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無事と健闘を祈るしかない

 福島第一原発では、自衛隊、警察、そして東電による決死の作業が続いています。CH-47による放水は、簡単な計算でもわかるように、焼け石に水、と言わざるを得ません。手間の割に効果は極めて限定され、効率が悪すぎます。しかし、それでも、少しは時間が得られるでしょう。その得られた時間で次の作業までの準備が出来る可能性はあります。警察による放水は水が放射線が強すぎて近づけず、水が届かなかったために中止され、その後、自衛隊の消防車(航空機事故用の)による放水は実施されました。新聞によると厚木基地からも行っているそうです。ただし、放射線が強いので、当初予定した連結しての連続放水は行えず、車内タンク分だけの放水にとどまったとのことです。これもまた、総量からすると焼け石に水に近いと言わざるを得ないでしょう。しかし、これにより、ある程度の改善は出来たと信じたいです。

 原発が安定すれば、停止している五号機、六号機の発電へ向けての作業も行えます。しかし、安定しないと福島第二原発含めて、原発は動かせません。それは夏に向けて発電能力が需要に対して絶望的なまでに不足することを意味します。
 また、ここ一週間、長くても数週間で安定した状態に持ち込めないとそれは悲劇的な結末を迎えてしまう可能性が高いことを意味します。押さえ込めないと最終的には現地で作業が行えなくなります。それはとりあえずある程度はおちついてきている他の原子炉でも問題が再発し、また、停止している五号機、六号機の使用済み核燃料も問題を起こすことを意味します。被害がどれだけに及ぶかは素人の私にはわかりません。100kmでも安全ではない可能性は高いと思います。

 ただし、以上は、私は原発反対を主張しているのではありません。総力を挙げての決死の作業が続いています。これにより必ずや安定した状態に持ち込めると信じています。言いたいのは、今、すぐに大きな危機が発生する訳ではないにしても、失敗すると重大な危機に陥る、その瀬戸際にあるということです。
逆に、これらの原発が安定すれば、復興フェイズへ移行出来ます。そうすれば、今よりも良く方向へ向かいだします。良い方向へ向かうということは人々が希望を持てるということです。

 また、原発とは直接は関係ありせんが、戦後初の予備役動員も行われました。被災地では雪が降っています。食料、水、燃料が不足するなか、避難所で多くの人が耐えています。

 一方の我が家は夕方からの停電に備えて泥縄としか言えない対応状況で、他人を批判出来る状態ではありません。気温が下がっているので、大規模停電が発生する可能性があるとのことで、相方は早く帰って良いと言われたので普段よりも一時間以上早く帰ってきて、私もそれに合わせて早めに帰宅しました。停電前に先にお風呂に入って(エコキュートなので基本的にはためているお湯を湯船にはるだけですが、停電するとそれも出来なくなります)、パンで夕食をすませて、停電に備えました。

 たかが停電でどたばたしているのが恥ずかしくなります。停電するといっても、限定された時間で、食事は出来て、お風呂にも入れて、布団で寝ることが出来ます。

 今、出来ることは、原発対応、救助、復旧に従事されている方々、避難生活を送っている方々の無事と健闘を祈ることしかありません。後は、なるべく節電に努めるしか・・・。

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