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もし、軍縮条約で日本の保有枠が大きかったら

 久しぶりの仮想戦記話です。詳細な説明は省きますがWWI終了時点で日本の戦力が史実よりも大きく、ワシントン条約で史実よりも大きな保有枠が得られた世界を気晴らしに考えています。詳細はここでは述べませんが細工は色々しこんであります。
 ワシントン会議の段階で英だけが空母戦力が大きく、日米は小さかったので、主力艦の保有枠に空母を含めています。ただし、1万t未満は制限外です。
 結果的には、戦艦・空母で対米7割強の保有枠を得られています。日本は全て戦艦ですが。

 日:56万t:16隻
    金剛型4隻、伊勢型2隻、長門型2隻、加賀型2隻、天城型4隻、紀伊型2隻
 英:78万t :25隻 
  Q.E.級5隻、R級5隻、レナウン級2隻、フッド級4隻、St.アンドリュー4隻
    カレイジャス級2隻、フューリアス、イーグル、ハーミーズ
   米:78万t:22隻
  ネヴァダ級2隻、ペンシルヴェニア級2隻、ニューメキシコ級3隻、テネシー級2隻、メリーランド級4隻、サウスダコタ型4隻、レキシントン型4隻、ラングレー

 扶桑型2隻が含まれていないのは、どうせ使えないので要らないから、理由を付けて、属国ではあるものの独立を保っている大韓帝国へ売却したからです。英の数が多いのは空母が含まれているからです。

 この後、ロンドン条約も同様に日本が史実よりも有利で

巡洋艦
 日:235000t(内、重巡130000tまで)
 米:340000t(内、重巡165000tまで)
 英:340000t(内、重巡146800tまで)

と対米七割確保、重巡だけでみれば約八割を確保しています。これは保有料の違いです。代艦が14インチに制限されるのは史実と同じです。

 この世界のロンドン条約では1万t未満の空母も制限されます。ただし、1万tを越える空母は主力艦扱いのままです。なので、純粋に1万t未満のものだけで、 
 日:70000t
 米:100000t
 英:100000t
と対米七割確保しています。ロンドン条約の前に日米は1万t未満の空母の建造を開始していますので、結局、小型空母がぞろぞろ登場します。
 戦時に空母に改造を予定した艦も建造されますが、空母がそれほど重視されていないのと大型空母がないので、結果的には史実の大鷹以降の商船改造空母は登場しません(必要性は薄いから)。ただし、飛鷹型だけは建造され、結果的にWWIIまでに日本が建造した最大の空母になります。

 その後は第二次ロンドン条約が締結され、代艦の建造(35000t、14イン)が始まったところで、WWIIが勃発し、英が脱退し、日米はロンドン条約に代わる海軍協定を結びます。これでは戦艦は45000t、16インチまでに緩和されます。
 日米共に建造中だった14インチ砲戦艦は工事が進んでいたものはとりあえずそのまま建造し、途中から16インチに切り換えるものも出てきます。

 なんやかんやで、1941年末頃の巡洋艦以上の戦力は
 日本
  戦艦:20隻(14インチ:旧型6隻、新型4隻、16インチ:旧型10隻)
  空母:7隻(いずれも1万t未満)
  重巡:14隻(8インチ6門:4隻、10門:10隻)
  軽巡:20隻(旧型14隻、新型(15.5cm12門):6隻)

 米
  戦艦:25隻(14インチ:旧型9隻、新型4隻、16インチ:旧型12隻)
  空母:10隻(いずれも1万t未満)
  重巡:18隻(8インチ10門:2隻、9門:16隻)
  軽巡:20隻(旧型12隻、新型(15.2cm15門):8隻)

 という具合です。この外に建造中の艦は双方にぞろぞろあります。まあ、ともかく、史実の開戦時の戦力は上記の通りです。

 戦艦は双方、旧型を廃棄する前にWWIIになったので新旧合わせて史実よりもかなり多くなっています。
 日本は金剛型の代艦の14インチ砲搭載高速戦艦4隻が完成済み。大和と武蔵という名前の16インチ砲戦艦(14インチ三連装四基で計画され、16インチ連装四基に建造中に変更。そのため、完成は遅れますし、装甲も大したことありません)。その改良型が2隻、そしてちょっと速度の遅いアイオワ級みたいな16インチ三連三基の戦艦が2隻。その後にそれを拡大した史実の大和型に相当する戦艦を計画するも戦争のため中止、という設定にしています。
 米は米はワシントン級2隻が14インチ四連装3基で完成。続く史実のサウスダコタ級に相当する戦艦も同様に14インチで2隻完成。更に16インチ砲を搭載した
史実のサウスダコタ級4隻、アイオワ級6隻が建造中で、史実のモンタナ級に相当する戦艦4隻、更に18インチ砲を搭載した戦艦4隻がこの後建造されます。アラスカ級も6隻建造・計画中。

 空母は名前だけ見れば
 鳳翔、龍驤、蒼龍、飛龍、雲龍、翔鶴、瑞鶴
 ヨークタウン、エンタープライズ、ワスプ、ホーネット、エセックス、イントレピット、フランクリン、バンカーヒル、ベニントン、ボンノム・リチャード
 と凄いですが、実際はすべて1万t級の小型空母です。
 もちろん、米はこの後、空母がぞろぞろ生産中ですが・・・これは戦艦重視のため、史実のワスプ程度です。これが戦争前の計画分7隻建造中。この後、戦時急造計画もありますし、史実のインディペンデンス級に相当する空母も建造されることになるでしょう。

 日本側も同様に史実の雲龍型に相当するのを建造しています。名前は大鳳と海鳳と立派ですが(笑)。その後、戦時急造型を4隻。また、祥鳳、瑞鳳、龍鳳は史実同様に改造され、前述の通り、飛鷹と隼鷹は建造されます。

 巡洋艦は日本は史実のように重巡に匹敵する軽巡の必要性が比較的低いので、最上型は15.5cm砲を三連装四基、8500tで建造します。利根型は最上型が不具合の改修で排水量が増大したので、同じ武装で排水量を抑えるために前部に四基搭載する配置を採用します。結果的に後部に水上機4機を搭載しますが、史実ほど重視はしていません。旧型艦を廃棄する前提で4隻建造します。この他、史実よりもやや大型で、最上型の三番砲塔を外して縮めたような阿賀野型4隻も建造されますが、利根型の3、4番艦以降の完成は開戦後です。条約が続けば、全ての5500t型が廃棄されて、最上型、利根型、阿賀野型が各4隻、それと残った枠で大淀の計13隻を保有する計画です。日米海軍協定の成立により、旧型の廃棄は余り行われず、大淀型の2番間も建造されます。
 重巡は、古鷹型2隻、青葉型2隻、妙高型4隻、摩耶型6隻(史実の高雄型)が建造され、保有枠が一杯になるので当座はこれで終わりです。日米海軍協定後、最上型を元にした重巡4隻(史実の改鈴谷型2隻に相当)が計画、建造されますが、これは完成は戦争末期で実質、間に合いません。

 史実と異なり、日米の保有枠の差が少ないため、日本ではなく、米側が大型巡洋艦の建造に力を入れています。重巡の保有枠が史実よりも少し小さいのですが、無理に18隻建造したため、いずれも9000t程度に押さえ込んでおり、余裕がありません。また、軽巡は重巡と闘える大型のブルックリン級が8隻完成しています。さすがに史実の最上型のように8インチに換装はしていませんが。そして、日米海軍協定締結後にバルチモア級とクリーブランド級、アトランタ級を量産していますが、この段階では完成していません。

 いずれにしても、これは八八艦隊物語かい!という状況で、空母は小型なものばかりで、戦艦がぞろぞろいます。当然、戦争も水上戦中心・・・になるのでしょうね。

 しかし、ここで大きな問題が出ました。ここまで設定作ってみたのは良いのですが、日米がどうして戦争になるのか、それを考えたら、行き詰まってしまいました。
日本の海軍力は強力で、米海軍は全戦力を投入しないと勝てる見込みがありません。また、史実よりも日本側に余裕があるので、今しかないとか、じり貧になる前にという発想になりにくいのです。
 更に言えば、こういう強大な海軍力を日本に持たせるために日露戦争は日本海戦の後も続いて陸軍が息切れして引き分け。満州に利権の確保はならず、日韓併合も出来ていません。この流れだと当然、大陸進出はないので、日中戦争もありません。はてさて、どうして日米は戦争しないといけないのでしょう?
 なんだか、このまま英に日米ともにWWIIに引き込まれて同盟国として戦うことになりそうです(苦笑)。という訳で、今回の気晴らしから始まった話は戦争になるところで頓挫してしまいました(爆)。 

 余談ながら、主力艦が戦艦と空母(排水量10000tを越えて、8インチを越える砲を搭載しているかまたは航空機を発着させられる能力がある艦という定義になるかな?)だとすると、航空戦艦なんて際物が代艦建造の際に色々計画はされたことでしょう。この世界では実現していませんが。

9/14/09追記

明らかなミスを見つけたのでちょっと修正しました(日米戦力表の中で軽巡の記述がおかしかった・・・)

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