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作戦ミス

 小沢の事情聴取と会見が土曜日にあった訳ですが、予想通り、新事実はなく、また、検察側も小沢を起訴出来るに足る材料は持っていないということが分かりました。
 しかし、小沢側には二つ、作戦ミスがあったと考えます。一つはこの程度の内容ならやはり石川が逮捕される前に二人並んで記者会見すべきでした。そうすれば検察も石川を逮捕は出来ず、結果的に本案件自体は在宅起訴で済んでいたかもしれません。恐らく、小沢を守るためにやってきたことでしょうが、結果から見れば、小沢を危機に陥れたと言えるでしょう。
 もう一つは資金の出所の説明です。個人資産であることを証明するためにお金が引き出されたことを証明する必要があり、この口座からいついつ引き出したと証言した訳ですが、結果的に、家族名義のお金であるということを言うことになり、資産かくしや贈与税逃れの疑いを招きました。
 最初から現金でもっていたお金だといえば良かったのです。4億円が怪しいお金でないことを証明する必要ないのです。それは検察の仕事です。証明出来なければ検察の負けです。

 疑惑が報道された段階で、二人で記者会見をして、石川が記載ミスをしていた、4億は小沢が現金でもっていた個人資産を貸し付けたものである、融資を受けたのは、石川の判断で小沢は関知していない、と言い張り、その旨、記載の訂正をとっとしておけば良かったのです。そうすると虚偽記載で起訴するのは難しくなったはずです。小沢らがいうように従来は訂正で済んでいることは確かに多いです。少なくとも訂正した後から、逮捕・起訴は難しいでしょう。 

 しかし、今回は先手を打ちそこねました。後から、追求されればそれだけぼろが出ます。説明にも食い違いが出てしまいます。
 政治資金収支報告書は秘書に任せていていちいち見ていなかった・・・というのは法的には通るかもしれませんが、政治的には批判を受けます(鳩山首相も同じ)。全て公開していてやましいところがないと何度も言っているのですから、それがやましくないかどうかを自分で把握しているはずです。それに実際には個々の記述は別にしても、トータルで、収入がいくら、支出がいくらというのは報告を受けているはずです。それを知らずに政治活動は出来ないでしょう?そこには小沢から借りた額も含まれているはずです。
 もっとも、それはいわば、裏(真の)帳簿です。表の報告書に虚偽記載があったとしても、裏帳簿自体は正確なら、小沢は、裏帳簿通りに報告集にも記載されていると思った、と言えば逃げられますけれど。

  最終的には秘書ら三人だけが起訴され、小沢は何も無し、で終わるのでしょうが、政治的なダメージがあったのは間違いありません。私は反小沢の立場ですから、これは歓迎すべきことですけどね。

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