« 復活 | トップページ | 居るべき場所 »

今、あるべき姿

 車ですが・・・何を悩んでいたかというとピー次郎ことケイマンをどうするか、です。我が家にやってきて10ヶ月弱経過しましたが・・・・存在意義を余り見いだせません。お山に夜遊びに行ける訳ではなく、たまに休暇を取っても、昼間のお山は交通量も多いし、相方が帰ってくる前に戻らないといけません。結局、ゴルフと大差ない使い方しか出来ていません。一人でちょっと出かける時は、当然、AWかケイマンかというとAWを選びます。当たり前の話です。AWはそこらで乗っても楽しいですが、ケイマンにはそんな楽しさはありません。
 最初から分かっていたことではないかと言われると返す言葉がありませんが、何のために養っているのか分かりません。
 ピー太郎ことボクスターもそうでしたが、この兄弟が真価を発揮出来るのは、日本の公道では不可能な速度領域です。そこらを普通に走っていると、ピー太郎と違って、乗り心地が酷くて耐えられないということはないのですが、楽しい訳ではありません。MTのゴルフか何かに乗っているのと同じです。エンジン音もAWと違って普通に回している分にはいい音はしません。踏み込めば吸気音はそれなりにしますが、何せ、ギヤがAWよりも相対的にハイギヤードですし、パワーもありますから、公道では2速でですら踏み切れません。ボクスターには屋根が開くというおまけの楽しみがありましたがそれもありません。
 そして、その高速領域ですら、何故か、ボクスターの方が安心感があるのです。上下方向の入力に対しては、ボクスターは明らかにばたつき、ケイマンは相対的にはばたつきは少ないです。しかし、横方法の入力に対しては、本来、ボディが弱いはずのボクスターの方が強いような感じがします。数値を測定した訳ではなく、あくまで、感覚、でではありますが、高速コーナーはケイマンの方が不安感が残り、挙動がすっきりしません。なんというか、リアの動きがよれるようなそんな感じがします。これはATとMTの差によるロスの差を考慮すると実際のパワーがケイマンの方が高いのではないかというと、ボディ形状の違いからトラクションもケイマンの方が高い気がするので、同じように踏んでいるつもりでも、実際にはケイマンの方がより高い負荷を受けているのかもしれません。しかし、あくまで感覚的には、ボクスターの方が安定しており、ケイマンは不安感が残るのです。
 元々、ATで乗り心地が過去最悪のピー太郎が嫌になっていた時に、右のMTのピー次郎が現れ、相方も受け入れられることから、我が家で養うことになったのであって、私が熱望した車ではない、というのもあります。結局、ピー太郎と同様にピー次郎も乗りたくて乗っている訳ではないのです。それが約10ヶ月で約3000km程度という走行距離に現れています。

 そこに現れたのが、ルーテシアRSです。私の嫌いなFFでしかも仏車です。しかし、乗ると町中の試乗コースでも楽しく、エンジンもアクセルをそれほど踏み込まなくても良い音がします。操作性も良く、しかも、快適です。シートも乗り心地もケイマンよりも上です。どうせ、お山に夜遊びに行かないのなら、FFだMRだなんて余り意味がありません。それが問題になるのは限界に近づいた時だけですから。普通に町中や高速道路を走っているだけなら・・・どう考えてもルーテシアRSの方が楽しいです。それこそFFのAWと言っても良いでしょう。快適さはAWよりも上(乗り心地やシートなど)ですから、限界に近づかない限り、ルーテシアRSの方が総合的に上だといっても良いでしょう。そして、その限界そのものは、悔しいですが、ルーテシアRSがAWよりも上だと思われます。同じコースでタイムを計ればAWが勝つことは出来ないでしょう。

 しかし、FF、そう、FFなのです。操舵輪を駆動する車です。ピー次郎は腐ってもMR(これを「腐っている」というと、腐っていないMRはどれだけあるのかという話になりますけれど。(^^;)。おまけに縦置きで重量配分は量産MRとしては最良のものです(エリーゼ一族との最大の違いはここ)。音だとか楽しさというような感覚的なものを除けば、このクラスで最良のMRスポーツでしょう。動力性能そのものに不満はありませんし、運動性も前述の何故か高速コーナーで感じる不安定さを除けば、過去、所有した車の中では最高でしょう。昔のようにお山で夜遊びしていれば何の問題も無かったかもしれません。SWがそうだったように。SWは乗り心地も音も悪かったけれど、夜遊びやサーキット走行には適していました。

 いくらゴルフの運転手(苦笑)でFFにだいぶ慣れたとはいえ、Midship馬鹿の看板上げている私がFFの方がMRよりも楽しくて快適だから、FFに乗り換える・・・ということは出来ません。

 とはいえ、現状の私の生活(ライフスタイル)により適しているのはどちらだ?と言えば、ルーティアRSでしょう。操舵輪を駆動する車、過給器のついた車は乗らない、のが私のポリシーです。でも、それって、もやは、「今まで所有した車は全部後輪駆動で八割はMRなんです」と言いたいだけになっているように思います。そして、本来、私のポリシーには「左足が駄目にならない限り、クラッチペダルの無い車は乗らない」というのもあったのです。要するにMRまたはFR(もしくはRR)で、NAのMTしか乗らない、というのが本来のポリシーでした(それに準じる条件に水平対向エンジンは不可もあったけど、これも崩れています)。それがピー太郎でATを買ってしまったので既に守れていません。なら、今更FFは駄目、に拘る必要はどこまであるのでしょうか?

 アルテを購入する時、最後まで残った候補はフォーカスでした。ただし、これはAT。その前に候補になっていたMTのST170が決断する前に無くなってしまったからです。今から考えるともっと早く決断して、ST170にしておけば良かったとも思います。でも、すんなりそうできなかったのは・・・・FFだったからです。あの時、ST170にしていたら、ずっと乗り続けることが出来たと思います。
 最終的にアルテになったのは相方が運転することもあるとはいえ、やはり自分でATは買うことが出来なかったせいです。でも、これもまた、あの時、ATのフォーカスを買っていれば、相方のゴルフがやってくることは無かったでしょう。4ATなのが難点ですが、それをマニュアル風操作して乗り続けていた可能性は高いです。シートヒーターのありがたみは知らないので(その段階では)、無くても問題はありません。ATということを覗けば、フォーカスはそこらを走っていても楽しい車でした(試乗するだけで楽しかった)。
 勿論、エリーゼを手放したのは別の理由なので、フォーカス買っていたらエリーゼを手放さなかったということはありません。でも、あの時は、まさか、欧州フォードが撤退するとは思いませんでしたし、FFならまだ同じような車はいくらでも買うことは出来ると思っていました。しかし、あの後、ST170のようなFFはどんどん無くなってしまったのです。
 そして、そこに登場したのが、ルーティアRSです。フォーカスST170の再来と言っても良いでしょう。リアがマルチリンクだったフォーカスに対して、トーションビームというが気になりますが、エンジンそのものはST170よりも上でしょう。総合的に見れば、ST170に勝るとも劣らないと言えます。決定的な違いはブランドだけでしょう。準英国車と言える(と私は考える)欧州フォードに対して、仏車。それだけです。
 では、ルーティアRSに準じる車を今後、買うことは出来るでしょうか?私は日本で新車を買うことは出来ないと思います。ルーティアRSは規制を満たせず、8月で輸入できなくなります。では、その他のメーカーから同等の車が今後出るでしょうか?
 現在の日本では全く期待出来ません。今の日本で、高回転型NAで音が良いエンジンを作っているメーカーはほとんどありません。以前はそれはホンダの得意技でした。しかし、S2000やType-Rが終了し、今後、そのようなエンジン・車は期待出来ません。ま、それに元々私はVTECの音は余り好きではありません(B18C 96SpecRは別)。トヨタは4AGどころか、2ZZ-GEですら無くなってしまい、期待出来ません。スバルクーペ(FT-86 or FR-S?)がどうなるか分からない状況では、少なくとも当座、トヨタに楽しい車は期待出来ません。音が良い車ならLFAがありますけれど、購入することは不可能です(高すぎる)。それ以外でエンジンに期待出来るのはスズキでしょうか?とはいえ、スイフトスポーツがフルモデルチェンジしても登場するかどうかは不確定です。それ以外のメーカーにはまったく「音」は期待出来ません。強いて言えば、マツダのロータリーですが・・・。
 では、輸入車はどうか?輸入車といっても、現段階では事実上、それは欧州車を意味します。そして、今の欧州のトレンドは小排気量ターボです。音と言えばアルファですが、Mitoにしても、147後継のジュリエッタにしてもターボです。BMWーMiniのNAは音が良いとは言えません。1シリーズの音はまあまあですが、MTは130iしかなく、こいつはどうみても乗り心地が凶悪です。135クーペはターボですし。320クーペにMTがありますが、特別音が良い訳ではない上に400万級で、しかもでかいのでとうてい買う気になれません。120クーペにMTがあれば、まだ良かったのですが。プジョー・シトロエンはエンジンはMiniと同じです。
 アルファとBMWに期待出来ないとなると、後はもうルノー・スポールしかないでしょう。しかし、ルーテシアはもう輸入出来なくなります。トゥインゴはカップシャシーですし、エンジンはルーティアほどではありません。メガーヌRSも入ってくるかもしれませんが、これはターボです。
 欧州フォードが撤退し、再参入が見込めない現状では、要するにルノーにしか期待出来ないのです。無論、次期ルーティア(そう遠くない将来に登場する)RSを期待することは出来ますが、これが今の流行のターボにならない保証はありません。要するにルーティアRSの音が良いのは、それは設計が古い、古典的なエンジンをいまだに使っているからです。次も同じ・・・とは余り考えられません。つまり、ルーティアRSのような車が再び登場することは余り期待出来ません・・・・ST170のように。
 そういう風に考えれば、もう答えは出たと同様です。今でなければ、もはやルーティアRSのように乗り心地が良く、音が良く、乗って楽しいMTの車は新車では手入らないのです。
 実はピー次郎の買い取り査定をしてもらいました。前回のピー太郎の経験があるので概ねこれ位だろうというのは予想が出来たのですが、査定額はその予想+10万円でした。ルーティアRSと入れ替えるの不足はありません。
 もう、あるべき姿は、何であるかは明白でしょう。

|

« 復活 | トップページ | 居るべき場所 »

クルマ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 今、あるべき姿:

« 復活 | トップページ | 居るべき場所 »