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C-Class試乗

 日曜日の午後、相方が眠いから昼寝をするというので、邪魔しちゃ悪いから(笑)、出かけることにしました。とはいえ、せいぜい二時間程度なので、評判の良いCクラスを見てくることにしました。可能性は極めて低いですが、一応、仮称快適車の候補になりえます。ATですが、快適性が高ければ勝ち残ることもありえますから。
 車を停めて、Cクラス見せて下さいというと丁寧にショールームに案内してくれました。細かく書きませんが、対応はそつなく、まあ、さすがベンツ屋というところでしょうか。
 おや、スマートが3台並んで展示されています。昔、スマートを見にきた時には1台だけだったんですが。最近は「エコ」なせいか結構売れているそうです。へー、あんな乗れば軽自動車と同じようなものがねえ(スマートに乗っている方には申し訳ないですが、我が家の素直な評価です。音振がひどすぎますし、ミッションも余りに酷いです。乗り心地もやたらはねて酷く悪かったです。ショールームに展示している状態で座って見れば、とてもよさそうだったんですが・・・。)。
 Cクラスの展示車は、いずれもC200ブルーエフィシェンシーで、ベース、アバンギャルドのスポーツパッケージ、ワゴンのスポーツパッケージの三台でした。従来はエレガンスとアバンギャルドの2本立てでしたが、マイナーチェンジで、ベースグレードがエレガンスの顔になり、アバギャルドは上級グレード扱いになったそうです(雑誌などではエレガンスはパッケージオプションになったと書かれていますが、確かにパッケージオプションはありますが、顔から言えばベースがエレガンスです。)。スポーツパッケージをつけるといずれもアバンギャルドの顔になるそうです。で、聞いたらやはり、アバンギャルドの方が人気があっためとのころでした。
 アバンギャルドはスポーツパッケージ付きなので、前225/40R18、後255/35R18なんてとんでもないタイヤ。(^^;アバンギャルドの標準は前後225/45R17です。一方ベースは前後205/55R16で、スポーツパッケージ付きで前225/45R17、後245/40R17です。まあ、こちらは今どきとしてはそれなりのサイズです。
 スポーツパッケージの内容は、スポーツシート、やたらスポーティなパドル付きステアリング(最近流行の下側がカットされ、持つ部分がえぐれたもの)、ドリルドローターに大きいブレーキ。アバンギャルドだとダイナミック・ハンドリングパッケージ(乱暴に言うとPASMとスポーツクロノ)が含まれますが、ベースにつけると含まれません。なのに40万vs44万でベース用のオプションの値段が高いのは??まあ、基本的には我が家には不要なものですが、パドルは欲しいですし、シートもこっちの方が相方の好みに合いそうです。
 ベースとアバンギャルドの見た目の違いは従来と同じでしょう。リアはいいんですが、フロントはどっちも好みから言えば、好きには慣れません。強いて言えば、ベースで飛び出すベンツマーク無しがましでしょうか。リアはバンパー下部が少し違うものの、マフラーカッターは同じなのは意外でした。
 中に座るとあれ?意外とシートが低いです。営業氏いわく、全世界向けに出荷するので、調整幅が広いのだそうです。ステアリングのチルトとテレスコの調整範囲も確かに広かったです。おかげでシートを下げられます(笑)。これは結構いいです。ただ、ペダルはFRなのでやはり右よりで、左が狭いです。でも、許容範囲内です。オルガンアクセルがいまいちですが(私に合わないので)。
 シートは前後とランバーサポートはマニュアル、上下とバックレストは電動でした。アヴァンギャルドは全部電動だそうです。。えっと名前忘れた。背中の調整もマニュアルだけどあった。ああ、それからシートの上下ではなく、前縁の角度調整も出来ます(マニュアル)。シートの素材はベースはファブリックで、アバンギャルドは左右だけレザーです。
 マイナーチェンジで質感が上がったという意見もありましたが、まあ、このクラスとしては普通かなと思います。エアコンの温度調整リングなんか少し安っぽいかな?ウインカーとワイパーが同じで左だけです。ただし、その上にクルーズコントロールの短いレバーがあります。これはベンツ流。まあ、国産車から乗り換えても交差点でワイパーが動かず、からぶりするだけだからいいでしょう。慣れは必要ですが。
 後部座席は必要にして十分でしょう。バックレストが寝過ぎている気がしますが・・・まあ、気にするのは私位でしょう。ただ、ヘッドクリアランスが意外と少なめでしたが。
 さて、試乗です。試乗車はベースグレード。シートを下げられるのでポジションは合いますが、アクセルがオルガン式なので下げると踏みにくいです。ポジションあわせるとメーターが見えないのはいつものことです(苦笑)。メーターがちゃんと見えるのはエリーゼ位かなあ。
 残念ながらサイドブレーキはありません。足で踏んでレバーで解除です。しかし、営業氏がブレーキペダルを踏んでとまって、さらに強く踏み込めばホールド機能が働きますと教えてくれました。ちょっとコツがいりますが、すぐ慣れました。これは便利です。これならサイドブレーキなくてもいいです。サイドターンは出来ませんが、こういう車でやることもないでしょう。
 シフトレバーはストレートに見せかけて実はジグザグ。これもちょっと慣れは必要ですが、間違いは少なくて良いと思います。ただ、マニュアルシフトが左右なのは相変わらずやりにくいです。なんでこんなことをするのか理解に苦しみます。なお、アイドリングストップ機能はありませんし(350だけついています。今は日本はワゴンだけで、セダンの350は未導入)。
 さて、発進。敷地から道路に出た時に・・・うーん、感じるものはありませんでした。ベースですが、脚はちょい硬いです。走り出すとタービンの音でしょうか?ヒューンという音が耳に付きます。同乗の営業氏に回転数を聞かれて、2000-3000回転というとその辺でトルクを出すために結構加給しているそうです。まあ、いずれにしてもターボ関係の音なのでしょうね。車自体は静かなのでエンジン関係の音が妙に耳につきます。回しても良い音はしませんので。
 ステアフィールはまあまあです。ステアリングは全グレードナッパレザーで、営業氏は握り心地が良いでしょうと言っていました。ブレーキも左右どちらでも普通に踏めます。 左右のマニュアルシフトは実際に走らせるとやはりやりにくいです。どっちがアップか分からなくなるのは慣れの問題でしょうけれど。変速速度はトルコンATとしては普通です。特に遅いということはありません。車の性格を考えればこれで十分でしょう。

 メーターの中はLCDパネルです。そこにコーヒーマークが出ていて何ですかと聞いたら、数時間連続運転してドライバーの運転がふらついたら休憩を促すためにメッセージがでるのだそうです。ありゃ、ふらついている?と思ったら、それは通常状態だといわれました。ちょっとどっきり(苦笑)。
 今どきの車としてはめずらしくボンネットがちゃんと見えますね。更に飛び出しているベンツマークがあるので、更に鼻先がどこまであるかわかっていいです。なるほど、そういう効果もあるのですね。
 さて、後回しにしていた乗り心地ですが・・・うーん、微妙です。悪くはありません。ボディの剛性感は非常に高く、大きな入力を受けてもどしっとしています。ただ、乗り心地がいいかというと・・・なんか、こう、ちょっと違うというか、素直に「おお、乗り心地がいい!」とは言えません。相方は文句は言わないでしょう。また、一般的に言っても乗り心地は良いと言われるとは思います。ただ、私には・・・・、まあ、普通、でしょうか。悪くはないけど、傑出して良くもないという意味で。逆に多分、スポーツパッケージでもそれほど悪化はしないかもしれません。 
 原因ははっきりとは分かりませんが、微妙に入力に対して二次、三次の振動が少し残っている気がします。もしかするとダンパーのせいかもしれません。ダンパーはノーマルでAGILITY CONTROLサスペンションといって、負荷によってオイルの流量調整するものだそうです。所謂、可変ダンパー/アクティブダンパーではないようですが・・・変化があるようです。これが好みに合わないのかもしれません。私は何故かその手のが合わないので・・・。
 戻ってきてついでなのでバックさせてみました。パークロトニック(バックソナー)はついていませんが、バックカメラは標準です。でも、ナビの画面を見ながらバックさせるのは結構難しいですね。結局、ミラー主体で見て、バックカメラは確認程度で見ただけでした。ま、この辺は人間がハイテク(なのか?この程度で)についていけないだけかもしれません。
 総じて、実用セダンとしては良く出来た車だと思います。私はエンジン音、微妙な乗り心地、それとマニュアルシフトのやりにくさが気になりますが、多分、Cクラスを検討するほとんどの人は気にしないでしょう。営業氏も言っていましたが、パドルがついていても使う人はほとんどいないということですから。エンジン音は好みでしょうし、乗り心地も私の好みの話です。

 ただ、ベースグレードで440万。ちょっとオプションをつけたら500万近い価格になってしまいます。うーん、その値段を見ると考えてしまいます。確かに悪い車ではありませんが、特別速い訳ではありませんし、特別高級なものでもありません(もちろん、値段相応の質感があるとは思いますが)。
 例えば、ゴルフ梅は、Cクラスを越える乗り心地です。装備はシンプルで質感はCクラスよりも低いかもしれませんが、相応の質感はあります。装備を重視すれば竹で十分です。それでも、ナビをつけても300万程度です。
 そう思うと誰にでも勧められるかと言われると・・・。まあ、ベンツというブランドバリュ-をどれだけ評価するか、でしょうか。
 まあ、そうするとベースグレードの下にライトという廉価グレードが存在しています。これが400万です。装備はシンプルではありますが、とはいえ、ETCがオプションになっている点を覗けば、ナビもついていますし、特に不満はないでしょう。そうしたら、ライトにETCをつけて400万位で買って乗るというのが正解かもしれません。下取りを考えずに長めに乗るのならそれが一番良いCクラスの買方ではないかと思います。

 我が家?ATだったら、ゴルフでいいです。100万円以上ある価格差ほどの価値を見いだすことが出来ません。ブレーキのホールド機能は便利ですが、ゴルフならサイド引けばいいですから。200km/h巡航すればCクラスがいいかもしれませんが、日本ではそんな場所はありません。普通の日本の高速道路の巡航ならゴルフ5があれだけ良かったのですから、現行のゴルフ6も同等でしょう。実際に試してはいませんが、ビッグマイナーチェンジというところですから。

 このクラスのセダンでというなら、320にMTがあるのでそっちにします。快適性はやや落ちるかもしれませんが、MTでサイドブレーキあり、NAエンジンと、ATでサイドブレーキ無し、ターボエンジンの差はやはり大きいです。快適性が極めて優れていれば逆転もありえますが、そこまでのものではありませんでした。

 という訳でやはりベンツが我が家にやってくる可能性は低そうです。うーん、評論家は何故あんなに褒めるのだろう?まあ、私と評価するポイントが違うというところでしょうか?後、乗り心地も基準が私が変ですからね(笑)。

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