« 桶狭間の戦い:MOY仮説(ちょっとだけゲームリプレイ風) | トップページ | ルーテシアRS試乗 »

試乗記三連発

 先日、会社が創立記念日で休みでした。例年、晴れていれば、箱根などに行くのですが(梅雨時なので晴れることは少ないですが・・・)、体調は余り良くなかったで断念。かといって家にいると暑いで、Bセグ選手権?の試乗していない車の試乗に行ってきました。
 まずは、シトロエンDS3 Sport Chic。これは1.6ターボのMTです。もちろん、相方号として検討するのはATですが、それはChicで、1.6のNA。タイヤも205/45R17と195/55R16とかなり違います。サスペンションも相応に違いはあるそうです。でも、DS3の試乗車はこれしかないので仕方ありません。C3との比較をすればある程度は参考になるでしょう。
 ポジションはまあまあ。少しシートが高い気がします(こういうスポーツグタイプにしては)。クラッチは軽めです。シフトフィールはMitoよりは手応えありますが、軽めで、やはりすこすこ入ります(回転が合っていなくても)。
 走り出したらすぐにC3との違いはわかりました。こっちは普通です。やや硬め。でも、MTでターボという車だということを考えると相対的には硬い方ではないでしょう。タイヤが薄い(205の45だから)ことを考えると上々。確かに路面が荒れていると突き上げはきます。きますが、C3のようにいつまでも揺れが収まらないという訳ではありません。まあ、エリーゼやインテR並とはいきませんが、まずまずです。概ねポロと同等でしょう。タイヤサイズが同じなら同じ位ではないかと思います。
 動力性能はまあ十分。上まで回してはいませんが、スペック通りということではないかと。悪くないです。悪くはないですが・・・・DS3を選び理由に欠けます。ATはこれよりも柔らかいでしょう。どの程度かはわかりませんが、営業氏の言うのはこれよりはC3寄りだと言うことですので柔らか過ぎるかもしれません。そして3ドアで、4ATで、シートヒーターもない。うーん、候補にはなりませんね。C3にはあのフロントガラスという飛び道具がありますが・・・。という訳で、シトロエン、リベンジならず。ま、想定された結果で、それを確認したようなものですが(苦笑)。

 次ぎはルノー・トゥインゴ。ルーテシアが期待外れに終わったルノーですが、雑誌などではトゥインゴも乗り心地が良いと書かれています。また、先代ルーテシアのプラットフォームを流用しているとのこと(現行、ルーテシアは日産と共通のBセグ用プラットーフォーム。乱暴に言えば、マーチと基本は同じ)なので期待出来ます(先代ルーテシアの乗り心地は良かったです。パワステは超変でしたが。)。3ドアだったし、ルノーならルーティアの方が良いだろうと考えて前回は試乗しませんでした。が、先日、素のトゥインゴが148万、GTが178万と実質値下げ(特別価格というものの)された広告を見て、相方が安いねと言っていたこともありますし、なんとかVW以外に良いのがないかと思うので、試乗することにしました。
 が、行ってみたら、素の試乗車はありません。あったのはGT、それもフジツボ製マフラーなどをつけたLimited2。ただ、タイヤやサスペンションはGTと同じで、素も基本的には変わらないということなので、乗り心地を見るために試乗させてもらいました。
 前回、ちょっと座った時にはいまいちな気がしたシートですが、運転してみると気になりません。ポジションは・・・シートが高すぎます。それとステアリングが寝過ぎています。一応、チルトもしましたが(テレスコは無し)・・・まだトラックみたい・・・は言い過ぎか・・・オリジナルミニみたいです。足下はやや右側にオフセットしている気がしますが・・・これはいつもの人間の問題。一般的に言えば、右ハンドルでも違和感なしというべきでしょう。
 走り出したら・・・ははは、こりゃ不合格です。荒っぽいです。(^^;まあ、ルーテシアも乗り心地が良いと言われていたのに、乗ったらそうでもなかったこと、それよりも一クラス下の車であることから考えればわかることかもしれませんが、乗り心地が良いとは言えません。
 ただし、駄目な車かというとそうとも言えません。相方号としては不合格ですが、MTのコンパクトカーとして見ると評価はまた違います。シフトフィールはまあまあで、ステアフィールも悪くはありません。乗り味は荒っぽいですが、でも、MTをコキコキ駆使して走り回る車、としては結構いいです。うん、楽しいかも。上質とかそういう言葉とか縁がありませんが、ある意味、このクラスの車、本来の味を持っていると言えるでしょう。
 動力性能も十分です。マフラーで少しパワーが上がっているらしいですが、1.2のターボで、100馬力14.8kgmのノーマルとそう極端には違わないでしょう。1040kgという車重を見ると上は伸びないものの、ほぼNAのAW並の動力性能はありそうです。トラクションの差でヨーイ、ドンすればAWが勝つでしょうが。素だと75馬力の10.9kgmなので、ややつらいかな?980kgとだいぶ軽くはなりますが。
 後で、タイヤが185/55R16と175/65R14と違いが結構あることに気が付きました。素ならそんなに酷くはないかもしれません。ただ、非力なので、素のトゥインゴにこそMTが欲しい気もします。所謂、セカンドカーとしては結構いい車だと思います。最近、国産車でほぼ絶滅したボーイズレーサーとしてはお勧めの一台でしょう。GTは装備もまずまずなので、178万なら高くはありません。ライバルはスイフトスーツ位しか国産車にはないですし、輸入車でも直接競合する車はないでしょう。うん、ターボとFFが嫌いでなければ、人には勧められる車です。ルノー、見直しました。ただし、今の我が家には要りません。4台目にあると便利でしょうけど、さすがそれは。(^^;ま、後、私はターボは嫌いですしね。でも、乗ると楽しいです。

 さて、最後はプジョー207。Bセグ選手権、最後のエントリーカーです。まあ、一応、確認してみないとね。206が相方にがーがーライオンと言われて以来、試乗はまったくしていません。私自身がフランス車は元々好きじゃない・・・はっきり言えば嫌いなので、興味を持たないのはあたりまえです。特にプジョーは嫌いですから。ルノーとシトロエンはロータスつながりで拒否反応まではありませんが。 
 207についての知識は、206よりも大型化した、顔もでかくなったし、ライオンマークもでかくなった、ということ位です。
 実物を見ると・・・やっぱりでかいです(苦笑)。Bセグというよりも、Cセグですね、これは。長さはそうでもないですが、幅が1750という数値通りゴルフ並です。顔もでかいせいもあるかもしれませんが(苦笑)。試乗車はCieloという最上級グレード(SWやCCは別にして普通の5ドアハッチバックの中の)。250万なり。308の一番安いのが254万なので、ポロとゴルフよりも差はありません。
 まあ、ともかく、走ってどうかです。シートはハーフレザー(座面はファブリックで端がレザー)で、なかなか良いです。うん、このシートはいいです。ポジションもまずまず。ステアリングもルノーと違ってわりと自然(寝ていない)。センターコンソール上部の良く時計がついている辺りに外気温計があり(時計もある)、バックに入れるとここにバックソナーの図が出てきます。簡単な図ですが、障害物との距離がわかりやすく表意されます。VWにも同じようなのがありますが、VWだと純正オーディオのパネルの中に表示されるので、カーナビをつけると無くなってしまったりします(メーカーオプションのナビは別にして)。207はオーディオも普通の2DINの内上に普通のカーオーディオがついているだけ。下に1DINのナビを入れることも出来ますし、2DINのナビをそのまま入れ替えることも出来ます。
 ヒューズボックスやフロントボンネットのオープナーが左にあったりするのは生まれが左ハンドルであることを暴露していますが、まあ、それほと使う物ではありません。変なところはなく、結構いいです。強いて言えば、アームレストが運転席と助手席に独立してついているのですが、これがサイドブレーキをひくのに邪魔なるし、小物入れになっていないので、ちょっと不便な位。
 リアはシート自体はいいです。足下に余裕はありませんが、ポロよりは上、ヘッドクリアランスがやや不足しますが、ゴルフのリアよりも快適性は上かもしれません。
 さて、発進。うーん?うん?ちょっと硬め?でも、悪くはないですね。予想と違うだけで。仏車というよりはVWみたいな感じ。ただし、営業氏に伝えると、おろしたてですからと。ありゃ?走行距離29kmだって(笑)。なるほど、その点は考慮しておくべきでしょう。
 うーん、ちょっとシフトレバーが遠いかな?ここはC3と同じかも?私の手が短いだけかもしれませんが。動力性能は十分です。後でスペックを見ると1270kgもあって、結構重たいのですが、下のトルクがわりと出ているようで、なっちゃんのようにとろくはないです。ルーテシアよりも速い感じがします。馬力荷重、トルク荷重はほぼ両者同じ。ルーテシアの方が軽いから二人乗車だと207の方が実際の馬力荷重、トルク荷重で勝っているはずだから、動力性能は体感の通りで正しいでしょう。
 乗り心地は最初は少し硬く感じましたが、走っていると意外と良く感じてきました。そして何よりも驚いたのは、上質感、があることです。先代の206は相方により、ガーガーライオンと命名されたような車でしたが、その後継車とは思えません。これには驚きました。Cセグ並の大きさになったと言いましたが、中身ももうCセグ並でしょう。それもCセグの中でも上質な部類です。
 ただし、動力性能は不満はないとはいえ、4ATがその上質さを打ち消すこともあります。シフトダウンしたり踏み込んだりした時にやや、相方風に言えば、エンジンがうなります。通常はわりと静かなだけにこの時だけ、Bセグに戻りますね。
 うん、見直しました、207。最上位グレードのため、装備も充実しています。グラスルーフはあれば楽しいでしょう。サンシェードも内張のある立派なもので、引けば普通のルーフの内側と同じです(トゥインゴGTにもグラスルーフはあったものの、こっちは、ひよけ、みたいな代物。(^^;)。HID以外の装備は何でもついています。ヘッドライトはHIDではないもののステアリング連動して照射方向が変わるとか。使わないだろうけどクルーズコントロールまであります。レザーシートを選べばシートヒーターもつきます(21万のオプションですが・・・)。
 いやはや、これは予想外です。206とはもうクラスが違いますね。驚きました。では、有力候補になるか?うーん、2位にはなるのですが、やはりこれでもポロは越えられません。やはり難点は4AT。計算上の100km/h巡航時にエンジン回転数は約2850回転、なっちゃん(ゴルフ5のE)だと2550回転、ポロ1.2TSIだとなんと2140回転。やはり4ATでは6ATや7DSGにはかないません。試乗した時にも4ATがやはり気になってしまいました。まあ、後は相方が実際に乗ってどうかではありますが・・・。
 もう一つの問題は、エクステリアデザインです。はっきり言えば、我が家の好みには合いません。それから色も相方好みの色がありません。従来色では駄目だったVWですが、ポロは黄色があるので今回はポロなら色は問題ないのです。
 308は6ATが導入されましたが(ゴルフ5と基本的には同じアイシン製)、それがもし、207にも導入されれば、ポロといい勝負でしょう。いや、質感はポロよりも上ですから、その時に色と形の好みさえあえば、ポロを越えるかもしれません。うん、見直しました。

 仏車3社を一日で試乗してみた訳ですが、当然ながら違いますね。先日のC3も含めて、やっぱりシトロエンはちょっと変わっています。残念ながらその方向性は我が家にはあいませんでした。ルノーは悪くはないのですが、上質さとは無縁。ただ、本来のAセグやBセグらしい車だとは思います。MTで乗るのならいいでしょう。そして、プジョー。批判を恐れずに言えば、一番日本車っぽいです。もう少し言い方を変えると日本に一番合っている気がします(カーナビ含めて)。ついでに言えば、3カ所のディーラー全て実は同じ会社(GST)だったりしますが、対応は全然違います。シトロエンが商売気がない(のかC3/DS3好調でがつがつしていないのか)です。ルノーはフレンドリー?「車好き」という感じを受けました。プジョーは最初の対応やセールストークを含めて、トヨタディーラーみたいな感じ。そういう意味でも一番、日本車に近い気がします。

 Bセグ選手権は、結局、優勝はポロ1.2TSI、2位が207、3位にミニクラブマン、それと同率でTCTが導入されたことを前提にして、Mitoでした・・・・で終わりにしたいところですが、実はもう一台試乗しています。一日に4台は新記録です。そしてそれは実に素晴らしい車でした。ちょっと例外的ではありますが、Bセグかといえば、Bセグです。個人的にBセグ優勝はその車です。でも、それはまた日を改めて。ひっぱるなって?(^^;

|

« 桶狭間の戦い:MOY仮説(ちょっとだけゲームリプレイ風) | トップページ | ルーテシアRS試乗 »

クルマ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 試乗記三連発:

« 桶狭間の戦い:MOY仮説(ちょっとだけゲームリプレイ風) | トップページ | ルーテシアRS試乗 »