ、私は余り相性良くないですからね。それなら劇的に良くなるとは言い難いです。  実は概ねゴルフと同じ値段です。250Gが267万ですから。それに助手席を電動にしたリラックスセレクションが269万円、パドルがつくSパッケージが294万、Sパッケージのリラックスセレクションが299万です。なので、250Gで概ね、ゴルフ梅と同じ。Sパッケージで松と竹の間です。更にFパッケージという装備を簡易化したグレードがあり、これだと238万です。更に上の350Gがあって、これが353万から380万なのでGTiに相当します(正確考えると350SがGTi、プレミアムがゴルフVのGT-Xに相当というべきでしょうが)。。  Fパッケージはスチールホイールになり、ステアリングがウレタン、ライトがハロゲンになったりしますが、エアコンは左右独立オートエアコンのままなので、普通に使うなら、Fパッケージでも問題はないでしょう。  ゴルフと比較して購入する人は少ないとは思いますが、ゴルフが絶対的に良いとは言い切れません。好みによるでしょう。マークXの絶対評価は私の基準では低いです(内装とミッションの振る舞いにより)。が、値段を考慮すればそんなに悪くはないですね。まあ、この辺がトヨタらしいところでしょうか。  ATだとFRだFFだいっても始まらない気もしてきたのと、マークXはやはり実物を見ると大きいので、我が家ならゴルフでしょうけれど。  ただ、それでもやっぱり、木目調はやめた方が・・・。カタログの写真だとそう安っぽくはないのですけどねえ。

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