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テポドン歓迎

 車系のネタなどたまっていますが、ちょっと忙しくて書く暇ないので、とりあえず時事ネタを先に。

 テポドン歓迎、なんて言うと怒られるかもしれませんが、一連のテポドン騒ぎ、日本にとって必ずしもマイナスとは言えないように思います。理由は簡単で、結果として日本に害を及ぼすとしたら、それは失敗して途中で落下してきた場合だけだからです。
 今回発射されたのはテポドン2と言われていますが、テポドン2の目的はアメリカの領土へ到達することだと考えます。ですから、テポドン2(やテポドン1)が日本へ撃ち込まれることはほぼ100%無いと言えます。北朝鮮が日本へ弾道弾攻撃することがない?いえいえ、そうはいっていません。私がいっているのはテポドンシリーズが実用化されたとしても、その目標は日本ではないということです。日本を目標とするのならノドンが既にあります。
 それを踏まえると北朝鮮がその資金と人材などを全てテポドンシリーズの開発に投じるとしたら、相対的に日本のリスクは減少します。日本にとって脅威となるのは
1.ノドン系の精度や信頼性の向上
2.ノドン系に搭載可能な小型核弾頭の開発
です。テポドンの開発で得たものがノドンにも反映される可能性はありますが、両方の開発を平行して進めるだけの力があるかどうか?これは疑問ですし、仮にあったとしても、当然、ノドン系だけの開発を進めるよりも両方やる方がペースは落ちます。

 テポドンを日本へ向けて発射することも出来るのではないか?ええ、出来ない訳ではないでしょう。でも、それは他に使える物がない場合の話です。

 一方、一連の騒動により、日本は良い演習が出来ました。実際の弾道弾の発射の探知、追尾をすることも出来ましたし、情報伝達を含めて課題もはっきりしました。これで日本の対ミサイル防衛体制は更に改善されることでしょう。また、北朝鮮が開発を続ける限り、関連予算の確保も容易です。また、早期警戒衛星がアメリカ頼りであったが故に誤報が生じたということになれば、自前の早期警戒衛星の打ち上げもありえます。

 そう、北朝鮮がアメリカを目標に開発すれば、結果としてそれは日本の対ミサイル防衛体制の強化を促すのです。日本にとって悪い話ではないでしょう?そうして強化された対ミサイル防衛体制は、当然、北朝鮮の少数の実用化されたとは言い難い弾道弾だけではなく、既に実用化されているロシアや中国の弾道弾への対抗手段となるのです。
 また、北朝鮮が暴れれば暴れるほど、日本国内で、先制攻撃の議論も起きるでしょう。場合によっては、抑止力として、ミサイル発射基地の攻撃能力を保有することも許容されるかもしれません(可能性は高くはないにせよ)。

 まったくもって、テポドンさまさまではありませんか?

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