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2010年7月

ピー次郎テストドライブ:箱根編

 先日、久しぶりにピー次郎で箱根に行ってきました。先日のテストドライブ市街地編の続きのようなものです。
 結論から言えば、私にはギヤ比率が高すぎます。ワインディングを走らせるとほとんど2速で事足ります。それなりのパワーがあり、ライトウェイトスポーツと比べると高めのギヤ比なので、3速に入りません。もちろん、早めにシフトアップすれば3速に入りますが、まじめに走れば、2速の領域内にずっととどまります。3速に入るのは極めて限定された場所だけです。
 これがAWであれば、2速と3速を使い分けて走る必要があります。エリーゼもそうでしたし、他の車は全てそうでした。ピー太郎(ボクスター)はATだったので、少しギヤ比が低く、まだ3速も使いました。うーん、やはり、ワインディングで2速と3速を使い分けて走れるのがいいですね。
 エンジン音の印象はかわらず。やはり踏まないと駄目だし、ただ、回すだけなら7000回転でもいまいち。6000回転から上に踏んでいった時の音はまずまず、これはやはり同じでした。車が速すぎて、音が良い領域をずっと使って走って楽しむ・・・という訳にはいきません。
 これがAWだと4000回転前から、歌声領域に入って、後はレブリミットまで歌いっぱなしなんですが・・・だから、街中でもAWは歌っています。ケイマン(やボクスター)ではこうはいきません。
 高速コーナーでの漠然としたリアの不安定さは、こういうところでは感じられません。ま、速度領域が低いですからね。
 気になるのはシフトフィール。やっぱりなんかいまいち。前は余り気にならなかったんですが・・・先日のエリーゼSの試乗以来、どうも気に入りません。それとお尻の具合もいまいち。やっぱりシートが体にあっていない気がします。
 総じて楽しんで走るには車がやはり速すぎます。まともに走らせられる道は日本にはありません。サーキットだけでしょう。それも日光サーキットのようなミニサーキットではもてあますと思いますので、最低筑波クラス。そんなところ、そんなに頻繁に行けません。もっとも、箱根ですら最近は年に数回ですから、余り変わらない気もしますが(苦笑)。
 排気量と馬力を落として、代わりに1速から5速までクロスしたギヤ、6速は巡航用の高め、これが理想です。1速から3速がクロスしているだけでも十分です。どうせ、4速は使いません。エンジンはともかく、MR-Sの6速はそれに近いものがありました。6速が低いことを除けば、ルーティアRSは良い線ですね。そして、エリーゼはギヤ比率がUKのサイトで拾ったデータが正しければ理想的です。もっとも、エンジン音に難あり、の可能性が高いですが・・・・。

 ま、いつものことですが、AWの素晴らしさを実感します。速さはありませんが、楽しさにあふれています。エリーゼに4AGさえ、載っていれば・・・・。

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東京コンクール・デレガンス2010

 お台場の潮風公園で行われていた東京コンクール・デレガンス2010を見てきました。出展車両の詳細などはここを見て下さい。
https://concours.jp/jp/concourscars/

 目的は、ずばり、デ・トマソ ヴァレルンガです。初期のミッドシップのロードカーの一台として有名ですが、実物を見たことがありませんでした。これです。
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 この車は1966年生まれ。あれ?どこかで聞き覚えがある年だな(笑)。この時代のスポーツカーはまだ計算に基づいた空力設計・・・ではないので実際の空気抵抗などは大きいかもしれませんが、見た目は空気抵抗が少なそうで格好良いですね。写真だと少しわかりにくいかもしれませんが、エンジンはリアのガラスの下、カーペット(キルト生地みたいなもの)の下です。ケイマンと同じような位置にエンジンがあります。1.5Lと小排気量エンジンですので性能はたかがしれていますが、いやいや良いではありませんか。欲しくなりますね。でも、日本に何台あるんだろう(苦笑)。ま、それでも、ディノよりは安い??

 他にもミッドシップ中心に。
 まずはミウラ。
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これはまつげの無いタイプ。
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リアのエキパイ、外から見えるのはフェイクだったんですね。気が付きませんでした。今でもありますが、昔からこういう「飾り」はあるのですね。
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 ボーラ。ライト周りやリアの形は好きです。自分で乗る車ではありませんが。
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ミッドシップではないですが、TZも格好いいですね。
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1960年から1970年頃の車が一番格好良い気がします。それよりも前だと古く感じてしまいますが。
 OSCA MT4 Tip2AD。コックピット内部は車というよりもなんだか船っぽいです。
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 以上はどちらかと言えば、わりと新しいクラスですが、古いのも。

マセラッティの三目。

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古いクラスで一番気に入ったのがこのアストン・マーチン。

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 なんでこんなに平たくつぶした形状のエキパイなんでしょう?

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これはフランスのRallyという車。右ハンドルです。ブガッティも右でした。本当は右ハンドルが正しかったのじゃ!

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コクピットを覗くと・・・・

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タコメーターの過半が赤・・・・こういうのも昔からあるんですね。絶対回らない回転数の目盛があるのは何ででしょう?レーシングカーバージョンなら回る!?それはないでしょうねえ。

ベントレー。「8」の数字はオリジナルからそうなんでしょうね。

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でかいRRは余り興味ありませんが、これのおもしろいのは後部座席用のスクリーンがあること。さすが、RR!

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アルファです。空力を意識し始めた時代の車ですね。

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ベンツは新旧並べていました。が、このスターリング・モスはバットマンカーとしかいいようがないような?

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アストン、ジャガー、RRにランボ、アルファにポルシェなどなどが新車も持ち込んでいました。その中で目玉はやはりこれでしょう。

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 うん、これは格好いいです。買えないけど。ジュリエッタも展示されていましたが、Mitoの方が格好いいかも。後、MitoのDCT版もありました。

 ちょっとかわったガヤルド。どこかの時計屋さんバージョン。いや、時計は興味がないのでよくわかりません(道具として動けばいいので)。

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普通?のガヤルド。

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スーパーレジュエーラとバレンティーノ・バルボーニだったから「普通」ではないか。そのリアです。

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これもラッパですなあ。奥にある本物のエキパイはそう太くはありません。まあ、装飾系エキパイとしてはましな方です。

 そうそう、何故かアメ車もありました。

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でも、よく見たら、マイバッハと書かれていてベンツのブースでした(笑)。いやあ、でも、これはアメ車でしょう?

 入場無料!のイベントですから満足です。ただし、この季節の屋外なので、暑くて死にそうになりました。時間はあったのですが、体力の限界で撤退を余儀なくされました。春か秋にやってくれれば、もっとじっくり見たのですが・・・・・なんでこの時期なんでしょうね??

 あ、そうだ。一応?コンクールでした。結果は、こちら。

https://concours.jp/jp/newsrelease/n_20100725.html

 優勝?は黄色いRallyだったそうで。一般投票の最優秀はTZ。格好いいですからね。ヴァレルンガはClassD(一番新しい年代)の3位。ちなみに1位は275(ヴァレルンガの写真に少し写っている)。ちょっとありきたりな結果。

 

 

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ピー次郎のテストドライブ

 昨夜、相方が会社の同僚等と食事したので帰りが遅く、仕事も早めに終わったので、一時間ほど時間が出来ました。それで、遠くまでは行けませんが、ピー次郎を走らせて見ました。
 先日のエリーゼSとの違いを意識して感じるように走ってみましたが、ステアフィールもシフトフィールもエリーゼSよりも悪いことに気がつきました。
 ステアフィールはAWが世界一!(私にとって)なんですが、S1の111Sだと軽すぎて、ステアリングインフォーメーションが希薄な印象が残っていますが、エリーゼSは車重が増えたことが良い方向に作用したのか、そういう感じはしませんでした。ケイマンはどうか?極端に軽い訳ではないですが、なんというか、AWやエリーゼがシャフトで直接つながっている!という感じなのに対して、間に三つ位ゴムが挟まっているような感じです。パワステついているし、可変ギヤレシオなのでそう感じるのでしょう。あれ?こんな感じだったかなあと思う位、なんか、ぐにゃぐにゃっとしていて、かっちりした感じがありません。
 シフトフィールはMRとしては悪くないと思っていたのですが、エリーゼSのかっちりした感じと比べるとなんかごりっというか、なんというか、やっぱりこれも直結感がありません。どちらというとエリーゼSが記憶よりも良かった、というべきでしょうか?111Sはぐらぐらぶらぶらしているものの、ギヤが入る瞬間はかちっとしていました。そのぐらぐらぶらぶら感がエリーゼSは大幅に減少しています。

 エンジンは踏みつけて回せば、5000から上、特に6000以上はわりといい音がします。ポルシェのフラット6らしい音、でしょうね。ただ、私の好みとはちと違う音色ですが。しかし、踏まないと駄目です。回転数が低いと踏み込んだ時の吸気音だけです。それから、AWやエリーゼと比べるとハイギヤードなので、2速ですら、高速道路でも制限速度にあっという間に到達してしまいます。だから、良い音がする領域を楽しむのは難しいです。
 そして、やはり速いです。111Sとの比較ならともかく、それ以外はエリーゼS含めて、加速力では太刀打ち出来ません。111Sとの対決でも、多分、勝っているでしょう。馬力荷重は111Sが上ですが、絶対的なパワー/トルクの違いはあるようです。2.7Lの素ケイマンでこれなので、3.4LのケイマンSだったらもうもてあますでしょうね。ややハイギヤード気味でパワーが十分ありますので、前述のようにすぐに速度が上がっていきます。2.5Lでいいです、私は。排気量落として、高回転型にしてもう少しローギヤードにしてくれた方が楽しめます。

 気になったのが、前から気になっているポジション。微妙にあいません。どこかに無理がかかります。右ハンドルだからとかというよりもシートが体に合わない感じがします。それとステアリングの高さが高すぎます。シートを上げると足下が遠くなるし。エリーゼ一族はステアリングとペダルが向きがずれていて、下半身ねじれるので、酷い状態なんですが、何故か、何ら問題がありません。シートの前後しか調整出来ないですが、111SでもS2のエリーゼSでもぴたっとポジション合います。

 ケイマン、エリーゼSとの比較して考えると。悪くはありませんが・・・踏まず、回さずに走っていると普通の車です。やや乗り心地は硬いですが、わりあい静かです(言い換えるとあの最初に試乗したMY08ケイマンの試乗車はなんだったんだろう?やたらうるさかったですが・・・)。だから、普段はやはりGTですね。でも、踏んで回せば、アスリートカーでしょうか?乗り心地が改善されたSW、かな?

 エリーゼSとの比較をまとめると、ケイマンが勝っているのは、快適性と静粛性、それから高速巡航。それと上まで回しきった時のエンジン音、でしょう。後は全敗。ただし、相方が求めるものはほとんど満たしていますし、エリーゼはほとんど満たしていません(苦笑)。屋根が開くことだけかな?相方が求めているもので、ケイマンになく、エリーゼにあるのは。

 やはりエリーゼは難しいのでしょうね・・・。

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居るべき場所

 あるべき姿が明確になった先週末、義母のお墓参りに行ってきました。相方の家は元々都内にあったので、お墓も都内某所にあります。義父が一緒だとそのまま帰ってくるのですが、天気の関係で今回は義父は先にお墓参りをすませたので、相方と二人だけでした。ちょうど”Elise”発表会のDMが来ていたこともあり、東京ロータスセンターへ寄り道させてもらいました。
 前回のこともあるので、余り行きたくはないのですが、新しい顔になったエリーゼを見るだけは見てみようと思ったのです。カマキリ顔のS2と比べると少し蛙顔に戻ってきていますね。S1の蛙顔とは全然違いますが。
 内装は・・・何か変わった?(^^;エンジンルームはカバーがついているのもありますけれど、なんだかヘッドがまた一段と高くなったような?1ZZよりもショートストロークなんですが・・・排気量が下がっただけかなあ。エンジンブロックは短くはならないのか。
 で、最近、ここにくるといつも良い思いをしない・・・はっきり言えば嫌な思いをするのですが、今回もまた・・・・。名前を知らない営業(だって、また、名刺くれないし、名乗りもしないのだもの。名刺ばらまかない営業なんてあり得ないと思うのに、ここはいつもそう。そんなに高価な名刺を使っているのでしょうか。)がよけいなことを言いました。
 相方がエヴォーラを見てやっぱり大きいねというと、確かに大きいです、普段乗るのにはちょっと扱い難いとかいい、更にエリーゼは乗ると疲れるとかいいます。あんた馬鹿か!若くもない夫婦がやってきて、どう見ても、「奥様」は乗り気でないのに、そんなこといってどうする!相方はそうだよね、ほら、営業さんだってそういっているよ、と私に言いました。
 本当に落ち込んで、ショールームの片隅で頭を抱えてしゃがみ込んでしまいました。しばらく動けませんでした。涙が出てきました。絶対駄目じゃない・・・・。馬鹿営業!おまえ、売れないようなことを言ってどうする!
 駄目だと言われたら、そうでないとやんわり否定するなり、そこはどうだけど、こっちはいいんですとか、こうすれば良くなるとか言うのが営業だろうが!見た目はこんな車で、乗り降りだけはちょっと大変ですが、乗ってしまえば、意外と乗り心地悪くないですよ、とか、オープンにしたままなら、乗り降りもこうすれば意外と大変ではないですよ、とか、そういうこと言えないのか、この馬鹿!
 エヴォーラにしても、ロータスにしては大きいですが、最近のこのクラスでは小さい方ですとか、言いようはいくらでもあるだろうに。自社製品を否定してどうする!だから、駄目なんだよ。

 ただ、頭を抱えて動かなくなった私を見て、さすがに失敗したと思ったのか、エリーゼに試乗してみませんかと言いました。相方もさすがに悪かったと思ったのか、久しぶりに乗ってみればと。それで試乗させてもらいました。
 ただし、出てきたのはエリーゼS。なんだ、新型はまだか。まあ、そうかもしれませんね。相方と二人で走ってきて良いと。それはうれしいです(単に営業が人手が足らず、つきあえないだけかもしれないですが)。

 久しぶりのエリーゼ。説明しようとする営業に分かるからいいと断り(だから、S1乗っていたとさっきも言っただろうに)、発進・・・しようとしてストール。いや、なんかサイドブレーキが戻りきっていないような気がして躊躇してアクセル抜いてしまいました。再度エンジンかけて、感触を確かめて問題ないのを確認し、今度こそ発進。
 後はなんの問題もありません。S2だろうが、乗ってしまえばエリーゼ。三年ほど前にS2に最初に試乗した時にはブレーキペダルの感触がおかしいと感じましたが・・・それはサーボ無しのS1のブレーキを思い出して操作したからです。今はすっかり普通の車に慣れてしまったので違和感ありません。少しオフセットしているステアリングとペダル周りは、まだ昔の感覚が残っているので何ら問題ありません。シフトフィールは前にS2に試乗した時よりも良い気がします。ステアフィールはなんだかS1よりも良い気がします。でも、正確にはこれは、ステアリングの軽さが気にならない、余り感じられないというべきかもしれません。これはすっかり私がパワステに慣れてしまったせいもあるでしょう。
 乗り心地は良好。細かい凹凸は拾ってある程度小刻みに動き続けますが、不快ではありません。ただし、大きな段差を乗り越えた時の衝撃の感じはなんかいまいち。収まりは悪くはないのですが、ボディがよじれる感じがします。ボディ剛性そのものは今となっては大したことはないでしょうし、S1と比べるとS2のトヨタエンジン搭載車はリアが重たいのでこんなものでしょうか。
 14000kmちょっと走っている車でしたが、前回、ここで試乗したS2(のエリーゼS)よりも音や振動は少ない気がします。ただし、エンジンはやっぱり余り回りたがりません。1ZZだから仕方ないですが。でも、オーセンさんで乗せてもらった個体は1ZZだけど、綺麗に吹け上がりましたが・・・・ま、慣らし方次第かな。
 ただし、動力性能そのものは十分。そして、凄く速くはないですが、そう速度が出ていなくても、速く走っている気分になれます。ここがピーと大違い。ピーは気が付いたら、速度が出ていますから。そして、ちゃんと踏めばこれでも十分速いです。
 そして、エアコンがちゃんと効きます!すばらしい!エリーゼでエアコン!オープンのままだったので、晴れていたので暑いは暑いですが、エアコンから冷たい空気がでてくれるので乗っていられます。ま、走っていると熱風をかなり巻き込みますけど(笑)。でも、止まると涼しいです。ま、S1もある意味同じでしたが(意味が違う!!あれは、止まって、横から風が抜けると涼しいだけだい。(^^;)。

 冷静にケイマンと比較すると動力性能で及ばず、ボディ剛性で及ばず、乗り心地も性質は違うものの、エリーゼが圧勝とは言い難いです。細かい凹凸はエリーゼの方が拾っています。S1なら圧勝でしたが・・・やはりS2はなんというか、S1と比べると「やわさ」を感じます。S1は、カツン、カツン、ガン、ですが、S2だと、コツ、コツ、グワン、で、ケイマンは、ゴツ、ゴツ、ガゴン、でしょうか(伝わるのか、こんな表現で。(^^;)。音や振動も明らかにケイマンよりも大きいです。S1よりは少ないでしょうが。エンジン音も別に良い訳ではなく、アクセルオフすると何かびびり音が聞こえています。
 屋根が開くという点は別にして、客観的に比較して、エリーゼがケイマンに勝っている部分は余り無いでしょう。荷物も詰めないし、高速巡航も得意とは言えません。

 ただ、S1よりは重いとはいえ、やはり車の軽さは感じます。そして、やっぱり、楽しい!街中(といっても都会の片側二車線から三車線道路)を走っているだけですが、なんか楽しい。ケイマンではこうは行きません。ケイマンでここを走ったらそれは単なる移動。車も多いし、踏める訳でもないし、直線と交差点だけで、おもしろいコーナーがある訳ではありません。発進して直進して信号でとまって、それの繰り返しですから。こんなところ走っておもしろい・楽しいはずがありません・・・・でも、「楽しい車」だったら、実は関係ないのです。ええ、こんなところでも楽しめます。AWがそうです。そしてこのような状況でもっと楽しめたのはビートです。ビートならこんな状況でも全開に出来ます。(^O^)そして、今回のエリーゼS。なんか楽しいのですよね。S1の111Sだったら、どうか?多分、楽しめないでしょう。そもそも暑くて走行不能です(爆)。111Sは街中では光りませんでした。高速道路も我慢の移動。でも、お山に行けば、一番光る車でした。
 S1とS2の違いを考えるとこの差は理解しにくいです。エアコンがついたのでこの時期の街中でも普通に走れるというのは大きな違いですが、楽しさを生みそうな要素についての違いが見いだせないのです。快適性を除けば、111SがエリーゼSに劣る部分は見いだせません。エリーゼRと比べれば動力性能では劣っていますが、これはSですから。エンジン単体の性能で勝り、車が軽いので、動力性能では圧倒的に111S有利です。カタログスペックではケイマンにも勝りますので。
 多分、エアコンの有無の話は別にすると、恐らくこの差は、車に起因したものではなく、私自身に起因したものなのでしょう。要するに「スポーツカー」から離れて久しいので、久しぶりに乗った「スポーツカー」の楽しさを感じたということでしょう。今なら(あ、後、暑い季節ではなく、涼しい季節だとして)、111Sで同じコースを走っても楽しめたでしょう。
 では、今でも乗り続けているAWは「スポーツカー」ではないのか?勿論、そうです。でも、AWはAWなんです。これは唯一無二の存在。世界で一番の車です。だから、他の車と比べてどうこうという話ではありません(と言いつつ、ビートにだけは負けたと思ったこともあるのですが。(^^;)。
 だから、エリーゼSと比較している(無意識のうちに)のはケイマンであり、相方のゴルフなのです。昔、「スポーツカー」に乗っていて、それから普通の車に乗り換えて、久しぶりに「スポーツカー」に乗った人、そう思って下さい。この場合、一般的にイメージする「スポーツカー」でかまいません。
 え?ケイマンは「スポーツカー」ではないのかって?もちろん違います!だって、乗って楽しくありませんから。「スポーツカー」の私の定義は簡単に言えば、乗って楽しい車、です。もう少し言い方を考えると、運転すること自体に楽しみを見いだせる車、乗ることが目的になりえる車、です。他の人がどうであれ、私自身が楽しく無ければ、それは私にとってはスポーツカーではありません。本来はエンジンがなんだとか、駆動方式がなんだとか、関係ありません。ただし、楽しさにエンジンは重要です。基本的にはエンジンが気持ちよくないと楽しくありませんから。
 ケイマンはGTでしょう。高速巡航は得意ですし、ボクスターと違って乗り心地は良好ですから、長距離乗っても疲れません。ゴルフはそれから動力性能を減らして、後部座席をつけた車でしょうね。同類です。

 過去、所有した車の中で、広義の意味での「スポーツカー」は、二台のAW、ビート、ヨーロッパ、SW、111S、この6台です。ただし、狭義の意味では、二台のAW、ビートの三台に減ります(前述の通り、AWはAWなので、細かく言えば、ビートだけとも言えますが)。この三台は高速巡航は得意ではありませんし、必ずしも楽しいとは言い切れませんが、それ意外なら街中なかからお山までどこでも運転することが楽しい車です。
 ヨーロッパは、乗ると楽しいのですがど、大変さもありました。まあ、「クラシックスポーツカー」でしょうか?好きなだけ乗れるという感じではなく、どこかで抑えつつ乗らないといけなかったので。
 SWは運転そのものが楽しい訳ではなく、サーキットなどでのタイムを刻むこと自体に目的を見いだしていました(副次的に当時のラインナップ中一番普通だったので、乗り心地は悪くても、お客さんを乗せる車でもあったのですが)。「レーシングカー」に近い存在です。こんな言葉は普段聞きませんが、「アスリートカー」でしょうか?111Sも「アスリートカー」でしょう。単に運転することだけではなく、速く走らせようとすると楽しい車なので。ただし、111SはSWよりもレベルは遙かに上ですし、狭義の意味の「スポーツカー」にSWよりも近いですが。
 ロードスターとボクスターは「オープンカー」。オープンであることに意義があり、良さがある車です。両者共、そのまま屋根が開かなくなったら価値はありません。ケイマンは前述の通りGTですね。
 難しいのがアルテッツァです。本来はGTであるべきですが・・・・中身はSWに近いような。もし、毎週お山にいったり、時々サーキットに行くことが出来たら、これもSWと同じ役割になったかもしれません。もっとも、その時にはアルテッツァなんて買わずにSWを乗り続けていたのですけど(笑)。半分GT、半分アスリートカーでしょうか。中途半端なのは否めません。

 では、エリーゼSは?もう答えは明白。これは「スポーツカー」です。五年前ならわかりませんが、今は、これは私にとってスポーツカーです。フェイスリフトされた新型「エリーゼ」はほぼエリーゼSと同じ車であろうと思われます。6速になったのですが、もらったカタログやwebにはギヤ比が書かれていません。UKのサイトにいったらデータがありました。日本仕様も同じかどうか確認は必要ですが、ともかく、その数字を使えば、6速100km/h時のエンジン回転数は約2500回転です(ケイマンよりちょっとだけ高い程度)。従来は3000回転前後でしたから、6速は巡航ギアと言えるようです。

 「スポーツカー」は楽しい・・・当たり前です、楽しい車=スポーツカーですから。そして、私はやっぱり、スポーツカー乗りです。乗って楽しい車でないと。それが私の本来居るべき場所、です。

 出物が有れば、買い換える!と宣言してるS1の111Sは・・・・今となっては無理かなと思います。前述の通り、狭義の意味ではこれは「アスリートカー」ですから、お山やサーキットなどに行かないとしたら、意味がないのです。車としての性能は私が所有した・する可能性がある車の中で一番でしょう(絶対的な速さではなくて、感覚的な面も含めて)。ただ、エアコンもなく、夏(夜でもつらい)は乗れない車を買ってどうするのでしょう?そもそもあの111Sを手放した理由はそこにあります。「アスリートカー」をそれらしく走らせることが出来なくなった、なら、それらしく走らせてくれる人のところへ行かせるのが車にとっても良いはずだ、とそう考えたから手放したのです(お金の話、家の建て替えの間の保管場所の話も勿論ありますけど)。
 だから、今、111Sが手に入ったとしても、年の2/3は期間は車庫で寝ているでしょう。残りの1/3の期間でも、それほど多くは乗れません。それじゃあ、本当に「所有」するだけ、「保管」するだけです。勿論、S1の111Sを動体保存することに意味はありますが。

 であれば、エリーゼなら、エアコンの効くS2が今の私に向いた車、と言えるでしょう。普段も乗れるスポーツカー(どこでも楽しいが定義なので、スポーツカーなら逆説的に普段も乗れなければなりません)に乗る、それが今、私が「居るべき場所」です。

 が、しかし、ルーティシアRSもまた「スポーツカー」なのです。何せ、試乗しただけで楽しいのですから。そして、6速100km/h巡航で約3000回転とややロ-ギーヤードであることを除けば、GTの性格も有しています。更に3ドアとはいえ、大人を4人乗せることが出来て、荷物も積めます。おまけにFFであることを問題としなければ、アスリートカーとしても通用します。「万能」なのです。FFということさえ、受け入れれば、それこそ通勤からサーキット走行まで全てこの一台でこなせます。

 中古のS2は別にして、新車の「Elise」は正味523.5万円(ソリッドペイントは考えられないので)。それに対して、ルーテシアRSは、特別色(15万高)ですら、315万です。おまけに、「普段も乗れる」度合いは遙かに高く、楽しさに大きな差はありません。相方に選ばせれば、悩むことなく、ルーテシアRSを選ぶでしょう。

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今、あるべき姿

 車ですが・・・何を悩んでいたかというとピー次郎ことケイマンをどうするか、です。我が家にやってきて10ヶ月弱経過しましたが・・・・存在意義を余り見いだせません。お山に夜遊びに行ける訳ではなく、たまに休暇を取っても、昼間のお山は交通量も多いし、相方が帰ってくる前に戻らないといけません。結局、ゴルフと大差ない使い方しか出来ていません。一人でちょっと出かける時は、当然、AWかケイマンかというとAWを選びます。当たり前の話です。AWはそこらで乗っても楽しいですが、ケイマンにはそんな楽しさはありません。
 最初から分かっていたことではないかと言われると返す言葉がありませんが、何のために養っているのか分かりません。
 ピー太郎ことボクスターもそうでしたが、この兄弟が真価を発揮出来るのは、日本の公道では不可能な速度領域です。そこらを普通に走っていると、ピー太郎と違って、乗り心地が酷くて耐えられないということはないのですが、楽しい訳ではありません。MTのゴルフか何かに乗っているのと同じです。エンジン音もAWと違って普通に回している分にはいい音はしません。踏み込めば吸気音はそれなりにしますが、何せ、ギヤがAWよりも相対的にハイギヤードですし、パワーもありますから、公道では2速でですら踏み切れません。ボクスターには屋根が開くというおまけの楽しみがありましたがそれもありません。
 そして、その高速領域ですら、何故か、ボクスターの方が安心感があるのです。上下方向の入力に対しては、ボクスターは明らかにばたつき、ケイマンは相対的にはばたつきは少ないです。しかし、横方法の入力に対しては、本来、ボディが弱いはずのボクスターの方が強いような感じがします。数値を測定した訳ではなく、あくまで、感覚、でではありますが、高速コーナーはケイマンの方が不安感が残り、挙動がすっきりしません。なんというか、リアの動きがよれるようなそんな感じがします。これはATとMTの差によるロスの差を考慮すると実際のパワーがケイマンの方が高いのではないかというと、ボディ形状の違いからトラクションもケイマンの方が高い気がするので、同じように踏んでいるつもりでも、実際にはケイマンの方がより高い負荷を受けているのかもしれません。しかし、あくまで感覚的には、ボクスターの方が安定しており、ケイマンは不安感が残るのです。
 元々、ATで乗り心地が過去最悪のピー太郎が嫌になっていた時に、右のMTのピー次郎が現れ、相方も受け入れられることから、我が家で養うことになったのであって、私が熱望した車ではない、というのもあります。結局、ピー太郎と同様にピー次郎も乗りたくて乗っている訳ではないのです。それが約10ヶ月で約3000km程度という走行距離に現れています。

 そこに現れたのが、ルーテシアRSです。私の嫌いなFFでしかも仏車です。しかし、乗ると町中の試乗コースでも楽しく、エンジンもアクセルをそれほど踏み込まなくても良い音がします。操作性も良く、しかも、快適です。シートも乗り心地もケイマンよりも上です。どうせ、お山に夜遊びに行かないのなら、FFだMRだなんて余り意味がありません。それが問題になるのは限界に近づいた時だけですから。普通に町中や高速道路を走っているだけなら・・・どう考えてもルーテシアRSの方が楽しいです。それこそFFのAWと言っても良いでしょう。快適さはAWよりも上(乗り心地やシートなど)ですから、限界に近づかない限り、ルーテシアRSの方が総合的に上だといっても良いでしょう。そして、その限界そのものは、悔しいですが、ルーテシアRSがAWよりも上だと思われます。同じコースでタイムを計ればAWが勝つことは出来ないでしょう。

 しかし、FF、そう、FFなのです。操舵輪を駆動する車です。ピー次郎は腐ってもMR(これを「腐っている」というと、腐っていないMRはどれだけあるのかという話になりますけれど。(^^;)。おまけに縦置きで重量配分は量産MRとしては最良のものです(エリーゼ一族との最大の違いはここ)。音だとか楽しさというような感覚的なものを除けば、このクラスで最良のMRスポーツでしょう。動力性能そのものに不満はありませんし、運動性も前述の何故か高速コーナーで感じる不安定さを除けば、過去、所有した車の中では最高でしょう。昔のようにお山で夜遊びしていれば何の問題も無かったかもしれません。SWがそうだったように。SWは乗り心地も音も悪かったけれど、夜遊びやサーキット走行には適していました。

 いくらゴルフの運転手(苦笑)でFFにだいぶ慣れたとはいえ、Midship馬鹿の看板上げている私がFFの方がMRよりも楽しくて快適だから、FFに乗り換える・・・ということは出来ません。

 とはいえ、現状の私の生活(ライフスタイル)により適しているのはどちらだ?と言えば、ルーティアRSでしょう。操舵輪を駆動する車、過給器のついた車は乗らない、のが私のポリシーです。でも、それって、もやは、「今まで所有した車は全部後輪駆動で八割はMRなんです」と言いたいだけになっているように思います。そして、本来、私のポリシーには「左足が駄目にならない限り、クラッチペダルの無い車は乗らない」というのもあったのです。要するにMRまたはFR(もしくはRR)で、NAのMTしか乗らない、というのが本来のポリシーでした(それに準じる条件に水平対向エンジンは不可もあったけど、これも崩れています)。それがピー太郎でATを買ってしまったので既に守れていません。なら、今更FFは駄目、に拘る必要はどこまであるのでしょうか?

 アルテを購入する時、最後まで残った候補はフォーカスでした。ただし、これはAT。その前に候補になっていたMTのST170が決断する前に無くなってしまったからです。今から考えるともっと早く決断して、ST170にしておけば良かったとも思います。でも、すんなりそうできなかったのは・・・・FFだったからです。あの時、ST170にしていたら、ずっと乗り続けることが出来たと思います。
 最終的にアルテになったのは相方が運転することもあるとはいえ、やはり自分でATは買うことが出来なかったせいです。でも、これもまた、あの時、ATのフォーカスを買っていれば、相方のゴルフがやってくることは無かったでしょう。4ATなのが難点ですが、それをマニュアル風操作して乗り続けていた可能性は高いです。シートヒーターのありがたみは知らないので(その段階では)、無くても問題はありません。ATということを覗けば、フォーカスはそこらを走っていても楽しい車でした(試乗するだけで楽しかった)。
 勿論、エリーゼを手放したのは別の理由なので、フォーカス買っていたらエリーゼを手放さなかったということはありません。でも、あの時は、まさか、欧州フォードが撤退するとは思いませんでしたし、FFならまだ同じような車はいくらでも買うことは出来ると思っていました。しかし、あの後、ST170のようなFFはどんどん無くなってしまったのです。
 そして、そこに登場したのが、ルーティアRSです。フォーカスST170の再来と言っても良いでしょう。リアがマルチリンクだったフォーカスに対して、トーションビームというが気になりますが、エンジンそのものはST170よりも上でしょう。総合的に見れば、ST170に勝るとも劣らないと言えます。決定的な違いはブランドだけでしょう。準英国車と言える(と私は考える)欧州フォードに対して、仏車。それだけです。
 では、ルーティアRSに準じる車を今後、買うことは出来るでしょうか?私は日本で新車を買うことは出来ないと思います。ルーティアRSは規制を満たせず、8月で輸入できなくなります。では、その他のメーカーから同等の車が今後出るでしょうか?
 現在の日本では全く期待出来ません。今の日本で、高回転型NAで音が良いエンジンを作っているメーカーはほとんどありません。以前はそれはホンダの得意技でした。しかし、S2000やType-Rが終了し、今後、そのようなエンジン・車は期待出来ません。ま、それに元々私はVTECの音は余り好きではありません(B18C 96SpecRは別)。トヨタは4AGどころか、2ZZ-GEですら無くなってしまい、期待出来ません。スバルクーペ(FT-86 or FR-S?)がどうなるか分からない状況では、少なくとも当座、トヨタに楽しい車は期待出来ません。音が良い車ならLFAがありますけれど、購入することは不可能です(高すぎる)。それ以外でエンジンに期待出来るのはスズキでしょうか?とはいえ、スイフトスポーツがフルモデルチェンジしても登場するかどうかは不確定です。それ以外のメーカーにはまったく「音」は期待出来ません。強いて言えば、マツダのロータリーですが・・・。
 では、輸入車はどうか?輸入車といっても、現段階では事実上、それは欧州車を意味します。そして、今の欧州のトレンドは小排気量ターボです。音と言えばアルファですが、Mitoにしても、147後継のジュリエッタにしてもターボです。BMWーMiniのNAは音が良いとは言えません。1シリーズの音はまあまあですが、MTは130iしかなく、こいつはどうみても乗り心地が凶悪です。135クーペはターボですし。320クーペにMTがありますが、特別音が良い訳ではない上に400万級で、しかもでかいのでとうてい買う気になれません。120クーペにMTがあれば、まだ良かったのですが。プジョー・シトロエンはエンジンはMiniと同じです。
 アルファとBMWに期待出来ないとなると、後はもうルノー・スポールしかないでしょう。しかし、ルーテシアはもう輸入出来なくなります。トゥインゴはカップシャシーですし、エンジンはルーティアほどではありません。メガーヌRSも入ってくるかもしれませんが、これはターボです。
 欧州フォードが撤退し、再参入が見込めない現状では、要するにルノーにしか期待出来ないのです。無論、次期ルーティア(そう遠くない将来に登場する)RSを期待することは出来ますが、これが今の流行のターボにならない保証はありません。要するにルーティアRSの音が良いのは、それは設計が古い、古典的なエンジンをいまだに使っているからです。次も同じ・・・とは余り考えられません。つまり、ルーティアRSのような車が再び登場することは余り期待出来ません・・・・ST170のように。
 そういう風に考えれば、もう答えは出たと同様です。今でなければ、もはやルーティアRSのように乗り心地が良く、音が良く、乗って楽しいMTの車は新車では手入らないのです。
 実はピー次郎の買い取り査定をしてもらいました。前回のピー太郎の経験があるので概ねこれ位だろうというのは予想が出来たのですが、査定額はその予想+10万円でした。ルーティアRSと入れ替えるの不足はありません。
 もう、あるべき姿は、何であるかは明白でしょう。

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復活

 ご無沙汰していました。ようやく復活・・・です。ちょっとお休みにしている間にも色々あり、色々考えていました。実家の後始末のことで色々と悩みもあり、不幸な事件もあり、また、車のことでも悩んでました。実家の後始末は概ね先が見えてきて落ち着きました。車も最終的に、居るべき場所を認識しました。
 参議院選挙も終わり、日本もまだ捨てたものではないと昨年夏に突入した暗雲の終わりが少し見えてきて気分も良くなりました。
 まずは選挙から。自民党への支持回復というよりは、今回は昨年夏の衆議院議員選挙の裏返して、反民主の票が自民党とそしてみんなの党へ流れたということなのでしょうね。もっとも、昨年夏には自民党の元々の支持者が民主へ流れたので、それが戻ってきたとも言えるかもしれません。でも、やはり自民に期待というよりも、今の民主に単体というべきでしょう。
 得票数自体は民主が多いし、比例でも民主が多いのに、獲得議席数では自民が上回ったのは、選挙戦略で勝っていたからとも言えるでしょうね。1人区に重点を置いて、ここでほとんど勝ちました。複数人区では無理に複数当選をねらわず、手堅く一議席の確保を狙いました(複数擁立もありますけれど)。一方、民主は昨年夏と同様に複数擁立し、競合させることにより支持の拡大を狙う小沢戦略のまま高い、破れました。この戦略自体は間違っていないと思います。単独過半数を狙うのなら正しい戦略です。ただし、鳩山が辞め、小沢が途中で引っ込まざるを得なくなり、管も支持を回復出来たとは言えない状況には適していません。状況の変化に応じて戦略を変えられなかったことが敗因とも言えるでしょう。準備してきたのに直前に立候補取りやめは出来ない、というのはあるでしょう。でも、そこを再度見直すことが出来る人物がいなかった、ということでしょう。
 新党が乱立しましたが、ほとんど支持を得られなかったことにも安堵しました。あからさまな選挙対策の新党ばかりですから。また、与党で少数なのにあばれまくった国民新党への支持が減ったのも正しい反応でしょう。民主への批判が高まりながら、政権離脱した社民党の議席減少も正しい反応だと思います。心配していたよりは日本国民ば馬鹿ではなかった、と敢えて、そう言いたいと思います。

 参議院の過半数を失った民主党には三つの選択肢があります。一つは連立政権を樹立して過半数を回復(可能なら衆議院での2/3を確保)することです。もう一つは法案ごとに野党の賛成をとりつけて、政権を運営していく方法です。この場合、個々の法案では審議に時間がかかる(かける必要がある)ので、ある意味では望ましいと言えるでしょう。三つ目は衆議院を解散し、2/3の多数を得ることです。そうすれば、再可決出来ます。ただし、今の民主にそれを行うことは出来ないでしょうが、それをやってのけたのは小泉元首相でした。ただし、あの時は参議院選挙で負けたからではなく、法案が否決されたから、でしたが。選挙で敗北した直後にこの手はやはり使えないでしょうし、勝算も無いでしょうね。

 私は2番目でいくべきだと思います。そして、民主党は小沢一派を排除すべきでしょう。そうして、本来の民主党に立ち返るべきです。それを私が支持するという訳ではありませんが、それがあるべき姿だと思います。国民新党との連立も解消しても、衆議院の過半数はそのままです。連立しても参議院で過半数に届かない以上、単独政権で行くべきです。

 となると、次こそ決戦です。三年後の衆参同時選挙、これでどちらが勝つにせよ、安定的な政権が誕生するはずです。今の自民党にはその力はありません。谷垣総裁は総理の器ではないでしょう。政権奪取のためには三年後は別の強力なリーダーが必要です。また、民主党が自己改革を行うことが出来れば、勝利することも出来るはずです。今後の三年の両党の行動を注意深く見て、三年後に日本の未来をどこへ託すべきか、それを決断することが我々有権者の義務です。

 おっと、その前に、管総理が総理でいられるかという問題がありましたね。9月の代表選挙、参議院で大敗したまま勝利することが出来るでしょうか?当然、小沢派の巻き返しもあるでしょう。さて、また総理が変わるのでしょうか?

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