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プリウス危機

 プリウスの売れ行きは依然好調ですね。相変わらず納期は当分先(来年)。近所の先代Cクラスがプリウスになってました。

 ただ、問題はプリウス以外の車が不振だということと、プリウスへ買替えるお客が元々トヨタ車が多いようだということです。近所の場合にはベンツからの乗り換えなので良いのですけど、トヨタ車からの乗り換えが過半だとすると売れないよりは良いのですが、ユーザーを新規に開拓しているとは言えず、もし、プリウスよりも高い(というか利益がでる)車からの乗り換えだとするとトヨタとしては、儲けが減るということです。
 これが近所の例のように今までトヨタ車以外に乗っていたお客さんがプリウスを買ってくれるのなら言うことないのですが・・・。このままだと200万円前後のセダンなどはプリウスに食われてしまって壊滅的な打撃を受けそうです。

 現在でも他にもハイブリッドはありますが、高級車(高額車)ばかりでしたから、それほど数は出ません。こうなるとトヨタはプリウス以外にも低価格のハイブリッド車を出していく必要があります。オーリスハイブリッドが出る出ないという話は聞こえていますし、ヴィッツにもマイルドハイブリッドが出るとか出ないとか。

 ただ、いずれにしても、こうなるとハイブリッド車以外は余り売れないという状況になると予想されます。さすがトヨタも主要ラインナップを全てハイブリッドにすることはすぎには出来ません。そうすると余り儲からない一部のハイブリッド車ばかりが売れて、それ以外は売れないという状況が続くことになりそうです。そうなれば、赤字からの脱却も難しいのではないでしょうか・・・・・。

 しかし、極端ですね。プリウスの燃費が良いのは事実でしょうが、実用燃費を考えると例えばカローラなどの倍いけば良いところでしょう。カタログ燃費は10・15モードでプリウスS(燃費スペシャルのGの一つ上のグレード):35.5km/lに対し、カローラ1.5G(1.5のCVT):18.2km/lです。仮に実用燃費を10・15モードの7割と仮定すると、プリウスは24.85km/l、カローラは12.74km/l。年に10000km走行するとすると必要なガソリンはプリウス402l、カローラ785l。その差383l。1l、125円として47875円。ありえませんが仮に10・15モードままだとするとプリウス282lに対し、カローラ549lで、その差は268lほど。金額にして33500円に過ぎません。

 グレードにもよりますが、プリウスとカローラの価格差を埋めて元を取るには10年は乗っても足りません。それぞれの値段は

 カローラ1.5G:162万
 プリウスS:220万

ですから、価格差は58万ありますので。年間差額が5万として、12年乗ってやっと元がとれます。カローラは1.5Gが売れ筋でしょうが、プリウスはもっと高いグレードも複数あり、Sは下から2番目です。プリウスは値引き原則無しでしょうし、一方、カローラは今なら相当値引きしてくれそうですから、実際の価格差は更に広がるので、15年は乗らないと(笑)。ま、当座は下取り価格がプリウスの方が良いのでしょうから(残価率でみて)、それを考えるとまた差は縮まりますが。

 それにしても、ユーザーが冷静に考えてプリウスを選んでいるかどうかは疑問です。同じことがインサイトにも言えます。ホンダがよければフィットを買った方が安くて良いのではないかでしょうか?同じ計算をすると

 インサイトG:189万:30km/l=>21km/l:476l
 フィットL:134.4万:21.5km/l=>15.05km/l:664l

 インサイトは一番安いG、フィットは中間のLで価格差は55万。年間のガソリン消費量の差は188l、金額にして23500円。23年でもまだ元が取れません(笑)。こっちも下取り金額を考慮すべきですが、値引きの差もやはりあるでしょう。

 CO2の排出量は別にして、お財布に対する「エコ」度合いを見るとプリウスよりもカローラ、インサイトよりもフィットでしょう。結局のところ、「ハイブリッド」という言葉に踊らされたブームに過ぎません。もちろん、将来的な方向性を考えるとハイブリッドよりも小排気量車が良いという訳ではありませんが、現段階では安くなったとはいえ、コストを重視するのなら、まだハイブリッドよりも燃費の良い普通の車が優れている、といわざるを得ません。

 とはいえ、ユーザーの目はハイブリッドに向いていますから、まあ、カローラハイブリッド、プレミオハイブリッド、ウィッシュハイブリッド、ヴィッツハイブリッドなどなどの登場がそう遠くないでしょうね。今朝の朝刊にも2011年に40km/lのヴィッツベースのハイブリッドを発売という記事がでていましたし。もっともそうなってくると回生ブレーキとアイドリングストップだけみたいな簡易ハイブリッドの車も出てきそうです。モーターをどこで使うか、にもよるのでしょうけど。発進と低速走行はモーターだけにしたいところですが、渋滞するとあっと言う間に電池切れですね(苦笑)。

 私自身は、そう遠くない未来の車としては、四輪インホイールモーターで、エンジンで直接駆動しないハイブリッドが良いと思います。エンジンはもっとも効率の良い回転数で運転さ、バッテリーの状況に応じて充電するだけで、走行は全てモーター。四輪で回生ブレーキが使えます。そして、四輪の駆動力を全て可変出来ますから、姿勢制御の幅が広がると思います。ガソリン・エレクトリックですな。そして、燃料電池の技術が成熟したら発電用エンジンと置き換えるだけです。他は燃料電池に先行して開発を進められます。

 話がちょっとそれましたが、なんにしても、当座はハイブリッドでないと売れないという時代が続きそうです。この状況で例のスバルクーペはちゃんと出てきてくれると良いのですけど。でも、スポーツカーなら燃費よりも重視すべき点がありますから、逆に買う人は買うはずです。まあ、ハイブリッドスポーツカーというのも出てくるのでしょうね。これは、F1のKERSをイメージしたマイルドハイブリッドでしょうね。それならMTもありですから、歓迎します。どうやらホンダから先にでそうですけが、FFベースだとなあ。どうせならMRにしてくれればいいのですけど。無理か(笑)。
 とかいっていたら、ロータスから先にでたりして!あ、フェラーリが先という話もあったかな?

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