« その名はアリオン | トップページ | 空母決戦、その後 »

空母決戦 ~米英への挑戦状~

 余り大きな期待はしないで買って見ました。
http://si-phon.com/
  考えたらPC用のゲームソフトを買うのは何年ぶりかわからない位久しぶりです(苦笑)。原因は明快でプレイする時間がないからです・・・。ああ、睡眠時間を削ってゲームしていた昔が懐かしい。で、これは短時間で終わることがうたわれていたので試しに買ってみました。

 結論から言えば、シミュレーションゲームとは言えませんが、空母戦風ゲームとしては細かいことを考えなければ楽しめます。ゲームとしてみれば結構良いと思います(誰だ?MOYも丸くなったと言っているのは?)。

 操作などは極めて簡単なゲームです。航空機は艦隊ごとにいくつかの「隊」に予め編成されています。例えば、ミッドウェー海戦であれば、4空母に搭載されている艦載機は
 第一攻撃隊
 第二攻撃隊
 防空隊
の三つに編成されています。編成しなおすことは出来ますが、赤城の戦闘機を何機で・・・という風にはなっていません。行動はこの「隊」ごとに行います。通常行うのは攻撃と武装変更です。武装変更と言いつつ、攻撃が終わると自衛状態になるので、武装変更で対艦攻撃か対地攻撃に変更する必要があります。武装変更というよりも、武装そのものですね。数によらず2時間かかるようです。

 防空隊は護衛をやらせることが出来ます。違う艦隊の護衛をやらせることも出来ます。で、これだけ簡単なゲームなので自動的にCAPしているのかと思ったら、全機が発艦して燃料なくなるまで飛んでいました(苦笑)。編成しなおして、分割しないと駄目ですね。これは自動的に適時交代で直衛任務につくようにしてくれればいいのに。

 これに対して索敵は1機ずつ飛んでいきます。なので、結構、発見出来ないことがあります。個々に指示出来るのではなく、索敵を選んで、方向を指示するとその時に利用可能な索敵機が自動的にわりふられます。なので、二段索敵を最初から行うことは出来ません。攻撃が隊単位なのにバランスが悪い気もしますが、まあ、気分的にはいいかな?索敵機は敵戦闘機と遭遇し、戦闘になる場合もあります(撃墜されることがある)。

 攻撃隊を送り込むと防空隊がいれば空対空戦闘が先に発生します。それから対空戦闘があり続けて攻撃が行われます。空対空よりも対空砲火の方が威力があるようで、結構落ちます。これは私は明らかに逆だと思うのですが・・・・後述するようにゲームバランスをとるための操作もあるように思います。生き残れば攻撃力は強力です。
ただ、波があるようには思いますが。

 プレイヤーがやるべきことはおおまかに言えば
1.索敵
2.攻撃隊を送り込む
3.適時艦隊を移動する
4.適時防空隊を発進させる
5.帰還した航空隊を再武装する 

です。ポイントは当然ながら索敵です。

 ミッドウェー海戦を例にとるとミッドウェー島へ第一攻撃隊を送り込んだ後、当然、空母がいることを知っているプレイヤーは第二攻撃隊は対艦装備にして空母発見を待ちます。発見できれば攻撃隊発進!ですが・・・なかなか発見してくれません。そのうち、ミッドウェーからの攻撃隊やら米空母からの攻撃隊がやってきます。

 ゲーム上、ヨークタウン中心の第17機動部隊(”Task Froce”は任務部隊と訳するのが普通でしょうが、私はは「機動部隊」が好きなのでそれで通します)は発見出来る可能性がありますが、エンタープライズとホーネットを中心とする第16機動部隊は、ゲーム開始直後に索敵を開始するとその範囲内にいることはないようです(米艦隊の行動は毎回変わります)。なので、普通にやると史実同様にヨークタウンを先に発見し、これにはなんとか攻撃隊を送り出せるものの(プレイヤーが第二攻撃隊でミッドウェーを攻撃しない限り)、その後は、収容した第一攻撃隊を送り出す前にまず攻撃を受けてやられます。

 プレイヤーが米空母の存在を知っていても実にヒストリカルな展開になるので、
ある意味では、ミッドウェー海戦シナリオとして過去最高のものといえるかもしれません。現段階で6度やりましたが、6度とも負けました。

1回目:ミッドウェー島に打撃を与え、第17機動部隊を殲滅(文字通り)するも、エンタープライズとホーネットから攻撃を受けて空母3隻沈没1隻大破、大敗。
2回目:第一攻撃隊のミッドウェー島攻撃は不十分。米空母は発見出来ず、米空母からの連続攻撃を受けて、空母全滅。大敗。
3回目:ミッドウェー島に打撃を与えるが、米空母を発見できず。ミッドウェー及び空母からの波状攻撃を受けて、空母3隻損傷。しかし、その後、第16機動部隊を発見し、これを殲滅!エンタープライズとホーネットを撃沈!!しかし、何故か敗北。
4回目:ミッドウェー島攻撃は失敗。第二次攻撃の要あり。その後、ミッドウェーと米空母からの攻撃を受けて、空母は1隻沈没、2隻大破、1隻中破。結局、米空母は攻撃できず。大敗
5回目:ミッドウェー島攻撃は失敗。第二次攻撃の要あり。ミッドウェーからの攻撃で空母2隻中破、1隻小破。ミッドウェー島への第二次攻撃は成功。しかし、空母からの攻撃を受けて2隻沈没。結局、空母は発見できず。大敗
6回目:ミッドウェー島を二度攻撃するも不完全。空母から攻撃を受けることはなかったが、空母も発見できず。敗北。

 1回目と3回目は勝利条件は満たしたのですが・・・・(ミッドウェーをダメージを与えて、米空母1隻以上撃沈)、何故か敗北判定。まあ、1回目は日本側の損害が大きかったのでまだわかりますが、3回目は米空母2隻撃沈し、こちらは損傷はしても沈没はなかったので大勝利とはいかずとも勝利判定でも良いのではと思いますが・・・・。勝利条件とは別にVPの判定もあるようです。そうすると損害があると駄目みたいですね。とはいえ、ちょっと辛すぎます。せいぜい引き分けでしょう。

 米艦隊の動きが毎回変わるというのもありますが、普通にやるとまず負けます。VPによる判定もも厳しすぎるようではあります。ゲームバランスをとるための操作もされているように思います。

 ミッドウェーの対空砲火がその対空力(10。南雲機動部隊で50位)の割りにばとばたと攻撃隊を落とします。半分位撃墜されるのは普通で下手すると2/3位やられます。
 全般的に対艦攻撃力は強く、第二攻撃隊が無事に第17機動部隊を攻撃出来れば、前述の通り、ヨークタウンどころか巡洋艦以下すべて撃沈することもあります。これが米軍も同様です。そして、ミッドウェーの航空隊もまっとうな攻撃力を持っています。史実では戦闘機の迎撃がなくてもろくな戦果は上げられなかったと思えるミッドウェーー航空隊はこのゲームではおそるべき攻撃力を発揮します。ある時、6機のTBFは3機を失うも3隻の空母にとどめをさし、1隻の戦艦を撃破しました。飛龍の攻撃隊どころではありません!当然、空母から飛来した36機のSBDなんてのに攻撃されると4空母中3隻は大破すると見て間違い無いでしょう。

 そして、逆に戦闘機の威力が相対的に弱いので、ミッドウェーを放置するとまずこっちがやられます。なので、プレイヤーは勝利条件によらずミッドウェーをたたく必要があります。

 まあ、こうして考えるとこのゲームはミッドウェー海戦を再現するためのシステム・データになっていると思えます。結果的にそうなっているのか意図しているのかはわかりませんが。

 ちなみに珊瑚海海戦も簡単ではありません。こっちは米側は複数の艦隊が存在していますが、日本側は何故か五航戦だけです(上陸部隊がいない)。いくつかの陸上航空機基地も偵察に使えますが。
 そして、その五航戦の打撃力は低く(搭載機数が少ない)、無事に囮にひっかからず米空母を攻撃したとしても何故か戦果があがらない場合があります。ミッドウェーではあんなに強力なんですが。このシナリオをプ最初にレイした際には、最初に米水上部隊に攻撃隊を送り込んでしまったものの、再武装させて、都合3回、一方的に攻撃隊を送り込むも最後は対空砲火により全滅。で、引き分けかと思われたゲーム終盤に攻撃を受けてあっさり、2空母撃沈されました・・・・。

 シナリオは全部で7個あります。練習シナリオにちかいマレー沖海戦、真珠湾攻撃、インド洋作戦。それに珊瑚海とミッドウェーです。これらをクリアすると???と表示されている残り二つのシナリオがプレイ出来ます。まあ、第二次ソロモンと南太平洋海戦なのはほぼ間違い無いと思いますが。南太平洋海戦を最初からプレイ出来ないってどうしたものかとは思いますが・・・・まあ、ゲームとしてはこれで正解なのかな?

 まあ、ともかく、普段、ミッドウェーでとっとと第二次攻撃隊を発進させていれば勝てたと言っている人に一度プレイしてもらいたいと思います。

 ま、シミュレートされているのは南雲長官の立場であって、空母戦そのものではありませんので、その辺細かく言いだすと・・・・駄作という結論に達しますが(苦笑)。

|

« その名はアリオン | トップページ | 空母決戦、その後 »

ゲーム」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 空母決戦 ~米英への挑戦状~:

« その名はアリオン | トップページ | 空母決戦、その後 »