« 行けなかった・・・・ | トップページ | 九州旅行初日 »

嫌な時代だなあ

 あ、政治でも原発事故の話でもありません。車の話です。

 最近、こんなニュースが
http://response.jp/article/2011/08/08/160657.html
http://www.carview.co.jp/news/0/151035/
 たまたまいずれもBMWですが、BMWも所謂ダウンサイジングを進めるようですね。一般的にはVWが始めたと思われているダウンサイジング=小排気量ターボとの置き換えですが、多分、量産車では、Cクラスが最初ではないかと思います。2LのNAを1.8LのSCと置き換えたのが。その後、Cクラスのエンジンは1.8Lのターボになって、SLKなども同様で、今は、ベンツのFRのエントリー系のエンジンは全部1.8Lのターボですね。VWが1.4Lのスーパーターボを出したのはその後でしょう。まあ、誰が最初でもいいんですし、「最初」の定義は難しいと思いますので、ここではドイツメーカーが今のダウンサイジングの流れを作ったということだけにしておきます。

 で、理屈はわかるのですが・・・加給器というのがねえ。例外はあるものの、基本的には高回転型にはなりませんからね。それとフィアットのツインエアのような2気筒やBMWがやろうとしているといわれる3気筒エンジンだとやはりフィーリングが。

 加給器無い方がいいぞといっているのがマツダですが、スカイアクティブエンジンはデミオに搭載された最初のはレブリミットが5500回転。BMW辺りのディーゼルエンジンと大差ないです(苦笑)。5500回転といったら、最大トルク発生回転でしょう。(^O^;

 効率と燃費が良ければ良いのですから、マツダが言うように加給器に頼る必要は必ずしもないはずです。相対的に走行速度が高い(速い)欧州、特にドイツでこの流れが出来ているのは興味深いですが、とりあえず日本にいるので日本の道路事情を考えます。高速道路でも合法的には最高100km/h、街中の平均速度は遅く、渋滞が多く、ストップ&ゴーの繰り返しが多いといえるかと思います。
 渋滞、低速走行が多いので、大排気量は向かないのは明らかです。渋滞の中では無駄にガソリン燃やすだけですから。アイドルリングストップ機能は有効でしょう。ただ、低速走行だと効果はありません。相対的に排気量を小さくして低速走行=低回転走行時の燃料消費量を減らすというのは日本でも効果はあると思います(ハイブリッドは嫌いですが、まあ、日本には向いていますね)。
 では、加速時や高速走行時はどうか?ドイツ流では加給して相対的に排気量を大きくしてトルクを出して、パワーを引き出している訳ですが、パワーはトルクx回転数ですから、回転数を上げてもいいはずです。レーシングカーはレギュレーションで排気量(加給器が使える場合もそれ込みで)が制限されるので、回転をあげてパワーを出しています。
 高回転型の高効率エンジンというのはありえないのでしょうか?一般的にはパワーはでても効率は落ちます。ぶん回せば、燃費が悪くなるのが当たり前です。また、上までまわしてパワーを出そうとすると大概中低速が駄目になってしまいます。が、それは昔の話で、今は可変バルタイやコンピューター制御のインジェクションが当たり前ですから、必ずしもそうはいえないでしょう。同じエンジンに低中速重視モードと高回転モードを仕込むことは可能です。
 そうすれば、街中や巡航時には低回転で走って、加速時には高回転側に切り替えれば、加給器と同じ効果が得られるのではないでしょうか?
 そうならないのは何故でしょう?いや、正確にはホンダのVTEC、トヨタのVVT、三菱のMIVECなどの90年代に多く存在した日本の相対的に小排気量のスポーツ系エンジンはそれを実現しているはずです。ただし、より重点をおいているのは高回転側でしょうけど。
 それらを相対的に低回転側に重点をおく設計をしたらどうでしょう?同じことをやってもつまらないでしょう?大学の私の恩師は、人がやらないことをやるべし、と教えてくれました。大学の研究も流行があり(予算が多いというのももちろんある)ますが、それだと同じようなことを色々な人がやっています。確かにそれにより進歩するのでしょうけれど、人がやらないことをやることも大事だと思います。
 日本で乗用車用のターボが登場した時には燃費がよくなるといっていましたが、実際にはよくありませんでした。なので、日本ではターボ=燃費が悪いが、ある意味常識でした。それを独流のダウンサイジングエンジンは覆したとも言えます。だったら、高回転型=燃費が悪いだって、覆せるのではないでしょうか?低回転型エンジンと高回転型エンジンを一つのエンジンで実現すれば、可能ではないかと思いますし、程度(どれだけ燃費をよくできるか)を別にすれば、1990年代に既にそのエンジンは日本に存在したのですから。当時の開発に携わったエンジニアが現役のうちに、再度、高効率を目指してそういうエンジンに力を入れる・・・というのは無理なんでしょうか?

 実用車でそうならないのはコストの問題と高回転だとうるさいというのがあるのでしょうけれど。加速する時はうるさくてもいいと思いますが。うるさいと無理に加速する人も減るかもしれませんから、燃費抑制効果があるかもしれません。(^O^)

 ま、相対的に小排気量NAで高回転型エンジンが好きなので、今後もそういうエンジンを出して欲しいが故に言っていることですけどね(笑)。しかし、音の良い高回転型の四気筒NAエンジンは絶滅危惧種ですねえ。今、新車で買えるものは、国産車にはほとんどありませんから。輸入車にしたって、無いに等しいです(ルーテシアRSはもはや新車は買えない)。フィアット500の1.2は音はわりと良いですが、高回転型とはいえませんしね。
 四気筒にこだわらなくても、NAの高回転型エンジンはスーパースポーツ系(フェラーリなどの)を除くともうほとんどありませんでしたね。BMWにも余り期待できないし(ま、元々、M、を除けば、高回転型というほどではありませんでしたが)、ポルシェも四気筒ターボになりそうだし(これももともと、RS、とかついているようなのを除くと、特別高回転型ではないし、排気量は大きかった)。音だけは良かったアルファも加給エンジンへ移行してしまいましたからね。

 2ZZのエリーゼは貴重です。2ZZ自体は素晴らしく音が良いとは言いませんが、今はその程度のエンジンですらありませんから。

 まあ、後は、FT-86/スバルクーペのエンジンがどうか、でしょうが。

|

« 行けなかった・・・・ | トップページ | 九州旅行初日 »

クルマ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 嫌な時代だなあ:

« 行けなかった・・・・ | トップページ | 九州旅行初日 »